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come to doの意味と使い方・get to doとの違い

come to doの意味と使い方・get to doとの違い

come to do は「(時間をかけて徐々に)〜するようになる」という意味を表す重要表現です。自分の意思や作為ではなく、時間の経過や経験の積み重ねによって、心理・認識・好みが自然と変化した場面で使われます。

英検2級や大学入試の頻出事項である get to do や learn to do との使い分け、後ろに置く動詞の制約まで分かりやすく解説します。

come to doの意味とコアイメージ

come to do は、日本語で「〜するようになる」「〜という心境に至る」と訳されます。ポイントは、一瞬で急激に変わるのではなく、時間の経過や経験を通じて、段階的にある状態へと到達するというニュアンスを持つ点です。

なぜ come で「〜するようになる」という意味になるのか

動詞 come のコアイメージは「話し手や特定の基準点に向かって何かが近づいてくる」です。この空間的な「近づいて到達する」という動きが比喩的に用いられ、「時間や心理の推移を経て、ある精神状態・理解・感情の段階へ至る」という意味へ発展しました。

したがって、to do の部分には「到達した先の状態」が入ります。無理に努力してその状態を勝ち取ったというよりは、月日の流れや環境の変化に伴い、自然とその地点へ足を踏み入れたという感覚が含まれます。

なお、日本語の「〜になる」につられて become to do と書いてしまう誤りが散見されますが、become は後ろに to 不定詞 を取ることができません。英語として存在しない表現ですので注意してください。

come to do の変化プロセス
1起点

時間の経過や環境の変化が始まる

2推移・接近

経験を通じて段階的に近づいていく

3到達(to do)

ある精神状態・理解・感情の段階へ至る

時間の経過とともに自然とある状態へ到達する過程を示します。

次の疑問不定詞を伴わない形や意識を取り戻す意味など、幅広く知りたい方はcome toが持つ多彩な意味と使い方も確認しておくと理解が深まります。

類義語の違いと判定フローチャート

「〜するようになる」「〜し始める」と訳される英語表現には、come to do のほかに get to do、learn to do、begin to do、start to do があります。それぞれのニュアンスの違いを下表に整理しました。

表は横にスクロールできます →

表現中心的な意味変化の要因後ろに続く動詞の傾向
come to do徐々に〜するようになる時間の経過・自然な心境の変化状態動詞・認識動詞(like, realize 等)
get to do〜するようになる / 〜する機会を得る機会・状況の好転・周囲の影響状態動詞・動作動詞(know, meet 等)
learn to do(努力して練習して)〜できるようになる本人の練習・学習・訓練動作動詞・技能動詞(swim, speak 等)
begin to do / start to do〜し始める(動作やプロセスの開始)時間の経過・特定の契機動作動詞・状態動詞(rain, understand 等)

使い分けを一瞬で見極める判定基準

  1. 本人の努力や練習で技術を身につけたか? → 身につけたなら learn to do(例:learn to swim)
  2. 幸運な機会や状況に恵まれて実現したか? → 機会を得たなら get to do(例:I got to meet the president.「大統領に会う機会を得た」)
  3. 時間の経過とともに感情や理解が自然と変化したか? → 時間経過・心情変化なら come to do(例:I came to like coffee.「コーヒーが好きになった」)
  4. 単に動作や事象がその瞬間に始まったか? → 開始なら begin to do または start to do(例:It began to rain.「雨が降り始めた」)
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相性の良い動詞一覧と自然な例文

come to do の do には、主に「認識」「感情」「思考」を表す状態動詞が置かれます。代表的な動詞とシチュエーション別の例文を確認しましょう。

1. 認識・理解を表す動詞(realize, understand, know)

時間をかけて背景や本質が腑に落ちたときに用いられます。

I have come to realize how important family is.
(家族がどれほど大切か、だんだんと身にしみて分かってきました。)

As I grew older, I came to understand my parents' feelings.
(年齢を重ねるにつれて、親の気持ちが理解できるようになりました。)

I came to know him through my volunteer work.
(ボランティア活動を通じて、彼と知り合いになりました。)

2. 感情・嗜好を表す動詞(like, love, appreciate, enjoy)

最初は苦手だったものや興味がなかったものが、次第に好きになった過程を表す定番の使い方です。

I didn't like bitter vegetables at first, but I came to like them.
(最初は苦い野菜が好きではありませんでしたが、徐々に好きになりました。)

She came to appreciate classical music after attending the concert.
(彼女はその演奏会に行ってから、クラシック音楽の良さが分かるようになりました。)

3. 信念・考えを表す動詞(believe, feel, suspect)

経験を重ねる中で、ある確信や所感を持つに至ったプロセスを示します。

We came to believe that the plan was realistic.
(私たちはその計画が現実的であると信じるに至りました。)

He came to feel that his efforts were not in vain.
(彼は自分の努力が無駄ではなかったと感じるようになりました。)

come to do と相性の良い状態動詞
相性の良い状態動詞

認識・理解

  • realize
  • understand
  • know

感情・嗜好

  • like
  • love
  • appreciate
  • enjoy

信念・考え

  • believe
  • feel
  • suspect

主に認識・感情・信念を表す動詞と結びついて心境の変化を表します。

次の疑問思考を表す動詞 think を使った会話の定番フレーズは、come to think of itの意味と自然な使い方で詳しく整理しています。

動作動詞は使える?文法ルールの本質

「come to do の後ろに動作動詞は置けないのか?」という疑問を抱く学習者は少なくありません。結論から言えば、原則として状態動詞が置かれますが、一定の文脈では動作動詞が使われるケースもあります。

原則:なぜ状態動詞が好まれるのか

come to do は「その状態に到達する」という変化の帰結を表します。そのため、継続的な心のあり方や認識を表す状態動詞(like, realize, believe など)と自然に噛み合います。

一方で、play, run, eat などの具体的な身体動作をそのまま置くと、習慣の形成なのか動作の開始なのかが曖昧になり、英語として不自然に響きます。

たとえば「毎日走るようになった」を言いたい場合、I came to run every day. とするよりも、習慣の変化を表す I started running every day. や I got into the habit of running every day. と表現するのが一般的です。

例外:動作動詞が許容されるパターン

動作動詞であっても、その動作を「抽象的な生き方や思考の態度」として捉える場合や、習慣的・反復的な営みとして総称する場合には用いられることがあります。

He came to see things from a broader perspective.
(彼は物事をより広い視野で捉えるようになった。)

see は知覚動詞・動作動詞の両面を持ちますが、ここでは「視点を持つ・理解する」という認識の意味で使われています。このように、動作そのものではなく「認識や習慣的態度への移行」を表す文脈であれば、動作動詞由来の語が使われることもあります。

come to doの意味のイメージ

「〜しに来る」と「〜するようになる」の見分け方

come to do には、中学英語で習う「〜するために来る」(目的を表す副詞的用法の不定詞)と、本記事で扱っている「〜するようになる」(変化の表現)の2通りの意味が存在します。読解で見分けるための明確な基準を整理します。

見分け方のポイント

例文で対比してみましょう。

He came to help me with my homework.
(彼は私の宿題を手伝うためにやって来た。= 目的の移動)

He came to enjoy studying mathematics.
(彼は数学を勉強することを楽しむようになった。= 心理的変化)

come to do の2つの意味の判別基準

〜しに来る(目的)

  • seeやhelpなど物理的な動作動詞
  • hereやto my houseなど場所・移動の副詞を伴う
  • 例:He came to help me.

〜するようになる(変化)

  • likeやrealizeなど心情・認識の状態動詞
  • graduallyなど時間経過を示す語句と共起
  • 例:He came to enjoy studying.

続く動詞の種類や共起する語句から2通りの意味を見分ける基準です。

入試や英検で狙われる文脈と現在完了形

英検2級から準1級、大学入学共通テストや私立大学の文法問題では、come to do が特定の文脈パターンとセットで頻繁に出題されます。得点に直結する典型パターンを押さえましょう。

1. 時間の経過を表す接続詞 as や副詞との共起

「〜につれて、次第に〜するようになった」という文脈で、接続詞 as や副詞 gradually と結びつく設問が極めて典型的です。

As technology advanced, people came to rely more on smartphones.
(技術が進歩するにつれて、人々はスマートフォンにより依存するようになった。)

She gradually came to accept the reality.
(彼女は徐々にその現実を受け入れるようになった。)

2. 現在完了形 have come to do のパターン

現在完了形の have come to do は、過去から現在に至るまでの経験を経て「今では〜するに至っている」という現在の到達点・確信を強調する表現です。論文やスピーチ、エッセイなどの改まった場面でも好まれます。

Scientists have come to understand the mechanism of climate change.
(科学者たちは気候変動のメカニズムを解明するに至っている。)

We have come to realize that prompt action is necessary.
(私たちは迅速な行動が必要であると認識するに至りました。)

空所補充問題で have (   ) to realize の形が出題されたら、文脈が「徐々に気づくようになった」という意味である限り、迷わず come を選ぶことができます。

定番疑問文 How did you come to do の使い方

会話表現として極めて頻出なのが、疑問詞 How を伴った How did you come to do...? です。

「どういう経緯で〜するようになったのですか?」

直訳すると「どのようにして〜することに至ったのか」ですが、実質的には Why(なぜ)を丁寧に尋ねる表現として機能します。単に理由を問い詰めるのではなく、「どんなきっかけや経緯があってその結論・状況に至ったのか」という背景のストーリーを尋ねるニュアンスを持ちます。

How did you come to choose this career?
(どういう経緯でこの職業を選ばれたのですか?)

How did you come to know each other?
(お二人はどのようなきっかけでお知り合いになったのですか?)

面接や初対面の会話において、相手の歴史やきっかけを敬意を込めて尋ねる際に重宝する表現です。

How did you come to do の文型
How+did+you+come to+choose this career?

How did you come to choose this career?どういう経緯でこの職業を選ばれたのですか?

相手の選択や現状に至った経緯・背景を丁寧に尋ねる定番の表現です。

次の疑問理由や経緯を尋ねる似た表現で語順に注意したい言い回しは、How comeの独特な語順とニュアンスの違いで解説しています。

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理解度チェック

Q1. come to do のニュアンスとして最も適切なものはどれ?

  1. 本人の努力や練習で技術を身につけた
  2. 幸運な機会や状況に恵まれて実現した
  3. 時間の経過とともに自然とその状態に至った
  4. 単にその瞬間に動作や事象が始まった
答えを見る

正解: C. 時間の経過とともに自然とその状態に至った
come to do は時間経過や自然な心境変化で段階的にある状態へ至る感覚を表します。

Q2. 「〜になる」という意味で使う表現として注意すべき点は?

  1. become to do は英語として存在しない
  2. come to do の後ろには必ず動作動詞を置く
  3. get to do は努力して身につけた技術に使う
  4. learn to do の後ろには状態動詞が続く
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正解: A. become to do は英語として存在しない
become は後ろに to 不定詞を取れず、become to do は存在しません。

Q3. 「大統領に会う機会を得た」を表す適切な英文はどれ?

  1. I learned to meet the president.
  2. I got to meet the president.
  3. I began to meet the president.
  4. I became to meet the president.
答えを見る

正解: B. I got to meet the president.
機会に恵まれて「〜する機会を得る」という文脈には get to do を使います。

よくある質問

Q. come to do の否定形はどう作りますか?
過去形であれば didn't come to do とする形も文法上あり得ますが、不自然になることが多いため、通常は never came to like it(決して好きにはならなかった)のように never を使うか、did not become... などの別表現を用います。
Q. come to do と come doing の違いは?
come to do は「〜するようになる」という変化を表します。一方、come doing(現在分詞)は「〜しながらやって来る」という付帯状況・移動の様子を表します(例:She came running.「彼女は走ってやって来た」)。
Q. come to do は受動態で使えますか?
come to be done の形で「〜されるようになる」という意味で頻繁に使われます。たとえば It came to be widely accepted. で「それは広く受け入れられるようになった」という意味になります。
Q. get to like と come to like に違いはありますか?
ほぼ同じ意味で使われますが、come to like は時間の推移による心情の自然な移り変わりに重みがあり、get to like は会話的で、親密になる機会や経験を通じて好きになったニュアンスを帯びます。

2026年9月25日更新・モチタン辞典編集部

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