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助動詞と副詞の位置と語順ルールまとめ

助動詞と副詞の位置と語順ルールまとめ

助動詞と副詞が同時に使われる文では、副詞を助動詞の直後(助動詞と本動詞の間)に置くのが基本規則です。例えばalwaysを置く場合、You can always call me.のように助動詞 + always + 動詞の原形の語順になります。

助動詞が複数重なる場合は最初の助動詞の直後に配置し、助動詞を強く肯定・強調したい場合のみ副詞を助動詞の前に置きます。

助動詞と副詞の語順:基本公式

学校教育では、alwaysやoftenなどの頻度副詞の位置について「be動詞の後、一般動詞の前」と教わることが一般的です。しかし、文中にcanやwillなどの助動詞が入るとどちらの規則を優先すべきか迷ってしまう人が少なくありません。

結論として、助動詞がある文の語順は次の公式で固定されます。

助動詞と副詞の基本公式

助動詞は本動詞と強く結びつく機能語ですが、動詞を修飾する副詞は助動詞と本動詞の「間」に挟み込みます。be動詞の直後に入るルールと同様に、文法上の支えとなる助動詞の直後に副詞を差し込むと捉えると整理しやすくなります。

基本の語順を確認できる例文を見てみましょう。

どの文でも、助動詞(can, will, should, may)の直後に副詞(always, certainly, never, already)が配置され、その直後に動詞の原形が続いています。

助動詞と副詞の基本語順公式
主語+助動詞+副詞+本動詞(原形)

You can always ask me for help.いつでも私に助けを求めて構いません。

助動詞がある文では、副詞を助動詞と本動詞の間に挟み込みます。

助動詞と副詞の違い(英語の品詞解説)

語順を正しく理解するためには、助動詞と副詞の文法的な役割の違いを明確にしておくことが大切です。「どちらも動詞に関係する語」という共通点があるため混同されやすいですが、文構造に与える影響はまったく異なります。

項目助動詞(Auxiliary Verb)副詞(Adverb)
文法的な役割動詞に可能・意志・義務・推量などの意味を添える機能語動詞・形容詞・他の副詞・文全体を修飾する修飾語
文の必須性文の意味や時制を形作る主幹要素(省略不可)修飾要素のため、取り除いても文法的には成立する
後ろの動詞の形原則として「動詞の原形」を直接要求する動詞の形を直接規定しない(時制や主語に従う)
代表例can, will, must, should, may などalways, often, quickly, definitely など

特に注意すべきなのが「動詞の語形への影響」です。助動詞の後ろは必ず動詞の原形になりますが、副詞には後ろの動詞を原形にする力はありません。

例えば、助動詞がない文では主語が三人称単数であればHe always walks to school.のように動詞に三人称単数の-sが付きます。

副詞を助動詞と勘違いして動詞を原形にしてしまうミスや、逆に助動詞があるのに副詞に引きずられてHe can always walks...としてしまうミスに気をつけましょう。

この記事に出てくる英単語(イラスト・音声つきの辞典ページへ)

副詞が文の中で果たす基本的な働きは、英語の副詞とは?役割と見分け方で詳しく整理できます。

次の疑問助動詞そのものの意味やニュアンスを整理したいときは、英語の助動詞一覧と使い方で基本用法を確認できます。

助動詞の直後に入る副詞一覧と例文集

助動詞の直後(助動詞と本動詞の間)に入る副詞には、頻度を表す副詞、確信や程度を表す副詞、時間の状態を表す副詞などがあります。

1. 頻度を表す副詞(always, usually, often, neverなど)

動作や状態がどれくらいの頻度で起こるかを表す副詞は、助動詞の直後が定位置です。

2. 確信度・程度を表す副詞(definitely, probably, almostなど)

話し手の確信や度合いを表す副詞も、助動詞の直後に置かれます。

3. 時間・順序を表す副詞(already, just, finallyなど)

動作の完了度合いやタイミングを示す副詞も同様です。

助動詞の直後に入る副詞の分類
助動詞直後の副詞

頻度を表す副詞

  • always
  • usually
  • often
  • never

確信度・程度

  • definitely
  • probably
  • almost

時間・順序

  • already
  • just
  • finally

助動詞の直後に置かれる代表的な副詞を、意味のタイプ別に整理しています。

否定文や短縮形における副詞の位置

助動詞の否定文(notを伴う文)では、副詞をnotの前と後ろのどちらに置くべきかで迷いやすくなります。基本的には副詞の意味や修飾の対象によって位置が変わります。

否定文の基本:助動詞 + not + 副詞 + 本動詞

頻度を表すalwaysやnecessarilyなどを部分否定(「いつも〜とは限らない」「必ずしも〜ではない」)として使う場合、notの直後に副詞を置きます。

副詞 + 助動詞 + not(全否定・副詞が否定を強める場合)

certainlyやdefinitely、probablyなどの副詞は、助動詞やnotよりも前に置いて文全体や否定の判断そのものを修飾することがあります。

短縮形(can't, won'tなど)の場合

助動詞とnotが一体化した短縮形(can't, won't, shouldn'tなど)を使う場合、副詞の配置は明確に分かれます。

語順パターン例文ニュアンス
短縮形 + 副詞 + 動詞You can't always get what you want.部分否定(いつも手に入るとは限らない)
副詞 + 短縮形 + 動詞I really can't understand his idea.否定の強調(本当に理解できない)

短縮形の中に副詞を割り込ませることはできないため、副詞が短縮形全体を修飾する場合は「副詞 + 短縮形」、動詞の動作を部分的に限定する場合は「短縮形 + 副詞」の順になります。

助動詞と副詞の順番・位置関係のイメージ

助動詞が2つ以上並ぶ場合の副詞の位置

完了形(will have done)、受動態(can be done)、進行形(will be doing)のように、助動詞や助動詞的な働きをする語が連続する場合のルールを解説します。

原則:第1助動詞(1番目の助動詞)の直後に置く

助動詞が複数連続する場合、副詞は必ず「第1助動詞の直後」に挟み込みます。第2助動詞(beやhave)の後ろではありません。

受動態のbeや完了形のhaveは助動詞的な性質を持ちますが、語順の基準となるのは常に先頭にある第1助動詞です。

助動詞が連続する文の語順
主語+第1助動詞+副詞+第2助動詞(be/have)+本動詞

The report will definitely be finished by tomorrow.その報告書は明日までに間違いなく完成するでしょう。

助動詞やbe・haveが重なる場合、副詞は先頭の第1助動詞の直後に置きます。

次の疑問have が絡む完了形の語順をより深く知りたいなら、現在完了形の副詞の位置ルールを合わせて読むと理解が深まります。

副詞を助動詞の前に置く例外パターン

原則として副詞は助動詞の直後に置かれますが、特定の文脈では「副詞 + 助動詞」の順番になる例外が存在します。

1. 助動詞自体の意味を強調する場合

話し手が「可能であること」「意志があること」そのものを強く主張・肯定したい場合、副詞を助動詞の前に移動させます。会話では助動詞を強く発音します。

この配置にすることで、単に動詞の動作を修飾するのではなく、「助動詞が示す事実・確信」を際立たせる効果が生まれます。

2. 文修飾副詞(Luckily, Maybe, Franklyなど)

動詞の頻度や様態を修飾するのではなく、話し手の感情や意見として文全体を修飾する副詞は、文頭に置かれるのが自然です。

これらの文修飾副詞は助動詞の直後に入れることも可能ですが、文頭に置くことで文全体の導入として機能します。

副詞を助動詞の前に置く例外

助動詞自体の強調

  • 配置:主語+副詞+助動詞
  • 可能や意志そのものを強く主張
  • 会話では助動詞を強く発音
  • 例:I really CAN do it!

文修飾副詞

  • 配置:副詞 , 主語+助動詞
  • 文全体に対する話し手の感情や意見
  • 文頭に置いて文全体の導入にする
  • 例:Luckily, we could catch...

助動詞の前に副詞が配置される2つの例外パターンの特徴です。

文頭や文末などを含めた全体の配置は、英語の副詞の位置と置く場所のルールで確認できます。

よくある語順間違いと添削例

ライティングやスピーキングで学習者が誤りやすい語順の間違いを、理由とともに添削します。

間違い例1:助動詞の前に頻度副詞を置いてしまう

助動詞を強く強調する特別な意図がない限り、頻度副詞alwaysは助動詞canの直後に置きます。

間違い例2:受動態でbe動詞の後ろに副詞を置いてしまう

助動詞とbe動詞が連続する場合、副詞は先頭の助動詞の直後に置くのが最も自然で規範的な語順です。

間違い例3:否定文のnotと副詞の位置の混同

否定詞notは助動詞と結びつき、副詞はその後に続きます。否定詞だけが文頭寄りに飛び出すことはありません。

助動詞と副詞の語順早見まとめ表

文のタイプごとに副詞をどこに配置すべきかを整理した早見表です。語順に迷った際の確認用として活用してください。

文の形基本語順代表例文
通常の肯定文主語 + 助動詞 + 副詞 + 動詞原形She can always help you.
否定文(部分否定)主語 + 助動詞 + not + 副詞 + 動詞原形We cannot always win.
否定文(確信・強調)主語 + 副詞 + 助動詞 + not + 動詞原形I definitely will not go.
助動詞が複数(受動・完了)主語 + 第1助動詞 + 副詞 + 第2助動詞…It will soon be finished.
助動詞自体の強調主語 + 副詞 + 助動詞 + 動詞原形I really can do it.
文修飾副詞副詞, 主語 + 助動詞 + 動詞原形Luckily, we could win.

迷ったときは「第1助動詞の直後」を原則として覚えておくと、大半の英語表現で正しい語順を作ることができます。

文中で使う代表的な助動詞を一覧でおさらいしたいときは、助動詞の英単語を参考にしてください。

続けて読む

英文法の疑問をすべて見る

理解度チェック

Q1. 助動詞と副詞を含む肯定文の基本公式として正しい語順は?

  1. 主語+副詞+助動詞+本動詞
  2. 主語+助動詞+副詞+本動詞(原形)
  3. 主語+助動詞+本動詞+副詞
  4. 主語+副詞+本動詞(原形)+助動詞
答えを見る

正解: B. 主語+助動詞+副詞+本動詞(原形)
助動詞がある文では「主語+助動詞+副詞+本動詞(原形)」が基本公式であり、副詞は助動詞と本動詞の間に挟みます。

Q2. 助動詞と副詞の違いに関する説明として、本文に合致するものは?

  1. 副詞は後ろの動詞を必ず原形にする
  2. 助動詞は取り除いても文法的に成立する
  3. 助動詞は原則として動詞の原形を直接要求する
  4. 副詞は三人称単数の-sを必ず消去する
答えを見る

正解: C. 助動詞は原則として動詞の原形を直接要求する
助動詞は原則として動詞の原形を直接要求しますが、副詞には後ろの動詞の形を直接規定する力はありません。

Q3. 助動詞と受動態を含む文で、最も規範的で自然な英文はどれ?

  1. This problem easily can be solved.
  2. This problem can be easily solved.
  3. This problem can easily be solved.
  4. This problem can be solved easily.
答えを見る

正解: C. This problem can easily be solved.
助動詞や助動詞的な語が連続する場合、副詞は「第1助動詞の直後」に挟むのが原則であるため、canの直後に副詞を置きます。

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よくある質問

Q. 助動詞のalwaysの位置はどこですか?
助動詞の直後に置きます。「助動詞 + always + 動詞の原形」が基本で、例えば「You can always call me.(いつでも電話していいですよ)」の語順になります。
Q. 助動詞と副詞の違いは何ですか?
助動詞(canやwillなど)は動詞に意味を添えて後ろに動詞の原形を取る必須要素です。副詞(alwaysやquicklyなど)は動詞や文を修飾する語で、動詞の形を直接縛りません。
Q. 疑問文のとき副詞はどこに置きますか?
「助動詞 + 主語 + 副詞 + 動詞の原形」の順になります。例えば「Do you always drink coffee?」や「Can you really do that?」のように主語と本動詞の間に挟みます。
Q. 副詞を助動詞の前に置くことはできますか?
可能です。助動詞の意味自体を強く肯定・強調したい場合(I really CAN do it!)や、definitelyなどの確信度を表す副詞で助動詞否定文を修飾する場合に助動詞の前に置かれます。
Q. will beなどの受動態では副詞はどこですか?
先頭の第1助動詞の直後に置きます。「will + 副詞 + be + 過去分詞」となり、「It will easily be done.」のような語順が最も標準的です。

2026年10月12日更新・モチタン辞典編集部