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英検分野別ターゲット 英検準1級ライティング問題の活用法
旺文社の『英検分野別ターゲット 英検準1級ライティング問題 改訂版』は、リニューアル後の新形式である英文要約問題と意見論述エッセーの両方に対応した専用対策書です。
賛成・反対の双方向から書かれた模範解答や別冊の時事解説が揃っており、論理的な英文構成や社会問題の背景知識に不安を抱える受験者が1冊で合格水準に到達できる設計になっています。
書籍の基本仕様と新形式試験への対応状況
本書は、試験形式のリニューアルに合わせて刊行された旺文社の分野別対策シリーズです。英検準1級の一次試験における配点の約3分の1を占めるライティング(英作文)技能に絞り込み、基礎知識の確認から実戦練習までを段階的に進められる構成になっています。
| 項目 | 仕様・詳細 |
|---|---|
| 書名 | 『英検分野別ターゲット 英検準1級ライティング問題 改訂版』 |
| 出版社 | 旺文社 |
| 仕様 | A5判 / 本冊160ページ / 別冊48ページ / 2色刷 |
| 対応問題形式 | リニューアル後新形式(英文要約問題+意見論述問題) |
| 模範解答 | 意見論述において賛成(Agree)・反対(Disagree)の2パターンを掲載 |
| 音声対応 | 対応するスマートフォン専用音声再生アプリにてリスニング音声を再生可能 |
| 付属品・特典 | 別冊「時事解説&単語ブック」、ダウンロード用解答用紙 |
従来の試験では意見論述(エッセー)1題のみでしたが、新形式では長文を読んで要点をまとめる「英文要約問題」が追加されました。改訂版ではこの要約問題の解き方や練習問題が網羅されており、新傾向への対策を単独で進められます。
次の疑問ほかの対策本との違いも踏まえて検討したい方は、英検準1級ライティング参考書の選び方で比較してみてください。
英検準1級ライティング問題 旺文社の収録内容と強み
本書には、他の総合対策書や過去問集には見られない4つの大きな強みがあります。
1. 賛成・反対の両論パターンを網羅した解答例
意見論述問題では、同じトピックに対してAgree(賛成)とDisagree(反対)の両方の立場から書かれた模範解答が用意されています。試験本番では、自分の実際の意見にかかわらず「論拠が思いつきやすい立場」を選んで書く柔軟性が求められます。
両方の論理展開を比較して学ぶことで、どのようなテーマが出題されても説得力のある理由を組み立てる力が養われます。
2. 新形式「英文要約問題」の攻略プロセス
要約問題では、本文の語句をそのまま切り貼りするのではなく、自分の言葉で言い換えるparaphrase(パラフレーズ)の技術が必須となります。本書では、課題文の主旨を正確に捉える読み方から、語数を規定範囲内に収めるまとめ方まで、具体的なステップに分けて解説しています。
3. 別冊「時事解説&単語ブック」による背景知識の補強
準1級のライティングでは、環境問題、経済、テクノロジー、教育など幅広い社会問題が扱われます。付属の別冊(48ページ)には頻出テーマの基礎知識、現状の課題、それに対する賛否両論の論点が整理されており、アイデア出しに苦戦する受験者を助けます。
頻出語彙も同時に確認できるため、語彙力不足による表現の詰まりを解消できます。
4. 専用音声アプリと解答用紙ダウンロード
模範解答の英文音声は対応する学習アプリを利用して無料で再生できます。正しい発音やリズムを確認しながら音読を繰り返すことで、ライティングに必要な構文を自然に定着させられます。また、本番と同じ形式の解答用紙をウェブからダウンロードして印刷できるため、実戦さながらの記述練習が可能です。
両立場の模範解答で柔軟な論拠作成力を養う
主旨把握から言い換えまでの手順を解説
社会問題の論点整理でアイデア出しを支援
音声での構文定着と本番形式での演習が可能
本書が持つ4つの特長と学習上のメリットを整理しました。
英文要約問題を効率的に解く手順と時間配分
一次試験の筆記時間は限られているため、ライティングの2問に割ける時間は約30分から35分が目安となります。そのうち英文要約問題には12分から15分を配分するのが理想的です。
| 工程 | 作業内容 | 目標時間 |
|---|---|---|
| 第1段階:段落ごとの要点把握 | 課題文の各段落からトピックセンテンスと支持文を見極め、印を付ける | 3分 |
| 第2段階:要点の整理と言い換え検討 | 抜き出した骨子をつなぎ、異なる語彙や構文への言い換え案をメモする | 4分 |
| 第3段階:下書き・清書 | 接続詞を活用して論理的に文章を組み立て、指定語数内で記述する | 6分 |
| 第4段階:見直し・語数カウント | 文法ミス、スペルミス、主述の一致、時制、語数制限の逸脱を確認する | 2分 |
要約問題で減点を防ぐためには、重要度の低い具体例や数値を省き、抽象度の高い主旨だけを抽出する姿勢が大切です。たとえば課題文に複数の具体例が並んでいる場合、それらを総称する上位概念の言葉に置き換えて記述します。
次の疑問具体的なまとめ方の型を確認したいときは、英検準1級要約問題のコツとテンプレを参考にすると書きやすくなります。
意見論述エッセーで合格点を狙う構成テンプレート
意見論述問題(エッセー)では、指定されたポイントを適切に盛り込みながら、120〜150語程度で一貫した論理を展開します。導入(Introduction)、本論(Main Body 1 & 2)、結論(Conclusion)の4段落構成を採用するのが最も安全で減点されにくい構成です。
汎用導入テンプレート
導入では、トピックに対する自分の立場を明白に示します。
I agree with the idea that solar energy will become the primary power source in the future.
(将来、太陽光エネルギーが主要な電源になるという考えに私は賛成です。)
I hold this view for the following two reasons.
(以下の2つの理由から、私はこの見解を持っています。)
本論を展開する接続表現と理由付け
本論の第1段落と第2段落では、それぞれ異なる論点を提示し、説得力のある説明を加えます。
First, technological advancements have significantly reduced the cost of renewable energy.
(第一に、技術の進歩によって再生可能エネルギーの費用が大幅に削減されました。)
For example, efficient solar panels make it easier for households to generate electricity.
(例えば、効率的なソーラーパネルにより、一般家庭でも発電しやすくなっています。)
Second, environmental concerns are prompting governments to introduce stricter regulations on carbon emissions.
(第二に、環境問題への懸念から、政府は炭素排出に対するより厳格な規制を導入しつつあります。)
Consequently, industries must shift toward sustainable energy sources to remain viable.
(その結果、産業界は存続のために持続可能なエネルギー源へと移行しなければなりません。)
汎用結論テンプレート
結論では、導入で述べた意見を別の表現で言い換えて再主張します。
In conclusion, for the two reasons mentioned above, I firmly believe that adoption of green energy will continue to expand.
(結論として、上記の2つの理由から、クリーンエネルギーの導入は拡大し続けると確信しています。)
導入(Introduction)
- 立場の表明
- 理由提示の予告
本論1(Main Body 1)
- 第1の理由提示
- 具体例・説明
本論2(Main Body 2)
- 第2の理由提示
- 補足説明・影響
結論(Conclusion)
- 全体のまとめ
減点を防ぐための基本となる4段落の構造と役割です。

提出前のセルフチェックリストと減点回避の注意点
ライティングの採点では、内容、構成、語彙、文法の4つの観点から評価が行われます。書き終えた後は、以下の項目を意識して見直しを行いましょう。
- 主語と動詞の一致:三人称単数の -s や過去形の付け忘れがないか。
- 名詞の可算・不可算:pollution や information などの不可算名詞に -s を付けていないか、可算名詞の単数形に冠詞(a / an)が抜けていないか。
- 短縮形の回避:アカデミックライティングでは don't や can't を使わず、do not や cannot と正式に書いているか。
- 論理の飛躍の有無:理由と結論の間に説明の不足がないか、Therefore や Moreover などの接続詞が適切に使われているか。
- 指定語数の遵守:指定語数に対して多すぎたり少なすぎたりしないか。
- 主語と動詞の一致三単現の-sや時制を確認
- 名詞の可算・不可算無冠詞単数や不可算の複数化を防止
- 短縮形の回避don'tではなくdo notと正式に記述
- 論理の飛躍の有無理由と結論の接続詞を確認
- 指定語数の遵守多すぎ・少なすぎの逸脱を防止
書き終えた後に減点を防ぐための5つの確認ポイントです。
利用者の評判・評価と媒体の選び方
本書を利用した受験者や合格者からは、実用性の高さに関して多くの声が寄せられています。
主な肯定的レビュー
- 賛成と反対の両方の視点が載っているため、自分が思いつかない視点の英文表現をストックするのに役立った。
- 新形式の英文要約問題は過去問が存在しなかったため、本書の模擬問題と解説が唯一の頼りになった。
- 別冊の時事解説が簡潔にまとまっており、二次試験の面接(スピーキング)対策としても併用できた。
- 音声アプリで音声を聞きながらシャドーイングを行うことで、書く速度と構文の定着度が上がった。
注意点として挙げられる声
- 基礎的な文法や語彙力がある程度備わっていないと、模範解答の英文レベルが高く感じられる場合がある。
- 独学で使用する場合、自分が書いた英文が文法的に正しいかどうかを判断しにくいため、客観的な確認手段が必要になる。
紙の書籍版と電子書籍版の比較
本書には紙の書籍版と電子書籍版の両方があります。学習スタイルに合わせて選ぶことが推奨されます。
| 形式 | メリット | 留意点 |
|---|---|---|
| 紙の書籍版 | 別冊「時事解説&単語ブック」を取り外して持ち運べる。本番に近い感覚で直接書き込みができる。 | 本冊と別冊の2冊を持ち歩くと荷物になる。 |
| 電子書籍版 | スマートフォンやタブレットで場所を選ばず閲覧できる。検索性が高い。 | 解答欄への手書き演習がしにくく、別冊との同時参照に端末の工夫が必要。 |
本書を買うべき人と過去問だけで十分な人の基準
英検準1級のライティング対策において、本書を購入すべきか、それとも過去問集のみで進めるべきかは、現在の習熟度と課題によって分かれます。
本書の購入を強くおすすめする人
- 新形式の英文要約問題の解き方が分からず、具体的な要約手順を一から学びたい人
- エッセーのトピックを見ても理由が思い浮かばず、アイデア出しに毎回時間がかかってしまう人
- 文法は理解しているものの、社会問題に対して説得力のある論理的な英文が書けない人
- ライティングで確実に高得点を獲得し、一次試験の突破を確実にしたい人
過去問集だけで十分な人
- すでに準1級レベルのエッセーを時間内に120〜150語で論理的に書く力がある人
- 社会問題に関する背景知識が豊富で、英語での要約作業に不安がない人
- 過去問を解いて自己採点や添削を受けた際に、合格基準を安定して超えている人
独学で本書を進める際は、書いた英文を自動文法チェック機能やオンラインの英文添削サービスなどを通じて確認すると、自分では気づきにくい細かな文法ミスや不自然な表現を修正でき、学習効率がさらに高まります。
特化問題集をおすすめする人
- 新形式要約の解き方を学びたい
- エッセーの理由が思い浮かばない
- 社会問題の説得力ある英文が苦手
- ライティングで確実に高得点を狙う
過去問だけで十分な人
- 時間内に120〜150語で書ける
- 社会問題の背景知識が豊富
- 要約作業に不安がない
- 演習で合格基準を安定して超える
現在の実力と課題に応じた教材選択の判断基準です。
教材の組み合わせを検討したい方は、英検準1級対策の参考書と過去問の選び方を参考にしてください。
次の疑問過去問を中心に対策を進めたい場合は、英検準1級ライティング過去問対策で解き方の手順を押さえておきましょう。
英検分野別ターゲットを組み合わせた合格戦略
ライティング力を伸ばすためには、語彙力や読解力との連動が欠かせません。旺文社の「英検分野別ターゲット」シリーズには、単語・イディオム対策やリスニング、リーディングに特化した書籍も揃っています。
特に単語集とライティング問題集を並行して進める方法は非常に有効です。単語集で覚えた抽象度の高い名詞や動詞を、本書のエッセー練習で実際に主語や述語としてアウトプットすることで、記憶への定着が早まります。
また、模範解答に含まれる表現を連携音声アプリで聞き込む訓練は、ライティングのみならずリスニングの向上にも直接寄与します。
一次試験の直前期には、本書で学んだ要約の型とエッセーのテンプレートを使い、過去問集や模擬テストの未知の問題に対して時間制限を設けて書き切る訓練を行いましょう。
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理解度チェック
Q1. 新形式の英文要約問題で減点を防ぐための注意点はどれ?
- 課題文の重要表現をそのまま抜き出してつなげる
- 具体例や数値を省き上位概念の言葉に置き換える
- 具体例や詳細な数値を漏らさず全て記述する
- 本文の語句を言い換えずに長文のまま書き写す
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正解: B. 具体例や数値を省き上位概念の言葉に置き換える
要約では語句をそのまま使わず言い換えを行い、具体例や数値を省いて上位概念の言葉に置き換える姿勢が大切と説明されています。
Q2. 意見論述エッセーで減点を避けるための導入の表現はどれ?
- I don't agree with the idea.
- I agree with the idea for reasons.
- I agree with the idea that...
- I can't accept that idea.
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正解: C. I agree with the idea that...
導入ではトピックに対する立場を明白に示すため、短縮形を避けて「I agree with the idea that...」などの形式を用いるとされています。
Q3. 提出前のセルフチェックで避けるべき表記として正しいものは?
- cannotなどの正式な表記
- don'tなどの短縮形
- Thereforeなどの接続詞
- 不可算名詞の単数表記
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正解: B. don'tなどの短縮形
アカデミックライティングではdon'tやcan'tなどの短縮形を使わず、do notやcannotと正式に書くことが求められています。
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よくある質問
- Q. 本書は新形式の要約問題に対応していますか?
- 対応しています。『改訂版』では、リニューアル後の新形式である「英文要約問題」の解法手順、練習問題、模擬テストが収録されており、単独で対策が可能です。
- Q. 別冊の時事解説はどのように使えばよいですか?
- 環境や経済など頻出トピックの現状と論点が整理されているため、エッセーの理由が思い浮かばない時のアイデア帳として活用できます。二次試験の面接対策にも有用です。
- Q. 電子書籍版でも音声は利用できますか?
- 利用可能です。紙の書籍と同様に、対応する音声再生アプリを端末にダウンロードすることで、模範解答などの音声データを再生して学習できます。
- Q. ライティングが苦手でもこの1冊で合格できますか?
- 基礎的な文法力があれば十分合格圏を狙えます。賛成・反対両論の解答例と構成テンプレートが掲載されているため、書き方を真似て練習することで実力が身につきます。
- Q. 解答用紙は本番と同じレイアウトですか?
- 本書に付属するダウンロード特典の解答用紙は、実際の検定試験の解答用紙に合わせたレイアウトになっており、行数や文字の大きさの感覚を掴むのに最適です。
2026年10月9日更新・モチタン辞典編集部