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英検級のレベル一覧と全8級の難易度・順番の完全比較

英検級のレベル一覧と全8級の難易度・順番の完全比較

英検(実用英語技能検定)は5級から1級までの全8級で構成され、各級のレベルは中学初級(5級)から大学上級(1級)まで段階的に設定されています。受験者が最初に知るべき基準は、高校入試の内申点で評価される「3級〜準2級」、大学入試や就職活動で公的に評価される「2級以上」の2つの実用ラインです。

英検級一覧とレベル早見表(全8級の難易度比較)

英検には、基礎から最上級まで8つのレベルが存在します。2025年度から導入された「準2級プラス」を含めた全8級のレベル、公式の対象目安、CEFR(ヨーロッパ言語共通参照枠)との対比、および必要語彙数を一覧表にまとめました。

表は横にスクロールできます →

級公式の対象目安CEFR必要語彙数(目安)
1級大学上級程度C1約10,000〜15,000語
準1級大学中級程度B2約7,500〜9,000語
2級高校卒業程度B1〜B2約4,000〜5,500語
準2級プラス高校上級程度A2〜B1約3,500〜4,500語
準2級高校中級程度A2約2,600〜3,600語
3級中学卒業程度A1〜A2約1,250〜2,100語
4級中学中級程度A1約600〜1,300語
5級中学初級程度A1未満約300〜600語

表から分かる通り、基礎となる5級〜3級は中学校で習う文法や基本語彙が中心です。準2級から2級にかけては高校レベルの文法と幅広い一般教養・社会的話題が加わり、準1級と1級では学術論文や国際情勢、高度な時事問題に対応できる語彙力と論理的思考力が求められます。

受験する級に迷っている方は、英検の級一覧と何級から受けるかを参考に選んでみてください。

英検の級数と順番の基本ルール(全8級の進め方)

英検の級数は全部で8つあります。受検する際の順番やルールについて、押さえておくべき基本事項を整理します。

英検の正しい順番

英検の級は、数字が小さくなるほど難易度が上がります。正しい順番は以下の通りです。

  1. 5級(初級基礎)
  2. 4級(中級基礎)
  3. 3級(中学完成・面接導入)
  4. 準2級(高校基礎)
  5. 準2級プラス(高校応用・中高ギャップの橋渡し)
  6. 2級(高校卒業・社会性のある英語)
  7. 準1級(実用英語の上級)
  8. 1級(最高峰レベル)

なお、英検は下の級から順番に受けなければならないという規則はありません。どの級からでも自由に挑戦でき、飛び級受験も認められています。自分の現在の実力に適した級、あるいは目標とする試験から受検を開始することが可能です。

新設級「準2級プラス」の位置づけ

準2級と2級の間には、従来「難易度の差が大きすぎる」という課題が存在しました。準2級は身の回りの身近な生活表現が中心であるのに対し、2級では環境問題やテクノロジー、医療など抽象度の高いトピックが一気に増え、語彙数も1,500語以上増えるためです。

新設された準2級プラスは、準2級合格者が2級へ無理なくステップアップするための足がかりとして機能します。

一次試験と二次試験(面接)の仕組みの違い

英検は、受検する級によって試験の構成が大きく異なります。

5級・4級と3級以上の試験構成の違い

5級・4級

  • 筆記(リーディング)とリスニングのみ
  • 一次試験のみで合否が決定
  • スピーキングテストは任意受検
  • 二次試験(面接)はなし

3級以上(全6級)

  • 一次:R・L・ライティング(記述)
  • 一次合格者のみ二次試験へ進む
  • 二次:個人面接形式のスピーキング
  • 一次・二次の両方合格で認定

3級以上からは記述式ライティングと対面面接の二次試験が必須となります。

次の疑問初めて挑戦する級で迷っているなら、英検は何級から受けるべきかの判断基準を参考にするとスムーズに選べます。

英検級ごとのレベル詳細(審査基準・試験形式・出題内容)

各級で問われる具体的な英語力、試験形式、頻出テーマを級別に解説します。

英検5級のレベル(中学初級程度)

初歩的な英語を理解し、身近な日常生活の簡単な会話ができるレベルです。家族、学校、趣味、曜日や時間など、基本的な単語や挨拶表現が出題されます。

英検4級のレベル(中学中級程度)

簡単な日常会話を理解し、身近な話題について平易な表現でやり取りができるレベルです。学校生活や休日の過ごし方、旅行の計画などがテーマとなります。

英検3級のレベル(中学卒業程度)

身近な事柄について質問に答えたり、自分の意見を簡単な英語で述べる基礎的な実力が必要です。ここから記述式のライティングと対面面接(スピーキング)が必須になります。

英検準2級のレベル(高校中級程度)

日常生活に必要な英語を理解し、簡単な応用ができるレベルです。教育、スポーツ、生活習慣、文化といった少し広い視野の話題が扱われます。

英検準2級プラスのレベル(高校上級程度)

準2級の基礎力の上に立ち、社会生活で求められるやや抽象的なテーマについて、背景や影響を考慮して論理的に表現できる力を問われます。準2級から2級へのスムーズな進級を支える級です。

英検2級のレベル(高校卒業程度)

社会性のある話題を理解し、自分の考えを筋道立てて説明できる実践的なレベルです。大学入試の優遇や履歴書での評価基準となる重要な節目です。

英検準1級のレベル(大学中級程度)

社会生活で幅広く活用できる実践的な英語力が求められます。ビジネス、国際政治、科学技術、歴史、社会倫理など多岐にわたる学術的話題が出題されます。

英検1級のレベル(大学上級程度)

英語学習者における最高峰の資格であり、広く社会生活や学術研究、国際ビジネスの場で高度に運用できる英語力が審査されます。難関単語の網羅に加え、国際情勢や現代哲学に対する深い洞察が問われます。

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受験級判定チャート(学年別・定期テスト・目的別の選び方)

「どの級を受けるべきか」は、現在の学年、定期テストの得点状況、そして受験の目的によって定まります。自分に合った受験級を判定するための指針を示します。

現在地判定チェックリスト(学校成績・偏差値基準)

現在の英語力・成績目安推奨される挑戦級
中学英語の学習を始めたばかり、定期テスト50点未満5級
中1〜中2の定期テストで60〜70点前後4級
中3の定期テストで70点以上、高校受験の基礎固め3級
高校入試の英語が得意、高校1年生の標準レベル準2級
高校2年生で共通テスト模試50%前後、準2級取得済み準2級プラス
高校偏差値55〜65、共通テスト模試60%以上2級
高校偏差値65以上、難関大志望、TOEIC700点以上準1級
海外留学経験者、通訳・翻訳志望、TOEIC900点以上1級

目的別の実用ボーダーライン

英検を受検する目的に応じて、取得しておくべき必要ラインは明確に分かれます。

目的別の必要級ボーダーライン
🏫高校受験

内申点加点は3級以上が対象。難関私立や推薦では準2級が有利。

🎓大学入試

外部検定利用は2級以上。難関大の満点換算・高得点免除は準1級。

💼就職活動

履歴書への記載は2級以上。外資系や海外事業部なら準1級以上。

📖やり直し英語

復習は3級・準2級から着手し、ビジネス実践力の2級を目指す。

受験や就職など、達成したい目的に応じた目標級の目安です。

英検各級のレベル・目安一覧のイメージ

次の疑問客観的な実力を短時間で測りたいときは、英検レベルチェックテストと受検級診断で現在の適正級を確認してみましょう。

他資格・外部試験とのレベル換算比較表

英検の各級が、TOEIC L&Rテストや共通テスト、CEFRとどの程度対応しているのかを把握しておくと、総合的な英語力の現在地が理解しやすくなります。

表は横にスクロールできます →

英検の級CEFRTOEIC L&R(目安)共通テスト得点率(目安)
1級C1945〜990点95%以上
準1級B2785〜940点80〜95%
2級B1〜B2550〜780点60〜80%
準2級プラスA2〜B1450〜545点50〜65%
準2級A2350〜445点40〜55%
3級A1〜A2225〜345点—
4級A1120〜220点—
5級A1未満〜115点—

TOEICはリスニングとリーディングの2技能を測る試験であるのに対し、英検(3級以上)はライティングとスピーキングを含めた4技能を総合的に測定します。

そのため、TOEICで高得点を取っていても、ライティングやスピーキングの練習が不足していると英検2級や準1級で不合格になるケースがあります。

換算スコアはあくまで語彙・読解力・聴解力の基礎水準の目安として参考にしてください。

次の疑問ビジネス英語との違いをさらに詳しく見たい場合は、TOEICと英検のレベル換算表が役立ちます。

級別の合格率の傾向と合格に必要な勉強時間の目安

英検の難易度の壁を理解するために、合格率の目安(公式サイトの「受験の状況」には級ごとの合格率は掲載されていません)と、合格に必要な学習時間をまとめました。

各級の合格率と「難易度の壁」

英検では級が上がるごとに合格率が低下し、明確な「壁」が存在します。

合格に必要な勉強時間の目安

前の級に合格している状態から、次の級に合格するまでに必要な学習時間の目安です。

挑戦する級前提となる状態必要な学習時間の目安
5級英語の学習開始約30〜50時間
4級5級合格レベル約50〜70時間
3級4級合格レベル約70〜100時間
準2級3級合格レベル約100〜150時間
準2級プラス準2級合格レベル約100〜130時間
2級準2級合格レベル約150〜200時間
準1級2級合格レベル約250〜350時間
1級準1級合格レベル約400〜600時間以上

学習時間の大部分は、語彙の暗記とライティング添削、リスニングの反復演習に充てることになります。短期間で集中的に取り組む場合は、1日1〜2時間の学習を2〜3か月継続することが標準的なスケジュールです。

英検各級の合格率と難易度の壁
◀ 高合格率(基礎)難関(低合格率) ▶
5級・4級合格率70〜80%。基礎的な選択問題中心。
3級・準2級合格率50〜55%。ライティングと面接が導入。
2級合格率25〜30%。最初の壁。抽象的な話題急増。
準1級合格率15〜16%。第2の壁。専門語彙と高速聴解。
1級合格率約10%前後。最高峰の高度な語彙力と知識。

級が上がるにつれて合格率が低下し、2級と準1級に大きな壁があります。

一発合格に向けた試験対策ステップと面接のポイント

英検を確実に突破するための学習手順と、3級以上で課される二次試験(面接)の対策手順を解説します。

ステップ1:単語帳による語彙の先行習得

英検は語彙力が合否を大きく左右します。長文読解やリスニングの演習に入る前に、各級に対応した単語帳を一冊決め、見出し語の意味を8割以上即答できる状態を作ります。音声を聞きながら発音と意味をセットで覚えることがリスニング対策にも直結します。

ステップ2:ライティングのテンプレート構築

一次試験の配点において、ライティング(記述式)は非常に高い比重を持ちます。満点を狙うのではなく、文法ミスやスペルミスのない安定した文章を書くため、定型パターンを定着させます。

意見論述で使える基本構成の例:

ステップ3:過去問題の徹底演習と時間配分

直近の過去問題を解き、時間配分を身体に染み込ませます。特に2級や準1級ではリーディングとライティングの時間を自分で配分する必要があるため、「ライティングを20〜25分で仕上げ、残りを読解問題に充てる」といった事前の計画が不可欠です。

二次試験(スピーキング面接)の基本対策

二次試験では、正確な文法だけでなく、相手に伝えようとする積極的なコミュニケーション姿勢(アティチュード)も評価対象です。質問が聞き取れなかった場合は、無言にならずに Could you say that again, please?(もう一度言っていただけますか?)と丁寧に聞き返せば減点にはなりません。

意見を述べる際は、I agree. だけで終わらせず、Because [理由]... と根拠を添えて完全な文で話す習慣を身につけましょう。

※ 試験日・申込期限・料金などは年度や回によって変わります。最新の情報は、各試験・サービスの実施団体の公式サイトでご確認ください(この記事の最終確認日: 2026年9月28日)。

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英検の疑問をすべて見る「英検級」のまとめ

理解度チェック

Q1. 英検の受検ルールについて、本文の説明と一致するものは?

  1. 下の級から順番に受検する必要がある
  2. どの級からでも挑戦でき飛び級受験も可能
  3. 4級に合格しないと3級は受検できない
  4. 初回は必ず5級を受検しなければならない
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正解: B. どの級からでも挑戦でき飛び級受験も可能
英検には下の級から順番に受けなければならない規則はなく、どの級からでも自由に挑戦でき、飛び級受験も認められています。

Q2. 英検の試験構成について、正しい記述はどれですか?

  1. 5級と4級でも二次試験の面接が必須である
  2. 3級以上は一次試験のみで合否が決定される
  3. 3級以上は一次試験合格後に二次試験に進む
  4. 5級のスピーキングテストは合否に影響する
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正解: C. 3級以上は一次試験合格後に二次試験に進む
3級以上は一次試験に合格した受検者のみが二次試験の個人面接に進み、両方に合格して認定証が発行されます。5級・4級の端末スピーキングは合否に影響しません。

Q3. 面接で質問を聞き直す際に使える表現として適切な英文は?

  1. Could you say that again, please?
  2. I think that for two reasons.
  3. Can you play tennis?
  4. Which do you like better?
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正解: A. Could you say that again, please?
二次試験の対策として、質問が聞き取れなかった際に丁寧に聞き返す表現として「Could you say that again, please?」が挙げられています。

英検S-CBTと従来型のレベル・難易度比較

英検を受験する際、問題冊子とマークシートを用いる従来型のペーパーテストに加え、コンピューター上で受験する英検S-CBTのどちらを選ぶべきか迷う方も多いでしょう。両者のレベルや難易度に違いがあるのかを押さえておくことが大切です。

結論として、英検S-CBTの出題内容や問題の難易度、判定されるCSEスコアの基準は従来型と同等として扱われます。どちらの方式で合格しても認定される級の価値や公的な効力に差はありません。

ただし、試験当日の進め方には次のような違いがあります。

問題そのものの難易度レベルは同一ですが、キーボード操作や画面上での長文読解、マイクへの吹き込みといったコンピューター操作への適性によって体感の解きやすさが変わります。面接官と直接対面して話す形式が得意か、1日で試験を完了させたいかなど、自身の受験環境や好みに合わせて選択するとよいでしょう。

準2級プラスと2級のレベル差・受けるべき人の基準

準2級(高校中級程度)と2級(高校卒業程度)の間には、従来から大きな難易度の開きが存在していました。準2級までは学校や趣味といった身近な話題が中心ですが、2級になると environmental protection(環境保護)や医療、テクノロジーといった抽象的で社会性の高いテーマが頻出します。必要語彙数も準2級の約2,600〜3,600語から2級の約4,000〜5,500語へと約1,500語近く増えるため、準2級合格後に伸び悩む受検者が少なくありませんでした。

このギャップを埋めるために高校上級程度の位置づけとして導入されたのが準2級プラスです。準2級合格後に準2級プラスを経由すべきか、直接2級を目指すべきかの判断基準は以下の通りです。

準2級プラスの受験が適している人

直接2級への挑戦が適している人

英検には飛び級受験の制限がないため、自分の現在の実力と目標とする期日に合わせて、準2級プラスを足がかりにするか2級へ直接進むかを柔軟に選択できます。

よくある質問

Q. 初めて受けるなら何級から受けるべきですか?
中学生なら3級(中1・中2は4級や5級)、高校生なら準2級または2級から始めるのが標準的です。過去問を1回分解き、正答率が6割以上取れる級を選ぶと無理なく学習を進められます。
Q. 英検の資格に有効期限はありますか?
英検の資格自体に有効期限はなく、生涯有効な公式認定です。ただし、大学入試や公務員試験で利用する場合、「過去2年以内に取得したもの」といった出願規定が設けられていることがあります。
Q. 一次試験に合格して二次試験に落ちたら?
一次試験に合格し、二次試験のみ不合格となった場合、「一次試験免除」の制度が適用されます。免除資格は次回以降の受検から翌年度の同じ回まで有効であり、二次試験のみを再受検できます。
Q. 履歴書には英検何級から書けますか?
高校生の推薦入試用書類には3級以上、大学受験や一般的な就職活動の履歴書には2級以上を記載するのが一般的です。2級以上であれば高校卒業程度の基礎的社会英語力を証明できます。
Q. ダブル受験(同日に2つの級を受験)は可能ですか?
可能です。英検では「5級と4級」「準2級と準2級プラス」など、試験時間が重複しない隣接した2つの級を同一日程で併願受検できます。実力判定と上の級への挑戦を同時に進めたい場合に有効です。
Q. 英検S-CBTで取得した級は、大学入試や履歴書でも従来型と同じように使えますか?
使えます。英検S-CBTで取得した合格認定やCSEスコアは従来型(ペーパーテスト)と同等として扱われるため、大学入試の外部検定利用や出願要件、就職活動の履歴書への記載においても全く同じ効力を持つ正式な資格として活用できます。
Q. 準2級プラスを受けずに、準2級から直接2級を受験することは可能ですか?
可能です。英検では下の級から順に受けなければならない規則はなく、飛び級受験が認められています。準2級合格後に準2級プラスを経由せず、直接2級に挑戦しても問題ありません。

2026年10月12日更新・モチタン辞典編集部