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in search ofとin search forの違いと正しい使い方
定型表現としてはin search ofが文法的に正しく、in search forは原則として誤用です。動詞ではsearch forとforを用いますが、熟語in search ofに含まれるsearchは名詞であり、目的語を後置する際にofを結びつけます。
ただし、冠詞が付いたin the search forの形であればforを用いることができます。
結論:in search ofとforの正誤判定
英語の定型表現として確立しているのはin search ofです。インターネットの検索や英語学習者の英作文ではin search forという表記が散見されますが、文法的には非標準的であり、試験やビジネス文書では誤りとみなされます。
正誤と自然さの対比
まずは以下の基本的な使い分けを押さえてください。
- in search of ...(正しい定型表現:「〜を探し求めて」「〜を求めて」)
- in search for ...(文法的な誤用:標準的な英語では不自然)
- search for ...(正しい動詞句:自動詞search+前置詞for)
- in the search for ...(文法的に正しい名詞句:冠詞theがある場合はforが可能)
動詞でsearch forと言うため、そのままin search forと書いてしまう間違いが非常に多く見られます。しかし、前置詞inの直後に無冠詞で置かれる名詞searchは、後ろにofを従える成句として固定されています。
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| 表現 | 文法的な正しさ | 役割・品詞 | 意味 |
|---|---|---|---|
| in search of | 標準的(正解) | 副詞句・形容詞句 | 〜を探し求めて |
| in search for | 非標準(誤り) | — | — |
| search for | 標準的(正解) | 動詞句 | 〜を(徹底的に)捜す |
| in the search for | 標準的(正解) | 名詞句・副詞句 | 〜の捜索・探求において |
なぜofなのか?品詞と文法の理由
動詞のときはsearch forなのに、なぜin search ofではofに変わるのでしょうか。その理由は、searchの品詞の違いと、名詞が目的語的な名詞をとるときの結合ルールにあります。
動詞のsearchは「目的・方向」のforをとる
動詞のsearchを自動詞として使う場合、探索の目標や対象を示すために「目標・到達点」を表す前置詞forを伴います。これがsearch for a missing child(行方不明の子供を捜索する)のような表現です。
名詞のsearchは「内容・対象」のofをとる
一方、in search ofのsearchは前置詞inの後ろにあるため、名詞として働いています。英語の名詞が「〜を探すこと」という動作の意味を持ち、その対象(〜を)を後ろに続ける場合、目的格の関係を表す前置詞ofを用いるのが規則です。
これは他の名詞表現でも共通して見られる現象です。
- hope for peace(平和を望む/動詞+for) → in the hope of peace(平和を望んで/名詞+of)
- pursue happiness(幸福を追求する/動詞) → in pursuit of happiness(幸福を追求して/名詞+of)
- search for truth(真理を探す/動詞+for) → in search of truth(真理を探し求めて/名詞+of)
このように、動詞のときにforをとる語であっても、in [名詞] ofという枠組みに入ると、目的語を導く前置詞はofに置き換わります。
動詞の構文(for)
- 目標・到達点を表すfor
- search for truth
- hope for peace
名詞の成句(in... of)
- 動作の対象(目的格)を表すof
- in search of truth
- in the hope of peace
動詞では目標を示すforを用い、名詞化してinの後に置くと対象を示すofに変わります。
次の疑問前置詞のforとofの選択で迷いやすい構文としては、不定詞の意味上の主語forとofの違いのルールも押さえておくと文法の理解が深まります。
冠詞theが入るin the search forの例外
「searchとforの組み合わせは前置詞句では絶対に不可」というわけではありません。冠詞theを伴うin the search forという形は、標準的な英語として頻繁に使われます。
in search ofとin the search forの使い分け
無冠詞のin search ofと冠詞付きのin the search forには、文脈やニュアンスの違いがあります。
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| 表現 | 冠詞の有無 | ニュアンス・使われる場面 | 代表的な例文 |
|---|---|---|---|
| in search of | 無冠詞(イディオム) | 主語の行動の「目的・動機・状態」を示す。個人や生き物の移動を伴うことが多い。 | She traveled across Europe in search of inspiration.(彼女はひらめきを求めてヨーロッパ中を旅した。) |
| in the search for | 冠詞theあり(名詞句) | 特定の組織的な捜索、科学的な研究、社会的な調査プロジェクトそのものを指す。 | Scientists made progress in the search for a cure.(科学者たちは治療法の探求において前進を遂げた。) |
theが付くことで、単なる心情や動機ではなく、「現在進行中の特定の探求プロジェクト・捜索活動の枠組みの中において」という客観的な枠組みを表すニュアンスになります。医学研究や警察の捜査、学術論文などのフォーマルな文脈ではin the search forが好まれます。
- The police asked for public cooperation in the search for the missing hiker.(警察は行方不明の登山者の捜索において市民の協力を求めた。)
- Millions of dollars were invested in the search for renewable energy sources.(再生可能エネルギー源の探求に数百万ドルが投資された。)
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動詞searchとsearch forの重要文法
動詞としてのsearchを使う際、多くの学習者が「目的語に何を置くか」で混乱します。searchは他動詞と自動詞の両方で機能し、後ろに前置詞forを置くかどうかで意味が大きく変わります。
3つの基本構文
動詞searchには、必ず覚えるべき3つの文型があります。
- search A(他動詞:Aという「場所・人」を徹底的に調べる、捜索する、身体検査する)
- search for B(自動詞+前置詞:Bという「目的物・人」を見つけようと探す)
- search A for B(他動詞構文:Bを見つけるためにAという場所を調べる)
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| 構文 | 後ろに来る名詞 | 意味 | 例文 |
|---|---|---|---|
| search A | 捜索する場所・対象者 | A(場所)をくまなく探す/A(人)を身体検査する | The officer searched the car.(警察官はその車内を捜索した。) |
| search for B | 探している物・人 | B(目的物)を探す | The officer searched for the weapon.(警察官は凶器を探した。) |
| search A for B | A=場所、B=目的物 | Bを探すためにAを調べる | The officer searched the car for the weapon.(警察官は凶器を求めて車内を捜索した。) |
典型的なミス:searchの直後に探す物を置く
日本語で「鍵を探す」と言う感覚のままI searched my keys.としてしまうと、「鍵の内部や表面をくまなく捜索した(鍵を分解して調べた)」という意味になり、不自然です。探している対象物を直後に置くときは、必ずsearch for my keysとする必要があります。

次の疑問後ろにforを置くかどうかで動詞の働きが変わるパターンとして、ask toとask forの違いもあわせて確認しておくと迷わなくなります。
in search ofと類義表現のニュアンス比較
「探す」を意味する英語表現には、in search ofのほかにlook for、search for、seekなどがあります。場面やフォーマル度によって適切に使い分けることが求められます。
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| 表現 | 文体・フォーマル度 | 探索の対象・特徴 | 主な使われ方 |
|---|---|---|---|
| look for | 口語・日常的 | 目に見える日用品、人、仕事など身近なもの | 失くした物や日常の探索全般 |
| search for | 中立〜やや硬い | 見つかりにくい物、証拠、犯人などをくまなく探す | 注意深く綿密に探す行為 |
| seek | 文語・フォーマル | 助言、援助、真理、機会など抽象的な目標 | 一語で「求める」を表す硬い表現 |
| in search of | 文語的・描写調 | 主語が動く動機や背景(食料、新天地、知識など) | 移動動詞やbe動詞とセットで状態を示す |
各表現の使い分け例文
- I am looking for my glasses. Have you seen them?(メガネを探しています。見かけませんでしたか?/日常の探し物)
- Rescue teams are searching for survivors in the rubble.(救助隊は瓦礫の中で生存者を捜索している/綿密・徹底的な捜索)
- They are seeking legal advice from a specialist.(彼らは専門家から法的な助言を求めている/抽象的な助けを求める)
- The birds fly south in search of warmer weather.(鳥たちはより温暖な気候を求めて南へ飛ぶ/移動の動機・背景)
ITや学術分野における類語の使い分けを知りたいときは、retrievalとsearchの違いも参考になります。
文中で使う基本構文と言い換えの型
in search ofは、文中で特定の動詞と組み合わせて使われることが決まっています。よく使われる連語パターンを身につけると、自然な英文が組み立てられます。
よく使われる3大パターン
- be in search of ...(〜を探し求めている状態にある)
例:Many young graduates are in search of meaningful careers.(多くの新卒者がやりがいのある仕事を求めている。) - go / travel / wander in search of ...(〜を求めて旅立つ/さまよう)
例:Early humans wandered across continents in search of food.(初期の人類は食料を求めて大陸を渡り歩いた。) - leave / set out in search of ...(〜を求めて出発する)
例:He left his hometown in search of new opportunities.(彼は新たな機会を求めて故郷を離れた。)
動詞文から名詞句への書き換えテンプレート
大学入試や論文、ビジネス文書では、同じ内容をより簡潔かつ格調高い表現に書き換える技術が役立ちます。
| 元の文(動詞:search for) | 書き換え後(名詞句:in search of) | 日本語訳 |
|---|---|---|
| He moved to London because he was searching for a job. | He moved to London in search of a job. | 彼は仕事を求めてロンドンへ移住した。 |
| The team searched for the missing documents all morning. | The team spent all morning in search of the missing documents. | チームは行方不明の書類を探して午前中を費やした。 |
| Animals migrate when they search for water. | Animals migrate in search of water. | 動物は水を求めて移動する。 |
求めている状態を表す。例:are in search of meaningful careers
求めて旅立つ・さまよう動作を表す。例:wandered in search of food
求めて旅立つ・出発する動作を表す。例:left in search of new opportunities
in search ofと組み合わせてよく使われる3つの動詞パターンです。
迷ったときの判定フローチャート
英作文や会話の最中に「前置詞はofかforか」で迷ったときは、以下の判断手順をたどることで瞬時に正解を導き出せます。
5秒で決まる選択手順
- ステップ1:動詞として使っているか?
→ 動詞なら、目的語が「探す物」の場合はsearch for、「調べる場所」ならsearch [場所]。 - ステップ2:前置詞inの後ろにある名詞か?
→ in searchの形なら、次のステップへ。 - ステップ3:冠詞theが付いているか?
→ 冠詞なし(in search)なら、後ろは必ずof(in search of)。
→ 冠詞あり(in the search)なら、後ろはforが自然(in the search for)。
やってはいけないNGパターン集
- × He went abroad in search for peace.
○ He went abroad in search of peace.(in search ofが正しい成句) - × I am searching my lost smartphone.
○ I am searching for my lost smartphone.(探す対象物にはforが必要) - × They conducted an operation in search to find the plane.
○ They conducted an operation in search of the plane.(to不定詞ではなくof [名詞]を続ける)
動詞なら探す物にはfor、調べる場所なら不要
前置詞inの後ろにある名詞の場合は次の段階へ
無冠詞ならof、冠詞あり(in the search)ならfor
品詞と冠詞の有無を順番に確認することで、適切な前置詞を判断できます。
理解度チェックテスト(空所補充)
学んだ知識が身についたか、以下の問題で確認してみましょう。空所に入る最も適切な語句を選択肢から選んでください。
第1問
Ancient navigators sailed across uncharted oceans ( ) new trade routes.
(A) in search for
(B) in search of
(C) searching of
(D) search for
正解:(B)
解説:「〜を求めて航海した」という目的・背景を表す副詞句です。定型表現としてin search ofを選びます。(A)は誤用、(C)は分詞構文にするならsearching forでなければなりません。
第2問
The security guard ( ) every visitor's bag at the entrance.
(A) searched for
(B) searched
(C) was in search of
(D) in the search for
正解:(B)
解説:目的語がevery visitor's bag(検査する対象・場所)であるため、他動詞のsearchedが正解です。(A)のsearched forにすると「紛失したカバンを探した」という意味になってしまいます。
第3問
Global researchers have collaborated ( ) effective treatments.
(A) in search for
(B) in search to
(C) in the search for
(D) for search of
正解:(C)
解説:学術研究やプロジェクトの枠組みを表す場面で、冠詞theを伴うin the search forが適切です。
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理解度チェック
Q1. 「〜を探し求めて」を表す標準的な英語表現はどれですか?
- in search for
- in search of
- in search to
- for search of
答えを見る
正解: B. in search of
前置詞inの直後に無冠詞で置かれる名詞searchは、後ろにofを伴う成句となります。
Q2. 空所に最も適する表現はどれ? Scientists joined ( ) a cure.
- in the search for
- in search for
- searching of
- search to
答えを見る
正解: A. in the search for
研究プロジェクトなどの枠組みを指すフォーマルな文脈では冠詞を伴うin the search forを使います。
Q3. 動詞searchで探している対象物・人を置く時の構文はどれ?
- search+目的物
- search to+目的物
- search for+目的物
- search of+目的物
答えを見る
正解: C. search for+目的物
探している目的物や人を見つけようとする場合、自動詞としてsearch forを用います。
よくある質問
- Q. in search forは絶対に間違いですか?
- 現代の標準英語規範では誤りとみなされます。非母語話者やカジュアルな会話で混同されて使われる例はありますが、入試やビジネス文書では必ずin search ofを使ってください。
- Q. searchとsearch forの違いを一言で言うと?
- searchは「場所や人をくまなく調べる(他動詞)」、search forは「探している目的物を見つけ出そうとする(自動詞+前置詞)」という違いがあります。
- Q. in search ofの後ろに動詞のing形は置けますか?
- 文法上ofは前置詞なので動名詞(-ing)を置くことは可能ですが、通例は名詞句(food, truth, cluesなど)を置くのが一般的で自然とされます。
- Q. 日常会話でin search ofを使うと堅いですか?
- やや文学的で改まった響きがあります。日常会話で「財布を探している」程度であれば、I'm looking for my wallet.と言うほうが圧倒的に自然です。
2026年10月8日更新・モチタン辞典編集部
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