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バルセロナインターナショナルスクール選びと編入ガイド

バルセロナインターナショナルスクール選びと編入ガイド

バルセロナのインターナショナルスクールは、英語を主言語としながらスペイン語を修得できる環境が整っており、国際バカロレア(IB)、米国式、英国式の多彩なカリキュラムが提供されています。

公立校がカタルーニャ語を中心に授業を行うのに対し、英語系インター校は母語保持や将来の帰国枠大学受験、欧米大学進学を見据えた家庭にとって現実的な選択肢となります。

主要インター校の特徴と学校比較

バルセロナ市内および近郊には、教育理念や採用カリキュラムが異なる多様なインターナショナルスクールが点在しています。代表的な学校の特徴を把握し、家庭の教育方針や滞在予定期間に適した学校を絞り込むことが重要です。

表は横にスクロールできます →

学校名採用カリキュラム主な所在地英語補習(EAL)支援
Benjamin Franklin International School (BFIS)米国式カリキュラム / IBディプロマサリア・サン・ジェルバシあり(低・中学年中心)
American School of Barcelona (ASB)米国式カリキュラム / IBディプロマエスプルゲス・デ・リョブレガットあり(学年・英語力による)
Hamelin-Laie International School国際バカロレア(IB)モンガット(バルセロナ北部郊外)あり(充実した支援枠)
St. Peter's School Barcelona国際バカロレア(全課程IB)ペドラルベスあり(基礎〜中級対応)

Benjamin Franklin International School(BFIS)はバルセロナ北西部の閑静な住宅街に位置し、米国の教育基準に沿った指導と高校段階でのIBプログラムを提供しています。

アメリカンスクール・オブ・バルセロナ(ASB)は市内中心部からアクセスしやすい近郊に位置し、多国籍な生徒構成と充実したスポーツ施設を備えています。

St. Peter's Schoolは市内西部の高級住宅街ペドラルベスにあり、初等から中等まで一貫したIB教育と科学技術教育に注力しています。

Hamelin-Laie International Schoolは海岸沿いの近代的なキャンパスを有し、多言語習得と手厚い受け入れ態勢が特徴です。

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英国式・米国式・IBのカリキュラム選択

インターナショナルスクール選びでは、どの教育カリキュラムを採用しているかが将来の進路や転校時の連続性に直結します。バルセロナでは主に以下の3体系が主流です。

米国式カリキュラム(US High School Diploma / AP)

学年ごとの単位取得や平常点が重視され、継続的な学習姿勢が評価されます。探究活動や課外活動との両立がしやすく、アメリカやカナダの大学進学、あるいは日本の帰国生入試で幅広く活用できます。

英国式カリキュラム(IGCSE / A-Level)

中等教育修了時の統一試験である IGCSE (International General Certificate of Secondary Education)(中等教育国際一般証明書)と、高校最終学年での A-Level (General Certificate of Education Advanced Level)(高度水準一般教育証明書)を軸とする構成です。

特定科目を深く掘り下げる専門性の高い学習が特徴で、英国系大学への直接出願に適しています。

国際バカロレア(IB: International Baccalaureate)

初等教育プログラム(PYP)、中等教育プログラム(MYP)、ディプロマプログラム(DP)で構成される世界基準のカリキュラムです。高校段階のIBディプロマは世界中の高等教育機関で評価され、日本の大学におけるIB総合型選抜や帰国生入試でも高い汎用性を持ちます。

ただし、16歳以上で履修するディプロマ課程は高度な英語論文執筆力とクリティカルシンキングが求められるため、編入時期には慎重な検討が必要です。

3大カリキュラムの特徴比較

米国式カリキュラム

  • 学年ごとの単位取得や平常点を重視
  • 探究や課外活動と両立しやすい
  • 米加大学進学や日本の帰国生入試向け

英国式カリキュラム

  • IGCSEとA-Levelが軸の構成
  • 特定科目を深く掘り下げる専門性
  • 英国系大学への直接出願に適する

国際バカロレア(IB)

  • PYP・MYP・DPの世界基準
  • 高度な論文執筆力と批判的思考力
  • 世界中の大学や日本の総合型選抜向け

採用カリキュラムごとの評価軸や進路の特徴を比較できます。

出願や授業で使われる科目の英語表現を整理したいときは、教科・学校の英単語の一覧が役立ちます。

次の疑問英国式カリキュラムの学年区分でよく耳にする初等教育の定義は、プライマリースクールの意味と学年構成で詳しく解説しています。

学費相場と入学金・付帯費用の内訳

バルセロナの全日制インターナショナルスクールにおける年間授業料の相場は、おおむね約10,000〜20,000ユーロ前後です。学年が上がるにつれて授業料が高くなる傾向があります。

年間授業料以外にも、入学時および在学中に以下のような諸費用が発生します。出願前に資金計画へ組み込んでおくことが欠かせません。

学費の納入時期や分割納入の可否、返金規定は各校によって異なります。最新の日程・料金は実施団体の公式サイトで確認してください。

インター校の諸費用内訳
学費・付帯費用

入学・出願時の費用

  • 出願料・選考料
  • 入学金・登録料
  • 学校債・資本金

在学中の定期費用

  • 年間授業料
  • 昼食代
  • スクールバス代
  • 英語補習費用

授業料以外に発生する諸費用の分類と内訳項目です。

編入選考の内容と学年別英語力基準

バルセロナのインター校への編入では、学年や年齢に応じた学力考査と書類審査が実施されます。主な選考プロセスは以下の通りです。

選考で用いられる主な試験と提出物

  1. 成績証明書および推薦状: 過去2〜3年分の成績証明書(英文)と、在籍校の教員による推薦状(英文)の提出が求められます。
  2. MAPテスト (Measures of Academic Progress): コンピュータ適応型のアセスメントテストで、読解(Reading)、言語運用(Language Usage)、数学(Mathematics)の学力を測定します。米系・国際系インター校で広く採用されています。
  3. 英文エッセイ・ライティング: 中高生の編入では、与えられたプロンプトに対して論理的な文章を記述する筆記試験が課されます。
  4. オンライン面談または対面面接: 志望動機、学習意欲、異文化適応力、英語による会話運用能力が確認されます。保護者同席の面談が行われることもあります。

学年別の受け入れ難易度とEAL体制

幼稚園・小学校低学年では、英語が母語でない児童の受け入れ枠が比較的柔軟であり、英語補習プログラムである EAL (English as an Additional Language)(追加言語としての英語指導)を受講しながら通常授業に合流できます。

一方、中等教育後半から高校段階(特にIBディプロマ課程が始まる11年生以降)では、高度な学術英語での理解と記述が前提となるため、ネイティブに近い英語力がないと受け入れが厳しく制限されます。

学年別の編入難易度と英語基準
◀ 低(受け入れ柔軟)高(厳格な基準) ▶
幼稚園・小学校低学年EALを受講しながら通常授業に合流可能
中等教育後半〜高校段階高度な学術英語やネイティブ級の力が前提

学年が上がるにつれて求められる英語運用の水準が高くなります。

バルセロナのインター校の選び方のイメージ

次の疑問編入直後の授業についていけるか不安な方は、インターで英語が話せない時の対策をあらかじめ確認しておくと役立ちます。

カタルーニャ語現地校との言語環境比較

バルセロナが位置するカタルーニャ自治州では、現地の公立校および準公立校(コンセルタダ)において、主要な授業言語としてカタルーニャ語が義務付けられています。スペイン語(カスティーリャ語)は国語の授業など一部に限られます。

項目インターナショナルスクールカタルーニャ現地校(公立・準公立)
主教授言語英語カタルーニャ語
第2・第3言語スペイン語、カタルーニャ語、仏語等スペイン語、英語(外国語科目として)
英語力の伸長高度なアカデミック英語の習得が可能日常会話レベルにとどまる傾向
スペイン語の習得教養・日常レベルの習得が中心現地生活を通じて実用的に定着
将来の選択肢世界各国の大学・日本の帰国生入試スペイン国内の大学進学が中心

数年間の駐在や一時的な滞在の後に日本へ帰国、または第三国へ移動する予定がある家庭にとっては、現地公立校に進むと「カタルーニャ語の習得に時間を費やし、英語の学術運用能力が伸び悩む」というリスクが生じます。

インターナショナルスクールであれば、英語を主要な学習言語としながら、外国語科目としてスペイン語を体系的に学ぶことが可能です。

現地校やインター校で使われる多様な言葉の表記を確認したいときは、国籍・言語の英単語を参考にしてください。

居住エリアの選定と出願スケジュール

通学の利便性と住居選びは密接に関係しています。バルセロナにおける代表的な居住エリアと学校アクセスの特徴は以下の通りです。

主な居住エリアと通学環境

出願手続きとビザ申請の進め方

スペインの非営利居住ビザやデジタルノマドビザを取得して渡航する場合、ビザ審査の書類として子どもの学校受入承諾書(または在学証明書)が求められることがあります。

現地の人気校は各学年の定員に達し次第 Waiting List(待機者リスト)対応となるため、住居探しの前にまず志望校へコンタクトを取り、出願手続きを開始する必要があります。

一般的な手続きの流れは、公式サイトからの問い合わせ、見学予約、出願書類提出、選考考査の受験、合格通知とデポジット納付による席の確保、ビザ用証明書の発行という順序で進みます。

出願と手続きの流れ
1公式サイト照会

公式サイトから問い合わせを行う

2見学予約

学校見学の日程を予約する

3書類提出

必要な出願書類を提出する

4選考考査

適性テストや面談を受験する

5合格・席確保

合格通知受領後デポジットを納付する

6証明書発行

ビザ申請用の受入証明書を受け取る

志望校への最初の問い合わせからビザ証明書発行までの順序です。

日本人家庭向け学校選定と連絡用英文例

学校選びのミスマッチを防ぐために、事前の問い合わせや学校見学で確認しておくべき確認項目を整理しました。

学校選定チェックリスト

アドミッション担当者への問い合わせ英文例

空き枠状況と入学要件を確認する際にそのまま使えるメール表現です。

We are planning to relocate to Barcelona and would like to inquire about admission availability for our child.
(バルセロナへの移住を予定しており、子どもの入学枠の空き状況について問い合わせたく存じます。)

Could you please provide information regarding the application process and English support (EAL) for non-native speakers?
(出願手続きの流れと、非母語話者向けの英語補習サポート(EAL)についてご案内いただけますでしょうか。)

Is there currently a waiting list for the upcoming academic year?
(次期学年において、現在キャンセル待ちは発生していますでしょうか。)

学校選定チェックリスト

事前の問い合わせや見学時に確認しておきたい要点です。

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英語の違い・文化の疑問をすべて見る「スクール英語」のまとめ

理解度チェック

Q1. バルセロナの現地公立校・準公立校で義務付けられている主要言語は?

  1. スペイン語(カスティーリャ語)
  2. カタルーニャ語
  3. 英語
  4. フランス語
答えを見る

正解: B. カタルーニャ語
公立校および準公立校では、主要な授業言語としてカタルーニャ語が義務付けられており、スペイン語は国語など一部に限られます。

Q2. インター校の学費以外に発生する「出願料」の特徴として正しいものは?

  1. 合格後に1回限り納付する
  2. 不合格や辞退の場合も返金されない
  3. 毎年施設維持のために納付する
  4. 昼食代とセットで必須となる
答えを見る

正解: B. 不合格や辞退の場合も返金されない
出願書類の審査や選考テストの受験にかかる出願料・選考料は、不合格や辞退の場合であっても返金されません。

Q3. 次期学年にキャンセル待ちが出ているか尋ねる英文として正しいものは?

  1. Is there currently a waiting list for the upcoming academic year?
  2. Could you please provide information regarding the lunch fee?
  3. We would like to relocate to the beachside campus.
  4. Are there any discounts for non-native speakers?
答えを見る

正解: A. Is there currently a waiting list for the upcoming academic year?
本文の問い合わせ英文例で、次期学年のキャンセル待ち(待機者リスト)の有無を確認する表現として記載されています。

よくある質問

Q. 英語が話せない小学生でも入学可能ですか?
低学年であればEAL(英語補習)プログラムが用意されている学校が多く、英語力ゼロからでも入学できるケースがあります。ただし高学年になるにつれて英語力基準が厳格化します。
Q. 学校との連絡で親のスペイン語力は必要ですか?
インターナショナルスクールでは教職員との連絡、通知文書、面談はすべて英語で進行するため、スペイン語力は不要です。日常的な英語の読み書きができれば問題ありません。
Q. 日本の大学への帰国枠受験に対応できますか?
対応可能です。IBディプロマ取得や高校卒業資格(High School Diploma)を活かして、日本の大学の帰国生入試やIB総合型選抜を受験する生徒が多く存在します。
Q. 出願は何ヶ月前から始めるべきですか?
人気校は空き枠が限られるため、渡航予定時期の6ヶ月〜1年前からのコンタクトが推奨されます。定員が埋まっている場合はウェイティングリストに登録して空きを待ちます。
Q. インター校に通えばスペイン語も流暢になりますか?
日常会話や基礎的な読み書きは身につきますが、主言語が英語のため、流暢なスペイン語を習得するには課外活動や家庭外での積極的な現地コミュニティ参加が不可欠です。

2026年10月12日更新・モチタン辞典編集部