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strip A of Bの意味と使い方を例文で解説

strip A of Bの意味と使い方を例文で解説

strip A of Bは「AからBを剥ぎ取る」「AからB(権利・称号・財産など)を剥奪する」という意味を持つ重要構文です。目的語であるAには剥ぎ取られる対象(人・場所・物)が入り、前置詞ofの後ろのBには奪い取られる具体的な物や抽象的な権利・資格が入ります。

strip A of Bの基本意味と語順ルール

strip A of Bは、英語の剥奪・除去を表す基本構文の1つです。動詞strip単体には「(皮や覆いなどを)剥ぐ」「脱がせる」という物理的な動作の意味があります。そこに前置詞ofが組み合わさることで、「Aという対象からBを完全に剥ぎ取って取り去る」という強い意味を表現します。

AとBに入る要素の配置ルール

日本語の「AからBを奪う」という感覚に引きずられると、前置詞の後ろに「〜から」にあたる人や場所を置きたくなりますが、英語では順序が厳密に決まっています。

この配置を間違えて strip B of A と書いてしまうと、意味が通じなくなります。まず影響を受ける全体像(A)を捉え、そこから何が離れていくか(of B)を示すという構造を意識することが大切です。

物理的な意味と比喩的な意味の2つの広がり

strip A of Bには、目に見える物理的な覆いを剥ぐ用法と、目に見えない地位や権利を剥奪する抽象的用法の2通りがあります。

物理的な用法では、建物の内装を剥がしたり、機械の部品を取り外したり、衣服を脱がせたりする場面で使われます。

The workers stripped the walls of old wallpaper.
(作業員たちは壁から古い壁紙を剥ぎ取った。)

一方、ニュース報道や学術的な文章で頻出するのは比喩的な「剥奪」の用法です。法律、組織の決定、規約違反などによって、公式な地位や権限が強制的に取り消される状況を表します。

The committee decided to strip the athlete of his gold medal due to doping violations.
(委員会はドーピング違反を理由に、その選手から金メダルを剥奪することを決定した。)

strip A of Bの構文構造
strip+A(影響を受ける人・場所・物体)+of+B(衣服・覆い・称号・権利など)

The committee decided to strip the athlete of his gold medal.委員会はその選手から金メダルを剥奪することを決定した。

動詞の直後に奪われる対象、ofの後ろに剥ぎ取られるものを置きます。

strip someone of somethingの意味

strip someone of somethingは、Aの部分に「人(someone)」、Bの部分に「権利・地位・財産(something)」を置いた形です。意味は「人から〜を剥奪する」「人から〜を奪い去る」となります。

単に物を盗む場合とは異なり、権力や公的な手続きによって何かを正式に失わせる場合や、人間の誇りや尊厳を容赦なく奪い去るような重い文脈で多用されます。

somethingに入りやすい名詞のコロケーション

strip someone of somethingのsomethingには、主に以下のような「人のアイデンティティや権能を支えている名詞」が結びつきます。

分類代表的な名詞(something)日本語の意味合い
公的地位・称号title, rank, office, citizenship称号、階級、公職、市民権を剥奪する
権力・権限power, authority, rights, immunity権力、権限、諸権利、免責特権を取り上げる
精神・尊厳dignity, pride, humanity, hope尊厳、誇り、人間性、希望を奪い去る
財産・資産assets, wealth, possessions資産、富、所有物を根こそぎ奪う

具体的な用例と解釈

公的制裁の文脈では、不祥事を起こした高官や違反者が対象になります。

The parliament voted to strip the senator of his political power.
(議会はその上院議員から政治的権力を剥奪することを可決した。)

The court stripped the corrupt executive of all his personal assets.
(裁判所はその汚職役員からすべての個人資産を剥奪した。)

精神的な文脈では、過酷な環境や理不尽な待遇によって人間らしさを損なわれる場面を描写します。

The harsh prison conditions stripped the detainees of their basic human dignity.
(その過酷な刑務所の環境は、拘束された人々から最低限の人間の尊厳を奪い去った。)

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strip of lifeの意味と文脈

strip of lifeという並びは、文脈によって2通りの文法構造として現れます。1つは strip A of life という動詞構文であり、もう1つは a strip of life という名詞句です。

検索で疑問を持たれるケースの多くは、前者の「命を奪う」「生気を奪い去る」という動詞用法の受動態表現です。

動詞構文としての strip (A) of life

strip A of life の形で使われると、「Aから生命・生気を奪い去る」という意味になります。対象となるAは、生きている人間だけでなく、森林、大地、街、風景などの「活気や生物が存在する環境」が置かれることが少なくありません。

The devastating forest fire stripped the entire mountainside of life.
(壊滅的な山火事が、山肌全体から命の息吹を奪い去った。)

受動態の be stripped of life(生命を奪われる、命が失われる)としても文学作品や自然ドキュメンタリーで登場します。

After decades of intense industrial pollution, the river was completely stripped of life.
(数十年におよぶ激しい工業汚染の末、その川からは生物が完全に失われていた。)

名詞 a strip of... との混同に注意

名詞の strip には「細長い一片」「細長い土地・地帯」という意味があります。そのため、a strip of land teeming with life(生命にあふれる細長い土地)のように、単なる名詞句として strip of life が連なって見える文構造も存在します。

動詞としての「命を剥ぎ取る」なのか、名詞としての「生命が存在する細長い帯状の区画」なのかは、文全体の述語動詞の有無を確認して見分ける必要があります。

strip of lifeの文脈による2つの意味
strip of lifeの文脈

動詞構文(命・生気を奪う)

  • strip A of life
  • 受動態 be stripped of life
  • 山肌・河川など環境も対象

名詞句(細長い土地)

  • a strip of...
  • a strip of land teeming with life
  • 述語動詞の有無で見分ける

動詞構文か名詞句かによって意味と構造が大きく異なります。

次の疑問名詞として使われる「細長い一片」の用法を詳しく知りたいなら、a strip ofの意味と使い方で具体的な表現例を確認できます。

なぜofなのか?分離のofの仕組み

多くの学習者が抱く疑問が、「〜から奪う」という意味なのに、なぜ前置詞 from ではなく of を使うのかという点です。この疑問を解消するには、前置詞 of が持つ根本的な性質を理解することが近道です。

「所属」の裏返しとしての「分離」

前置詞 of の中核的な意味は「密接な結びつき」「所属」「構成要素」です。例えば a leg of the table(テーブルの脚)や a member of the team(チームの一員)のように、切り離せない一部分であることを示します。

英語の古い語源において、of は off(離れて)と同源でした。密接に結びついていた一部を「本来の所属から切り離す」という文脈で使われた結果、英語には「分離の of」と呼ばれる用法が確立しました。

fromとの発想の違い

from と of では、物事を捉える視点の焦点が異なります。

strip A of B においては、対象 A が身につけていた衣服、備えていた権利、付着していた外皮などを「備品や構成要素をまるごと取り外して、むき出しの状態にする」というニュアンスが働くため、所属関係の解除を表す of が選ばれます。

前置詞ofとfromの視点の違い

of(分離・所属の解除)

  • 全体と部分の結びつきに注目
  • もともと備わっていた属性を取り外す
  • 対象をむき出し・丸裸にするイメージ

from(起点・移動)

  • 離れる動きや距離に意識が向く
  • ある地点を出発して遠ざかる移動
  • 出所からの引き離しそのものに焦点

起点から離れるfromに対し、所属や一部を丸ごと外すのがofです。

strip A of Bの意味と使い方のイメージ

strip A of Bとstrip B from Aの違い

動詞 strip は、前置詞 from を使って strip B from A と表現することも可能です。このとき、A と B の位置関係が入れ替わります。意味の違いと使い分けの基準を整理します。

項目strip A of Bstrip B from A
文法構造動詞 + 対象(A) + of + 奪うもの(B)動詞 + 奪うもの(B) + from + 出所(A)
焦点(目的語)A(影響を受けてむき出しになる対象)B(物理的に移動・引き剥がされる物体)
ニュアンスA全体が空っぽ・無防備になる状態を強調Bを引っ張って引き剥がす動作そのものを強調
主な対象権利・資格・名誉・衣類・設備付着物・部品・樹皮・ラベルなどの物理的物体

視点の違いがわかる例文対比

同じ「壁からペンキを剥がす」という出来事でも、どちらを直接の目的語に据えるかで文のニュアンスが変わります。

We stripped the wall of old paint.
(私たちは壁から古いペンキを剥ぎ取った=壁そのものを処置してむき出しにした。)

We stripped old paint from the wall.
(私たちは古いペンキを壁から削り取った=ペンキを取り除く作業そのものに焦点がある。)

抽象的な権利や称号を剥奪する文脈では、対象者を無力化する点に重きが置かれるため、通常は strip A of B の形、あるいはその受動態が選ばれます。

受動態be stripped ofの構文と実例

資格や権利の剥奪は、組織や司法機関などが行うことが多いため、ニュース英語や試験問題では被害者・対象者を主語にした受動態 be stripped of B の形で頻繁に出現します。

能動態から受動態への変形プロセス

能動態の目的語である A が主語へ移動し、動詞が be stripped に変化します。前置詞句 of B はそのまま後ろに残ります。

試験やニュースで使える実践例文集

各種英語試験(英検準1級、TOEIC、大学入試)で問われやすい実用的な例文です。

The former general was stripped of all military honors following the inquiry.
(その元将軍は調査の結果、すべての軍の栄誉を剥奪された。)

Consumers were stripped of their right to choose under the new market monopoly.
(新しい市場独占のもとで、消費者は選択する権利を奪われた。)

The old house had been stripped of its furniture before the new owners arrived.
(新しい家主が到着する前に、その古い家からは家具が運び出されて空っぽになっていた。)

受動態be stripped ofへの変形手順
1能動態の構造

主語 + strip + 目的語A + of B

2目的語Aの移動

影響を受ける対象Aを文頭の主語に置く

3動詞を受動態に

動詞stripをbe strippedに変化させる

4of Bを後続

of Bを動詞の直後にそのまま残す

能動態の目的語Aが主語へ移り、前置詞句of Bはそのまま残ります。

同じ構文をとる剥奪・除去動詞の一覧

英語には、strip A of B と全く同じ「動詞 + A(人・場所) + of + B(物・事)」という語順をとる「剥奪・除去動詞」のグループが存在します。試験対策として、これらをまとめて覚えると知識が定着しやすくなります。

表は横にスクロールできます →

動詞意味Aに入るものBに入るもの
strip A of BAからBを剥ぎ取る・剥奪する人、場所、物衣類、権利、称号、装備
rob A of BAからBを強奪する・奪う人、銀行、店金品、時間、機会、睡眠
deprive A of BAからBを奪う(権利・自由など)人権利、自由、特権、睡眠
clear A of BAからBを取り除く・片付ける場所(机、道など)障害物、皿、雪、容疑
cure A of BAのBを治す人病気、悪習、癖
rid A of BAからBを取り除く・免れさせる人、場所害虫、悩み、不要物
relieve A of BAからB(負担)を軽減する・解任する人苦痛、重荷、職務
empty A of BAからBを空にする・取り出す容器、部屋中身、水、家具

strip・rob・depriveの使い分け

特に混同しやすい3つの動詞は、奪い取る行為の性質によって使い分けられます。

似た用法を持つ表現を整理したいときは、類義語の英単語一覧も参考になります。

次の疑問似た構文を持つ代表的な動詞の使い分けに迷ったら、depriveとrobの違いを整理した解説が役立ちます。

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理解度チェック

Q1. strip A of Bの語順ルールとして正しいものは?

  1. Aに奪われる人や場所、Bに剥奪される物が入る
  2. Aに剥奪される物、Bに奪われる人や場所が入る
  3. AとBのどちらに人や物を置いても意味は同じ
  4. 前置詞ofの後ろに必ず奪われる側の人間を置く
答えを見る

正解: A. Aに奪われる人や場所、Bに剥奪される物が入る
動詞の直後のAに被害を受ける人や場所、ofの後ろのBに剥奪される物や権利を置きます。

Q2. 「彼は金メダルを剥奪された」を表す正しい英文は?

  1. He stripped the gold medal of him.
  2. The gold medal was stripped of him.
  3. He was stripped of his gold medal.
  4. He was stripped his gold medal of.
答えを見る

正解: C. He was stripped of his gold medal.
strip A of Bの受動態は「A be stripped of B」となり、剥奪された人が主語になります。

Q3. strip B from Aを使う文の特徴はどれ?

  1. 抽象的な権利や称号を剥奪する場合に多用される
  2. A全体が空っぽで無防備になる状態を強調する
  3. 目的語のBを引っ張り引き剥がす動作を強調する
  4. 前置詞fromの後ろに物理的に移動する物体を置く
答えを見る

正解: C. 目的語のBを引っ張り引き剥がす動作を強調する
strip B from Aは物理的に移動・引き剥がされる物体Bを取り除く作業そのものに焦点があります。

よくある質問

Q. strip A of Bの受動態の形は?
受動態は「A is stripped of B」となります。意味は「AはBを剥奪される」「AはBを奪われる」です。ニュースや公式発表で、役職や称号の剥奪を伝える際によく使われます。
Q. なぜfromではなくofを使うのですか?
ここでのofは「分離のof」と呼ばれ、もともと所属していた全体から一部分を切り離す働きをします。対象Aの属性や覆いを剥ぎ取って無防備な状態にする発想からofが使われます。
Q. strip of lifeの意味は?
strip A of lifeの形で「Aから生命や活気を奪い去る」という意味になります。受動態のbe stripped of life(命を失う、生気が奪われる)としても文学や報道で用いられます。
Q. strip B from Aと言い換えられますか?
言い換え可能です。ただし語順が逆転し、剥ぎ取られる物体Bが目的語になります。strip A of BはAの状態変化に、strip B from AはBを剥がす動作そのものに焦点が当たります。
Q. rob A of Bとの違いは何ですか?
robは暴力や不法な手段で金品や機会を力づくで強奪するニュアンスです。一方、stripは覆いや権利を剥ぎ取って丸裸にする、または公的手続きで剥奪するニュアンスを持ちます。

2026年10月3日更新・モチタン辞典編集部