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TOEFL試験時間は何分?全セクション内訳と拘束時間
TOEFL iBTの試験時間は、公式案内上は約2時間、4セクションの純粋な解答時間の合計は約90分(1時間30分)です。途中の休憩時間(break)は設けられておらず、試験当日は受付手続きやセキュリティ確認を含めて約2時間30分から3時間の拘束時間が発生します。
トフル試験時間と問題数の一覧早見表
TOEFL iBT(インターネット版TOEFLテスト)の各セクションにおける試験時間と問題数は、公式の実施要項において明確に規定されています。試験はリーディング、リスニング、スピーキング、ライティングの順序で進行します。
表は横にスクロールできます →
| セクション | 試験時間(目安) | 問題数・課題数 | 主な出題形式 |
|---|---|---|---|
| Reading | 約35分 | 2パッセージ(各10問/計20問) | 学術的な文章の読解・多肢選択式 |
| Listening | 約36分 | 会話2題+講義3題(計28問) | キャンパスの会話と講義音声の聴解 |
| Speaking | 約16分 | 4問(独立型1問+統合型3問) | マイクへの口述録音 |
| Writing | 約29分 | 2問(統合型1問+学術討議1問) | キーボードによる英文エッセイ入力 |
| 合計(解答時間) | 約116分(約2時間弱) | 計54問 + 6課題 | 4技能統合型テスト |
公式案内では全体のテスト所要時間は「約2時間」と表記されます。純粋に画面上で問題を解く時間のみを合計すると約116分ですが、各セクションの開始前に表示される画面の確認や音量調整の手続きがあるため、コンピュータの前に座っている実時間は約2時間に達します。
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案内の約2時間と実解答時間の差を解説
公式パンフレットや予約完了メールに記載されている「テスト所要時間:約2時間」と、実際に問題解答に割り当てられている「約116分」の間には、約4〜10分程度の差があります。この差が生じる理由は、試験本番のコンピュータ上で以下の確認プロセスが必ず挟まれるためです。
- 機密保持契約(NDA)の同意画面:テスト開始直後に規約への同意ボタン(Continue)を押す時間。
- ヘッドセット・マイクの音量調整:リスニングやスピーキングの前に、音声が明瞭に聞こえるか、マイクが音声を正常に拾っているかをテストする時間。画面に表示された短文をマイクに向かって読み上げ、音量メーターが適正範囲(Normal)に入るまで調整します。
- 各セクションの指示文(Direction)の表示画面:問題の解き方や解答上の注意を説明する画面です。自動的に制限時間が進むセクションと、受験者がDismiss Directionをクリックするまで待機できるセクションがあります。
この準備・確認時間は純粋な解答制限時間にはカウントされません。そのため、ストップウォッチで設問の制限時間のみを測っていると、時計の針の進行と試験終了のタイミングにわずかなズレを感じることになります。
開始直後に規約を確認し同意ボタンを押す
短文を読み上げて適正範囲になるまで調整
問題の解き方や注意事項を確認する画面
純粋な解答時間に含まれない3つの確認画面の内訳です。
旧形式と短縮版の違いと変更ポイント
かつてのTOEFL iBTは全体の試験時間が約3時間から3時間30分に及び、非常に長時間のテストでした。現行の形式では全体のテスト時間が約2時間に短縮され、受験者の疲労度を軽減する構造に刷新されています。以前の形式からの主な変更点は以下の通りです。
| 項目 | 旧形式(過去の構成) | 現行形式(短縮版) |
|---|---|---|
| 総試験時間 | 約3時間〜3時間30分 | 約2時間 |
| 公式休憩(break) | リスニング後に10分間の強制休憩あり | 廃止(休憩なしで全問通し受験) |
| Reading | 3〜4パッセージ(30〜40問)/54〜72分 | 2パッセージ(20問)/約35分 |
| ダミー問題 | リーディングまたはリスニングに含まれる場合あり | 廃止(採点対象外の設問なし) |
| Writing | 独立型エッセイ(30分/300語以上) | 学術的討議課題(10分/100語以上) |
旧形式では、採点基準の調整のために受験者ごとに割り当てられる「ダミー問題」が存在し、運悪くダミーに当たったセクションは大幅に拘束時間が延びていました。
現行版ではダミー問題が撤廃され、全員が一律の短い問題数で受験できるようになっています。また、ライティングの独立型課題(Independent Writing)が廃止され、オンライン授業の掲示板に意見を書き込む形式の「学術討議課題(Writing for an Academic Discussion)」へと移行したことが、時間短縮の最大の要因です。
当日のタイムラインと実質的な拘束時間
試験会場に到着してからすべてのプロセスを終えて建物の外に出るまでの実質的な総拘束時間は、約2時間30分から3時間となります。公式ルールとして「予約試験開始時刻の30分前までに会場へ到着すること」が定められています。
会場到着から退出までの標準的な流れ
- 会場到着(予約時刻の30分前):受付ロビーで身元確認書類(有効期限内のパスポート等)を提示し、受験番号カードや誓約書を受け取ります。
- 手荷物の預け入れ:身分証明書と指定されたロッカーの鍵以外のすべての手荷物(時計、携帯電話、飲食物、上着など)をロッカーに収納します。
- セキュリティチェックと写真撮影:金属探知機による身体検査、ポケットの中身確認、メガネの確認を受けます。その後、試験結果レポートに印刷される顔写真を撮影し、係員からチェックインシートを受け取ります。
- 入室と端末への着席:係員に案内されて指定のPCブースへ着席します。メモ用紙3枚と鉛筆2本が配備されます。
- 試験実施(約2時間):各自の端末で指示に従い、ノンストップで4セクションを受験します。
- 退室手続き:試験終了画面を確認後、挙手して係員を呼びます。使用したメモ用紙と鉛筆をすべて返却し、ロッカーの荷物を取り出して退出します。
試験は全員が一斉に「せーの」で始まる方式ではなく、セキュリティチェックを通過した順に着席し、個別のタイミングで開始されます。そのため、受付の混雑具合や本人の受付順によって、試験室を出る時刻には15〜30分程度の個人差が生じます。
30分前に到着し身元確認書類を提示
身分証と鍵以外のすべての手荷物を収納
金属探知検査と写真撮影を行う
指定ブースに着席し用紙と鉛筆を受領
約2時間ノンストップで全4セクション
挙手して用紙類を返却しロッカーへ
会場到着から退出までの標準的な手順と所要の流れです。

時間切れを防ぐセクション別配分の戦略
TOEFL iBTは時間制限が厳しく、ペース配分を誤ると未解答のまま強制終了となるリスクがあります。各セクションで目標とすべき時間配分の目安と戦略をまとめました。
Readingセクション:1パッセージあたり約17分
リーディングは2パッセージで合計約35分です。画面の右上には全体のカウントダウンタイマーが表示されます。1パッセージにつき10問あるため、以下のペースを守る必要があります。
- 本文の概要把握(スキミング):約1〜2分。全段落を精読するのではなく、第1段落と各段落の冒頭を読んで全体のテーマを掴みます。
- 設問への解答:1問あたり約1分30秒。1パッセージ(10問)を約15分で解答します。
- 見直しと再考:最後の語彙問題や要約問題(Prose Summary)の確認に約1分。
タイマーの残り時間が「18分」を切った時点で、パッセージ1の解答を終えてパッセージ2へ移行していなければ時間切れの危険が高まります。分からない問題で2分以上立ち止まらず、消去法で仮の答えを選択して先へ進む判断が重要です。
Listeningセクション:音声終了後の思考時間は1問あたり約30〜35秒
リスニングは会話2題・講義3題で構成されます。音声の再生時間はコンピュータ側で管理されており、早送りや巻き戻しはできません。受験者がコントロールできるのは「音声終了後の解答時間」のみです。
解答時間として与えられる持ち時間は1題あたり約5分から6分半程度です。設問画面が表示されてから次の問題へ進むボタン(Next → OK)を押すまでの猶予は1問あたり約30秒から35秒と見積もってください。
リスニングは一度次の問題に進むと前の問題に戻ることができません。
Speakingセクション:準備時間と解答時間の管理
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| タスク | 準備時間 | 解答時間(録音) | 課題の内容 |
|---|---|---|---|
| Task 1 (Independent) | 15秒 | 45秒 | 日常的な二者択一の意見陳述 |
| Task 2 (Campus) | 30秒 | 60秒 | 大学の告知文+学生の会話を聞いて要約 |
| Task 3 (Academic) | 30秒 | 60秒 | 学術用語の説明文+講義例を聞いて説明 |
| Task 4 (Academic) | 20秒 | 60秒 | 学術講義のみを聞いて要点を説明 |
スピーキングはすべてのタイミングが自動進行します。準備時間終了とともにビープ音が鳴り、即座に録音が始まります。録音終了まで残り何秒かが画面上のプログレスバーに表示されるため、45秒タスクなら開始30秒時点で具体例を話し終え、残り15秒で結論をまとめる体内時計を養う必要があります。
Writingセクション:構成・執筆・校正の配分
ライティングの2つのタスクは、それぞれ制限時間が完全に独立してカウントされます。
- 統合型タスク(Integrated Task:20分):読解3分・講義聴解約2分(自動進行)の後、20分間のタイマーがスタートします。推奨される配分は「メモの整理と骨組み作成に2分」「執筆に15分(150〜225語以上)」「文法・スペルミスの見直しに3分」です。
- 学術討議課題(Writing for an Academic Discussion:10分):教授の問いかけと2人の学生の意見を読むのに約1〜2分、自分の立場と独自の理由・具体例の執筆に約6〜7分(100語以上)、最後の誤字脱字チェックに1〜2分を充てます。10分は非常に短いため、タイピング速度と即座に意見を組み立てる瞬発力が求められます。
第1段落と各段落冒頭を読み約1〜2分
1問あたり約1分30秒で10問を解答
語彙や要約問題の確認に約1分を使う
1パッセージ約17分の効率的な進め方と時間目安です。
各セクションのスコアを底上げしたい方は、TOEFL単語の覚え方も参考にしてみてください。
休憩なしの約2時間を乗り切る集中と対策
現行のTOEFL iBTには中間休憩がありません。約2時間にわたって高度な英語処理を連続して行うため、事前の体調管理と試験中の環境対策がスコアに直結します。
水分とカフェイン摂取のタイミング
試験中のトイレ退席は公式ルール上可能ですが、離席中も試験タイマーは止まらず進み続けます。途中退席すると、リーディングやリスニングの貴重な解答時間を5分前後失うことになり、致命的な失点につながります。
当日の水分補給は、試験開始の1時間前までに適量を摂取し、受付直前の控室で必ずお手洗いを済ませておく習慣をつけてください。また、過度なカフェイン摂取は利尿作用を引き起こすため、当日の朝はコーヒーやエナジードリンクの過剰摂取を避けるのが無難です。
受験者同士の時間差とスピーキング音への対処法
会場受験では、受付順に着席して個別スタートするため、自分がまだリーディングやリスニングを解いている最中に、早く入室した周囲の受験者がスピーキングを開始してブース内で大声を発し始める現象が日常的に起こります。この雑音トラブルを防ぐための対策は2つあります。
- ヘッドセットを常時装着しておく:リーディングセクションの最中であっても、遮音用としてヘッドセットを耳に着けたまま解くことが認められています。周囲の話し声を物理的に低減できます。
- 受付タイミングのコントロール:周りの発話音に集中を乱されたくない場合は、受付開始時刻の直前に並んで早めに入室し、自分が先陣を切ってスピーキングに入るか、逆に列の後方に並んで周囲のスピーキングが落ち着いた頃に解き進めるか、自身の好みに合わせた調整が有効です。
開始1時間前に水分補給し過剰摂取を避ける
トイレ中もタイマーが進行し時間を失う
R中も装着して周囲の発話音を物理的に遮断
入室順を選んで他者の発話タイミングを回避
休憩なしの試験を乗り切るための体調と環境の対策です。
TOEFL iBTとTOEFL ITPの試験時間比較
大学の交換留学選考やクラス分けテストとして実施される「TOEFL ITP(団体向けテスト)」と、公式な留学出願に用いる「TOEFL iBT」では、試験時間や技能構成が大きく異なります。
| 比較項目 | TOEFL iBT(個人受験/公式) | TOEFL ITP Level 1(団体受験/学内) |
|---|---|---|
| 受験形式 | コンピュータ受験(会場または自宅) | マークシート方式(ペーパー版) |
| 測定技能 | 4技能(R / L / S / W) | 3技能(L / 文法 / R)※発話・記述なし |
| 総試験時間 | 約2時間(解答約116分) | 約1時間55分(115分) |
| リスニング | 約36分(28問) | 約35分(50問) |
| 文法セクション | なし(各セクション内で評価) | 25分(Structure & Written Expression:40問) |
| リーディング | 約35分(20問) | 55分(Reading Comprehension:50問) |
| スピーキング | 約16分(4問) | なし |
| ライティング | 約29分(2問) | なし |
総試験時間自体はいずれも約2時間前後でほぼ同等ですが、ITPはスピーキングとライティングのアウトプット技能がなく、マークシートでリスニング、文法構造、リーディングを解く形式です。自身が提出を求められているスコアがどちらのテスト形態であるかを事前に確認しておく必要があります。
留学や就活の目的に応じた選び方は、TOEIC と TOEFL の違いで確認できます。
次の疑問学内試験などでITPを受ける予定がある方は、TOEFL ITPの試験時間と構成で詳しい時間割を把握しておきましょう。
理解度チェック
Q1. 現行のTOEFL iBTに関する記述で正しいものはどれ?
- リスニング後に10分間の公式休憩がある
- 採点対象外のダミー問題が全員に出題される
- 純粋な問題解答の合計時間は約116分である
- 全受験者が同じタイミングで一斉に開始する
答えを見る
正解: C. 純粋な問題解答の合計時間は約116分である
本文の一覧や解説にある通り、純粋な解答時間は約116分です。公式休憩やダミー問題は廃止され、試験は受付順に個別スタートします。
Q2. 試験中のトイレ退席に関する注意点として正しいものはどれ?
- 退席中は試験タイマーが一時停止する
- 公式ルール上、試験中の退席は一切禁止である
- 離席中も試験タイマーは止まらず進み続ける
- 退席した場合はその場で試験強制終了となる
答えを見る
正解: C. 離席中も試験タイマーは止まらず進み続ける
本文に「試験中のトイレ退席は公式ルール上可能ですが、離席中も試験タイマーは止まらず進み続けます」と記載されています。
Q3. 指示文を閉じる際に画面に表示されるボタンはどれ?
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正解: A. Dismiss Direction
本文に「受験者が Dismiss Direction をクリックするまで待機できるセクションがあります」と記載されています。
よくある質問
- Q. 試験中にトイレへ行くことはできますか?
- 可能です。挙手して係員に同伴してもらえば退室できますが、タイマーは停止せず制限時間が減り続けます。また再入室時にセキュリティチェックが必要となります。
- Q. トフル試験中にメモを取る時間はありますか?
- メモ取り(note-taking)は全セクションで認められています。配布される用紙と鉛筆を使い、音声を聞きながら要点を素早くメモすることが可能です。
- Q. 受付に遅刻した場合はどうなりますか?
- 予約時刻の30分前までの到着が原則です。遅刻した場合、会場判断により受験資格を失い、受験料の返金や日程変更も認められないため十分余裕を持って向かってください。
- Q. 試験終了後はすぐに帰れますか?
- ライティング終了後、画面上でスコアキャンセルの有無を選択し、リーディングとリスニングの非公式スコアを確認したら、挙手してメモを返却した後に退室できます。
2026年10月9日更新・モチタン辞典編集部