モチタン辞典 › 読みもの › TOEFL・IELTS › IELTSスコアの大学送付・電子送信

IELTS電子送信のやり方と大学直送の手順まとめ
IELTSスコアの大学への電子送信(直送依頼)は手数料無料で利用でき、コンピューター版IELTSの場合はマイページから最大20機関まで申請できます。
送信完了から大学側がシステム上で確認できるようになるまでの期間は通常数日程度です。大学が電子受取に対応していない場合のみ紙の成績証明書(原本)の郵送手配が必要となります。
IELTS電子送信の基本ルールと日数・手数料一覧
IELTSのスコアを大学や大学院などの受入機関へ送る方法は、主に公式の電子照合システムを利用した電子送信(E-Download)です。受入機関があらかじめIELTSのResults Verification Service(成績照合サービス)に加入していれば、受験者のスコアデータをオンライン上で安全に共有できます。
電子送信の利用にあたり、費用や申請可能数、日数の目安は以下の表の通りです。
| 項目 | コンピューター版IELTS | ペーパー版IELTS |
|---|---|---|
| 電子送信手数料 | 無料 | 無料 |
| 申請可能機関数 | マイページから最大20機関 | テストセンターの規定による(電子は基本無料) |
| 送信から受取までの日数 | 申請後、通常数日以内 | 申請処理完了後、通常数日以内 |
| 手続き場所 | 受験者マイページ(ポータル) | 各運営団体の追加成績証明書発行フォーム |
電子送信は紙の成績証明書を国際郵便等で発送する場合と異なり、郵送料金が発生せず、短期間で大学側の照合画面へ結果が届く点が大きな利点です。
全体の流れや注意点をあわせて知りたいときは、IELTSスコア結果送付と確認法をご覧ください。
次に読む無料のIELTS模試・オンラインテスト一覧スコア提出に向けて演習を重ねたいなら無料模試が役立ちます。
IELTSを大学に送る3大パターンの見分け方
志望大学の出願要項には、IELTSスコアの提出方法について指定が記載されています。提出方法は大きく分けて3パターン存在し、大学の要求に合わない方法で提出すると出願書類が受理されない原因になります。
提出方法の判定基準
- パターン1:公式電子送信(Direct Electronic Delivery / E-Download)
最も一般的な提出方法です。出願要項にPlease have your official IELTS scores sent electronically to our institution(公式のIELTSスコアを本学へ電子送信してください)と記載されている場合は、マイページ等から大学名を検索して公式直送手続きを行います。 - パターン2:出願ポータルへのeTRF(PDF)アップロード
出願フォーム上でUpload your unofficial IELTS score report or eTRF(非公式のスコアレポートまたはeTRFをアップロードしてください)と指示されている形式です。この場合、受験者自身がマイページからダウンロードしたPDFファイルを提出します。 - パターン3:紙の成績証明書(原本)の郵送
出願要項にOfficial physical Test Report Form (TRF) must be sent directly from the test center(公式の紙の成績証明書をテストセンターから直接郵送してください)と書かれている場合や、大学が電子送信システム(Results Verification Service)に未登録の場合に選択します。
自己判断でPDFを提出するだけでは「公式スコア未着」とみなされる出願先が多いため、募集要項で公式機関からの直送が義務付けられているかを必ず確認してください。
パターン1:公式電子送信
- 指示: electronically sent
- マイページ等から大学へ公式直送
- 最も一般的な提出方法
パターン2:eTRFアップロード
- 指示: Upload unofficial/eTRF
- マイページからPDFを自身で提出
- 出願フォームに直接添付する形式
パターン3:紙の原本郵送
- 指示: sent directly from center
- テストセンターから直接郵送を依頼
- 電子システム未加盟校にも対応
募集要項の英文指示を確認し、大学が指定する提出方法を選びましょう。
次の疑問提出手順と合わせて志望校の基準点も確かめたいなら、留学に必要なIELTSスコアの目安を確認しておくと安心です。
運営団体別のIELTS電子送信方法とマイページ操作
日本国内でIELTSを受験した場合、申込先の運営団体(IDP、日本英語検定協会、JSAFなど)によって電子送信の申請窓口や操作手順が異なります。
| 運営団体 | 主な申請方法 | 必要情報 |
|---|---|---|
| IDP(コンピューター版) | 公式受験者ポータルの「My tests」から直接指定 | アカウントログイン情報、志望大学の正式名称・学部名 |
| IDP(ペーパー版) | 専用の追加成績証明書申請フォームより依頼 | 受験番号、テストセンターコード、提出先情報 |
| 日本英語検定協会(英検) | 英検IELTSマイページの「追加成績証明書の発行」 | 送付方法として「IELTS e-download system」を選択 |
| JSAF(一般財団法人 日本スタディ・アブロード) | JSAF公式ウェブサイトの各種申請フォームより手続き | 受験日、受験番号、希望送付機関名 |
どの団体を経由して受験した場合でも、送付先大学が電子照合システムを利用していれば、電子送信そのものの手数料は無料です。
次の疑問英検協会経由の申込手順や特有のルールを詳しく知りたい方は、英検協会運営のIELTS概要と申込をご覧ください。
コンピューター版IELTSの電子送信・直送依頼手順
コンピューター版IELTSを受験した場合は、マイページからいつでも手軽に最大20機関まで電子送信の登録が可能です。
マイページからの送信手順ステップ
- IELTSの受験者マイページにログインし、メニューからMy testsを選択します。
- 受験一覧から対象のテストを選び、Add and notify another institution(別の機関を追加して通知する)をクリックします。
- 国、機関名(大学名)、学部やオフィス名(例: Undergraduate Admissions / Graduate Admissions)を選択して検索します。
- 該当する教育機関を選択し、登録を完了します。
目標スコア未達時の送信を防ぐ「条件付き設定」
コンピューター版IELTSでは、試験前または結果開示前にあらかじめ送信先を登録しておくことができます。その際、Send my result whenというスコア送信条件を指定する機能があります。
この設定を活用すると、「Overall 6.5以上を獲得した場合のみ自動送信する」といった閾値を設定できます。出願基準に満たないスコアが大学側に自動で送られてしまうリスクを防ぎたい場合に非常に有効な設定です。
すでに結果が開示されている過去のスコアを送信する場合は、内容を確認したうえでそのまま送信手続きへ進みます。
メニューから「My tests」を選択する
対象テストを選び「Add and notify another institution」をクリック
国・機関名(大学名)・学部やオフィス名を選択して検索する
該当する教育機関を選択して登録手続きを完了する
受験者マイページから送信先を検索して登録する流れです。

次の疑問送信方法以外の違いも把握しておきたいなら、IELTSコンピューター版と紙の違いをまとめてチェックできます。
IELTS電子送信は何日かかる?反映とステータス確認
IELTSの電子送信(E-Download)を依頼した場合、実際に大学側へ届くまでに何日かかるかは、出願締切直前の受験者にとって最も重要な関心事です。
送信から受取までのスケジュール目安
テストセンター側で電子送信の処理が実行されると、IELTSの中央データベースを通じて大学側の照合ポータルへスコアが反映されます。通常、申請から数日程度で大学側のシステムで閲覧可能な状態になります。
ただし、注意すべき点は「IELTSシステム上で送信完了になった日」と「大学の出願管理システムで受領済(Received)になる日」にはタイムラグがある点です。
大学の入学審査課(Admissions Office)は、定期的にIELTSシステムへログインしてスコアを一括ダウンロードし、受験生の出願書類と手動またはバッチ処理で突合(マッチング)します。
そのため、大学のポータル画面で反映されるまでに1〜2週間程度かかるケースも珍しくありません。
ステータス表示の意味と完了通知
マイページ上で送信状況を確認すると、送信先機関の横にステータスが表示されます。Delivered(配信完了)と表示されていれば、IELTSのサーバーから大学側のアカウントへスコアデータが正常に引き渡されたことを示しています。
なお、大学側が個別にスコアを開封・ダウンロードしたタイミングで、受験者に「大学がスコアをダウンロードしました」という個別通知メールが届く仕様にはなっていないことが一般的です。
確実な進捗は、大学側の出願者専用マイページ(Applicant Portal)の提出書類チェックリストで確認する必要があります。
Delivered表示後も大学側での突合処理に1〜2週間かかることがあります。
IELTS原本・原本証明とissuing authorityの書き方
大学の出願フォームを入力する際、IELTSの成績に関する専門用語で戸惑う受験者が多く見られます。特に「原本」「原本証明」「issuing authority」の3つは正しく理解しておく必要があります。
原本(TRF)と電子成績証明書(eTRF)の違い
| 項目 | 紙の成績証明書(TRF) | 電子成績証明書(eTRF) |
|---|---|---|
| 名称 | Test Report Form (TRF) | electronic Test Report Form (eTRF) |
| 発行形態 | セキュリティ用紙に印刷された原本 | マイページからダウンロード可能なPDF原本 |
| 主な用途 | 紙原本の郵送を要求する大学への提出 | オンライン出願システムへの添付・自己保管 |
| 効力 | 公式証明書として完全な効力を持つ | 電子署名や検証機能を含み、多くの機関で公式受認 |
issuing authority(発行機関)の書き方
出願書類にIssuing Authority(発行機関)の入力欄がある場合、ここには「ご自身が受験したIELTSの運営組織名」を記載します。出願先のドロップダウン選択肢や文字制限に応じて、以下のように入力します。
TRF Number(成績証明書番号)の確認方法
出願フォームでほぼ確実に求められるのがTRF Numberです。これは成績証明書(TRFまたはeTRF)の右下部分に記載されている、英数字混じりの文字列です。
受験番号(Candidate Number)とは異なる文字列ですので、必ず証明書の下部余白近くにあるTest Report Form Numberの欄を確認して正確に転記してください。
志望大学が出てこない・未着時のトラブル対処法
電子送信を申請しようとした際に志望校が検索で見つからない場合や、申請後も大学のマイページで未着のままになっている場合の対応手順です。
大学名が電子送信リストに出てこない場合
検索時に大学名が表示されない場合は、以下の原因が考えられます。
- 正式名称と通称の違い:
略称(例: UCLA)ではなく、正式名称(例: University of California, Los Angeles)で検索する必要があります。 - 学部・専攻ごとの個別アカウント:
大学全体ではなく、Graduate School of Businessのように個別の学部単位で登録されている場合があります。 - Results Verification Serviceへの未加盟:
受入機関が電子照合システムに登録していないケースです。この場合は電子送信ができないため、各運営団体の追加成績証明書発行フォームから「紙の原本郵送」を申請してください。
大学ポータルで未着(Incomplete)が続く場合の問い合わせ英文メール
IELTS側でDeliveredになってから2週間以上経過しても大学の出願ステータスが未着のままの場合、大学の出願窓口へ照会メールを送信します。名前にスペルミスがある場合や、出願番号が紐づいていない可能性があるため、詳細情報を添えて連絡します。
Subject: Inquiry regarding IELTS score delivery: [Your Full Name] (Application ID: [Your App ID])
件名:IELTSスコアの受領状況に関するお問い合わせ:[氏名](出願者ID: [出願ID])
Dear Admissions Committee,
I hope this email finds you well.
I am writing to respectfully inquire about the status of my official IELTS score report for my application (Application ID: [Your App ID]).
拝啓 入学審査委員会の皆様。
出願ID [出願ID] の公式IELTSスコアレポートの受領状況についてお伺いしたくご連絡いたしました。
According to the official IELTS portal, my score was electronically sent to your institution on [送信日]. However, my online portal still indicates that the score has not been received.
IELTS公式ポータルの記録では、私のスコアは[送信日]に貴学へ電子送信されております。
しかしながら、マイページ上ではスコアが未着と表示されております。
Could you please verify if my score has arrived? My test details are as follows:
私のスコアが届いているかご確認いただけますでしょうか。テストの詳細は以下の通りです。
- Full Name: [ローマ字表記の氏名]
- Date of Birth: [生年月日(例: DD/MM/YYYY)]
- Test Date: [受験日]
- Candidate Number: [受験番号]
- TRF Number: [TRF番号]
Thank you very much for your assistance and consideration.
Sincerely,
[氏名]
お忙しいところ恐縮ですが、ご対応のほどよろしくお願い申し上げます。敬具 [氏名]
UCLAなどの通称ではなく正式名称で再検索する
大学全体ではなく個別の学部・専攻名で探す
電子送信不可のため、フォームから紙の原本郵送を依頼
検索で見つからない場合は略称や所属組織、加盟状況を確認しましょう。
理解度チェック
Q1. 出願要項に電子送信を指定する文として適切なものはどれ?
- Upload your unofficial IELTS score report
- Official physical TRF must be sent directly
- Please have your official scores sent electronically
- Download your official TRF from the portal
答えを見る
正解: C. Please have your official scores sent electronically
出願要項に「sent electronically」と記載されている場合が公式電子送信のパターンです。
Q2. コンピューター版IELTSの電子送信に関する記述で正しいものは?
- 目標スコアに達した場合のみ送る条件設定ができる
- 送信先として指定できるのは最大5機関までである
- 電子送信を行う場合は機関ごとに手数料がかかる
- 大学側がスコアを閲覧すると個別通知メールが届く
Q3. 電子送信の検索で志望校が見つからない場合の対応として適切なものは?
- 大学の略称を使って再検索する
- 大学が電子照合システム未登録なら紙原本の郵送を申請する
- 受験番号を使って機関検索をやり直す
- マイページからeTRFを直接メール添付して送信する
答えを見る
正解: B. 大学が電子照合システム未登録なら紙原本の郵送を申請する
照合システムに未加盟の教育機関へは電子送信できないため、紙の原本郵送を申請します。略称での検索は推奨されません。
単語と例文をアプリで定着させるなら、単語アプリ「モチタン」単語アプリ「モチタン」なら、ゲームで覚えられます。まちがえた単語は苦手単語帳にまとまります。無料で試す
よくある質問
- Q. IELTS電子送信は何日かかる?
- IELTSマイページでの申請後、通常数日以内に受入機関へスコアが配信されます。ただし、大学側の出願システムに「受領」としてステータス反映されるまでには、事務手続きの兼ね合いで1〜2週間程度かかることがあります。
- Q. 電子送信にかかる手数料はいくら?
- IELTSの電子送信(E-Download)は、発行機関数に関わらず基本的に手数料無料です。コンピューター版IELTSの場合はマイページから最大20機関まで無料で送信登録が可能です。
- Q. 志望校が電子送信リストに出ない時は?
- 大学の正式英語名称や学部名で再検索してください。それでも表示されない受入機関は電子照合システムに未登録のため、電子送信は利用できません。テストセンターへ紙の成績証明書原本の郵送を依頼してください。
- Q. issuing authorityとは何ですか?
- IELTSのスコアを発行した認定機関を指します。出願書類の入力欄には、受験した運営組織に応じて「IDP: IELTS Australia」「British Council」または「IELTS Official Test Centre」と記入します。
- Q. eTRFのPDF提出と電子送信の違いは?
- eTRFのPDF提出は受験者自身が出願ポータルにファイルをアップロードする方法です。電子送信はIELTS公式システムから大学のアカウントへ成績データを直接送信する仕組みであり、公式直送を求める大学には電子送信が必須です。
2026年10月9日更新・モチタン辞典編集部