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take into accountの言い換えと使い分け一覧

take into accountの言い換えと使い分け一覧

take into account(〜を考慮に入れる)の最も代表的な1語の言い換えは consider です。個別要素を判断材料に組み込む場合は take into account、全体をじっくり検討する場合は consider、数値や計算に織り込む場合は factor in、心に留める場合は bear in mind を選択すると自然に使い分けられます。

言い換え表現の比較一覧表

take into account とその類義語は、フォーマル度や考慮する対象(数値、状況、相手の感情など)によって使い分けが必要です。以下の表で全体のニュアンスと特徴を整理しました。

表は横にスクロールできます →

表現フォーマル度主な対象ニュアンスと特徴
consider中〜高全体・選択肢物事全体をじっくり検討・熟考する(1語)
take into account中〜高個別要因・条件判断材料の1つとして特定の要素を組み込む
take into consideration極めて高い条件・事情公式文書や契約書で用いる極めて堅い表現
factor in中数値・費用・時間計算や計画の中に要素を算入する
bear in mind / keep in mind日常〜中前提・記憶・注意点忘れないように頭の片隅に留めておく
allow for中〜高予期せぬ事態・誤差将来のトラブルや遅延を見込んで余裕を持たせる

迷ったときは、次の判断基準を参考にしてください。

表現の成り立ちを深く知りたい方は、take into accountなぜその意味?をご覧ください。

take into account consider 違い

検索者が最も疑問に感じやすいのが take into account と consider の違いです。どちらも日本語では「考慮する」「検討する」と訳されますが、思考の視点と構造に明確な違いがあります。

全体を熟考する consider と、個別要素を組み込む take into account

consider は「対象そのものをじっくり見つめて検討する」という包括的な熟考を表します。一方、take into account は「最終的な判断を下すために、特定の条件や事情を材料として考慮の枠組みに『取り入れる(take in)』」という感覚です。

上記の例文のように、consider の大きな検討枠の中に、判断基準の1つとして take into account で要因を放り込むという関係性が成立します。

文法上の違いと注意点

文法面でも重要な相違点があります。consider は後ろに動名詞(-ing)や疑問詞節を取ることができますが、take into account は後ろに直接動詞を置くことができません。

take into account で動作を対象にしたい場合は、名詞化するか、take into account that... という節の形にする必要があります。

considerとtake into accountの違い

consider

  • 対象そのものを全体的に熟考する
  • 後ろに動名詞(-ing)が置ける
  • 例: We are considering the proposal.

take into account

  • 特定の条件を材料として枠組みに組む
  • 直接動詞は置けず名詞やthat節を取る
  • 例: taking the budget into account

対象全体をじっくり検討するか、個別要素を判断材料として組み込むかの違いです。

この記事に出てくる英単語(イラスト・音声つきの辞典ページへ)

動詞本来のコアニュアンスを確認したいときは、bring・take の違いを参考にしてください。

次の疑問considerの派生表現として文頭で使われる形が気になったら、文頭のConsideringの意味と使い方で前置詞的な用法を確認できます。

主要な言い換え表現5選と使い分け

文脈に合わせて自然な表現を選ぶための、主要な言い換え表現5つの詳しい使い分けと例文です。

1. consider(検討する・熟考する)

最も汎用性が高く、論文やビジネスでも広く使える1語の表現です。文を簡潔にまとめたいときや、特定の要因だけでなく全体を思案する場面に適しています。

The committee will consider all applications next week.(委員会は来週、すべての応募書類を検討します。)

We need to consider what steps should be taken next.(私たちは次にどのような手順を踏むべきかを熟考する必要があります。)

2. take into consideration(参酌する・斟酌する)

take into account とほぼ同義ですが、語数が多い分響きが重厚になり、契約書、利用規約、公式声明、法的な文書などで好まれます。日常会話で使うと堅すぎる印象を与えます。

The court took his clean record into consideration.(裁判所は彼の前歴がないことを斟酌しました。)

Your request will be taken into consideration by the management.(お客様のご要望は経営陣によって考慮されます。)

3. factor in(計算に入れる・織り込む)

追加の費用、所要時間、為替リスク、インフレ率などの「数値」や「具体的変動要因」を計算・計画に組み込む際に使います。ビジネスの見積もりやスケジュール調整に最適です。

Did you factor in the shipping costs when calculating the total?(合計金額を計算する際、送料を織り込みましたか?)

We have to factor in possible weather delays.(悪天候による遅延の可能性を計算に入れておく必要があります。)

4. bear in mind / keep in mind(心に留める・忘れない)

ある事実、前提条件、相手の状況を頭の片隅に置いて配慮する際に使います。bear in mind のほうが keep in mind よりやや改まった響きを持ちます。

Please keep in mind that the office will be closed on Friday.(金曜日はオフィスが閉館となりますのでご留意ください。)

Bearing in mind her lack of experience, she did a great job.(彼女の経験不足を考慮すると、非常によくやりました。)

5. allow for(見込む・余裕を見る)

予期しない遅延、天候の急変、誤差など、将来起こりうるマイナスの要因をあらかじめ想定し、バッファ(時間的・予算的な余裕)を設けるという意味合いを含みます。

You should allow for heavy traffic during rush hour.(ラッシュ時の激しい渋滞を見込んでおくべきです。)

The project timeline allows for unforeseen technical issues.(プロジェクトの工程表は、予期せぬ技術的課題を見込んだ設計になっています。)

次の疑問よりフォーマルな場面で使える表現を深掘りしたいときは、take into considerationの意味を押さえておくと便利です。

語順ルールと代名詞・節の配置

take into account は目的語を挟む位置によって複数の語順が存在します。配置を誤ると不自然な英語になるため、規則を整理しておきましょう。

目的語が短い場合と代名詞の場合

目的語が普通の名詞句の場合、take A into account と take into account A のどちらでも文法的に正しいです。ただし、目的語が代名詞(it や them)の場合は、必ず間に挟まなければなりません。

この規則は factor in にも共通します。代名詞を後ろに置くことはできません。

目的語が長い場合や that節 の場合

目的語に関係代名詞修飾が付いて長くなっている場合や、that節(〜ということ)を目的語にする場合は、take into account を先に置き、長い要素を後ろに回します(文末重心の原則)。

The manager took into account the fact that the team worked overtime every day.(マネージャーは、チームが毎日残業していたという事実を考慮に入れました。)

We must take into account that raw material prices are fluctuating.(原材料価格が変動しているという点を考慮に入れなければなりません。)

長い名詞節を take と into account の間に挟むと、動詞と前置詞句が大きく離れてしまい、読みにくい文章になってしまいます。

目的語に応じた配置ルール
目的語の配置ルール

代名詞(it/them)

  • 必ず間に挟む
  • take it into account
  • factor it in

普通の名詞句

  • 間・後ろどちらも可
  • take A into account
  • take into account A

長い節・that節

  • 必ず後ろに回す
  • take into account the fact...
  • take into account that...

代名詞は必ず間に挟み、長い修飾語やthat節は後ろに回します。

take into accountの言い換え表現のイメージ

次の疑問語順に沿った自然な文をそのまま真似して書きたいなら、take into accountの使い方と例文が役立ちます。

よくある文法ミスと注意点

日本人学習者が無意識にやってしまいがちな誤用パターンを取り上げます。ライティングやスピーキングで減点を避けるために確認してください。

誤用1:consider about

日本語で「〜について考慮する」と考えるため、前置詞 about を付けてしまう誤りが非常に多く見られます。consider は他動詞ですので、前置詞は不要です。直接目的語を置きます。

誤用2:consider to do

consider の後ろに動詞を続ける際、不定詞(to do)を取ることはできません。必ず動名詞(doing)を用います。

誤用3:factor in の前置詞脱落

factor を動詞として「計算に組み込む」という意味で使う場合、in を落とすと文意が通じなくなります。必ず factor in または factor A into B の形で使用します。

よくある文法ミス防止チェック

前置詞の要否や動詞の形など、間違えやすい3つの文法規則を確認しましょう。

同一文章内での重複回避パラフレーズ例

ビジネス文書や論文・レポートでは、同じ段落内で take into account が何度も連続して出現すると文章の拙さが目立ちます。文脈に応じて類義語へ言い換える実例を確認しましょう。

ビジネスメールでの改善例

改善前は同じ表現が繰り返され、単調になっています。

【改善前】
Thank you for your proposal. We will take your request into account. However, we also have to take the delivery schedule into account. Furthermore, we must take unexpected transport costs into account.

【改善後】
Thank you for your proposal. We will consider your request carefully. However, we also have to bear the delivery schedule in mind. Furthermore, we must allow for unexpected transport costs.

(ご提案ありがとうございます。ご要望を慎重に検討いたします。ただし、納品スケジュールも留意しておく必要があります。さらに、不測の輸送費も見込んでおかなければなりません。)

論文・学術レポートでの改善例

学術的な文書では、客観性と精密な表現が求められます。

【改善前】
This study takes previous findings into account. The analysis also takes into account regional temperature differences. In conclusion, future research must take into account these variables.

【改善後】
This study builds upon previous findings while taking regional temperature differences into consideration. In conclusion, future research must factor in these environmental variables to ensure analytical accuracy.

(本研究は先行研究の知見を踏まえつつ、地域の気温差を斟酌して分析を行いました。結論として、今後の研究では分析精度を担保するために、これら環境要因を計算に組み込む必要があります。)

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理解度チェック

Q1. take into account と consider の違いの説明として正しいものは?

  1. consider は個別要因を組み込む
  2. take into account は全体を熟考する
  3. consider は後ろに動名詞を置けない
  4. consider の枠内に個別要因を入れる関係
答えを見る

正解: D. consider の枠内に個別要因を入れる関係
consider は全体を熟考し、その中に判断基準の1つとして take into account で要因を放り込むという関係性になります。

Q2. 目的語が代名詞「it」の場合、文法的に正しい語順の英文はどれ?

  1. We will take into account it.
  2. We will take it into account.
  3. We must factor in it.
  4. We must consider about it.
答えを見る

正解: B. We will take it into account.
代名詞(itやthem)が目的語の場合、take into account や factor in では必ず間に挟む必要があります。

Q3. 「計算や計画の中に数値や費用を算入する」場面に最適な表現は?

  1. bear in mind
  2. allow for
  3. factor in
  4. take into consideration
答えを見る

正解: C. factor in
factor in は追加費用や時間などの数値・具体的変動要因を計算や計画に組み込む際に使います。

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よくある質問

Q. take into account と consider は完全に同じですか?
基本の意味は近いですが完全に同じではありません。consider は物事全体をじっくり思案する包括的な行為を指し、take into account は最終判断を下すために特定の前提条件や個別要素を取り入れる行為を指します。
Q. take into consideration との違いは何ですか?
意味は同じですが、take into consideration のほうがフォーマル度が高く、契約書、規約、法的文書、公的発表などで好まれます。日常会話や社内チャットでは take into account や consider のほうが自然です。
Q. take into account の受動態はどう作りますか?
「A be taken into account」の形にします。例:Inflation must be taken into account.(インフレが考慮されなければならない)。主語が長い場合は形式主語を用いた It should be taken into account that... も使われます。
Q. factor in と include の違いは何ですか?
include は単に全体の一部として含める静的な状態を表しますが、factor in は将来の計画や見積もり、意思決定の計算プロセスの中に能動的に織り込むというニュアンスを含みます。
Q. consider of や consider about は使えますか?
使えません。consider は他動詞のため前置詞を挟まず直接目的語を取ります。consider the plan のように使います。前置詞を使う場合は think of や think about を用います。

2026年10月2日更新・モチタン辞典編集部