モチタン辞典 › 読みもの › 英語の言い方 › 「TOEICの勉強をする」の英語表現

TOEICの勉強をする英語表現とスコアを伸ばす勉強法

TOEICの勉強をする英語表現とスコアを伸ばす勉強法

「TOEICの勉強をする」を自然な英語で表現すると、study for the TOEIC test や prepare for the TOEIC test になります。

TOEICは試験の名前であるため、目的を表す前置詞 for を補う必要があります。会話では I am studying for TOEIC. や I am working on my TOEIC score. と表現すると、目標に向けて取り組んでいる状況が的確に伝わります。

TOEICの勉強をする英語表現と場面別の言い回し

英語で「〜の勉強をする」と言いたいとき、試験や資格の名前をそのまま動詞の目的語に置くのではなく、試験に向けて準備するというニュアンスを込めるのが標準的です。

最も基本となる表現は study for the TOEIC test ですが、会話の文脈やニュアンスに合わせて多様なバリエーションが存在します。

基本の英語表現一覧

英語フレーズニュアンス・使われる場面例文
study for TOEIC最も一般的。試験対策として勉強している状態を表す。I study for TOEIC every morning.
(私は毎朝TOEICの勉強をしています。)
prepare for the TOEIC test試験に向けて計画的に準備・対策を進めている堅めの表現。She is preparing for the TOEIC test next month.
(彼女は来月のTOEICテストに向けて準備しています。)
work on my TOEIC score目標スコア達成に向けて努力している前向きな口語表現。I am working on my TOEIC score to get a promotion.
(昇進のためにTOEICのスコアアップに取り組んでいます。)
take a TOEIC preparation course講座やスクールなどでTOEIC対策の講義を受けている状態。He is taking a TOEIC preparation course on weekends.
(彼は週末にTOEIC対策講座を受講しています。)

日常会話やオンライン英会話のレッスンでは、単に「机に向かって勉強している」と述べるだけでなく、スコア改善に取り組んでいる姿勢を伝える work on を用いた表現も好まれます。冠詞の the や test を省略して study for TOEIC と言うことも口語では日常的に行われています。

次の疑問試験対策だけでなく英語学習全般について伝えたいときは、「英語を勉強する」の自然な英語表現も合わせて確認しておくと役立ちます。

study TOEICが不自然とされる理由と文法解説

日本語の「TOEICを勉強する」という言葉をそのまま直訳して study TOEIC と言うと、英語ネイティブスピーカーにとっては少し不自然に聞こえることがあります。この違和感の理由は、動詞 study の語法と前置詞 for の持つ役割にあります。

study の目的語には学問や科目が来る

英語の他動詞 study は、その後に「研究対象となる学問・科目・言語・理論」を直接取ることが一般的です。例えば以下のような使い方は文法的に自然です。

しかし、TOEIC(Test of English for International Communication)は学問や科目ではなく、英語によるコミュニケーション能力を測定するための「試験(テスト)」の固有名詞です。

そのため、study TOEIC と直接結びつけると、「TOEICという試験の制度や問題設計そのものを学術的に研究・調査している」という奇妙なニュアンスが生じてしまいます。

前置詞 for で目的・目標を明示する

試験対策として勉強する場合、勉強する対象そのものは「英語(English)」であり、試験は勉強を行う「目的や対象物」となります。英語では、目的や目標を表すために前置詞 for を用います。

したがって、文構造としては「TOEICという試験のために勉強する」という意味になる study for the TOEIC test、あるいは短縮した study for TOEIC が正しい形となります。

同様の理由から、大学入試の勉強をする場合も study for entrance exams、運転免許試験の勉強をする場合も study for the driver's license test と前置詞 for を補います。

studyの直接目的語と前置詞forの違い

study + 学問・科目

  • 対象そのものを研究・学習する
  • study English(英語を勉強する)
  • study law(法律を勉強する)

study for + 試験・テスト

  • 試験を目的として対策を行う
  • study for TOEIC(対策勉強)
  • study for entrance exams

studyの直後に置く対象と、試験対策としてforを補う表現の違いです。

自己紹介やSNSで使えるTOEIC勉強中の英語例文

オンライン英会話のフリートーク、自己紹介、あるいはSNSのプロフィールや投稿で「現在TOEICの勉強を頑張っています」と伝える際にそのまま使えるテンプレートを紹介します。現在進行形 be studying for... を使うことで、現在進行形で努力している臨場感を伝えることができます。

目標スコアを伝える例文

勉強する理由や動機を説明する例文

日々の学習状況や進捗を共有する例文

実践で役立つ表現をさらに確認したいときは、TOEICの例文集を参考にしてください。

TOEICの勉強で英会話力は伸びるのか

「TOEICの勉強を続けても英会話ができるようにはならない」「高得点なのに話せない人が多い」という議論は頻繁に行われます。TOEIC Listening & Reading(L&R)テストは、約2時間でリスニングとリーディングのマークシート問題を解く形式であり、満点は990点です。

受動的なインプット能力(聞く・読む)を測定する試験であるため、スピーキング能力(話す)に直結しないと感じる学習者が多いのは事実です。

高スコアでも話せない原因

TOEICで高得点を取得しても英語がスムーズに出てこない理由は、インプットした知識をアウトプットする回路を訓練していないことにあります。知識として「知っている英語」と、瞬時に口から発音できる「使える英語」の間には大きな隔たりがあります。

TOEIC学習は英会話の強固な土台になる

一方で、TOEICの勉強が無駄であるというのは完全な誤解です。日常会話やビジネス英語で交わされる基礎的な文法力、標準的な語彙力、そして相手の発言を正確に聞き取るリスニング力は、英会話を成立させるための絶対的な前提条件です。

TOEICで頻出するオフィス業務、会議、出張、メールのやり取りといった題材は、実社会でそのまま使われる実践的な英語ばかりです。TOEICの勉強を通じて身につくインプットの基礎力は、スピーキングの練習を積み重ねたときに急速な成長を支える強固な土台となります。

「TOEICの勉強をする」の英語表現のイメージ

スコアと実践英語力を同時に高める学習トレーニング

TOEIC対策の問題演習を単なる「正誤チェック」で終わらせず、実践的な発信力に転換するための具体的なトレーニング手法を紹介します。同じ1冊の教材であっても、解き終わった後の復習方法を変えるだけで、スコアアップとスピーキング力の向上を同時に実現できます。

ステップ1:精読とリスニングの完全理解

問題を解き終えたら、解説を読んで正解の根拠を確認するだけでなく、英文に含まれるすべての語彙、文法構文、文脈を完全に理解します。知らない単語や曖昧な文法事項を残したまま声に出しても、発信力にはつながりません。

リスニング問題のスクリプトやリーディングの長文を「返り読みをせず、語順通りに直読直解できる」状態まで精読します。

ステップ2:オーバーラッピングによる発音の一致

リスニング問題の音声原稿を見ながら、流れてくる音声と完全に同じ速度・イントネーション・リズムで重ねて発音します。英語特有の音の脱落(リダクション)や音の連結(リンキング)を耳と口で体感することで、リスニングの解像度が上がると同時に、自分が英語を発話する際のリズム感が整います。

ステップ3:シャドーイングで英語の処理速度を上げる

英文のテキストを見ずに、流れてくる音声を1〜2語遅れて影のように追いかけて復唱します。耳から入った音声を即座に口から再現する負荷の高いトレーニングであり、英語の音声を日本語に翻訳することなく、英語の語順のまま理解して発音する脳内回路が強化されます。

ステップ4:スラッシュ音読と自力再現

リーディングパートの長文やリスニングのスクリプトを意味の区切り(チャンク)ごとに区切り、感情を込めて音読します。仕上げとして、日本語訳だけを見ながら元の英語文を自力で口頭英作文(バックトランスレーション)してみます。

この練習を行うことで、読めるだけの受動的な知識が、会話で即座に使える能動的な知識へと変換されます。

問題演習後の4ステップ復習法
1精読と完全理解

語彙・文法を確認し返り読みせず直読直解する

2オーバーラッピング

音声原稿を見ながら同じ速度・リズムで発音

3シャドーイング

原稿を見ず音声を1〜2語遅れて復唱する

4音読と自力再現

意味の区切りで音読し日本語から口頭英作文

問題を解いた後に実践的な発信力へつなげる復習の流れです。

単語・文法から始める勉強手順と優先順位

TOEICの勉強を始める際、いきなり本番形式の総合模試を解き散らかすのは非効率的です。英語力は積み上げ式であるため、正しい優先順位に沿って学習を進めることが最短で成果を出す鍵となります。

学習の優先順位ステップ

  1. 最優先:TOEIC頻出単語の暗記
    単語が分からなければ、文法問題も長文読解もリスニングも成立しません。まずは頻出重要語彙に特化した単語帳を1冊選び、見出し語を8割以上即答できる状態を作ります。
  2. 第2優先:中学レベル〜高校基礎の英文法
    品詞の役割(名詞、形容詞、副詞など)、文型、時制、関係詞、受動態などの基礎文法を整理します。Part 5(短文穴埋め問題)は文法構造を正確に見抜く力が試されるため、基礎文法の理解が得点に直結します。
  3. 第3優先:リスニング対策(Part 1〜Part 4)
    一般的に、TOEICではリーディングよりもリスニングの方が短期間でスコアが伸びやすい傾向にあります。Part 1・2の短文応答で瞬発力を鍛え、Part 3・4の長文リスニングで設問の先読みと要点把握を訓練します。
  4. 第4優先:長文読解と時間配分の実戦演習(Part 6・7)
    基礎知識とリスニング力が整った段階で、Part 7の読解演習に入ります。約2時間の試験時間内で200問を解き切るためのタイムマネジメントと情報処理速度を磨きます。

効率を高める教材選びのポイント

教材はあれこれと手を広げず、厳選した数冊を反復することが成功の鉄則です。試験対策に特化するにあたり、以下の基準で教材を選定します。

TOEIC学習の優先順位ステップ
1最優先:頻出単語

単語帳の見出し語を8割以上即答できる状態に

2第2優先:基礎文法

品詞や文型など中学〜高校基礎を固めPart5対策

3第3優先:リスニング

Part1・2の応答や3・4の先読みを訓練

4第4優先:長文と時間配分

Part7の読解演習と200問解き切る速度を磨く

最短で成果を出すための積み上げ式の学習手順です。

効率的に語彙を増やしたい方は、TOEIC単語の覚え方もあわせて確認してみましょう。

目標スコア別の到達目安と学習アプローチ

就職、転職、社内昇進などにおいて基準とされる主要なスコアは「600点」「700点」「800点」です。現在のスコアと目指すレベルに応じて、克服すべき課題と対策アプローチは異なります。

スコア別のレベル目安と対策方針

目標スコア英語力の目安・ビジネスでの評価必要な学習アプローチ
600点基礎的な英語力を有し、定型的な業務や身近な話題に対応できる。履歴書で評価され始める基準点。中学レベルの文法を徹底的に復習し、頻出単語の抜け漏れをなくす。リスニングのPart 1とPart 2で確実に失点を防ぐ。
700点日常的なビジネスシーンで一定の英語対応が可能。海外出張や海外関連業務の候補に入る水準。Part 3とPart 4の設問先読みを安定させ、リスニングで400点前後を目指す。Part 5の文法問題を1問20秒以内で素早く処理する。
800点業務上の議論や複雑な文章の理解が可能。外資系企業や英語を日常的に使う職種で強みになる水準。Part 7のダブル・トリプルパッセージを時間内に読み切る情報検索力。リスニングの細部聞き取り力と語彙の網羅的強化。

600点を目指す段階では、難問に時間をかける必要はありません。基礎的な単語と文法を固め、基本的なリスニング問題を取りこぼさないことで十分に到達可能です。

一方、700点から800点以上を目指す場合は、リーディングセクションの最後まで解き切る読解スピードと、長文リスニングの細部を聞き逃さない集中力が求められます。

レベルに応じた具体的な対策手順は、TOEICの勉強法で詳しく解説しています。

社会人のためのスキマ時間活用ルーティン

仕事と両立しながらTOEICのスコアアップを目指す社会人にとって、最大の課題は「まとまった学習時間の確保」です。机に向かって2時間勉強しようとすると挫折しやすいため、1日の中で発生するスキマ時間を活用して「1日30分×3回」のルーティンを日常に組み込むことが極めて効果的です。

1日90分を無理なく捻出するタイムスケジュール例

学習を習慣化するためのポイント

「やる気」に頼って勉強しようとすると、仕事の疲れや突発的な残業によって学習が途絶えてしまいます。学習を継続するためには、生活導線の中に勉強行動を自動的に組み込む工夫が欠かせません。

例えば「電車に乗ったら単語アプリを開く」「お風呂から上がったら問題集を1ページ開く」といったように、既存の生活習慣を学習開始のトリガーにします。また、週末には本番と同じ時間を意識して通しで模試を解き、時間配分や集中力の維持を体感しておくことで、平日のスキマ時間学習が実戦力へと結びつきます。

社会人の1日90分スキマ時間スケジュール
朝の30分出社・始業前に目標単語50語のチェックと復習
昼の30分通勤やランチ中に前日のリスニング音声を反復
夜の30分帰宅後に机に向かいPart5の問題演習や精読

1日30分×3回で無理なく90分を捻出するタイムスケジュールです。

次の疑問毎日の移動時間を活用したい方は、電車内でのTOEICスキマ時間勉強法で具体的な取り組み方を確認してみてください。

続けて読む

英語の言い方の疑問をすべて見る

Nathan英語の言い方は、話して覚えよう。会話アプリ「モチスピ」英語を話して練習できる会話アプリ。話すたびに、発音・文法・自然さをその場で直してもらえます。無料で試す

よくある質問

Q. study TOEIC は絶対に間違いですか?
文法的に完全に意味が通じないわけではありませんが、ネイティブスピーカーにとっては「TOEICという試験そのものを研究対象にしている」ように聞こえ不自然です。自然に伝えるなら前置詞を補った study for TOEIC を使いましょう。
Q. TOEIC勉強中をかっこよく言う英語は?
I'm working on my TOEIC score.(TOEICのスコアアップに取り組んでいます)や I'm aiming for an 800 on TOEIC.(TOEICで800点を目指しています)と言うと意欲的で自然な響きになります。
Q. 英会話が目的ならTOEICの勉強は無駄?
無駄ではありません。TOEICで身につく基礎語彙、文法、聞き取り能力は英会話の強固な土台になります。解いた英文を音読やシャドーイングで声に出すトレーニングを組み合わせることで、スピーキング力にも直結します。
Q. 600点取るには何から手をつけるべき?
まずはTOEIC頻出単語の暗記と中学レベルの基礎英文法の総復習から始めましょう。基礎が固まったら、比較的スコアが伸びやすいリスニングのPart 1とPart 2を重点的に対策するのが最短ルートです。
Q. 社会人が効率よく勉強するコツは?
まとまった時間を取ろうとせず、朝の単語、通勤中のリスニング、夜の文法問題演習といった「30分×3回」のスキマ時間学習を習慣化することが継続と成果の鍵です。

2026年10月8日更新・モチタン辞典編集部