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英語の先生は英語で何と言う?呼び方やALT・ELTの違い
「英語の先生」は英語でEnglish teacherと表現するのが基本です。ただし、相手に直接「先生!」と呼びかけるときはTeacherではなく、Mr./Ms. + 名字やファーストネームを用います。
さらに「イギリス人の先生」との誤解を防ぐ言い方や、外国人の先生、前の先生を表す自然な言い回しもあわせて押さえることで、失礼のないやり取りが身につきます。
「英語の先生」を英語で伝える基本表現
「英語の先生」を英語で表すもっとも一般的な語句句はEnglish teacherです。学校の教員や英会話スクールの講師など、指導形態を問わず幅広く使えます。
ただし、Englishという単語には「英語」という言語の意味だけでなく、「イングランドの」「イギリスの」という国籍や文化を表す意味もあります。そのため、文脈によっては「英語を教える先生」なのか「イギリス人である先生」なのかが曖昧になるケースがあります。
曖昧さをなくす「teacher of English」
指導教科を厳密に特定したい学術的な場面や公式な書類では、teacher of Englishという語順を用いると誤解が生じません。前置詞ofの後ろに対象となる科目を置くことで、「英語という科目を担当する教員」という意味が明確になります。
- My sister is an English teacher.
(私の姉は英語の先生です。) - She is a teacher of English at a high school.
(彼女は高校で英語を担当している教員です。) - He is a math teacher, not an English teacher.
(彼は英語の先生ではなく、数学の先生です。)
日常会話ではEnglish teacherで十分に意図が通じます。国籍を誤解されるおそれがある文脈でのみ、teacher of Englishを使うと便利です。
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「Teacher!」と呼ぶのはNG?正しい呼びかけ方
日本語では教員に向かって「先生、質問があります」と呼びかけますが、英語圏でTeacher!と直接呼びかけるのは一般的ではありません。英語圏の文化において、teacherは職業名(肩書)であり、二人称の呼びかけとして名詞を単独で使うと、幼い子どもの発話に聞こえたり、相手に対して距離を置きすぎた不自然な響きを与えたりします。
学校やフォーマルな場での呼び方
学校や改まった場では、敬称(タイトル)に名字(ラストネーム)を添えて呼ぶのが標準的なマナーです。
- 男性の先生:Mr. Smith
- 女性の先生(未婚・既婚を問わない一般的な敬称):Ms. Davis
- 既婚女性の先生(本人が希望する場合):Mrs. Davis
- 博士号を持つ先生・大学教授:Dr. Wilson / Professor Wilson
英会話スクールや語学学校での呼び方
民間の語学スクールやオンライン英会話では、講師と受講生が対等で親しみやすい関係を築くため、ファーストネーム(下の名前)で呼ぶことが一般的です。初回の自己紹介で「Please call me Alex.」のように案内された場合は、敬称を付けずにAlexと呼んで問題ありません。
- Excuse me, Mr. Green, may I ask a question?
(すみません、グリーン先生、質問してもよろしいですか?) - Good morning, Ms. Baker. How are you today?
(おはようございます、ベイカー先生。今日のご機嫌はいかがですか?) - Thank you for the lesson, David!
(デイビッド先生、レッスンをありがとうございました!)
学校・フォーマル
- Mr. 名字(男性)
- Ms. 名字(女性一般)
- Mrs. 名字(既婚女性)
- Dr. / Professor 名字
英会話スクール
- ファーストネーム(下の名前)
学校やフォーマルな場と英会話スクールで呼びかけ方を使い分けます。
レッスンでの円滑なやり取りを深めたいときは、英会話の総合ガイドも参考にしてみてください。
次の疑問敬称の使い分けやオンライン英会話での呼び方に迷ったら、英語の先生の呼び方と敬称のマナーで詳しいルールを確認できます。
英語の先生に関する「ELT」と「ALT」の違い
英語の教育現場では、ELTやALTといった頭字語がよく登場します。文字の並びが似ているため混同されやすい表現ですが、指している対象や概念は明確に異なります。
ELTとは「英語教授法」または「英語指導者」
ELTはEnglish Language Teachingの略称で、母語が英語ではない学習者に対する「英語教育」や「英語教授法」という学問・専門分野そのものを指します。
また、文脈によっては専門職としての教員を指すEnglish Language Teacherの略として使われることもあります。国際的な教育学会や指導書の出版分野で広く用いられる専門用語です。
ALTとは日本の学校における「外国語指導助手」
一方、ALTはAssistant Language Teacherの略称です。これは日本国内の小学校・中学校・高校などの教育機関に配置される「外国語指導助手」を指す公的な職種名です。正規の教員(主指導者)と連携して授業を補助するネイティブスピーカーや外国籍の指導者を指します。
- She has been working in the ELT field for ten years.
(彼女は英語教育(ELT)の分野で10年間働いています。) - Our school welcomed a new ALT from Canada this spring.
(私たちの学校にはこの春、カナダから新しいALTが着任しました。)
日常会話で「学校の先生」を指す際にELTと呼ぶことはほぼありません。学校に来ている助手の先生の役職を表す場合はALT、一般的な英語教員全般を指す場合はEnglish teacherを使い分けます。
ELT
- English Language Teaching等の略称
- 英語教育・英語教授法という専門分野
- 専門職としての指導者を指す場合もある
- 学会や指導書の出版分野で広く使用
ALT
- Assistant Language Teacherの略称
- 日本の学校に配置される外国語指導助手
- 正規の主指導教員と連携して授業を補助
- 学校現場の公的な職種名
学術分野や専門職を指すELTと、日本の教育現場での職種名であるALTの比較です。
「外国人の英語の先生」を自然に表す表現
日本語の「外国人の先生」をそのまま直訳してforeign teacherと表現すると、やや疎外感を強調した不自然な響きになる場合があります。英語圏では国籍で「外国人」と区切るよりも、言語能力やバックグラウンドに焦点を当てた表現が好まれます。
よく使われる自然な言い換え
「英語を母語とする先生」を指したいときは、native English speakerやnative English teacher、native speaker teacherという表現を使うのがもっとも自然です。
また、国際的な背景を持つ教員全般を尊重して呼ぶ場合はinternational teacherという表現も広く使われています。
- native English teacher:英語ネイティブの教員
- native English-speaking teacher:英語を母語とする教員
- international teacher:多国籍・国際色豊かな教員
- teacher from abroad:海外から着任した教員
会話では次のように表現すると失礼がなく、自然に状況を伝えられます。
- I take lessons from a native English teacher twice a week.
(私は週に2回、ネイティブの英語の先生からレッスンを受けています。) - We have several international teachers at our school.
(私たちの学校には海外出身の先生が数名います。) - She is a native English speaker from Australia.
(彼女はオーストラリア出身の英語ネイティブスピーカーです。)
英語を母語とするネイティブの教員を表す表現
多国籍で国際色豊かな教員を尊重して呼ぶ表現
海外から着任した教員を表す自然な表現
国籍ではなく言語能力や背景に着目した自然な言い換え表現です。

「前の先生」を表す英語:previousとformer
学校の担当教員が変わったり、英会話スクールで講師を変更したりした際、「前の先生」と言いたい場面があります。日本語の「前」につられてbefore teacherと言ってしまう学習者が多く見られますが、これは文法的に不自然な表現です。
正しくはprevious teacherまたはformer teacherを使います。
previous teacher(直前の先生)
previousは「直前の」「直近の」という意味を持つ形容詞です。今回交代する直前まで教えてくれていた先生、つまり1代前の担当者を指す場合に適しています。
former teacher(以前の先生・歴代の先生)
formerは「かつての」「昔の」というニュアンスを含みます。何年も前に習っていた先生や、過去に自分の担任だった先生を振り返って語る場面で使われます。
ex-teacherが不自然な理由
ex-husband(前夫)のようにex-を冠する表現がありますが、これを先生に付けてmy ex-teacherと言うのは避けるのが賢明です。ex-teacherは「先生という職業そのものを辞めた元教員(元教師)」を連想させやすく、「自分にとっての前の担当教員」を指す表現としては誤解を招くためです。
- My previous teacher moved to another branch last month.
(私の前の先生は先月、別の校舎に異動しました。) - I still keep in touch with my former English teacher from high school.
(私は今でも高校時代の元英語の先生と連絡を取り合っています。) - His teaching style is quite different from that of my previous instructor.
(彼の教え方は、直前の講師のやり方とはかなり異なっています。)
previous teacher
- 「直前の」「直近の」という意味
- 今回交代する直前まで教えていた先生
- 1代前の担当者を指す
former teacher
- 「かつての」「昔の」というニュアンス
- 何年も前に習っていた先生
- 過去に担任だった先生を振り返る場面
直前の先生か、過去の昔の先生かによって単語を使い分けます。
先生のタイプ別英語表現まとめ一覧
指導内容や立場、雇用形態によって先生の英語表現は異なります。用途に合わせて使い分けられるよう一覧表に整理しました。
| 日本語 | 英語表現 | 使い分けの補足 |
|---|---|---|
| 英語の先生 | English teacher / teacher of English | 日常会話ではEnglish teacher、厳密に科目を明示するならteacher of English |
| 外国語指導助手 | ALT(Assistant Language Teacher) | 日本の学校現場で主指導教員を補佐する外国籍の指導員 |
| ネイティブの英語講師 | native English teacher | 英語を母語とする指導者。単にforeign teacherとするより自然 |
| 前の先生(直前) | previous teacher | 交代する直前に担当していた先生 |
| 以前の先生(昔の先生) | former teacher | 過去にお世話になった教員。ex-teacherは職業引退を連想 |
| 担任の先生 | homeroom teacher | 学級担任を受け持つ教員 |
| 英会話の講師 | English instructor / English tutor | スクール講師はinstructor、個人指導ならtutorも一般的 |
次の疑問小学校や高校など校種ごとの違いを詳しく知りたいときは、学校の先生の英語表現と職種別の言い方も参考になります。
場面別でそのまま使える実践例文集
実際の生活や学習の現場ですぐに役立つ例文を、場面ごとに紹介します。
1. 体験レッスンや講師への連絡・メール
- Dear Ms. Johnson, thank you for your feedback on my essay.
(ジョンソン先生、エッセイへの添削コメントをいただきありがとうございました。) - I would like to practice speaking with a native English teacher.
(ネイティブの英語の先生とスピーキングの練習をしたいです。) - Could you please explain this grammar point again, Mr. Clark?
(クラーク先生、この文法事項をもう一度説明していただけますか?)
2. 友達との雑談や自己紹介
- My English teacher is very humorous and patient.
(私の英語の先生はとてもユーモアがあって辛抱強い方です。) - I really like my current instructor, but I also miss my previous teacher.
(今の先生もとても好きですが、前の先生も恋しいです。) - Our new English teacher speaks with a lovely British accent.
(私たちの新しい英語の先生は、素敵なイギリス英語のアクセントで話します。)
3. 先生の交代や過去の振り返り
- My previous teacher gave us a lot of vocabulary quizzes every week.
(直前の先生は、毎週たくさんの単語小テストを出してくれました。) - She is one of the best teachers of English I have ever met.
(彼女は私がこれまで出会った中で最高の英語教員の一人です。)
次の疑問感謝や別れの挨拶を伝えたいときは、そのまま使える英語の先生へ送るメッセージ例文を参考にしてみてください。
よくある間違いとNG例の解説
英語学習者が無意識に使ってしまいがちな不自然な表現をまとめました。正しい形と比較して確認しておきましょう。
間違い1: 名字にTeacherを付けて呼ぶ
× Hello, Teacher Tanaka!
○ Hello, Mr. Tanaka! / Hello, Ms. Tanaka!
日本語の「田中先生」を直訳してTeacher Tanakaと呼ぶのは誤りです。英語では敬称であるMr.やMs.を用います。
間違い2: 「前の先生」を before teacher と言う
× My before teacher was very kind.
○ My previous teacher was very kind.
beforeは前置詞や接続詞、副詞として働く語であり、名詞の直前に置いて「前の〜」と修飾する形容詞としては機能しません。直前ならprevious、過去の先生ならformerを置きます。
間違い3: 「外国人講師」を外国人とだけ言う
× I learn English from a foreigner.
○ I learn English from a native English teacher.
foreignerは名詞として「外国人」を指しますが、指導者を指す文脈で単にa foreignerと呼ぶと配慮に欠けた冷淡な印象を与えます。指導者であることを明確にし、native speakerやnative English teacherと呼ぶのが適切です。
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理解度チェック
Q1. 英語で先生に直接呼びかける際、適切な表現はどれ?
答えを見る
正解: C. Mr. Smith
Teacherを単独で使ったり名字に付けたりせず、Mr.などの敬称に名字を添えて呼ぶのが標準的です。
Q2. 交代する「直前の先生」を表す英文として最も適切なものは?
- She is my before teacher.
- She is my previous teacher.
- She is my former teacher.
- She is my ex-teacher.
答えを見る
正解: B. She is my previous teacher.
交代直前まで教えてくれていた1代前の担当者には、「直前の」を意味するpreviousを用います。
Q3. 日本の学校で主指導者を補助する外国語指導助手の略称は?
よくある質問
- Q. 英語の先生にメールを送る際の宛名はどう書く?
- フォーマルなメールでは「Dear Mr. 名字,」や「Dear Ms. 名字,」と書きます。ファーストネームで呼び合っている親しい関係であれば「Hi Alex,」や「Dear Alex,」で問題ありません。
- Q. ALTの先生に話しかけるときの呼び方は?
- 学校の決まりや本人の希望によりますが、通常は「Mr./Ms. + 名字」または「ファーストネーム」で呼びます。「ALT!」や「Teacher!」と役職で呼ぶのは避けましょう。
- Q. 「前の先生」にlast teacherは使えますか?
- 使えます。「my last teacher」は口語で「直前の先生」を指す自然な表現です。ただし「最後の先生」と誤解される文脈を避けたいときはprevious teacherが確実です。
- Q. 家庭教師の英語の先生は何と言いますか?
- 個別指導や家庭教師の先生は「English tutor」と呼びます。教員免許の有無にかかわらず、1対1や少人数で補習・指導を行う先生に対して幅広く用いられます。
- Q. 女性の先生にMissを使って呼んでもいいですか?
- 現代の英語圏では未婚・既婚を区別しない「Ms.(ミズ)」が標準的です。「Miss」は相手が自ら望む場合を除き、ビジネスや学校では避けるのが一般的です。
2026年10月12日更新・モチタン辞典編集部