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dealとdealtの違いと使い分け

dealとdealtの違いと使い分け

deal と dealt の根本的な違いは動詞の時制と形です。deal は原形および現在形(主語が三人称単数なら deals)であり、「扱う」「対処する」という現在の事実や習慣を表します。

一方、dealt は過去形および過去分詞形であり、過去の行為「対処した」や受動態「対処される(be dealt with)」、完了形「対処した(have dealt with)」で使います。過去形に dealed という形は存在しません。

dealとdealtの違い早見表

deal と dealt は同じ動詞の活用形の違いです。規則変化の -ed ではなく不規則変化をするため、過去形と過去分詞形がどちらも dealt になります。まずは基本となる違いを一覧で確認しましょう。

項目dealdealt
品詞・活用動詞の原形・現在形(名詞もあり)動詞の過去形・過去分詞形
発音記号/diːl/(ディール)/dɛlt/(デルト)
主な意味対処する、扱う、取引する対処した、対処された、対処してきた
よくある組み合わせdeal with, deal in, deal outdealt with, be dealt with, have dealt with
誤用パターン三人称単数の -s 忘れ(he deal は誤り)dealed と書いてしまう(存在しない語)

英語の動詞活用としては deal - dealt - dealt(原形 - 過去形 - 過去分詞)となります。

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dealtの発音と不規則変化の仕組み

dealt の発音記号は /dɛlt/ です。カタカナ表記では「デルト」に近く、母音は短い「エ」と発音します。原形の deal /diːl/(ディール)につられて「ディールト」と伸ばして発音しないよう注意が必要です。

なぜ「dealed」ではなく「dealt」になるのか

英語には、語尾に -t が付く際に直前の長母音や二重母音が短い母音へと変化する動詞グループが存在します。これを音声学において短母音化と呼びます。deal もこのグループに属するため、規則変化の dealed ではなく dealt になります。

スペリングで ea の文字を残したまま母音が「エ」に短縮される単語としては、mean - meant や read /riːd/ - read /rɛd/ と同じ規則性を持っています。

dealedは完全に誤り

学校の試験や実務の文書で dealed と書くのは文法的な誤りです。

短母音化する動詞グループ
語尾が-tになる動詞

eaを維持して短縮

  • deal → dealt
  • mean → meant

eeなどが短縮

  • feel → felt
  • keep → kept
  • sleep → slept

その他母音変化

  • leave → left

-tが付く際に母音が短縮される動詞の分類例です。

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文脈別の使い分けと例文

文中における deal と dealt の使い分けは、時制(現在・過去・完了)と態(能動態・受動態)によって決まります。最も頻出する句動詞 deal with(〜に対処する、〜を扱う)を軸に、それぞれの文脈を確認しましょう。

1. 現在形・原形としての deal with

現在の習慣、一般的な事実、または助動詞の後や不定詞(to + 動詞の原形)では deal を使います。

2. 過去形としての dealt with

過去に完了した単発の出来事や、過去の事実を述べる場合は dealt with を使います。

3. 現在完了形としての have dealt with

過去から現在までの経験や、つい先ほど対応が完了した状態を表す場合は have/has dealt with を使います。

4. 受動態としての be dealt with

問題や案件が「対処される」と表現する受動態では、助動詞やbe動詞の後ろに過去分詞の dealt を置き、必ず前置詞の with を伴います。

受動態になっても前置詞 with は省略できません。The bug was dealt. と書くと不完全な文になります。

deal withの4つの文脈
🔄現在形・原形

現在の習慣や事実、助動詞・不定詞の後はdealを使う

⏮️過去形

過去に完了した単発の出来事や過去の事実はdealtを使う

✅現在完了形

過去から現在までの経験や対応完了はhave dealtを使う

🛡️受動態

問題などが「対処される」受け身はbe dealt withを使う

時制や態に応じたdeal withの使い分け要点です。

次の疑問基本の時制が分かったら、deal withの具体的な意味と使い方で日常やビジネスでの多彩な使われ方も確認できます。

テストで迷わない判別フローチャート

TOEICや大学入試の空所補充問題で、空欄に deal と dealt のどちらが入るか判断するための手順です。主語・助動詞・時制の目印を順にチェックすることで正確に解答できます。

確認するポイント直前・文中の要素選択すべき形
直前に助動詞があるかcan, will, should, must, may などdeal(原形)
直前に to があるかto(不定詞)deal(原形)
直前に have / has / had があるかhave, has, had(完了形)dealt(過去分詞)
直前に be動詞 があるかis, are, was, were, be, been(受動態)dealt(過去分詞)
過去を表す時間表現があるかyesterday, last week, in 2023, ago などdealt(過去形)
主語が三人称単数で現在形かhe, she, it, the company などdeals(三人称単数現在)

たとえば空欄の直前に should be [   ] with とあれば、受動態の形になるため過去分詞の dealt が正解です。直前に should [   ] with とあれば、助動詞の直後なので原形の deal が正解となります。

dealとdealtの違いと変化のイメージ

ビジネスメールでの実用テンプレート

仕事の現場では、「現在対応中である」と伝える場面と「すでに対応を完了した」と報告する場面で、deal と dealt を正確に使い分ける必要があります。

対応中(deal with)を伝えるメール文

現在進行形や助動詞を用いて、これから対応することや現在取り組んでいることを伝えます。

件名: Regarding your inquiry about the invoice
Thank you for contacting us. We are currently dealing with the system issue you reported. Our technical team is investigating the cause, and we will update you by 3:00 PM today.
(請求書に関するお問い合わせについて
ご連絡ありがとうございます。

ご報告いただいたシステム障害につきまして、現在対応中でございます。技術チームが原因を調査中であり、本日午後3時までにご報告いたします。)

対応完了(dealt with)を報告するメール文

現在完了形や受動態を用いて、対応が完了した状態を伝えます。

件名: Resolution: Inquiry about the invoice
We would like to inform you that the issue has been successfully dealt with. The corrected invoice is now available in your portal account. Thank you for your patience.
(解決のご連絡:請求書に関するお問い合わせについて
該当の問題への対応が完了いたしましたのでご報告申し上げます。

修正済みの請求書はお客様のポータルアカウントからご確認いただけます。お待ちいただき誠にありがとうございました。)

対応中と対応完了の使い分け

対応中(deal with)

  • 現在進行形や助動詞を用いる
  • 現在取り組んでいる状況を伝える
  • 例: We are dealing with...

対応完了(dealt with)

  • 現在完了形や受動態を用いる
  • 対応が完了した状態を報告する
  • 例: ...has been dealt with

ビジネスメールにおける状況別の表現の違いです。

メールや商談で役立つ表現をもっと知りたいときは、ビジネス英語の英単語の一覧が役立ちます。

前置詞による意味変化と名詞のdeal

動詞の deal は組み合わせる前置詞によって意味が大きく変わります。また、日常会話やビジネスで頻繁に使われる名詞としての deal の用法も押さえておきましょう。

前置詞による意味の違い

句動詞意味例文
deal with〜を扱う、〜に対処するWe deal with various clients.(多様な顧客に対応する。)
deal in(商品などを)商う、売買するThis store deals in antique furniture.(この店は骨董家具を扱っている。)
deal out〜を分配する、配るThe cards were dealt out to four players.(カードが4人のプレイヤーに配られた。)

「商品を専門に取り扱う・仕入れて売る」という意味にしたいときは deal with ではなく deal in を用います。

名詞としての deal

deal は名詞としても頻出語です。主に以下の3つの意味で使われます。

名詞dealの主な3つの意味
🤝取引・協定

仕入れ先などと取りまとめる取引や合意を表す

📈量・程度

a great deal of の形で多大な努力や量を表す

🏷️お買い得品

好都合な条件やお得な買い物を表す

日常会話やビジネスで頻出する名詞dealの用法です。

次の疑問前置詞による違いをさらに掘り下げたいときは、deal withとdeal inの違いと使い分けを押さえておくと迷いません。

対処を意味する類義語との使い分け

「問題や状況に対処する」という意味を持つ動詞には、deal with のほかに handle、cope with、address、solve などがあります。文脈に応じたニュアンスの違いを整理します。

単語・表現ニュアンス例文
deal with最も一般的。対象に向き合って何らかの行動をとる(解決に至らない場合も含む)I have to deal with paperwork today.(今日は書類仕事片付けなければならない。)
handle能力や手腕をもってうまくコントロール・処理するShe handled the crisis calmly.(彼女は冷静に危機をうまく処理した。)
cope with困難やストレスなどに耐えながら何とか切り抜けるHe struggled to cope with the heavy workload.(彼は過重な仕事量に何とか対処しようと苦闘した。)
address問題や課題に正面から向き合い、取り組み始める(フォーマル)The report addresses the issue of climate change.(その報告書は気候変動の問題を取り上げている。)
solve問題を完全に解決し、答えや正解を出すThey solved the complex equation.(彼らはその複雑な方程式を解いた。)

deal with は「向き合って手続きを進める」という包括的な行為を指すため、問題が完全に解決したかどうかまでは問いません。完全に問題を解消したと表現したい場合は solve や resolve を使います。

次の疑問対処のニュアンスをより細かく使い分けたいなら、deal withとcope withの違いを詳しく整理した解説が役立ちます。

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理解度チェック

Q1. 動詞dealの過去形・過去分詞形に関する説明で正しいものは?

  1. 規則変化するためdealedとなる
  2. 不規則変化し過去形も過去分詞もdealtになる
  3. 原形と同じくdeal - deal - dealと変化する
  4. 発音は原形と同じく「ディールト」と伸ばす
答えを見る

正解: B. 不規則変化し過去形も過去分詞もdealtになる
dealは不規則変化動詞で、過去形・過去分詞形ともにdealt(デルト)となります。dealedという語は存在せず誤りです。

Q2. 「昨日その問題に対処した」を表す正しい英文はどれ?

  1. We deal with that issue yesterday.
  2. We dealed with that issue yesterday.
  3. We dealt with that issue yesterday.
  4. We are dealt with that issue yesterday.
答えを見る

正解: C. We dealt with that issue yesterday.
yesterdayなど過去を表す時間表現がある場合、動詞は過去形にします。dealの過去形はdealtなので正解となります。

Q3. 「商品を商う、売買する」という意味を表す句動詞はどれ?

  1. deal with
  2. deal in
  3. deal out
  4. deal of
答えを見る

正解: B. deal in
「〜に対処する」はdeal with、「〜を分配する」はdeal outですが、商品を専門に取り扱い売買する意味にはdeal inを用います。

よくある質問

Q. dealの三人称単数現在形は?
三人称単数現在形は deals(発音は /diːlz/、ディールズ)です。主語が he、she、it や単数名詞の現在形では deals with のように使います。
Q. dealt withの発音のコツは?
dealt with を続けて読むときは、dealt の語尾 /t/ と with の語頭 /w/ または /ð/ が滑らかにつながり、「デルトゥ・ウィズ」のように発音されます。母音を短く「デル」と発音することがポイントです。
Q. 受動態でwithを省略できますか?
省略できません。句動詞 deal with は2語でひとつの他動詞のように機能するため、受動態にしても with が残り The problem was dealt with. の形になります。
Q. Big dealとはどういう意味?
名詞 deal を用いた口語表現で「大したこと・重要なこと」を意味します。皮肉として「それがどうしたの?(大したことない)」と返す際にも Big deal! と使われます。
Q. deal withとdeal inの違いは?
deal with は問題・人・テーマに「対処する、対応する」ことを指し、deal in は店舗や企業が商品を「専門に商う、取り扱う」ことを指します。

2026年10月8日更新・モチタン辞典編集部