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come to doingという英語は正しい?意味と正しい表現
英語に「come to doing」という単体の熟語は存在せず、文法的には誤りです。「〜するようになる」と言いたい場合は、不定詞を用いた「come to do」が正しい形です。
「doing」と迷ってしまう主な原因は、「when it comes to doing(〜のこととなると)」や「come close to doing(危うく〜しそうになる)」といった別の定型表現との混同にあります。
come to doingの意味と文法的な誤り
検索語「come to doing」で調べる方の多くは、「〜するようになる」という意味を想定しています。しかし、この意味で使われる to は「不定詞の to」であるため、後ろには必ず動詞の原形が続きます。したがって、come to doing という形は成立しません。
英作文や会話で誤って使ってしまいがちな例を確認してみましょう。
- 誤:I came to liking English.
- 正:I came to like English.(英語が好きになりました。)
- 誤:She came to understanding the rules.
- 正:She came to understand the rules.(彼女はその規則を理解するようになりました。)
「〜するようになる」と表現したいときは、迷わず「come to + 動詞の原形」を選択してください。
I came to like English.英語が好きになりました。
「〜するようになる」は不定詞のtoを使うため動詞の原形が続きます。
次の疑問正しい形である「come to do」の詳しいニュアンスや使い方を整理したいときは、come to doの基本の意味と使い方が役立ちます。
come to doingと混同しやすい3つの英語表現
「come to doing」という形が頭に浮かんでしまう最大の理由は、前置詞の to を含み、後ろに動名詞(-ing)を伴う別の重要熟語と混同しているためです。代表的な表現を3つ整理します。
1. when it comes to doing(〜のこととなると)
最も混同の原因になりやすいのが「when it comes to doing」です。このフレーズの to は前置詞であるため、後ろに名詞または動名詞を置きます。
例文:When it comes to cooking, he is unmatched.(料理のこととなると、彼の右に出る者はいません。)
例文:When it comes to playing tennis, she practices hard.(テニスをするとなると、彼女は熱心に練習します。)
2. come close to doing(もう少しで〜しそうになる)
「come close to doing」は「危うく〜しそうになる」「もう少しで〜の段階に達する」という意味の頻出熟語です。ここでの to も前置詞なので動名詞が続きます。
例文:We came close to winning the match.(私たちはもう少しで試合に勝ちそうでした。)
3. come near to doing(危うく〜しそうになる)
「come close to doing」と同義の表現です。同様に to は前置詞です。
例文:He came near to making a fatal mistake.(彼は危うく致命的な失敗を犯すところでした。)
「〜のこととなると」という意味の表現です。
「もう少しで〜しそうになる」を表します。
「危うく〜しそうになる」と同義の表現です。
前置詞のtoを含むため後ろに動名詞(-ing)を伴う表現の整理です。
同じように前置詞のtoで迷いやすい表現として、used to・be used to の違いも整理しておくと役立ちます。
正しい表現「come to do」のコア意味と例文
正しい表現である「come to do」は、時間の経過や何らかのきっかけを経て、自然と「〜するようになる」「〜する境地に至る」という変化を表します。
例文:I came to know her through a mutual friend.(共通の友人を通じて彼女を知るようになりました。
)
例文:Over time, they came to realize the truth.(時間が経つにつれて、彼らは真実に気づくようになりました。
)
例文:You will come to believe in yourself.(次第に自分を信じられるようになるでしょう。)
「come to do」の to は到達点を表す不定詞であり、「ある状態に向かって進み、最終的にその状態にたどり着いた」というプロセスを含意しています。
基本動詞のイメージを深めたい方は、come・go の違いの解説も参考にしてみてください。
come to doの後ろに置ける動詞のルール
「come to do」には文法上の大切な制約があります。それは、to の後ろに置かれる動詞の多くが「状態動詞」や「認知・感情を表す動詞」であるという点です。
- know(知る / 知っている)
- understand(理解する)
- realize(実感する / 気づく)
- believe(信じる)
- like / love(好きになる)
- appreciate(良さを理解する)
- see(分かる)
一方で、run、eat、buy といった意志を伴う具体的な「動作動詞」は、通常「come to do」の後ろには置きません。「走るようになる」「肉を食べるようになる」といった動作の習慣化を表す場合は、後述する「get to do」や「learn to do」を用います。
置ける動詞
- know
- understand
- realize
- believe
- like / love
通常置けない動作動詞
- run
- eat
- buy
状態や心情を表す動詞を置き、具体的な動作動詞は通常使いません。

「〜するようになる」を表す表現のニュアンス比較
英語で「〜するようになる」を意味する表現には、「come to do」のほかに「get to do」や「learn to do」があります。それぞれの違いを一覧表で確認しましょう。
表は横にスクロールできます →
| 表現 | 中心となるニュアンス | よく使われる動詞 | 代表的な例文 |
|---|---|---|---|
| come to do | 時間や過程を経て自然と心情・状態が変化する | 状態動詞(know, like, realize など) | I came to like vegetables.(野菜が好きになった。) |
| get to do | 機会や許可を得て〜できるようになる/〜する機会がある | 動作動詞(meet, visit, speak など) | I got to meet the president.(大統領に会う機会を得た。) |
| learn to do | 努力や学習によって技能・能力を身につける | 能力を要する動作動詞(swim, drive など) | He learned to swim quickly.(彼は早く泳げるようになった。) |
自発的・自然な心の変化は come to do、外的な状況やチャンスによる変化は get to do、訓練や学習による習得は learn to do と使い分けるのが基本です。
次の疑問特に日常会話でよく耳にする表現との使い分けを深めたいなら、come to doとget to doの違いを詳しく解説した記事も参考になります。
例外?come toの直後に-ingが続く特殊なパターン
基本的には存在しない「come to doing」ですが、例外的に「come to」の直後に「-ing」が続くケースが英語には1つだけあります。それは、「come to」が「意識を取り戻す(正気に戻る)」という自動詞句として完結し、その後に分詞構文が続く場合です。
例文:He came to, wondering where he was.(彼は自分がどこにいるのか疑問に思いながら、意識を取り戻した。)
この文の「come to」は come to oneself(我に返る)に由来する慣用表現で、ここで文の主要部が終わっています。直後の wondering は付帯状況を表す分詞構文であり、「come to doing」という一つの熟語ではありません。
読解などでカンマを伴って遭遇した場合は、この構文を疑ってみてください。
He came to(彼は意識を取り戻した)
文の主要部がここで一度終了する
wondering where he was(付帯状況)
自動詞句「come to」の直後に分詞構文が続く特殊な構造です。
次の疑問「意識を取り戻す」以外にもある「come to」の多彩な用法を知りたいときは、come toの持つ様々な意味と使い方で確認できます。
前置詞to+動名詞を取る重要イディオム一覧
「to の後ろに動名詞(doing)が来るのか、それとも原形(do)が来るのか」という問題は、資格試験や大学入試の文法問題で頻出です。ここでは、前置詞の to のため後ろに動名詞が必須となる定番イディオムをまとめます。
| フレーズ | 意味 | 例文 |
|---|---|---|
| look forward to doing | 〜することを楽しみに待つ | I look forward to seeing you.(お会いできるのを楽しみにしています。) |
| be used to doing | 〜することに慣れている | She is used to getting up early.(彼女は早起きに慣れている。) |
| object to doing | 〜することに反対する | They objected to changing the plan.(彼らは計画変更に反対した。) |
| devote oneself to doing | 〜することに専念・献身する | He devoted himself to helping others.(彼は他者を助けることに身を捧げた。) |
| when it comes to doing | 〜のこととなると | When it comes to singing, nobody beats her.(歌うこととなると誰も彼女に敵わない。) |
| come close to doing | もう少しで〜しそうになる | The team came close to winning.(そのチームはもう少しで勝利するところだった。) |
これらの表現における to は「〜へ向かって」という方向・対象を示す前置詞であるため、直後には名詞相当語(名詞や動名詞)が配置されます。一方、「come to do」の to は不定詞ですので、混ざらないように区別して覚えましょう。
試験対策としてまとめて確認したいときは、to+動名詞(-ing)をとる重要表現の解説が役立ちます。
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理解度チェック
Q1. 「〜するようになる」という意味の正しい英文はどれ?
答えを見る
正解: B. I came to like English.
「〜するようになる」という意味のtoは不定詞のため、後ろには必ず動詞の原形が続きます。
Q2. come to doの後ろに置く動詞として適切なものは?
答えを見る
正解: D. likeなどの認知や感情を表す動詞
come to doの後ろには、状態動詞や認知・感情を表す動詞が置かれます。動作動詞は通常置きません。
Q3. 努力や学習によって技能を身につけた時の表現はどれ?
- learn to do
- get to do
- come to do
- come close to doing
答えを見る
正解: A. learn to do
努力や学習によって技能や能力を身につけて「〜できるようになる」場合はlearn to doを用います。
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よくある質問
- Q. come to doingの意味は何ですか?
- 単体の熟語として「come to doing」は存在しません。「〜するようになる」という意味を表したい場合は不定詞を使った「come to do」が正しい英語です。
- Q. 文法問題でtoの後ろが原形かdoingか迷ったら?
- toの直後に「it(それ)」などの名詞を代入できるか試してください。代入できれば前置詞なのでdoing、不自然なら不定詞のtoなので原形動詞を選びます。
- Q. come to likeとget to likeの違いは?
- come to likeは時間の経過に伴って自然と好きになるニュアンスが強く、get to likeは何らかの具体的なきっかけや体験を通じて好きになるニュアンスを持ちます。
- Q. come close to doという形は使えますか?
- 現代英語では非標準とされ、一般的に「come close to doing」を用います。このtoは前置詞であるため、後ろには動名詞(doing)を置くのが文法的に正確です。
2026年10月12日更新・モチタン辞典編集部
come to do
get to do
learn to do