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学校で英検を受けるには?本会場との違い・申込手順と二次試験
学校で英検を受ける場合、本会場よりも検定料が安く設定されており、通い慣れた校舎で落ち着いて一次試験を受験できます。学校で実施できる級は2級から5級までであり、一次試験に合格した後の2次試験(面接)は指定された本会場などで受験する仕組みです。
学校で案内用紙が配布されたら、校内締切日や実施日を確認して申し込みを進めましょう。
学校受験と本会場受験の違い
英検の受験方式には、個人が指定された一般会場に出向く「本会場受験」と、学校や学習塾などの団体内で受験する「準会場受験」の2種類があります。学校で英検を受ける場合は、この準会場受験に該当します。
学校受験を選ぶ最大の利点は、検定料が本会場受験よりも割安に設定されている点です。また、移動時間や交通費をかけずに、普段授業を受けている教室でリラックスして受験できるため、本来の実力を発揮しやすい環境が整っています。ただし、実施できる級や試験日程には準会場ならではの決まりがあります。
| 項目 | 学校受験(準会場) | 本会場受験 |
|---|---|---|
| 受験会場 | 通学している学校の教室 | 英検協会が指定する大学・高校・専門学校など |
| 検定料 | 本会場よりも安く設定されている | 通常料金 |
| 受験可能な級 | 2級・準2級・3級・4級・5級 | 1級・準1級・2級・準2級・3級・4級・5級 |
| 一次試験の日程 | 学校が選定した準会場日程 | 英検協会が定めた全国共通の本会場日程 |
| 二次試験の会場 | 原則として英検協会が指定する本会場 | 英検協会が指定する本会場 |
| 申込窓口 | 学校の担当教員・事務窓口 | 公式サイト・コンビニなど |
最新の日程・料金は実施団体の公式サイトで確認してください。1級および準1級については準会場での受検に対応していないため、これらの上位級を目指す場合は最初から本会場受験で申し込む必要があります。
次の疑問検定料や会場の選び方など詳しい違いを比較したい方は、英検本会場と準会場の違いで確認できます。
学校申込の流れとチェックリスト
学校で英検を受験する場合、個人のWeb申し込みとは異なり、校内の手順に沿って手続きを進める必要があります。学校内での案内から合否結果の受け取りまでの全体像を把握しておくと安心です。
申込から合否結果受け取りまでの5ステップ
- 校内案内の配布と確認:英語科の教員や担任から、受検案内・申込用紙(願書)が配られます。
- 申込用紙の提出と集金:必要事項を記入し、所定の方法(現金集金、口座振替、専用集金袋など学校の指示に従う)で提出します。
- 一次試験の受験:学校が設定した試験日・試験時間に自校の指定教室で受験します。
- 一次試験の結果受取と二次受験票の確認:校内で一次試験の合否結果通知と、合格者には二次試験の受験票が渡されます。
- 二次試験(面接)の受験と最終結果受取:指定された会場で二次試験を受け、後日学校経由で合格証書等を受け取ります。
保護者・生徒向け申込時チェックリスト
- 校内締切日を確認したか(一般申込の締切日よりもかなり早く設定される傾向があります)
- 受検する級のレベルが現在の学習状況と合っているか
- 学校が設定した一次試験の日程・時間帯に部活動や他の予定が重なっていないか
- 名前の漢字表記・生年月日・電話番号などの個人情報に記入漏れや誤りがないか
- 集金方法(現金持参・封筒の封緘・引き落とし日)を確認したか
学校申込では、担当教員が全員分のデータを取りまとめて協会へ送付するため、提出期限を過ぎると受付が締め切られてしまうことが一般的です。案内が届いたら速やかに保護者と相談して提出しましょう。
- 校内締切日を確認したか一般締切より早い傾向あり
- 受検級が学習状況と合っているか
- 一次日程に部活等の重複がないか
- 名前・生年月日・電話等に誤りがないか
- 集金方法を確認したか現金持参や引き落とし等
校内締切や個人情報の誤りがないか、提出前に確認しましょう。
二次試験の会場と日程のルール
3級、準2級、準2級プラス、2級の一次試験(筆記・リスニング)に合格すると、面接形式のスピーキングテストである二次試験に進みます。ここで多くの受験生や保護者が疑問に思うのが「二次試験も通っている学校で受けられるのか」という点です。
準会場である学校で一次試験を受けた場合、二次試験は原則として自校ではなく、英検協会が指定する「本会場」に合流して受験します。近隣の大学、高校、貸会議室などが会場として割り当てられます。具体的な試験会場は、一次試験の合否通知書とともに届く二次受験票に記載されます。
二次試験日程(A日程・B日程)の決まり方
英検の二次試験には複数の日程区分(主にA日程・B日程)が設けられています。どちらの日程になるかは、個人が自由に選ぶ形式ではなく、団体の種別(学校などの団体はA日程、塾はB日程)によって割り振られます。
学校から配られる一次試験の案内文書に二次試験の実施予定日が記載されていることが多いため、あらかじめ日程の候補を確認しておきましょう。
二次試験当日の流れと心得
- 指定会場への移動:受験票、筆記用具、身分証明書を持参し、指定された集合時間までに会場へ入ります。
- 控え室での待機と面接カード記入:控え室で面接カードに必要事項を記入し、順番を待ちます。
- 面接室への入室:係員の指示に従い面接室へ進みます。面接官との挨拶から評価が始まります。
面接では、入室時の挨拶から自然な英語表現を心がけることが大切です。次のような表現を普段から声に出して練習しておきましょう。
面接室に入るとき:
May I come in?(入室してもよろしいですか?)
着席を促されたとき:
Please have a seat.(どうぞお座りください。)に対して、Thank you.(ありがとうございます。)と返答します。
質問が聞き取れず、もう一度言ってほしいとき:
Pardon? や Could you say that again, please?(もう一度おっしゃっていただけますか?)と落ち着いて聞き返せば、減点されることなく自然に会話を継続できます。
受験票・筆記用具・身分証を持参し集合時間までに到着
面接カードに必要事項を記入して順番を待つ
係員の指示に従い入室し面接官との挨拶から評価開始
集合から入室までの流れを把握し、落ち着いて面接に臨みましょう。
次の疑問一次試験を校内で受けたあとの面接会場が気になる方は、英検二次試験の会場・学校についての詳しい解説が役立ちます。
学校で実施されない理由と条件
「友人の学校では校内で受けているのに、自分の学校では英検を実施してくれない」という相談は少なくありません。学校が準会場として英検を実施するためには、英検協会が定める規定を満たし、さらに学校側の運営体制が整っている必要があります。
学校が準会場になるための条件
- 最低実施人数の充足:準会場として成立させるためには、級を問わず一定数以上の志願者(規定人数)を団体内で集める必要があります。
- 実施責任者の配置:学校の教職員が「実施責任者」および「試験監督者」として登録し、試験資材の管理や当日の運営を行う必要があります。
- 適切な試験環境の確保:音響設備(リスニングテスト用の機器)が正常に稼働し、受験生同士の間隔を保てる教室を確保できることが求められます。
学校が英検を実施しない・見送る理由
条件を満たしていても校内実施を行わない学校には、現場ならではの事情が存在します。
- 教員の業務負担と人手不足:試験問題の受け取り・保管・返送、申込書の確認、集金管理など、教員の事務作業が大幅に増加します。
- 休日の会場管理・部活動との兼ね合い:準会場日程が土曜日や日曜日に設定される場合、教員の休日出勤や校舎の鍵の管理、グラウンド・体育館での部活動とのスケジュール調整が困難になる場合があります。
- 公平性と受検希望者の偏り:受検を希望する生徒が少数にとどまる場合、学校全体としての実施に踏み切れないケースがあります。
公立・私立を問わず、学校方針として校内実施をしていない場合は、生徒や保護者からの要望だけで急に開催することは難しいため、個人で外部の会場を探す準備をしておく必要があります。
級を問わず一定数以上の志願者を団体内で集める必要がある
教職員が実施責任者・試験監督者として登録し管理・運営する
音響機器が正常に稼働し受験生同士の間隔を保てる教室を確保
学校が準会場として試験を行うために必要な3つの条件です。

自校で受けられない時の準会場探し
通っている学校で英検が実施されない場合でも、あきらめて本会場の高めの検定料を払う必要は必ずしもありません。外部の一般受験生を受け入れている学習塾などの準会場を利用すれば、学校受験と同じ割安な検定料で受検することが可能です。
準会場サーチを活用した検索ステップ
- 英検協会公式サイトの案内ページへアクセス:英検協会公式サイト内にある「一般受験者受け入れ団体(準会場サーチ・一覧)」の案内ページを開きます。
- 受検エリアの選択:自分が受験しやすい都道府県や市区町村を選択します。
- 受け入れ団体の確認:近隣の英検パートナー塾やプラチナパートナー塾など、塾生以外の一般受験を受け入れている団体が一覧表示されます。
- 受付状況・級の確認:実施している級、一次試験の日程(日程区分)、申込方法(Web受付・窓口受付)を確認します。
- 申し込みと検定料の支払い:指定された団体の手順に従い、期日までに申し込みを完了させます。
塾などの準会場を利用する際の注意点
- 定員到達による早期締切:外部生の受け入れ枠には教室の広さに応じた定員が設けられていることが多く、申込期間内であっても満席になり次第締め切られます。
- 一次試験の日程区分:準会場によって一次試験の実施曜日(金曜夕方、土曜、日曜など)が異なります。自分の通学や部活動のスケジュールと照らし合わせて選択してください。
- 結果票の受取方法:成績表や合格証書を塾の窓口まで直接取りに行く必要があるのか、郵送対応(切手代別途など)をしてくれるのかを事前に確認しておくとトラブルを防げます。
英検協会公式サイトの受け入れ団体案内ページを開く
受験しやすい都道府県や市区町村を選択する
一般受験を受け入れている近隣の塾などを一覧表示
実施級、一次試験日程区分、申込方法を確認する
指定された団体の手順に従い期日までに完了させる
公式サイトの準会場サーチを使って外部の受け入れ先を探す手順です。
近隣の受け入れ先を探す詳しい手順は、英検準会場での受け方と探し方で解説しています。
授業だけで合格できる級と対策
「学校の英語の授業をしっかり聞いていれば、英検に合格できるのか」という点もよくある疑問です。結論から言うと、3級までは学校の授業進度と密接に連動していますが、準2級以上になると自学自習による専用対策が不可欠になります。
各級の目安と授業との対応関係
表は横にスクロールできます →
| 級 | 難易度の目安 | 学校の授業との対応 | 必要な追加対策 |
|---|---|---|---|
| 5級 | 中学1年修了程度 | 中1の教科書内容で十分対応可能 | マークシートの記入練習、リスニングの形式慣れ |
| 4級 | 中学2年修了程度 | 中2の教科書内容で十分対応可能 | 長文読解のスピード強化、定型会話表現の確認 |
| 3級 | 中学卒業程度 | 中3の全範囲終了で対応可能 | ライティング(英作文)対策、二次面接の練習 |
| 準2級 | 高校中級程度 | 中学校の授業だけでは対応不可 | 高校基礎文法、語彙力の大幅増強、長文読解、意見論述 |
| 2級 | 高校卒業程度 | 中学校・高校基礎の授業のみでは対応不可 | 社会性のあるテーマの長文読解、ライティング、論理的会話力 |
授業内容に加えて自習が必要となる分野
3級からはライティング(記述式英作文)が導入されます。学校の定期テストで記号選択や穴埋め問題が得意であっても、自力で英文を組み立てる練習をしておかなければ得点できません。たとえば、次のような基本的な英文構成パターンを身につけておくことが求められます。
意見を述べる導入:
I have two reasons.(理由は2つあります。)
1つ目の理由を挙げる:
First, it is convenient for students.(第1に、それは生徒にとって便利です。)
2つ目の理由を挙げる:
Second, they can learn many things.(第2に、彼らは多くのことを学べます。)
準2級以上を目指す場合は、教科書の単語帳だけでは語彙数が不足するため、級別の単語集を活用して語彙を補強し、過去問で試験時間内の時間配分を把握することが合格の鍵となります。
高校入試での英検優遇と内申点
学校で積極的に英検の受検が案内される大きな背景には、高校入試や中学入試における入試優遇制度や内申書(調査書)での評価があります。
高校入試における具体的な優遇例
- 内申点への加点:公立高校や私立高校の推薦・特色選抜・一般入試において、調査書の課外活動実績欄に英検取得が記載され、評価点として1点〜数点が加点される場合があります。
- 学力検査の点数換算・見なし満点:一部の都道府県立高校や私立高校では、3級・準2級・2級などの保有者に対し、入試本番の英語の得点を一定点数(例:80点、90点)や満点とみなして換算する制度が導入されています。
- 推薦入試の出願資格:私立高校の推薦入試において、「英検3級以上」や「準2級以上」が出願基準の必須要件として定められているケースがあります。
何級を目指すべきか
高校受験に向けて活用する場合、一般的に次のような基準が意識されます。
中堅私立高校や公立高校の一般的な加点基準としては「3級以上」がひとつの目安となります。一方、上位校や英語科・国際科、難関私立高校を目指す場合、あるいは確実な優遇・点数換算を狙う場合は「準2級」や「2級」の取得が求められるケースが増加しています。
入試での優遇条件は各学校や各自治体の教育委員会によって毎年細かく規定されています。出願時に慌てないよう、志望校の募集要項を早めに確認し、中3の秋までに目標とする級を取得できるよう逆算して計画を立てましょう。
入試に向けて語彙力を強化したいときは、高校入試 よく出る英単語200を活用してみてください。
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理解度チェック
Q1. 学校受験(準会場)で受験できる級の組み合わせはどれ?
- 1級から5級までのすべての級
- 1級・準1級・2級・準2級
- 2級・準2級・3級・4級・5級
- 3級・4級・5級のみ
答えを見る
正解: C. 2級・準2級・3級・4級・5級
準会場で受験可能な級は2級〜5級です。1級と準1級は準会場での受験に対応していません。
Q2. 二次試験の面接室に入室する際、適切な英語表現はどれ?
- May I come in?
- Please have a seat.
- Could you say that again?
- I have two reasons.
答えを見る
正解: A. May I come in?
面接室に入るときは「May I come in?(入室してもよろしいですか?)」と挨拶します。
Q3. 学校で一次試験を受けた場合、二次試験の会場は原則どこ?
- 一次試験と同じ自校の教室
- 近隣の英検パートナー塾
- 受検者が自由に選んだ会場
- 協会が指定する本会場
答えを見る
正解: D. 協会が指定する本会場
学校で一次試験を受けた場合でも、二次試験は原則自校ではなく協会指定の本会場で受験します。
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よくある質問
- Q. 学校で英検を受ける時の持ち物は何ですか?
- 一次試験当日は、学校から配布された受験票、HBの黒鉛筆またはシャープペンシル、消しゴム、腕時計(アラーム機能のないもの)が必要です。上履きが必要な学校もあります。
- Q. 学校で受けて不合格でも内申書に影響しますか?
- 不合格になった事実が高校への内申書(調査書)に悪影響を与えることはありません。内申書には合格した実績のみを記載するのが一般的ですので、安心して挑戦してください。
- Q. 一次試験を学校で欠席した場合、返金されますか?
- 英検協会の規定により、受検者の都合による欠席の場合、検定料の返金や次回への繰り越しは行われません。体調管理やスケジュール確認を徹底して試験に備えましょう。
- Q. 一次試験免除(シード)でも学校で申し込めますか?
- 過去の試験で一次試験のみ合格し二次試験を棄権・不合格となった場合の「一次試験免除」も、学校の準会場申込窓口から手続きが可能です。願書記入時に免除申請を行ってください。
- Q. 学校で英検1級や準1級は受けられないのですか?
- 準会場規定により、学校などの準会場で受検できるのは2級〜5級までです。1級および準1級は準会場では受検できないため、英検公式サイト等から本会場受験を申し込んでください。
2026年10月8日更新・モチタン辞典編集部