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英検S-CBTに4級はある?受け方と3級スキップの判断
英検S-CBTに4級は存在しません。英検S-CBTの対象級は準1級・2級・準2級プラス・準2級・3級のみであり、4級・5級および1級は対象外です。
英検4級の資格を得るには従来型のペーパーテストを受ける必要があります。パソコンやスマートフォンで受験できる「4級スピーキングテスト」もありますが、これは一次試験の合否に影響しない任意のテストです。
英検S-CBTの対象級と4級が存在しない理由
英検S-CBTは、コンピューター端末が設置された専用テストセンターで行われる試験方式です。原則として1日でスピーキング、リスニング、リーディング、ライティングの4技能をすべて測定します。しかし、英検S-CBTで実施されている級は限定されており、4級を受験することはできません。
英検S-CBTの対象級一覧
英検S-CBTで受験可能な級と、非対応の級は公式ルールとして次のように明確に区分されています。
表は横にスクロールできます →
| 試験方式 | 対象級 | 非対象級 | 測定技能 |
|---|---|---|---|
| 英検S-CBT | 準1級、2級、準2級プラス、準2級、3級 | 1級、4級、5級 | 4技能(スピーキング・リスニング・リーディング・ライティング) |
| 従来型英検 | 1級、準1級、2級、準2級、3級、4級、5級 | — | 4級・5級は2技能(リーディング・リスニング)※スピーキングは任意 |
英検4級は、中学校中級程度の基礎的な英語力を測る試験であり、本試験(一次試験)で課されるのは筆記(リーディング)とリスニングの2技能です。4技能を一括測定する英検S-CBTのシステムそのものが、もともと2技能測定である4級の試験設計と合致しないため、4級のS-CBTは実施されていません。
4級を受験したい場合は、コンピューター会場に向かうのではなく、紙のマークシートで解答する従来型の試験に申し込む必要があります。
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混同注意!S-CBTと4級スピーキングテストの違い
「英検4級もパソコンやスマホで受けられる」という情報を見かけてS-CBTと混同する受験者や保護者が多く見られます。これは、従来型の4級申込者に提供される「4級・5級スピーキングテスト」のことです。テストセンターで受ける英検S-CBTとは、会場・機器・合否への影響など、すべての仕組みが異なります。
2つの試験方式の比較表
| 比較項目 | 英検S-CBT(3級〜準1級) | 4級スピーキングテスト |
|---|---|---|
| 受験級 | 準1級・2級・準2級・3級 | 4級(および5級) |
| 受験場所 | 指定のテストセンター(試験会場) | 自宅など任意の場所 |
| 使用機器 | 会場に設置された専用PC・ヘッドセット | 個人のパソコン・スマートフォン・タブレット |
| 一次合否への影響 | 一次試験(3技能)と二次試験(スピーキング)のスコアで別々に判定 | 一次試験(筆記・リスニング)の合否には一切影響しない |
| 資格の扱い | 合格するとその級の合格認定が得られる | 独立したスピーキングテストとして認定(不合格でも4級合格は維持) |
| 試験の位置づけ | 公式な1日完結型検定試験 | 4級受験者向けの付帯型デジタルトライアル |
4級スピーキングテストは、従来型の4級に申し込んだ人全員に受験資格が付与される追加テストです。自宅の端末を使って音声を吹き込む形式で行われます。
極めて重要な公式ルールとして、スピーキングテストの受験結果やスコアは、英検4級自体の合否には影響しません。筆記試験とリスニング試験で合格基準を満たしていれば、スピーキングテストを全く受けなかったり、スピーキングテストの評価が低かったりしても、英検4級は「合格」となります。
面接や録音形式に慣れておきたい方は、英語のスピーキング練習法を参考に練習を進めましょう。
英検4級を受験する唯一の方法:従来型ペーパーテスト
英検4級を取得するための唯一の手段は、従来型のペーパーテストを受験することです。従来型英検の4級には、「本会場」と「準会場」の2つの受験ルートが存在します。
本会場と準会場の特徴
| 区分 | 本会場 | 準会場 |
|---|---|---|
| 試験場所 | 協会が設置する大学・高校・専門学校・貸会議室など | 認定された民間の塾・予備校・学校など |
| 申込方法 | 個人でインターネットやコンビニから直接申し込み | 実施する団体(塾・学校など)を通じて申し込み |
| 日程 | 各回の本会場指定日(原則日曜日) | 準会場ごとに設定された日程(金・土・日など) |
| 外部生の受け入れ | 全受験者が対象 | 通塾生限定の会場と、一般外部生を受け入れる会場がある |
従来型4級の試験では、マークシート用紙に鉛筆やシャープペンシルで解答を塗りつぶします。キーボードによるタイピング操作やマウス操作は一切必要ありません。そのため、パソコン操作に慣れていない小学生や中学生でも、普段の学習成果をそのまま紙の上で発揮しやすいという特徴があります。
試験の全体像を詳しく把握したい方は、英検4級のレベルや合格点のまとめを確認してください。
日程を早めたい・合わせたい場合の準会場活用法
「直近の本会場試験まで期間が空いてしまう」「決まった日曜日に予定があり本会場で受けられない」という理由から、柔軟な日程で受けられるS-CBTを探していた方も少なくありません。4級で日程の選択肢を広げたい場合は、近隣の「準会場」を探す方法が有効です。
準会場を活用する具体的な手順
- 公益財団法人 日本英語検定協会の公式サイト内にある「準会場検索ページ」または一般受験を受け入れている団体の募集情報を確認します。
- 自宅や通学路の近くで、希望する検定回に一般外部生の受け入れを行っている学習塾や予備校をリストアップします。
- 各準会場が設定している試験日時(金曜日の夕方、土曜日、日曜日など団体によって異なります)を確認します。
- 受付期間内に該当の団体へ直接連絡し、申込手続きを完了させます。
本会場は指定された日曜日の特定時間帯に縛られますが、外部生を受け入れている準会場を見つけることができれば、土曜日や別の日程枠で受験できる場合があります。日程を調整したい方は準会場の選択肢を確認してください。
公式サイト等で準会場の募集情報を確認
自宅や通学路近くの受け入れ団体を探す
各団体が設定した実施日時を確認する
受付期間内に該当団体へ連絡し手続きする
外部生を受け入れている準会場を探して申し込むまでの流れです。

費用面の違いも把握しておきたい場合は、英検SCBTの受験料と従来型との比較を確認しておくと安心です。
4級を飛ばして3級S-CBTを受けるべきかの判断基準
「入試の提出期限が迫っている」「少しでも早く合格証書を手に入れたい」という場合、S-CBTに対応している「3級」へ飛び級(スキップ受験)する選択肢が浮上します。英検はどの級からでも自由に受験できるため、4級を持っていなくても3級を受験すること自体は制度上可能です。
しかし、安易に3級S-CBTを選ぶと不合格になるリスクもあります。以下のチェックリストを参考に、3級へのスキップが適しているか判断してください。
3級S-CBTスキップ受験の適性チャート
| 確認項目 | 3級S-CBTに向いている人 | 従来型4級を受けるべき人 |
|---|---|---|
| PC・端末操作 | キーボード入力または丁寧な文字筆記ができる | ローマ字入力やパソコン操作が苦手 |
| ライティング対策 | Eメール(15〜25語)と英作文(25〜35語)を書ける | スペリングが不安で、英作文の練習をしたことがない |
| スピーキング準備 | パソコンに向かって英語を声に出すことに抵抗がない | 面接形式や音読の練習をまだ始めていない |
| 英文法の理解 | 現在完了形や関係代名詞、受動態の基礎がわかる | 過去形や助動詞(can, willなど)を中心に学習中 |
S-CBTのライティング試験では「タイピング型」と「手書き型(解答用紙に鉛筆で記入)」のいずれかを選択できます。小学生などでタイピングが難しい場合でも手書き型を選べば入力の問題は解決できますが、そもそも英文を自力で記述する力(ライティング力)がなければ3級の通過は困難です。
4級と3級の難易度の差:追加される壁と対策フレーズ
4級から3級にステップアップする際、出題形式と必要技能において大きな違いが生じます。この差を理解しておくことが合否を分けます。
4級と3級の決定的な違い
- ライティング(英作文)試験の有無:4級には記述問題がありませんが、3級では与えられた質問に対して自分の考えを理由とともに書く記述問題が出題されます。
- スピーキング(面接)の合否判定への関与:4級ではスピーキングが合否に影響しませんが、3級ではスピーキングの得点が合否判定に直結します。S-CBTでは1次・2次の区別なく同日に吹き込み式で行われます。
- 文法範囲の広がり:3級では、現在完了(have + past participle)、受動態(be + past participle)、関係代名詞(who, which, that)といった中学校の最終学年レベルの文法が本格的に加わります。
3級のライティング・スピーキングで必須となる表現パターン
3級の試験では、自分の意見を明確に述べる定型構文が不可欠です。スキップ受験を検討する場合は、以下の基本文型を自力で書けるか・話せるか確認してください。
意見を述べる導入:
I have two reasons.(私には2つの理由があります。)
First, it is fun for me.(第1に、それは私にとって楽しいからです。)
Second, I can learn many things.(第2に、私は多くのことを学べるからです。)
日常生活の理由付け:
I like playing soccer because it makes me healthy.(健康になれるので、私はサッカーをすることが好きです。
)
I want to visit Canada because I want to practice English.(英語を練習したいので、私はカナダを訪れたいです。)
文法や単語が上記のレベルに到達していない場合は、焦らずに従来型4級で基礎を固めるのが着実な学習手順です。
質問に対し意見と理由を自力で書く記述問題が加わる
スピーキングの得点が合否判定に直結する
現在完了や受動態、関係代名詞が本格的に加わる
4級から3級へ進む際に生じる主な出題・判定の違いです。
次の疑問出題形式だけでなく合格点や単語数の違いも比べたい場合は、英検4級と3級の違いと難易度比較が判断のヒントになります。
英検4級の申し込みから結果確認までの公式手順
英検4級を受験する際の流れを把握しておくことで、直前に慌てることなく準備を進められます。申し込みから合否通知の受け取りまでの基本ステップを整理します。
従来型4級の受験ステップ
- 試験日程の確認:日本英語検定協会の公式サイトにて、受付期間、試験日、合格発表日を確認します。
- 申し込み手続き:本会場受験の場合は協会のウェブサイトから個人申し込みを行い、クレジットカードやコンビニ払いで検定料を決済します。準会場受験の場合は、受付を行っている学校や塾の案内に従って申し込みます。
- 受験票の受領:試験日の約1週間前までに受験票が届きます(インターネット申込の場合はweb上で確認できる場合もあります)。試験会場、集合時間、持ち物を確認します。
- 試験当日:筆記用具(HBの黒鉛筆またはシャープペンシル、消しゴム)と受験票、身分証明書を持参し、会場でマークシート形式の筆記試験およびリスニング試験を受けます。
- 合否結果の確認:指定の発表日以降、協会のオンラインサービスで合否および英検CSEスコアを確認できます。後日、紙の合格証書(合格時)と個人成績表が送付されます。
- スピーキングテストの受験(任意):成績表到着後など、案内に記載された期間内に自宅のPCやスマートフォンからスピーキングテストにアクセスして受験できます。
※最新の日程・料金は実施団体の公式サイトで確認してください。
公式サイトで受付期間や試験日を確認
本会場または準会場の案内に沿って決済
会場や集合時間、持ち物を確認する
マークシート形式の筆記・リスニングを受験
オンラインや後日届く成績表で確認
案内の期間内に自宅の端末から任意受験
従来型4級の申し込みから結果確認、スピーキングテストまでの手順です。
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理解度チェック
Q1. 英検S-CBTで4級を受験できない理由は何ですか?
- S-CBTは4技能一括測定の設計だから
- 4級は面接試験が必須とされているから
- 4級は指定のテストセンターがないから
- 小学生の受験が禁止されているから
答えを見る
正解: A. S-CBTは4技能一括測定の設計だから
英検4級はもともと2技能測定であり、4技能を一括測定するS-CBTのシステムと試験設計が合致しないため実施されていません。
Q2. 英検4級のスピーキングテストに関する説明で正しいものは?
- テストセンターの専用端末で受験する
- 不合格だと4級の合格資格も取り消される
- 結果やスコアは4級自体の合否に影響しない
- 受検しないと筆記試験の結果が無効になる
答えを見る
正解: C. 結果やスコアは4級自体の合否に影響しない
4級スピーキングテストの受験結果やスコアは、筆記とリスニングで判定される英検4級自体の合否には一切影響しません。
Q3. 3級の対策で意見を述べる導入として本文にある英文は?
答えを見る
正解: A. I have two reasons.
本文の「意見を述べる導入」の項目では、「I have two reasons.(私には2つの理由があります。)」という表現が紹介されています。
よくある質問
- Q. 英検S-CBTで4級は受けられますか?
- 受けられません。英検S-CBTの対象級は準1級・2級・準2級プラス・準2級・3級のみです。4級は従来型のペーパーテスト(本会場または準会場)でのみ受験可能です。
- Q. 4級スピーキングテストを受けないと不合格?
- 不合格にはなりません。4級スピーキングテストは任意であり、その結果は4級の一次試験(筆記・リスニング)の合否には一切影響しません。
- Q. 4級を持っていなくても3級S-CBTを受けられる?
- 受験可能です。英検には事前の取得級に関する受験資格制限がないため、4級を受験していなくても3級S-CBTに直接申し込むことができます。
- Q. 英検4級の試験時間はパソコンと紙で違う?
- 4級の本試験はすべてマークシートのペーパーテストで実施されます。パソコンで行うのは希望者向けの「スピーキングテスト」のみです。
- Q. S-CBTの合格認定は従来型と同じ扱いですか?
- 同じ扱いです。S-CBTで取得した合格実績や英検CSEスコアは、従来型のペーパーテストで取得したものと公的に同等の資格として扱われます。
2026年10月12日更新・モチタン辞典編集部