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英検準一級の合格率と受かる確率|平均受験回数やCSEスコアも解説
英検準一級の最終合格率は約15%です。試験別の合格率は、一次試験が約15〜20%、二次試験(面接)が約80〜90%となっており、最大の関門は一次試験の突破にあります。合格には一次試験でCSEスコア1,792点、二次試験で512点が必要で、各技能でおおむね7割前後の正答率が求められます。
英検準一級の合格率と受かる確率の全体像
英検(実用英語技能検定)準一級の最終的な合格率は約15%です。日本英語検定協会による級別の合格率公表は2016年度以降行われていませんが、過去の公式データや各種統計から、受かる確率は現在も約15%前後で推移していると考えられています。
英検準一級は一次試験(筆記・リスニング)と二次試験(面接形式のスピーキング)に分かれており、それぞれの合格率には大きな開きがあります。
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| 試験区分 | 合格率の目安 | 合格基準スコア(満点) | 試験形式 |
|---|---|---|---|
| 一次試験 | 約15〜20% | 1,792点(2,250点) | リーディング・リスニング・ライティング |
| 二次試験(面接) | 約80〜90% | 512点(750点) | スピーキング(個人面接形式) |
| 最終合格率(全体) | 約15% | 2,304点(3,000点) | 一次・二次双方の合格 |
表から分かるように、一次試験の通過率は10人中1〜2人程度と非常に狭き門です。一方で、一次試験を通過した受験者のうち8割以上が二次試験に合格します。つまり、英検準一級に受かる確率を高めるための鍵は、一次試験の合格ラインをいかに超えるかに集約されます。
受験者の属性と合格者の割合
英検準一級の受験者層は、高校生、大学生、社会人、英語教員など多岐にわたります。大学入試での優遇措置や単位認定、就職活動での英語力証明を目的とする受験者が多くを占めます。
高校生以下の受験者における合格割合は全体平均よりもやや低く、語彙力や社会的なトピックへの理解度が高い大学生や社会人のほうが合格率は高い傾向が見られます。
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平均受験回数は何回?一発合格と再受験の実態
英検準一級に合格するまでの平均受験回数は2〜3回です。実力者が腕試しで受ける場合を除き、英検2級を取得した直後の状態から1回の受験で一発合格できる受験者の割合は高くありません。
多くの受験生が複数回の受験を経験する背景には、一次試験の合格ラインと各技能のバランス調整の難しさがあります。
| 受験回数 | 受験者の状況 | 合格への主な課題 |
|---|---|---|
| 1回目 | 英検2級保持者・初挑戦者 | 単語力不足、長文読解の時間不足、ライティングの未完成 |
| 2回目 | 不合格の弱点を補強した再挑戦者 | CSEスコアで数点〜数十点足りない技能の底上げ |
| 3回目以降 | 複数回挑戦の継続学習者 | 特定技能(リスニングまたは語彙)の苦手克服と安定化 |
一次試験免除制度を活用した再受験戦略
英検には、一次試験に合格して二次試験で不合格になった場合、以降の1年間(申込回数として次の3回分)一次試験が免除される制度があります。二次試験の合格率は約80〜90%と高水準ですが、万が一不合格になった場合でも、一次試験免除を利用すればスピーキング対策のみに専念して次回確実に合格を狙うことが可能です。
初受験で一次試験に数点届かず不合格になった場合でも、学習を継続して語彙力と英作文力を強化すれば、2回目または3回目での合格率は大幅に上昇します。2〜3回の受験をあらかじめ想定し、長期的な学習計画を立てることが現実的です。
次の疑問何度受けてもあと一歩届かない原因を知りたい方は、英検準1級に受からない理由と合格の裏ワザで弱点の見直し方を詳しく解説しています。
英検準一級にまぐれ合格することは可能か
結論から述べると、基礎的な英語力が不足している状態での「完全なまぐれ合格」は極めて困難です。しかし、「実力境界線上にいる受験者が、ライティングの高得点によって上振れ合格する」という意味での幸運な合格は起こり得ます。
このような現象が起こる理由は、英検で導入されている英検CSEスコアの算出方法にあります。
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| 技能 | 配点(CSEスコア) | 問題数(新形式) | 1問あたりのスコア影響度 |
|---|---|---|---|
| リーディング | 750点 | 31問 | 分散されるため比較的小さい |
| リスニング | 750点 | 29問 | 分散されるため中程度 |
| ライティング | 750点 | 2問(要約・意見論述) | 極めて大きい(1問の比重が高い) |
ライティングの上振れによる合格の仕組み
一次試験の満点2,250点のうち、ライティングはわずか2問で750点(全体の3分の1)を占めます。リーディングの長文問題が解けなかったり、大問1の単語問題で正解数が伸びなかったりしても、ライティングで得意なテーマが出題されて高スコアを獲得できた場合、全体のCSEスコアが合格基準の1,792点を大きく上回ることがあります。
完全な実力不足では受からない理由
一方で、マークシートの運や当て推量だけで合格することはできません。準一級の語彙問題や長文読解、リスニングは選択肢の紛らわしさが英検2級よりも格段に高く、文脈の正確な理解が求められます。
各技能で極端に低いスコアを取ると、CSEスコアの総合計で1,792点に届かない仕組みになっているため、最低限の語彙力と文法力が備わっていなければ合格の確率はほぼゼロになります。
合格ラインと必要正答率の目安
英検準一級の合格ラインはCSEスコアによって固定されていますが、素点の正答率としては約7割(70%前後)が合格の目安となります。
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| 試験区分 | 合格基準スコア | 満点スコア | 目標正答率の目安 |
|---|---|---|---|
| 一次試験 | 1,792点 | 2,250点(R:750 / L:750 / W:750) | 約68〜72%(素点合計) |
| 二次試験 | 512点 | 750点(S:750) | 約65〜70%(評価点合計) |
一次試験の技能別バランスと正答数目標
一次試験を突破するためには、リーディング、リスニング、ライティングの3技能すべてで均等に得点を稼ぐか、得意技能で不得意技能を補う必要があります。
- リーディング:全31問中、21問以上(約68%)の正解を目標にします。大問1の語彙問題(18問)で12問以上、長文読解(13問)で9問以上の正解が目安です。
- リスニング:全29問中、20問以上(約69%)の正解を目標にします。Part 2の講義・エッセイ形式やPart 3のリアルライフ形式で失点を抑えることが重要です。
- ライティング:要約問題および意見論述問題の2問で、観点別評価(内容・構成・語彙・文法)合計の75%以上の得点を目標にします。
英検CSEスコアでは、各回の難易度や全受験者の正答率に応じた統計的調整が行われるため、「素点で何点取れば確実に合格」と一概には決まりませんが、全技能で7割以上の正答率を維持できていれば合格圏内に到達します。
リーディング
- 全体21問以上
- 大問1で12問以上
- 長文読解で9問以上
リスニング
- 全体20問以上
- Part2失点抑制
- Part3失点抑制
ライティング
- 要約問題
- 意見論述問題
- 観点合計75%以上
各技能で素点7割前後を達成するための具体的な目標正答数です。

英検準一級の難易度比較とレベル換算
英検準一級の難易度を客観的に把握するために、英検2級・英検1級、TOEIC L&Rテスト、国際基準のCEFR(ヨーロッパ言語共通参照枠)と比較します。
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| 指標・試験名 | 英検2級 | 英検準一級 | 英検1級 |
|---|---|---|---|
| 合格率 | 約25〜30% | 約15% | 約10% |
| 要求語彙数 | 約4,000〜5,000語 | 約7,500〜9,000語 | 約10,000〜15,000語 |
| TOEIC換算 | 550〜650点程度 | 740〜840点程度 | 945点以上 |
| CEFRレベル | B1 | B2 | C1 |
| 社会的位置づけ | 高校卒業程度 | 大学中級程度 | 大学上級程度 |
英検2級との決定的なギャップ
英検2級から準一級へのステップアップには、大きな難易度の壁が存在します。要求語彙数は約4,000語から約7,500〜9,000語へと約1.5〜2倍に跳ね上がり、日常会話レベルを超えた社会・経済・科学・歴史などの抽象度の高いテーマが扱われます。
リスニングの音声スピードも速くなり、読解問題の英文の密度も大幅に増します。
TOEIC L&Rテストとの違い
英検準一級はTOEIC L&Rのスコアに換算すると740点から840点前後に相当します。ただし、TOEICはビジネス英語に特化したマークシート試験であるのに対し、英検準一級にはライティング(記述)とスピーキング(面接)が含まれます。
そのため、TOEICで800点を取得していてもアウトプット対策をしていない人は不合格になることがあり、逆にTOEICが700点台であっても英作文が得意な人は合格するケースが見られます。
一次試験で落ちる人の共通点と新形式対策
一次試験の合格率約15〜20%の壁に阻まれる受験者には、明確な共通点が存在します。不合格になる典型的な原因は以下の通りです。
- 単語力不足による大問1での失点:準一級特有の難単語を覚えきれず、大問1の語彙問題で半分以下しか得点できない。
- 時間配分ミスによるライティングの品質低下:長文読解に時間を使いすぎ、ライティングを書き終えられなかったり、見直しの時間がなくなったりする。
- 新形式(要約問題)への対応不足:要約問題で本文の表現をそのまま丸写ししてしまい、語彙や文法のパラフレーズ評価で減点される。
- リスニングの先読み不足:音声が流れる前に選択肢のキーワードを把握できておらず、設問の意図を取り違える。
要約問題導入による影響
リニューアルに伴いライティングに要約問題が追加されたことで、リーディングの読解力と簡潔な表現力がより厳しく問われるようになりました。要約問題では、本文の主旨を正確に捉えつつ、自分の言葉で言い換える力が求められます。
例えば、本文に The government implemented new policies to curb carbon dioxide emissions.(政府は二酸化炭素の排出を抑制するために新たな政策を実施した)とある場合、要約では次のように言い換える表現力が求められます。
State measures were introduced to reduce greenhouse gases.
(温室効果ガスを削減するための国家的な措置が導入された。)
準一級特有の難単語を覚えきれず大問1で失点
長文に時間を使いすぎライティングが未完成に
本文を言い換えずに書き写して減点される
音声前の選択肢確認が足らず設問意図を誤解
一次試験で不合格になりやすい典型的な原因を技能・形式別に整理しました。
二次試験の合格率と落ちる人のNG行動
二次試験の合格率は約80〜90%と非常に高く、受験者の大部分が合格します。しかし、受検者の10〜15%は不合格となっており、確実に受かるわけではありません。二次試験で不合格になる人には明確な行動パターンがあります。
| 不合格になるNG行動 | 面接官に与える印象 | 改善のための対策 |
|---|---|---|
| 5秒以上の沈黙(フリーズ) | コミュニケーション意欲・応答能力の欠如 | つなぎ表現(フィラー)を挟んで思考時間を確保する |
| 質問の聞き返しが3回以上 | リスニング力不足・理解不能 | 聞き返しは自然に1回にとどめ、要点を推測して答える |
| イラスト描写で指定時間超過 | 描写の優先順位判断ができていない | 1コマあたり2〜3文、過去進行形と過去形を使い簡潔に述べる |
| 自分の意見の理由を言えない | 論理的思考力・論述能力の不足 | 理由を2点挙げる型を徹底し、具体例を必ず添える |
沈黙を防ぐための実践フレーズ
面接で質問を聞かれた直後に言葉が出てこない場合、完全な沈黙に陥ると大きく減点されます。以下のような表現を使って即座に応答姿勢を示し、考えをまとめる時間を確保してください。
That is a very interesting question. Let me think about that for a second.
(とても興味深い質問ですね。少し考えさせてください。)
Well, there are two main reasons for this issue.
(ええと、この問題には主に2つの理由があります。)
面接の流れや詳しい答え方を確認したいときは、英検準1級の二次試験対策を参考にしてください。
次の疑問面接で減点されるポイントや評価の仕組みをさらに詳しく知りたいなら、英検二次試験の合格率と採点基準が面接対策の参考になります。
合格率15%を突破する最短学習ロードマップ
英検2級合格レベルから英検準一級に到達するために必要な勉強時間は、約200〜300時間が目安です。現在の英語力に応じた学習期間のシミュレーションは以下の通りです。
| 現在の英語力 | 必要勉強時間の目安 | 1日2時間の学習での期間 |
|---|---|---|
| 英検2級合格直後(高校卒業レベル) | 約250〜300時間 | 約4〜5か月 |
| TOEIC 700点前後 | 約150〜200時間 | 約2.5〜3か月 |
| TOEIC 800点以上(英作文未経験) | 約100〜150時間 | 約1.5〜2か月 |
最短合格のための技能別対策の優先順位
- 最優先:単語・熟語の完全暗記
準一級専用の単語集を用いて、見出し語約1,500〜2,000語を徹底的に暗記します。大問1の18問中12問以上を狙える水準まで引き上げることが、一次試験通過の前提条件です。 - 最重要:ライティングのテンプレート構築
意見論述と要約問題の構成パターンを確立します。意見論述では、序論・本論1・本論2・結論の4段落構成を徹底し、論理的な接続詞を使用します。 - リスニング:Part 2とPart 3の先読み演習
問題文が読まれる前の10〜15秒間で選択肢に目を通し、どのような状況やトピックが扱われるかを予測する訓練を繰り返します。 - 面接:4コマイラスト描写の型化
起承転結のイラストを各コマ20〜25秒程度で説明する練習を行い、登場人物のセリフや思考を引用符や間接話法で表現できるようにします。
意見論述でそのまま使えるライティング構成文
ライティングの意見論述では、論理展開を安定させるために決まった枠組みを使用するのが合格への近道です。
I agree with the idea that renewable energy should be promoted more aggressively.
(私は、再生可能エネルギーをより積極的に推進すべきだという考えに賛成です。)
First of all, it plays a vital role in reducing environmental destruction.
(第一に、それは環境破壊を軽減する上で極めて重要な役割を果たします。)
In addition, investing in green technology fosters sustainable economic growth.
(加えて、環境技術への投資は持続可能な経済成長を促進します。)
For these reasons, I believe that the government should take immediate action.
(これらの理由から、政府は即時の行動を起こすべきだと私は考えます。)
見出し語1,500〜2,000語を暗記し語彙を強化
要約と4段落構成の意見論述パターンを確立
リスニングPart2・3で選択肢を事前把握
二次面接の4コマイラスト説明を型化する
一次試験通過と二次対策に向けた学習の優先手順です。
合格までの具体的な学習計画を立てる際は、英検準1級の勉強法が役立ちます。
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理解度チェック
Q1. 二次試験の面接で考えをまとめる時間を取りたい時の表現は?
- Let me think about that for a second.
- Please repeat the question three times.
- I cannot answer this interesting question.
- State measures were introduced to reduce it.
答えを見る
正解: A. Let me think about that for a second.
沈黙を防ぎ思考時間を確保する表現として、記事内で「Let me think about that for a second.」が挙げられています。
Q2. 英検準一級のライティングがスコアに及ぼす影響はどれですか?
- 配点が全体の1割程度で影響は極めて小さい
- 2問で750点を占め1問あたりの比重が高い
- 語彙や長文が解けないと採点対象外になる
- マークシートの運だけで満点を狙える
答えを見る
正解: B. 2問で750点を占め1問あたりの比重が高い
一次試験満点2,250点中、ライティングは2問で750点(3分の1)を占めるため、1問あたりのスコア影響度が極めて高いと解説されています。
Q3. 二次試験で不合格となる典型的なNG行動として正しいものは?
- 5秒以上の沈黙(フリーズ)をしてしまう
- 理由を2点挙げて具体例を添えて話す
- 質問の聞き返しを自然に1回にとどめる
- 1コマあたり2〜3文で簡潔に描写する
答えを見る
正解: A. 5秒以上の沈黙(フリーズ)をしてしまう
記事では、5秒以上の沈黙はコミュニケーション意欲や応答能力の欠如と判断され、不合格になるNG行動として示されています。
よくある質問
- Q. 英検準一級の合格率は公式に発表されていますか?
- 日本英語検定協会による級別合格率の公式発表は2016年度以降行われていません。ただし、過去の公式データや受験者統計から、最終合格率は現在も約15%前後で推移しているとされています。
- Q. 英検準一級の二次試験だけの合格率はどれくらいですか?
- 二次試験(面接)単体の合格率は約80〜90%です。一次試験合格者の大半が合格しますが、沈黙や応答不能などの失点があると落ちるため対策は必須です。
- Q. 英検準一級に何回も落ちる人の特徴は何ですか?
- 単語力不足で大問1を落としている人や、ライティングで論理的な構成が作れずCSEスコアを稼げていない人が多いです。配点の高い英作文の強化が最優先です。
- Q. 英検準一級はノー勉やまぐれで受かる確率はありますか?
- 基礎知識のない状態でのまぐれ合格はほぼ不可能です。ただし、合格ライン付近の実力者がライティングで得意なテーマに当たり上振れて受かるケースはあります。
- Q. 一次試験免除は何回まで使えますか?
- 一次試験に合格した回の翌年度の同回まで、最大3回(約1年間)の試験で一次試験免除を申請して二次試験から受験することができます。
2026年10月9日更新・モチタン辞典編集部