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英検は年に何回?受験回数の仕組みと入試から逆算する計画法
英検(従来型)は年に3回実施されます。第1回は5月から7月、第2回は9月から11月、第3回は1月から3月にかけて行われます。さらに原則パソコンで1日で4技能を受験する英検S-CBTを併用すると、同一の級を年間で複数回受験することが可能です。
入試や進学の目標時期から逆算し、適切な試験形式と日程を選ぶことが重要になります。

英検は年に何回?従来型の日程サイクルと基本ルール
実用英語技能検定(英検)の従来型試験は、毎年決まった周期で年に3回開催されています。それぞれの回は一次試験(筆記・リスニング)と二次試験(面接形式のスピーキングテスト)の2段階で構成されており、一次試験に合格した受験者のみが二次試験に進む方式です。
なお、4級および5級には二次試験がなく、一次試験のみで合否が判定されます。
年間3回の実施期は、学校の学期区分とおおむね連動しています。最新の日程・料金は実施団体の公式サイトで確認してください。一般的な実施区分は次の通りです。
- 第1回検定:一次試験が春から初夏(5月から6月頃)、二次試験が初夏(6月から7月頃)
- 第2回検定:一次試験が秋(9月から10月頃)、二次試験が晩秋(11月頃)
- 第3回検定:一次試験が冬(1月頃)、二次試験が冬の終わりから初春(2月から3月頃)
申込期間は、各回の一次試験のおよそ1か月から2か月前に設定され、締切日を過ぎると追加の申し込みは受け付けられません。資格試験の予定を立てる際は、試験日当日だけでなく、申込開始日と締切日の確認を習慣化することが大切です。
英語学習の目標設定では、deadline(締切日)や test date(試験日)を意識した時間管理が成果を左右します。
従来型英検は学校の学期区分とおおむね連動し、年3回実施されます。
全体のスケジュールを確認したいときは、英検の年間試験日程と申し込み締め切りを参考にしてください。
本会場と準会場の違いと日程パターンの選び方
従来型英検を受験する際、個人で申し込んで指定の公開会場で受ける「本会場受験」と、学校や学習塾などの団体が会場となる「準会場受験」の2種類が存在します。準会場は2級から5級までを対象としており、日程の選択肢に幅が設けられています。
本会場と準会場の主な違いを整理すると、以下のようになります。
| 項目 | 本会場受験 | 準会場受験 |
|---|---|---|
| 受験場所 | 協会が指定する大学・高校・専門学校・貸会議室など | 所属する学校・認定された民間施設など |
| 実施日程 | 原則として協会が指定した特定の日曜日 | 協会が提示する複数の日程候補の中から団体が選択した日 |
| 対象級 | 全級(1級〜5級) | 主に準1級〜5級(団体により異なる) |
| 二次試験会場 | 本会場(指定された外部会場) | 本会場(準会場での一次合格後、本会場で二次を受験) |
準会場受験の場合、学校行事や部活動の大会と重複しない日程を団体側が設定している場合が多く、移動の負担が少ない利点があります。ただし、準会場で一次試験に合格した場合でも、二次試験(面接)は本会場で受験する形式になります。
自分の所属団体で準会場受験が実施されるかどうか、どの級まで対応しているかを事前に確認しておくと良いでしょう。
次の疑問費用や選べる日程の違いを細かく見比べたい方は、英検本会場と準会場の違いで詳細を確認しておくと安心です。
英検S-CBTとは?受験期間と年間最大受験回数
英検S-CBT(エスシービーティー)は、コンピュータ端末を使用してスピーキング、リスニング、リーディング、ライティングの4技能を原則1日で測定する試験形式です。従来型と同じ出題形式・難易度・採点基準で実施され、取得できる英検CSEスコアや合格資格も従来型と全く同等として扱われます。
英検S-CBTの大きな特徴は、毎週のように土日を中心に試験が開催されており、受験機会を大幅に増やせる点です。英検S-CBTでは、1年間が3つの「検定期間」に分かれて管理されています。
- 第1回期間(4月〜7月)
- 第2回期間(8月〜11月)
- 第3回期間(12月〜翌年3月)
この検定期間ごとに、同一の級を受験できる回数に上限ルールが定められています。従来型と英検S-CBTはそれぞれ独立してカウントされるため、両方を組み合わせることで、1年間に同一の級へ挑戦できる回数を大幅に増やすことができます。
英語学習において computer-based testing(コンピュータを利用した試験)に慣れておくことは、大学入学共通テストや国際的な検定試験を見据える上でも価値があります。
パソコン画面での読解やキーボード入力、ヘッドセットを通じた吹き込み型のスピーキングテストに特化した準備を行っておくことが成功の鍵となります。
従来型
- 年に3回の決まった日程で実施
- 一次(筆記・リスニング)と二次の2段階
- 二次試験は対面の面接形式
英検S-CBT
- 毎週土日を中心に試験を開催
- 原則1日で4技能すべてを測定
- PC画面読解・入力・ヘッドセット吹込
出題形式や合格資格は同等ですが、実施日数や受験機会の頻度が異なります。
従来型とS-CBTの併願ルールと年間最大受験数
従来型英検と英検S-CBTを同一年度内に併用する場合、同じ級を年間で最大何回まで受験できるのかを正しく把握しておく必要があります。ルールを誤解していると、受けたい時期に申し込みができない事態になりかねません。
各検定期間における受験可能回数と、年間の合算ルールは以下の通り整理できます。
表は横にスクロールできます →
| 検定期間 | 従来型の受験回数 | 英検S-CBTの受験可能回数 | 同一級の期間内最大回数 |
|---|---|---|---|
| 第1回期間(春〜初夏) | 1回 | 最大3回 | - |
| 第2回期間(秋) | 1回 | 最大3回 | - |
| 第3回期間(冬) | 1回 | 最大3回 | - |
| 年間合計 | 年3回 | 各期間の上限合計 | 年間に同一級を複数回受験可能 |
同一の級を複数回受ける場合、従来型の第1回を受験しながら、同じ第1回の期間内に英検S-CBTを複数回受験することが公式に認められています。例えば、I want to pass the exam as soon as possible.(できるだけ早く試験に合格したい)という切迫した状況にある場合、春から初夏にかけて短期間に集中して同一級へ挑戦することが制度上可能です。
また、一次試験免除(いわゆるシード権)を利用して従来型を受験する場合でも、その受験は当該回の従来型1回分としてカウントされます。英検S-CBTでも一次試験免除を利用でき、申請するとスピーキングテストのみを受験する形式となります。

制度ごとの詳しい条件は、英検SCBTの受験回数制限と併願で詳しく解説しています。
次の疑問同じ級や異なる級の同時受験ルールをもっと詳しく知りたいなら、英検のダブル受験と年間受験回数をチェックしてみてください。
高校・大学入試の出願から逆算するデッドライン表
高校入試や大学入試で英検の資格やスコアを活用する場合、最も気をつけなければならないのが「出願書類の提出締切日までに公式の合格証明書・スコア証明書が手元に届いているか」という点です。Web上での合否確認画面の印刷では出願書類として認められず、原本の提出を求められるケースが一般的です。
受験方式ごとの出願時期と、それに間に合わせるための最終受験タイミングの目安は以下の通りです。
表は横にスクロールできます →
| 入試種別 | 一般的な出願時期 | 利用期限の目安 | 推奨される最終受験回 |
|---|---|---|---|
| 大学 総合型選抜 | 初秋(9月〜10月頃) | 出願前2年以内等 | 第1回(初夏)またはS-CBTの同期間 |
| 大学 学校推薦型選抜 | 晩秋(11月頃) | 出願前2年以内等 | 第2回一次(結果判明時期に注意)またはS-CBT初秋 |
| 大学 一般選抜 | 冬(1月〜2月頃) | 出願前2年以内等 | 第2回(完全間に合う)/ 第3回は要確認 |
| 高校入試(推薦・専願) | 冬(12月〜1月頃) | 中学在籍中の取得等 | 第2回(秋実施) |
| 高校入試(一般選抜) | 冬〜初春(1月〜2月頃) | 中学在籍中の取得等 | 第2回(秋実施)※第3回は間に合わない場合多数 |
特に注意が必要なのは、高校3年生の秋に行われる学校推薦型選抜や、高校入試の内申書・調査書への記載です。従来型の第2回検定の場合、二次試験の面接結果が出て合格証書が手元に届くのは晩秋になります。出願締切が11月上旬の場合、従来型第2回の最終結果証書は間に合わない可能性があります。
出願時に certificate(合格証明書)の原本が必要なのか、あるいはスコア通知書で足りるのかを、各志望校の募集要項で必ず確認してください。余裕を持って「出願予定時期の1つ前の回」までに目標級を取得しておくことが鉄則です。
願書や提出書類に関する表現は、受験・入試の英単語でまとめて確認できます。
無駄に受けすぎないための費用と学習戦略
S-CBTを活用すれば年に何度も受験できるとはいえ、「受けられるだけ受ける」という戦略は必ずしも得策ではありません。検定料の負担が積み重なるだけでなく、十分な実力向上がないまま連続受験しても不合格を繰り返すリスクがあるためです。
合格率を高めつつ無駄な出費を避けるためには、次の3段階の学習サイクルを守ることが推奨されます。
- 基礎固め期間:単語力の拡充と文法項目の総点検。目標級に必要な語彙集を1冊仕上げる。
- 技能別対策期間:長文読解、リスニング、ライティングの型を身につける。特にライティングは得点配分が高いため重点的に演習する。
- 過去問・実戦演習期間:本番と同じ制限時間で解き、合格基準スコアに届くかを検証する。
英語学習の格言に Haste makes waste.(急いては事を仕損じる)という言葉があります。不合格だった直後に実力向上の期間を置かず連続して受けても、スコアはほとんど変動しません。
もし不合格になった場合は、最短でも1か月から2か月程度の集中的な弱点補強期間を挟んでから次の試験に臨むのが、時間的にも費用的にも最も効率的なアプローチです。
単語力の拡充と文法総点検を行い、目標級の語彙集を1冊仕上げる。
長文やリスニングに加え、配点が高いライティングの型を重点演習。
本番と同じ制限時間で過去問を解き、合格基準に届くか検証する。
無駄な連続受験を避け、3つの学習段階を踏んで実力を伸ばしてから受験します。
学年別おすすめ受験スケジュールと準備期間
英検の受験計画は、学年や現在の英語力によって最適な進め方が異なります。小学生、中学生、高校生それぞれの目標設定と推奨スケジュールを解説します。
小学生:早期からの英語耳と基礎力養成
小学生の場合は、まず5級や4級からスタートし、試験の雰囲気に慣れることが大切です。リスニングの配点比重が高く、聴取力を活かして合格を目指しやすい特徴があります。
中学入学前に3級(中学卒業レベル)を取得しておくと、中学生になってからの英語学習に大きなアドバンテージが生まれます。準備期間は各級につき3か月から半年程度を見込むと無理がありません。
中学生:高校受験の内申点を見据えた計画
中学生の場合、高校受験で評価の対象となるのは一般的に3級以上、難関校では準2級以上です。中学3年生の秋(第2回)までに目標級を確実に取得しておく必要があります。したがって、以下のようなスケジュールが理想的です。
- 中学1年生〜2年生:3級の取得を目指す
- 中学3年生の第1回(初夏):準2級に挑戦(不合格でも第2回でリカバリー可能)
- 中学3年生の第2回(秋):高校入試に提出する最終級の確定
高校生:大学入試の優遇制度を活用する計画
大学入試では、2級または準1級のスコアを提出することで、英語試験の免除、得点換算、加点などの優遇措置を受けられる大学が多数あります。高校2年生のうちに2級を取得し、高校3年生の1学期までに準1級やハイスコアの獲得を目指すのが王道ルートです。
Early preparation is the key to success.(早期の準備が成功の鍵である)と言われるように、高校3年生の夏以降は他教科の受験勉強に多くの時間を割かなければなりません。
英語の資格は高校2年生の第3回、遅くとも高校3年生の第1回(春〜初夏)までに必要スコアを押さえておくスケジュールを強く推奨します。
小学生
- 5級・4級から開始
- 中学入学前に3級取得目標
- 準備期間は3か月〜半年
中学生
- 中1〜2で3級取得
- 中3第1回で準2級挑戦
- 中3第2回で最終級確定
高校生
- 高2のうちに2級取得
- 高3第1回までに準1級狙い
- 夏以降は他教科に集中
各学年の入試や学習段階に合わせた目標級と受験計画の目安です。
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理解度チェック
Q1. 従来型英検の「準会場受験」に関する記述として正しいものは?
- 一次も二次も所属学校などの準会場で受ける
- 1級から5級までの全級が必ず受験できる
- 一次に合格した場合でも二次は本会場で受ける
- 日程は協会指定の特定の日曜日に固定される
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正解: C. 一次に合格した場合でも二次は本会場で受ける
準会場で一次試験に合格した場合でも、二次試験(面接)は本会場で受験する形式になります。
Q2. 英検S-CBTの特徴やルールとして本文に合致するものは?
- 従来型の一次免除を利用して受験できる
- 1年間が3つの検定期間に分かれて管理される
- 従来型と合算して年間3回までしか受けられない
- 筆記と面接を別々の日に分けて受験する
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正解: B. 1年間が3つの検定期間に分かれて管理される
英検S-CBTでは、1年間が3つの検定期間(4〜7月、8〜11月、12〜翌3月)に分かれて管理されます。
Q3. 「急いては事を仕損じる」の意味で本文に登場する格言は?
答えを見る
正解: A. Haste makes waste.
本文では、無駄に連続受験しないための格言として「Haste makes waste.」が紹介されています。
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よくある質問
- Q. 英検は何歳から何回でも受けられますか?
- 年齢制限や受験資格の上限はありません。幼児から社会人まで誰でも受験でき、同一年度内に複数回受験することや、過去に合格した同じ級を再受験してスコアアップを目指すことも可能です。
- Q. S-CBTと従来型で難易度に違いはありますか?
- 出題形式、問題の難易度、採点基準、合格証書の価値は全く同じです。ただし、S-CBTはパソコン画面でのリーディングやキーボード・手書きによるライティング、吹き込み式のスピーキングとなるため操作面の慣れが必要です。
- Q. 一次試験免除(シード権)の有効期間はいつまで?
- 一次試験免除の資格は、一次試験免除を申請できるのは翌年度の同じ回までです。免除を利用して二次試験のみを受験する場合も、その回の受験回数として1回分カウントされます。
- Q. 大学入試で英検の有効期限はありますか?
- 英検の資格そのものに生涯有効期限はありませんが、大学入試等の外部検定利用では「出願前2年以内に受験したもの」など独自の有効期限が設定されているケースが一般的です。
- Q. 不合格だった場合、最短でいつ再受験できますか?
- 英検S-CBTを活用すれば、別の日程枠に空きがある限り、最短で数週間から翌月には再受験が可能です。ただし、成績表の到着を待たずに申し込む場合は実力不足のまま連続受験にならないよう注意が必要です。
2026年10月8日更新・モチタン辞典編集部