モチタン辞典 › 読みもの › 英検 › 小学3・4・5・6年の英検5級

英検5級は小学3年生でも合格できる!親の伴走法と勉強手順
英検5級は、英語学習が初めての小学3年生であっても、家庭学習のみでおおむね合格できます。試験レベルは中学初級程度ですが、合格基準は正答率約6割であり、一般的な合格率は約80%程度とされ、基礎を固めれば無理のない水準です。
小学生の強みであるリスニング力を生かし、1日15分から20分の学習を習慣化すれば、難解な文法用語を覚えなくても合格点を十分に突破できます。
英検5級小学3年生の難易度と合格率の目安
英検5級は、実用英語技能検定の中で最も基礎的な級であり、出題レベルは「中学初級程度」と設定されています。アルファベットの認識から始まり、日常生活で使われる基本的な挨拶、家族や学校、趣味に関する語彙や短い会話表現が中心です。
中学レベルと聞くと小学3年生には難しく感じられるかもしれませんが、過度に恐れる必要はありません。全体の合格基準はおおむね正答率6割程度であり、受験者全体の合格率は約80%前後とされています。
筆記試験とリスニングテストの2技能で構成され、スピーキングテストは合否に関係しない自宅受験形式であるため、基礎的な聞き取りと選択問題の解法が身についていれば十分に合格圏内へ到達します。
| 項目 | 英検5級の試験概要 | 小学3年生における受け止め方 |
|---|---|---|
| 試験内容 | 筆記試験(25分)+リスニングテスト(約20分) | 合計約45分間の集中力が必要 |
| 出題形式 | マークシート方式(四肢択一・三肢択一) | 解答欄の段落ズレに注意が必要 |
| 難易度基準 | 中学1年生修了程度(基礎的な日常会話) | 日常のあいさつや身の回りの単語が中心 |
| 合格基準 | CSEスコア419点(850点満点) | 全問正解を目指さず基礎の6割を確実に拾う |
| 全体の合格率 | 約80%程度(目安) | 基礎を反復すれば初めてでも十分突破可能 |
全体の流れを掴みたいときは、小学生の英検5級勉強法まとめを参考にしてください。
小学3年・4年・5年・6年生の学年別ロードマップ
小学生といっても、学年によって国語の語彙力や論理的思考力、机に向かって集中できる時間には大きな違いがあります。3年生から6年生までの発達段階に合わせた学習方針を整理しておくと、無理のない計画が立てやすくなります。
英検5級3年生・小学3年生のアプローチ
小学3年生は耳からの吸収力が非常に高い一方で、ローマ字やアルファベットの読み書きにまだ不慣れな場合があります。文字を正確に書かせることよりも、音声を聞いて意味を把握する練習を優先します。勉強期間の目安は4ヶ月から半年、1日の学習時間は15分程度が適切です。
英検5級4年生・小学4年生のアプローチ
小学4年生になると学校でも国語や理科・社会の語彙が増え、日本語の意味理解がスムーズになります。アルファベットの規則的な読み方(フォニックス)を意識しながら、単語を目で見て声に出す練習を取り入れると短期間で力が伸びます。勉強期間の目安は3ヶ月から5ヶ月、1日15分から20分の学習が目安です。
英検5級5年生・英検5級小学5年生のアプローチ
小学5年生は学校の英語授業でも教科としての学習が本格化しており、基本的な単語や簡単な表現に触れています。「主語の次に来る言葉」などの語順ルールを理屈として理解できるようになるため、筆記問題の得点化が容易になります。勉強期間の目安は3ヶ月から4ヶ月、1日20分程度の集中学習が効果的です。
英検5級6年生のアプローチ
小学6年生は中学進学を目前に控えており、中学校での英語の授業に向けた先取りとして最適です。論理的な理解力が高いため、短期間で過去問演習を繰り返すことで、2ヶ月から3ヶ月程度の学習期間でも安定した合格を狙えます。中学生になる前の自信獲得にもつながります。
表は横にスクロールできます →
| 学年 | 認知発達の特徴 | 推奨する学習期間 | 1日の学習時間 |
|---|---|---|---|
| 小学3年生 | 音感が優れ耳から学ぶ。文字の読み書きは初期段階 | 4ヶ月〜6ヶ月 | 15分 |
| 小学4年生 | 日本語の語彙が増加。文字と音の一致が定着しやすい | 3ヶ月〜5ヶ月 | 15分〜20分 |
| 小学5年生 | 学校英語の素地あり。語順の規則性を理解可能 | 3ヶ月〜4ヶ月 | 20分 |
| 小学6年生 | 中学進学意識が高く、短期間で問題演習を処理可能 | 2ヶ月〜3ヶ月 | 20分〜30分 |
次の疑問学年ごとにお子さんがどの級から挑戦すべきか迷ったときは、小学生の英検何級から受けるべきかの目安も参考になります。
リスニング重視で合格点を稼ぐ小学生の得点戦略
小学生が英検5級を受験する際、最も確実な戦略は「リスニングテストで高得点を稼ぎ、筆記試験の失点をカバーする」という配分です。英検5級の筆記試験は全25問、リスニングテストは全25問で構成されています。
筆記試験では、英文を読むスピードが遅かったり、単語のスペルがあいまいだったりすることで点数を落としがちです。しかし、リスニングテストはイラストを見ながら音声を聞く問題が多く、小学3年生でも直感的に解答しやすい設計になっています。
合格ライン突破の得点シミュレーション
合格基準の正答率約6割(50問中30問前後)を満たすための現実的な得点配分は以下の通りです。
- 筆記試験:25問中 10〜12問正解(正答率40〜48%)
- リスニングテスト:25問中 20〜22問正解(正答率80〜88%)
- 合計正解数:30〜34問(全体正答率60〜68%)
このように、筆記試験で半分以上を間違えてしまったとしても、リスニングで8割以上を確保できれば合格基準に到達します。まずはリスニングの音声を毎日聞き、問題のパターンに慣れることが合格への最短ルートです。
筆記試験(全25問)
- 目標正解数:10〜12問
- 目標正答率:40〜48%
- 半分以上間違えても合格圏内
リスニング(全25問)
- 目標正解数:20〜22問
- 目標正答率:80〜88%
- 直感的に解きやすく得点源に
筆記試験の失点をリスニングでカバーする得点戦略です。
文法用語を使わずに教える英語の語順のルール
小学生、特に小学3年生やつまずきやすい4年生に対して、「主語」「一般動詞」「助動詞」「三人称単数」といった文法用語を使って解説するのは避ける必要があります。抽象的な文法用語は子どもを混乱させ、英語への苦手意識を生む主な原因になります。
家庭で教える際は、語順を「だれが」「どうする」「なにを」という日本語の役割やブロックの並べ替えとして捉えさせることが重要です。
語順の基本感覚を身につける言い換え法
英語は「だれが(主人公)」のすぐ後ろに「どうする(動作・状態)」が来る言語です。この順番の感覚を声に出して体感させます。
- I play soccer.(私はサッカーをします。)
教え方:「だれが(I)+どうする(play)+なにを(soccer)」の順番で並ぶよ、と伝えます。 - Do you like apples?(あなたはリンゴが好きですか?)
教え方:「〜しますか?」と相手に聞くときは、頭に「Do you」をポンと置くだけ、とリズムで覚えます。 - Can you swim?(あなたは泳げますか?)
教え方:「できる?」と特技を聞くときは「Can you」から始める、と型として慣れさせます。
三単現のsを感覚でクリアする工夫
「主語が三人称単数現在のときに動詞にsがつく」という文法説明は、小学生には理解しづらい概念です。「自分(I)でも相手(you)でもない、別の誰かひとりが主人公のときは、動詞の後ろに『ス』の音のおまけが付く」というように、シンプルな音のルールとして説明します。
- He plays tennis.(彼はテニスをします。)
教え方:「彼(He)は別の1人だから、play に『ス』がついて plays になるよ」と伝えます。 - My sister likes cats.(私の妹は猫が好きです。)
教え方:「妹(My sister)も別の1人だから、like に『ス』がつくよ」と繰り返します。
I play soccer.私はサッカーをします。
文法用語を使わず「だれが・どうする・なにを」の順で捉えます。

小学生がつまずかない教材選びと学習ステップ
大人が使うような文字ばかりの文法解説書を選んでしまうと、小学3年生は数日で挫折してしまいます。小学生特有の認知特性に配慮した教材を選ぶことが、家庭学習を成功させる前提条件です。
教材選びの3大基準
- 漢字すべてにふりがなが振ってあること(小学3年生でも自力で読める構成)
- フルカラーのイラストが多く、場面のイメージが直感的に湧くこと
- 音声が手軽に再生でき、CDの入れ替えなしでスマートフォンやタブレットから聞けること
小学生向けに特化した市販の「合格ドリル」や、基礎を易しい言葉で解きほぐした「わかりやすい解説本」を一冊用意し、それを何度も反復するのが最も効果的です。何冊も購入する必要はありません。
着実に力を伸ばす3段階の学習ステップ
| ステップ | 取り組む内容 | 目安期間 |
|---|---|---|
| 第1ステップ:単語と基本挨拶 | 日常のあいさつ、色、数字、曜日、家族、動物などの単語を音声と一緒に声に出す | 1ヶ月目 |
| 第2ステップ:型と会話表現 | ドリルを使い、「What is this?」「Where is the book?」などの基本文型に親しむ | 2ヶ月目 |
| 第3ステップ:過去問演習 | 実際の試験形式に慣れるため、時間を測って過去問を解きマークシートの練習をする | 3ヶ月目 |
- 漢字すべてにふりがながある小3でも自力で読める構成
- フルカラーのイラストが多い場面のイメージが直感的に湧く
- 音声が手軽に再生できるスマホやタブレット対応
小学3年生が挫折せず自力で続けられる教材の条件です。
ドリルと並行して基礎語彙を確認したい場合は、英検5級によく出る単語200の確認が役立ちます。
合格までの3ヶ月学習計画と親の伴走ルーティン
共働きなどで忙しい保護者であっても、1日15分から20分程度のルーティンを設計すれば無理なく伴走できます。親が英語を流暢に話せる必要はまったくありません。親の役割は「教える先生」ではなく、「学習環境を整えて褒めるマネージャー」です。
3ヶ月間の週次進行スケジュール
- 1〜4週目(基礎固め):小学生向けドリルの第1章から第3章を進めます。1日見開き1ページ程度を目標にし、付属の音声を必ず真似して発音させます。
- 5〜8週目(会話表現の定着):質問と返答のペア(例:Thank you. に対する You're welcome. など)を声に出して練習します。
- 9〜12週目(実戦演習と総復習):週末に過去問を実際の制限時間(筆記25分・リスニング約20分)で解きます。平日は間違えた問題の音声を聞き直します。
忙しい家庭でも挫折しない伴走のポイント
子どもが学習を嫌がらないようにするために、以下の3点を意識した声かけと進捗管理をおすすめします。
- 丸つけはその場ですぐに行う:問題を解いた直後に丸をつけます。間違えた箇所は責めず、「惜しかったね、音声を聞いてみよう」と一緒に聞き直します。
- 点数ではなく行動を褒める:「80点取れたから偉い」ではなく、「今日も机に向かって15分集中できたね」と継続した行動そのものを評価します。
- 音声アプリを活用する:車での移動中や朝の身支度の時間に、試験のリスニング音声をBGMのように流しておくだけでも耳が英語のリズムに順応します。
基礎固め。ドリルを進め音声を真似して発音
会話表現の定着。質問と返答のペアを練習
実戦演習と復習。過去問を制限時間で解く
ドリル学習から会話表現、過去問演習へ進める3ヶ月の流れです。
マークシートのズレ防止と試験当日の注意点
小学生、特に小学3年生から4年生の英検初挑戦において、学力以外の原因で不合格になってしまう最大の要因が「マークシートの記入トラブル」です。試験当日に実力を発揮できるよう、事前の実技練習と持ち物の確認を行っておきましょう。
小学生特有のマークシートトラブルと予防策
- 解答欄の段落ズレ:1問飛ばして解答したときに、以降のマークがすべて1段ずつズレてしまう現象です。「大問が変わるごとに番号を指さし確認する」ルールを事前に徹底させます。
- マークが薄い・はみ出しすぎ:小学生の筆圧ではHBやHの鉛筆だとマークが薄くなる傾向があります。芯の柔らかい「2B」の鉛筆を3本以上削って持参させます。
- 個人情報記入欄の代筆確認:低学年〜中学年の場合、試験開始前の氏名や受験番号のマークに不安が残ります。英検の規定に基づき、保護者が着席してよい時間帯に代筆や確認を済ませておきます。
| 確認項目 | 本番前のチェック事項 | 当日の対策 |
|---|---|---|
| 筆記用具 | 2Bの鉛筆3本以上、消しやすいプラスチック消しゴム2個 | 机からの落下防止のため角型鉛筆を用意 |
| 問題用紙の印 | 問題用紙の正解だと思う選択肢に大きく丸をつける練習 | 見直しの際、マークシートとの照合が容易になる |
| 時間配分 | 筆記試験25分で解き終える練習(見直し5分を含む) | わからない問題は飛ばして後で適当に埋める約束 |
| 会場下見 | 会場のトイレの場所と集合教室の確認 | 試験開始直前に必ずトイレへ連れて行く |
小学生のうちに英検5級を取得する教育的メリット
小学3年生から6年生の段階で英検5級に挑戦し、合格を経験することには、単なる語学力の証明以上の教育的価値があります。
1. 中学校の英語の授業で強い自己肯定感が持てる
中学校に進学した際、最初につまずく生徒の多くは「英語に対する苦手意識」からスタートしてしまいます。小学生のうちに英検5級を取得していると、「自分は中学英語の基礎をすでに知っている」という揺るぎない自信となり、中学1年最初の定期試験でも高得点を維持しやすくなります。
2. 中学受験における活用と学習リズムの獲得
近年の中学受験では、英検資格を活用できる英語選択入試や、判定での優遇措置を設ける私立中学校が増加しています。また、中学受験専門塾に通っている小学3・4年生にとっても、英検への挑戦は「期限を決めて目標に向かい、計画的に家庭学習をやり切る」という受験勉強の基礎体力を養成する絶好の機会になります。
3. 成功体験による知的好奇心の拡大
合格証書(合格証明書)を自分の名前で受け取るという経験は、小学生にとって大きな達成感となります。「努力すれば新しいことができるようになる」という成功体験は英語以外の教科への学習意欲にも波及し、次の4級・3級へと主体的にステップアップする意欲を育てます。
基礎を知っている安心感から苦手意識を防ぐ
目標に向けた家庭学習のリズムが定着する
合格証書が達成感となり他教科や上位級へ波及
小学生の段階で英検5級に挑戦・合格する主なメリットです。
次の疑問5級に合格した後のステップアップを見据えたい場合は、小学生の英検4級対策と勉強法を事前に確認しておくと安心です。
続けて読む
理解度チェック
Q1. 小学3年生が英検5級で目指すべき最も確実な得点戦略は?
- 筆記を満点にしリスニングの失点を防ぐ
- 筆記で稼ぎリスニングは半分を目指す
- リスニングで高得点を稼ぎ筆記を補う
- 筆記とリスニングで均等に7割を目指す
答えを見る
正解: C. リスニングで高得点を稼ぎ筆記を補う
本文では、リスニングで8割以上を稼ぎ、筆記試験の失点をカバーすることが小学生にとって最も確実な戦略とされています。
Q2. 小学生に「三人称単数現在」を教える工夫として適切な英文は?
答えを見る
正解: B. He plays tennis.
自分や相手以外の誰か1人が主人公の時は動詞の後ろに「ス」が付くため、本文では「He plays tennis.」が例示されています。
Q3. 小学生が試験当日に持参する筆記用具として推奨される鉛筆は?
- Hの鉛筆を1本
- HBの鉛筆を2本
- 2Bの鉛筆を3本以上
- 4Bの鉛筆を5本以上
答えを見る
正解: C. 2Bの鉛筆を3本以上
筆圧が弱い小学生でもマークが薄くならないよう、芯の柔らかい「2B」の鉛筆を3本以上持参することが推奨されています。
単語と例文をアプリで定着させるなら、単語アプリ「モチタン」単語アプリ「モチタン」なら、ゲームで覚えられます。まちがえた単語は苦手単語帳にまとまります。無料で試す
よくある質問
- Q. 小学3年生でアルファベットが書けなくても合格できますか?
- 合格可能です。英検5級はマークシート形式の選択式テストであるため、自分で英単語をスペル通りに書く問題は出題されません。大文字と小文字を見て正しく読めれば十分に対応できます。
- Q. 小学4年生から塾なしで始めて何ヶ月で合格できますか?
- 1日15分から20分の家庭学習を続ければ、おおむね3ヶ月から5ヶ月程度で合格圏内に届きます。市販の小学生向けドリル1冊と過去問演習を丁寧に反復するのが確実です。
- Q. 中学受験塾に通う小4・小5ですが両立は可能ですか?
- 十分可能です。英検5級は週末のまとめ学習や毎朝10〜15分のリスニングだけでも対策できます。本格的な受験カリキュラムが始まる小5の夏前までに取得しておくのが理想的です。
- Q. 小学6年生から英検5級を目指すのは遅いでしょうか?
- 決して遅くありません。小6は理解力が高いため、2〜3ヶ月の集中学習で無理なく合格できます。中学入学直後の定期テスト対策や英語嫌いの予防として非常に効果的な時期です。
- Q. 試験当日は保護者が試験室まで付き添えますか?
- 小学生以下の受験者の場合、試験説明が始まる直前まで保護者が入室し、マークシートの氏名や受験番号の記入確認・代筆が認められています。試験中は保護者控室で待機します。
2026年10月8日更新・モチタン辞典編集部
listen
speak
read
write
practice
question