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英検5級は小学1年生でも合格できる!合格率と学習法

英検5級は小学1年生でも合格できる!合格率と学習法

小学1年生でも英検5級には十分合格できます。小学生全体の合格率は約80%ともいわれており、中学生レベルの文法を完全に理解していなくても、リスニングで得点を稼ぐ「リスニング先行型」の解き方で合格基準スコアをクリアできるためです。

漢字の読みやマークシート記入のコツさえ事前に身につければ、無理のない家庭学習で合格をつかめます。

小学1年生の英検5級レベルと合格基準スコア

英検5級は中学初級レベルと位置づけられており、家族や学校、日々の生活など身近な話題に関する基礎的な英語が中心に出題されます。必要な語彙数は約600単語です。文法用語を理屈で理解していない小学1年生や年長児であっても、耳から英語の音と意味を結びつける力があれば十分に解答できる水準に設定されています。

試験の構成と時間配分

英検5級の試験は、筆記試験とリスニングテストの2部構成で行われます。試験時間は全体で45分強となり、低学年のお子さまが集中力を維持する練習が必要です。

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試験項目時間問題数主な出題内容
筆記(リーディング)25分25問短文の語句空所補充、会話文の文補充、語句の並べ替え
リスニング約20分25問イラストの状況説明、短い会話への返答、対話の内容一致

合格率とCSEスコアの仕組み

英検5級の小学生全体の合格率は約80%ともいわれています。中学・高校生の合格率と同等かそれ以上に高い水準となっています。

英検の合否は、各技能のバランスを考慮した英検CSEスコアによって判定されます。英検5級の満点は850点(リーディング425点、リスニング425点)で、合格基準スコアは419点です。正答数だけで一概には決まりませんが、全体の正答率でおおむね6割から6割5分程度を獲得できれば合格圏内に届きます。

小学1年生が受かる「リスニング先行型」モデル

小学1年生の合格者の多くは、筆記試験で最低限の正答を確保し、得意なリスニングで大きく稼ぐ戦略をとっています。低学年のお子さまは文字を読むスピードよりも耳で聴き取る処理スピードのほうが格段に速いためです。

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セクション目標正答率正答数の目安得点戦略のポイント
筆記(リーディング)45〜55%11〜14問 / 25問単語力で解ける空所補充を確実に拾い、並べ替えは深追いしない
リスニング80〜90%20〜23問 / 25問第1部(イラスト問題)と第2部(応答問題)を満点近く狙う
合計目安約65%32〜37問 / 50問英検CSEスコア419点以上を確実に達成する

次の疑問そもそも5級から受けるべきか迷う場合は、小学1年生の英検受験とおすすめ級で目標設定の目安を確認できます。

小学1年生特有の3大関門と具体的な解決策

英語力そのものに問題がなくても、小学1年生や幼児は「日本語の漢字が読めない」「マークシートの作業ができない」「45分間じっと座っていられない」という発達段階特有の壁に直面します。この3つの課題を事前に家庭で解消しておくことが合格の鍵です。

関門1:問題冊子の漢字とフリガナの実態

英検5級の問題冊子には、設問の日本語の指示文にフリガナが振られています。しかし、語句整序(並べ替え問題)に添えられている日本語の日本文や注釈には、小学1年生では習わない小学2年生以上の漢字が含まれることがあります。

この壁を乗り越えるには、「設問の日本語をすべて読ませようとしない」ルール作りが有効です。過去問を解く段階で、大問ごとの解き方の型を体で覚えさせます。

たとえば並べ替え問題では、日本語の意味を一言一句追うのではなく、This is...(これは〜です)や Do you like...?(〜は好きですか)といった英文の基本の型に並べる練習をしておくと、漢字が読めなくても英語の感覚だけで正答できるようになります。

関門2:マークシートのズレ・塗りつぶし不足

小学1年生にとって、細長い楕円を枠からはみ出さず、かつ濃く塗りつぶす作業は手先の筋力的に負担が大きいです。さらに、1問飛ばしたときに解答欄がずれてしまうミスが頻発します。

道具と解き方の工夫でこのリスクを大幅に減らせます。

関門3:45分間の集中力と離席対策

学校の1コマと同じ45分間、静かに着席して集中を続けることは簡単ではありません。過去問を解く際は、最初から45分を通しで行うのではなく、筆記25分、リスニング20分と日を分けて練習を始めます。試験の2週間前になってから、本番と同じ時間帯に通し練習を2回実施して「座りきる体力」を身につけさせます。

この記事に出てくる英単語(イラスト・音声つきの辞典ページへ)

英語歴別に見るスタート時期と学習計画表

お子さまがこれまでどのように英語に触れてきたかによって、合格までに必要な期間と注力すべきポイントは異なります。状況に合わせた学習計画を立てることで、無理のないペースで進められます。

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英語歴パターン準備期間最優先の強化ポイント1日の学習時間
ゼロスタート(完全初学者)4〜6か月アルファベットの認識、基礎単語600語の音声学習10〜15分
英会話教室通い(週1回)2〜3か月文字と音の一致(フォニックス)、語順の感覚15分
おうち英語・リスニング先行1〜2か月マークシート練習、英文を読むスピードの向上15〜20分

パターン1:ゼロから始める場合の4か月ロードマップ

アルファベットの読み書きから始める場合、最初の2か月はテキストを開かず、音声とカードで音を蓄える期間にします。

  1. 1か月目:アルファベットと単語の音に親しむ
    大文字・小文字の形を一致させ、動物・色・数字・食べ物などの基礎名詞を音声と一緒に覚えます。
  2. 2か月目:動詞と短文のインプット
    run(走る)、play(遊ぶ)、eat(食べる)などの動作動詞を身につけ、I play tennis.(私はテニスをします)のような3〜4語の短文を聞いて理解できるようにします。
  3. 3か月目:筆記対策と選択肢の読み
    簡単な過去問の大問1を使い、選択肢の単語を自力で読めるか確認します。分からない単語は親が読み上げ、音で意味を判断させます。
  4. 4か月目:マークシート演習と通し練習
    解答用紙を本番の実寸で印刷し、マークシートを塗る作業と過去問3回分の演習を行います。

パターン2:おうち英語経験者の1か月仕上げロードマップ

すでにアニメや絵本の読み聞かせで耳が育っているお子さまは、長時間の単語暗記は不要です。出題形式に慣れることだけに集中します。

完全初学者の4か月ロードマップ
11か月目

文字の形を一致させ基礎名詞を音声と覚える

22か月目

動作動詞を身につけ3〜4語の短文を理解

33か月目

大問1を使い選択肢の単語が読めるか確認

44か月目

マークシート実寸演習と過去問3回分を実施

ゼロから始める場合の月ごとの学習の進め方です。

全体のスケジュール感をつかみたいときは、英検5級の勉強法と過去問の使い方も参考になります。

小学1年生向け教材の選び方と単語・過去問の進め方

低学年の英検学習で大人のテキストや中学生向けの参考書を使うと、文字情報の多さに圧倒されて英語嫌いの原因になります。子ども向けの教材を選ぶ基準と、効果的な活用手順を整理します。

低学年向け教材を選ぶ3つの基準

頻出単語の効率的なインプット法

単語帳を机に向かって1ページずつ読ませる方法は適していません。1日5単語程度を音声で聞きながら、親と一緒に声に出してリピートします。英検5級で特に問われる単語群は以下の通りです。

カテゴリ頻出英単語の例確認用例文
曜日・時Sunday, morning, today, clockSee you on Sunday.(日曜日に会いましょう。)
家族・人father, friend, teacher, brotherHe is my brother.(彼は私の兄[弟]です。)
日常動作read, listen, wash, cookI wash my hands.(私は手を洗います。)
場所・学校library, park, kitchen, classroomLet's go to the park.(公園へ行きましょう。)

過去問演習の進め方

過去問は公益財団法人日本英語検定協会の公式ウェブサイトで過去3回分が公開されています。これを実際の試験サイズであるA4用紙に印刷して使用します。

答え合わせの際、間違えた問題を叱ることは禁物です。「この単語の音は知っていたね」「惜しかったね」と前向きに振り返り、間違えた問題の英文を親子で一度音読して終了します。解説を細かく読み聞かせるよりも、音を声に出すほうが低学年の定着率は上がります。

低学年・幼児の英検5級対策のイメージ

机に向かう学習が難しい場合は、小学生向け英検5級対策アプリの選び方と学習法を活用するのもおすすめです。

本会場と準会場の比較と小1におすすめの理由

英検を受験する際、申し込み時に「本会場」と「準会場」のどちらかを選択します。小学1年生や年長児の受験には、心理的負担が少ない「準会場」を強くおすすめします。

本会場と準会場の比較

比較項目本会場準会場
会場の場所大学、高校、専門学校、大規模貸会議室近隣の英語教室、学習塾、地域密着型の教室など
受験者の年齢層中学生・高校生・社会人が中心小学生や近隣の通塾生が中心
教室の広さ大講義室など(数十人〜百人規模)小教室(数人〜十数人規模)
机と椅子のサイズ大人向け(足が床につかない場合あり)小中学生向け規格が多い
検定料準会場より高めに設定されている本会場よりも割安に設定されている

準会場が低学年に向いている3つの理由

準会場の最大の利点は、会場の規模が小さく、アットホームな環境で受験できる点です。大学キャンパスなどの本会場では、慣れない広大な建物や中高生に囲まれて緊張し、本来の力を出せないお子さまが少なくありません。

また、準会場は机や椅子が子ども向けの規格であることが多く、足が浮いて集中が途切れる心配を軽減できます。近隣の提携塾や教室であれば、移動による疲労も最小限に抑えられます。

次の疑問各会場の詳しい設備や環境の違いは、英検5級の試験会場情報で事前にチェックしておくと安心です。

試験当日の付き添い手順とトラブル防止シミュレーション

試験当日に親がどこまで付き添えるのか、トラブルが起きた際にどう対応すべきかを事前に知っておくことで、親子ともに落ち着いて本番を迎えられます。

親の付き添いが認められる範囲

本会場・準会場ともに、試験室の自席まで保護者が付き添い、受験票の確認や筆記用具の準備、マークシートの氏名・個人情報の事前記入を補助することが認められています。

試験説明が始まる直前に保護者は退室を求められます。以降、試験が終了するまでは教室の外や指定の保護者控室で待機します。退出する際は、「終わったら教室の前で待っているからね」と具体的に待ち合わせ場所を伝えて安心させることが大切です。

持ち物チェックリスト

よくある当日のトラブルと対応シミュレーション

発生しやすい状況事前の対策と子どもへの声かけ
試験中にトイレに行きたくなった「手をまっすぐ挙げて、先生に『おトイレに行きたいです』と言えば優しく連れて行ってくれるよ」と教えておく。直前にも必ずトイレを済ませる。
マークシートの場所が分からなくなった「分からなくなったら、鉛筆を置いて手を挙げて大丈夫」と伝える。
鉛筆を床に落としてしまった「自分で拾おうとせず、予備の鉛筆を使うか、手を挙げて試験官に拾ってもらう」ルールを教える。
試験当日の持ち物チェックリスト

当日慌てないように事前に準備しておくべき持ち物一覧です。

英語嫌いにさせない親の伴走法とご褒美戦略

小学1年生での英検受験において最も避けるべき事態は、試験勉強が苦痛になり「英語が嫌い」になってしまうことです。英検5級の挑戦を、お子さまの自己肯定感を高めるきっかけにするための親の関わり方を解説します。

日常の声かけで意識したい3原則

  1. 結果ではなく「挑戦した事実」を褒める
    「受かったらすごい」ではなく、「小学1年生で45分座って英語のテストを受けたこと自体が本当にかっこいい」と言い続けます。
  2. 親が先生にならず、一緒に学ぶ仲間になる
    「なんでこんな簡単な単語が読めないの」という言葉は厳禁です。Good job!(よくできたね)や That's close!(惜しかったね)と一緒にゲーム感覚で進めます。
  3. 1日のノルマを低く設定する
    調子が良い日でも「もっとやろう」と欲張らず、15分程度で切り上げます。「もう少しやりたい」と感じる腹八分目で終えることが、翌日への意欲につながります。

キャンペーン制度の活用とご褒美の設定

日本英語検定協会では、英検4級・5級を対象に、不合格となった場合でも無償で次回再受験ができる「チャレンジキャンペーン」などを実施することがあります。こうした制度を活用し、親自身が「今回落ちてもノーリスク」という心の余裕を持っておくことが大切です。親の焦りはお子さまに伝わります。

また、合格・不合格に関わらず、試験が終わった瞬間に好きなお菓子を食べに行く、公園で思い切り遊ぶといった「受験完了のご褒美」をあらかじめ約束しておきます。テストを受けること自体をポジティブな体験として記憶に残すことが、その後の自発的な学習意欲を支えます。

英語嫌いにさせない親の伴走3原則
👏挑戦の事実を褒める

45分座ってテストを受けたこと自体を認める

🤝一緒に学ぶ仲間になる

親が先生にならずゲーム感覚で声かけをする

⏱️ノルマを低く設定する

欲張らず15分程度の腹八分目で切り上げる

子どもの自己肯定感を高めるための日常の声かけの基本です。

※ 試験日・申込期限・料金などは年度や回によって変わります。最新の情報は、各試験・サービスの実施団体の公式サイトでご確認ください(この記事の最終確認日: 2026年10月8日)。

家庭での学習サポート全体の流れは、小学生の英検5級勉強法まとめで詳しく確認できます。

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英検の疑問をすべて見る「英検5級」のまとめ

理解度チェック

Q1. 小学1年生が英検5級に合格するための得点戦略はどれ?

  1. 筆記を満点近く狙い、リスニングは深追いしない
  2. 筆記で最低限を確保し、得意なリスニングで稼ぐ
  3. 筆記もリスニングも均等に9割以上の正答を目指す
  4. リスニングを捨てて、筆記の並べ替え問題に集中する
答えを見る

正解: B. 筆記で最低限を確保し、得意なリスニングで稼ぐ
低学年は文字を読むより耳で聴く処理が速いため、筆記で最低限確保し得意なリスニングで大きく稼ぐ戦略が有効です。

Q2. 「日常動作」の単語を使った確認用例文として正しいものは?

  1. See you on Sunday.
  2. He is my brother.
  3. I wash my hands.
  4. Let's go to the park.
答えを見る

正解: C. I wash my hands.
本文の単語例において、日常動作(wash)の確認用例文として「I wash my hands.」が挙げられています。

Q3. マークシートのズレや塗りつぶし不足を防ぐ工夫はどれ?

  1. 細いシャープペンシルを使う
  2. 解いている番号を指差し確認しながら塗る
  3. すべての問題を解き終わってから一気に塗る
  4. 鉛筆の芯をとがらせて細かく枠内を塗る
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正解: B. 解いている番号を指差し確認しながら塗る
ミスを防ぐ工夫として、指で解いている問題番号を押さえながらマーク欄を探す「指差し確認」を教えることが挙げられています。

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よくある質問

Q. 4歳や5歳児でも英検5級を受けられますか?
合格可能です。ただし文字の読み書きやマークシートの塗りつぶしが難しいため、まずは合否のない「英検Jr.(ブロンズ・シルバー・ゴールド)」から挑戦し、リスニング力と集中力を高めてから移行することをおすすめします。
Q. 小学2年生から始める場合の勉強期間は?
学校生活に慣れ、ひらがなやカタカナがスムーズに読める小学2年生であれば、ゼロからのスタートでも約3か月、英会話経験があれば1〜2か月の準備期間で十分合格を狙えます。
Q. 英検5級にスピーキングテストはありますか?
録音形式のスピーキングテストが用意されていますが、合否は一次試験(筆記・リスニング)のみで判定されます。スピーキングテストは任意受験であり、受験しなくても級の認定に影響しません。
Q. 英検Jr.ゴールドから5級への移行時期は?
英検Jr.ゴールドで正答率80%以上を安定して取れるようになり、アルファベットの大文字・小文字の読み分けができるようになった段階が、英検5級へ移行する最も自然なタイミングです。
Q. マークシートの氏名は親が代わりに書けますか?
試験開始前の着席時間中であれば、保護者がマークシートの氏名や生年月日、受験番号の記入・確認を補助できます。不安な場合は試験官に一言声をかけてサポートしてください。

2026年10月8日更新・モチタン辞典編集部