モチタン辞典 › 読みもの › 英検 › 社会人・大人が受ける英検3級の勉強法

英検3級を大人が受ける完全ガイド|難易度・勉強法・試験対策
大人が英検3級を受験することは決して恥ずかしくなく、基礎から英語をやり直したい社会人にとって最も効率的な選択肢です。英検3級は中学卒業程度の重要文法と基本語彙を網羅し、読む・聞く・書く・話すの4技能を無理なく確認できます。
個別ブースでPC受験できる英検S-CBTを選べば、小中学生の目を気にすることなく集中して合格を目指せます。
英検3級大人受験は恥ずかしい?会場の実態と受ける価値
英語の学び直しを考えたとき、「大人が英検3級を受けるのは恥ずかしいのではないか」「試験会場で周りが小中学生ばかりで居場所がないのではないか」と不安を抱く方は少なくありません。しかし、結論から申し上げますと、大人が英検3級を受験することは全く不自然ではなく、学び直しの第一歩として非常に価値があります。
大人受験者は実際にどれくらいいるのか
英検の低〜中級の試験会場には、確かに高校入試や中学校の学習の一環として受験する小中学生が多く見られます。しかし、一般会場の教室を見渡すと、20代から60代以上の社会人、主婦、シニア層の受験者も確実に存在します。
目的は人それぞれで、「昔から苦手だった英語を克服したい」「基礎を固めてから英会話を始めたい」「海外旅行で簡単な受け答えができるようになりたい」といった前向きな動機を持つ大人が挑戦しています。
会場の試験監督者やスタッフにとっても、大人の受験者は日常的な光景であり、特別視されることはありません。また、周囲の学生たちも自分の試験に集中しているため、隣に座っている大人のことを気にする余裕はありません。
なぜ大人が英検3級を受ける価値があるのか
英語学習において最も危険なのは、見栄を張って自分の実力に合わない高い目標から始めてしまい、途中で挫折することです。日常英会話やビジネス英語の基本骨格は、すべて中学英語の範囲に含まれています。
基礎があやふやなまま難解な長文や速いリスニングに挑んでも、知識の穴が邪魔をして上達が止まってしまいます。英検3級に合格することは、「中学3年間の英語を正しく使いこなせる状態になった」という客観的な証明になります。
基礎の土台を固めるために英検3級を選ぶ行為は、極めて合理的で賢明な学習戦略です。
英検3級の単語は、アプリの英検3級コースで単語アプリ「モチタン」なら、ゲームで覚えられます。まちがえた単語は苦手単語帳にまとまります。無料で試す
大人のやり直し英語にTOEICではなく英検3級を推す理由
大人が英語を勉強し直そうとする際、真っ先にTOEIC Listening & Reading Test(以下、TOEIC)を思い浮かべる方が多くいます。
しかし、基礎に不安がある大人にとって、最初の目標としてTOEICを選ぶことは挫折の原因になりやすいのが実情です。英検3級とTOEICの性質を比較すると、やり直しの初期段階に英検3級が適している理由が明確になります。
| 比較項目 | 英検3級 | TOEIC L&R |
|---|---|---|
| 対象レベル | 中学卒業程度(基礎) | 初級者から上級者まで共通の問題 |
| 測定技能 | 4技能(読む・聞く・書く・話す) | 2技能(読む・聞く)のみ |
| 試験時間・分量 | 適度(一次:筆記65分・リスニング約25分+二次:面接約5分) | 過密(約2時間・200問) |
| 出題内容 | 学校・家庭・日常会話・身近な社会 | ビジネス文書・オフィス会話・広告 |
| 判定方式 | 級ごとの合否判定とスコア | 10点〜990点のスコア制 |
理由1:4技能をバランスよく学べるため会話の基礎になる
TOEIC L&Rはリスニングとリーディングの2技能のみを測定します。受動的な理解力は鍛えられますが、「自分で英文を作って書く」「声に出して話す」練習をしないため、試験で点数が取れても言葉が出てこない状態に陥りがちです。
英検3級は一次試験でライティング、二次試験で面接(スピーキング)が課されるため、基礎文法をインプットした直後にアウトプットする練習が組み込まれています。この経験が、将来的な英会話の運用力に直結します。
理由2:出題範囲が限定されており挫折しにくい
TOEICは初心者からネイティブに近い上級者までが同じテストを受けるため、基礎レベルの方にとっては「知らない難解なビジネス単語ばかりが並び、読むスピードも追いつかない」という過酷な状況になります。
結果として自信を失い、学習を放置してしまうケースが後を絶ちません。一方で英検3級は、中学3年間の文法と約1,250〜2,100語の基本語彙に出題が絞られています。
努力した分だけ成果が目に見えやすく、一歩ずつ成功体験を積み重ねることができます。
次に読む大人の英検準2級再挑戦と勉強法3級合格の次に目指す準2級の対策が分かります。
英検3級のレベルと出題内容・CSEスコア合格基準
英検3級の難易度設定は「中学卒業程度」です。身近な日常の話題について、質問を理解し、簡単な言葉で自分の意見や事実を伝える能力が求められます。試験は一次試験と二次試験に分かれて実施されます。
一次試験の構成(筆記・リスニング)
一次試験は、リーディング、ライティング、リスニングの3つの技能で構成されています。
- リーディング(短文の語句空所補充、会話文の空所補充、長文の内容一致選択):身の回りの案内、手紙文、説明文などを正確に読み取る基礎読解力が試されます。
- ライティング:Eメール(15〜25語)と、提示された質問に対し自分の考えとその理由を2つ含めて25〜35語程度の英文を書く英作文が出題されます。
- リスニング(会話の応答文選択、会話の内容一致選択、第1部〜第3部):日常の短いやり取りやアナウンスを聞き取り、適切な返答や内容を選択します。放送は第1部が1回、第2部・第3部が2回流れます。
二次試験の構成(個人面接)
一次試験に合格した受験者は、面接委員と1対1で向かい合う二次試験(スピーキングテスト)に進みます。所要時間は約5分間です。
- パッセージの音読:30語程度の短い英文カードを黙読した後、声に出して読み上げます。
- パッセージに関する質問:読み上げた英文の内容について、疑問詞(Who、What、Where、Why、Howなど)を用いた質問に答えます。
- イラストに関する質問:カードに描かれた人物の行動や状況について説明します。
- 受験者自身の身近な事柄に関する質問:日常生活や好み、将来やってみたいことなどについて、面接委員の質問に自分の言葉で答えます。
合否判定の仕組みと英検CSEスコア
英検では合否の判定に「英検CSEスコア」という尺度を用いています。一次試験ではリーディング・リスニング・ライティングの3技能に均等にスコアが配分されており、どの技能も偏りなく得点することが求められます。
例えば、リーディングが満点であっても、ライティングを白紙で提出すると合格基準に届かない可能性が極めて高くなります。二次試験(スピーキング)も同様に独立したCSEスコアで合否が判定されます。各技能の基礎を漏れなく押さえることが確実な合格の鍵です。
出願や当日の持ち物などを確認したい方は、英検3級の受け方手順を参考にしてください。
忙しい大人向け!1日30分×2ヶ月の学習ロードマップ
仕事や家庭で忙しい社会人でも、通勤時間やすきま時間を活用した「1日30分×2ヶ月(約60日)」の学習計画で十分に一発合格が狙えます。最初から過去問に手を出すのではなく、弱点を順に埋めていく段階的な進め方が重要です。
第1〜2週:中学英文法の総復習
大人が最初に取り組むべきは、長年触れていなかった基本文法の確認です。分厚い網羅型の文法書ではなく、中学3年間の重要項目が1冊にまとまった基礎教材を選びましょう。重点的に復習すべき文法項目は以下の通りです。
- 時制:現在形、過去形、未来表現(will / be going to)、現在進行形、過去進行形
- 助動詞:can、must、should、may
- 重要構文:比較級・最上級、不定詞(名詞的・形容詞的・副詞的用法)、動名詞
- 3級特有の重要文法:現在完了形(継続・経験・完了)、受動態(be + 過去分詞)、関係代名詞(主格・目的格)
問題を完璧に解くことよりも、「主語と動詞がどう並んでいるか」を直感的に把握できる感覚を取り戻すことを目指します。
第3〜4週:単語の強化とリスニング耳の構築
3級レベルの頻出単語・熟語を覚えます。大人の単語暗記は、スペルを手で書くよりも「音を聞いて声に出し、瞬時に日本語の意味が浮かぶか」を重視してください。
通勤時間などの移動中に音声を聞きながら語彙をインプットします。併せて、過去問のリスニング音声を1文ずつ聴き、短い英文を声に出して復唱する練習を取り入れます。
第5〜6週:ライティングの型習得と過去問演習
ライティングの出題形式に慣れ、決まった書き方の「型」を覚えます。その後、本番形式の過去問題を時間を測って解いてみましょう。間違えた問題は解説を読み込み、「なぜその選択肢になるのか」の文法的な理由を納得できるまで確認します。
第7〜8週:二次試験(面接)のシミュレーション
一次試験の直前期から二次試験にかけては、実際に声を出す練習に集中します。面接カードの音読や、よく聞かれる質問に対する返答を声に出して練習し、英語を話す気恥ずかしさを消しておきます。
中学英文法の総復習を行い語順感覚を取り戻す
頻出単語の音声暗記とリスニングの復唱練習
ライティングの型習得と本番形式の過去問演習
面接カード音読など二次試験の声出し対策
基礎文法の復習から過去問・面接練習までを4つの段階で進めます。

次の疑問限られた学習時間で成果を出す教材選びに迷ったら、英検3級参考書・問題集の選び方をチェックしてみてください。
大人がつまずきやすい壁とライティング攻略テンプレート
大人の英語学習者が英検3級で苦戦しやすい最大の要因は、「日本語で複雑な思考をしてしまい、それを直訳しようとして英文が破綻する」点にあります。一次試験のライティングでは、高度な内容を書く必要はありません。中学レベルの平易な英語を間違いなく並べることが満点への近道です。
大人が陥るライティングの落とし穴
例えば「外国語を学ぶことは視野を広げるために有意義である」という日本語を思い浮かべたとします。これをそのまま英訳しようとすると、「視野を広げる」や「有意義」という高度な単語が分からず筆が止まります。
大人が取るべきアプローチは、言い換えです。「外国語を学ぶと、外国の人々と友達になれる」のように、自分が確実に書ける中学レベルの表現まで日本語の思考を噛み砕く訓練をしてください。
そのまま使えるライティングの解答テンプレート
英検3級のライティングは、以下の3部構成で書くことで、語数(25〜35語)を満たしつつ論理的な構成点を得られます。
【構成テンプレート】
- 主張:I have two reasons. または I like to ... for two reasons.
- 理由1:First, ...(主語+動詞を含むシンプルな文)
- 理由2:Second, ... または Also, ...(主語+動詞を含むシンプルな文)
【実際の出題例と解答例】
質問:Which do you like better, cooking at home or eating at restaurants?(家で料理をすることと、レストランで食事をすることのどちらが好きですか?)
解答例:
I like eating at restaurants better. I have two reasons. First, I can eat many kinds of delicious food. Second, I do not have to wash dishes.
(訳:私はレストランで食べる方が好きです。
理由は2つあります。1つ目に、たくさんの種類の美味しい食べ物を食べられるからです。2つ目に、皿を洗う必要がないからです。)
語数は29語で、条件を完璧に満たしています。このように、I can ...(〜できる)や It is easy to ...(〜するのは簡単だ)といった中学2年生レベルの構文を組み合わせるだけで合格水準に達します。
I like to... for two reasons.で結論を述べる
First, ... に続けて主語と動詞の簡潔な文を書く
Second, ... または Also, ... で2つ目の理由を添える
25〜35語の指定語数を満たす基本テンプレートです。
より詳しい書き方や練習問題は、英検3級のライティング対策で解説しています。
面接で沈黙しない!二次試験スピーキング実践対策
大人の受験者が二次試験(面接)で最も恐れるのが、「面接官の質問が聞き取れず、パニックになって黙り込んでしまうこと」です。面接は知識の試験であると同時にコミュニケーションの試験でもあります。沈黙を避け、会話のキャッチボールを続けるための実践テクニックを押さえておきましょう。
聞き取れなかったときの聞き返しフレーズ
質問が聞き取れなかった場合、無言のまま固まってしまうのが最大の減点対象です。落ち着いて聞き返せば、1回程度であれば減点されることはありません。以下の表現を口から自然に出せるように練習しておきましょう。
- Pardon?(失礼ですが、もう一度おっしゃってください)
- Could you say that again, please?(もう一度言っていただけますか?)
- One more time, please.(もう一度お願いします)
聞き取れなかった時は愛想笑いでごまかさず、上記のフレーズを使って必ず再度確認してください。
答えを考えている時の繋ぎフレーズ
質問の意味は分かったものの、英語の返答を組み立てるのに数秒欲しい場合は、無音を作らずに繋ぎの言葉を挟みます。
- Well, ...(ええと……)
- Let me see.(そうですね……)
これらを口にすることで、「質問は理解しており、今返答を考えている」という意図を面接委員に伝えることができます。
パッセージ音読とイラスト描写の得点ルール
カードの英文音読では、意味の区切り(句読点や前置詞の前)でわずかに間を置き、大きめの声で堂々と読むことが大切です。知らない単語があっても読み飛ばさず、フォニックスのルールに従って堂々と発音しましょう。
イラスト描写問題では、登場人物の動作を問われることが多いため、「主語 + is/are + 動詞の-ing形」(現在進行形)を使うのが基本鉄則です。
例えば男性が車を洗っている絵であれば、He is washing his car. と答えるだけで満点が得られます。
He is washing his car.彼は車を洗っています。
登場人物の動作を答える際は現在進行形の型を使います。
人目が気になる大人は英検S-CBTを活用すべき理由
「大人が英検3級を受けたいけれど、どうしても小中学生と同じ教室で受けるのは気が引ける」という方に最適な受験方式が、英検S-CBTです。試験の信頼性や取得できる資格、CSEスコアは従来の紙の試験と全く同じですが、受験形態が大きく異なります。
| 項目 | 従来の紙の試験 | 英検S-CBT |
|---|---|---|
| 受験環境 | 学校や会議室の大部屋(集団) | テストセンターの個別ブース(PC) |
| スピーキング試験 | 面接官と1対1の対面面接 | ヘッドセットを装着したPC吹き込み |
| 日程 | 一次・二次で別日程(年3回) | 1日で4技能完了(毎週末実施) |
| 周囲の受験者層 | 小中学生の比率が高い | 高校生・大学生・社会人が中心 |
英検S-CBTが大人受験者に推奨される3つの理由
1. 個別ブースで周囲の視線が一切気にならない
テストセンターには仕切りのあるPCブースが並んでおり、隣の受験者の手元や顔は見えません。小中学生と同じ空間にいる居心地の悪さを感じることなく、自分の画面と問題に100%集中できます。
2. スピーキングをPCへの吹き込み形式で行える
対面面接で面接官の表情を見て緊張してしまう方でも、英検S-CBTなら画面の指示に従ってマイクに向かって話すだけなので、過度な緊張を抑えられます。
3. 忙しい社会人のスケジュールに合わせやすい
従来の試験は一次試験と二次試験で2回の日曜日に会場へ行く必要がありますが、英検S-CBTなら1回の来場で4技能すべての試験が終わります。毎週土日に全国の会場で開催されているため、仕事の都合に合わせて受験日を選びやすいのも大きな利点です。
英検3級合格後の活用法|履歴書評価と次へのステップ
英検3級に見事合格した後は、その成果をどのように活かしていくべきでしょうか。履歴書における実際の評価と、その先のステップアップ方法について解説します。
転職や就職の履歴書に英検3級は書けるか?
就職活動や一般企業の転職市場において、英語力を業務の強みとしてアピールする場合、一般的には英検2級以上、あるいはTOEIC600点以上がひとつの目安とされます。そのため、英語を使用するポジションの応募書類に英検3級とだけ記載しても、高い英語力のアピールにはなりにくいのが現実です。
しかし、未経験職種への挑戦や、人柄・向上心を評価される場面では、「学び直しの証」として前向きにアピールすることができます。自己PR欄や面接において、以下のように伝えるのが効果的です。
【面接や職務経歴書での伝え方例】
「自己研鑽の一環として英語の基礎から学び直しを行い、まずは中学レベルの確実な定着を証明するために英検3級を取得しました。現在は業務での活用を視野に入れ、上位級である準2級および2級の取得に向けて継続して学習を進めています。」
このように「現在進行形で努力している姿勢」や「物事を基礎から着実に積み上げる誠実さ」を示す材料として活用できます。
合格後のステップアップ展開
英検3級を突破した方は、英語学習の最も険しい初期のハードルを越えた状態です。ここから先は目的に応じて以下の道へ進むことを推奨します。
- 英検準2級・2級への挑戦:高校中級〜卒業レベルの文法と語彙を学ぶことで、社会的な話題や一般的なニュースを英語で理解できるようになります。資格としての対外的な評価も大きく高まります。
- オンライン英会話への挑戦:3級で学んだ文法と基本フレーズを使えば、簡単な自己紹介や日常の出来事について外国人と会話が成立します。覚えた知識を実際の会話で使う楽しさを実感しやすいタイミングです。
- TOEICへのステップアップ:基礎文法が身についた状態でTOEIC対策に入れば、解説を読んでも文法用語でつまずくことがなくなり、500点〜600点レベルをスムーズに狙うことができます。
資格のステップアップ
- 準2級・2級の挑戦
- TOEIC対策への移行
実践的なアウトプット
- オンライン英会話の開始
身についた基礎力を活かして目的に合わせた道を選べます。
次の目標として上位級を目指す方は、大人のやり直し英検2級勉強法をご覧ください。
次の疑問就職や転職での具体的なアピール方法を知りたいなら、英検3級の履歴書書き方と価値が参考になります。
合否を分ける中学英文法4つの重点項目
学生時代から時間が経っている大人が特に復習しておくべき、合否を左右する文法項目です。用語の暗記ではなく形と意味のパターンを押さえましょう。
1. 現在完了形(have / has + 過去分詞)
過去のある地点から現在までつながっている動作や状態を表し、「継続」「経験」「完了・結果」の3つの意味があります。
例文: I have lived in Tokyo for five years.(私は東京に5年間住んでいます。
)
例文: Have you ever visited Kyoto?(あなたは今までに京都を訪れたことがありますか?)
2. 受動態(be動詞 + 過去分詞)
「〜される」という意味を表し、主語が動作を受ける側になります。過去形の場合はwasまたはwereを使います。
例文: This book was written by a famous author.(この本は有名な作家によって書かれました。
)
例文: English is spoken in many countries.(英語は多くの国で話されています。)
3. 関係代名詞(who, which, that)
先行詞(名詞)の直後に置き、後ろから文で詳しく説明を加えます。人が先行詞のときはwho、物や動物にはwhich、両方に使えるのがthatです。
例文: I have a friend who lives in Canada.(私にはカナダに住んでいる友人がいます。)
例文: This is the train which goes to the airport.(これは空港へ向かう電車です。)
4. 不定詞の3用法(to + 動詞の原形)
動詞の前にtoを置くことで3つの役割を持たせます。
例文: I want to study abroad someday.(私はいつか留学したいです。
=名詞的用法:〜すること)
例文: She got up early to catch the first train.(彼女は始発電車に乗るために早起きしました。
=副詞的用法:〜するために、〜して)
例文: I have a lot of things to do today.(私には今日やるべきたくさんのことがあります。=形容詞的用法:〜するための、〜すべき)
二次面接の沈黙回避フレーズと質疑応答例
英検の面接では、完璧な英語を話すこと以上にコミュニケーションを続けようとする態度(アティチュード)が重視されます。考えをまとめる際や言葉を探す際の沈黙を防ぐ表現を活用しましょう。
| 状況 | 使える英語フレーズ | 日本語訳 |
|---|---|---|
| 聞き取れなかったとき | Pardon? | もう一度おっしゃっていただけますか? |
| もう一度言ってほしいとき | Could you say that again, please? | もう一度言っていただけますか? |
| 考えをまとめたいとき | Well, let me see... | ええと、そうですね…… |
| 時間稼ぎをしたいとき | That's a good question. | それは良い質問ですね。 |
| 言葉を探しているとき | How can I say... | 何と言えばいいでしょうか…… |
面接質問(Question 4・5)の大人向け万能回答パターン
後半の日常生活や意見を問う質問では、背伸びをせず短い2文で完結させるのが合格の鉄則です。
面接官: Do you like to cook?(料理をするのは好きですか?)
回答例: Yes. I often make dinner for my family. It is fun.(はい。よく家族に夕食を作ります。楽しいです。)
面接官: What do you like to do on weekends?(週末は何をするのが好きですか?)
回答例: I like to read books. I can relax at home.(読書が好きです。家でリラックスできます。)
採用面接で学び直しの努力を伝える具体例
一般企業の就職・転職活動で英語力自体をアピールする場合、記載の目安は「準2級〜2級以上」とされます。しかし面接の場では、英検3級を「現在進行形の自己研鑽」として語ることで好印象につなげることが可能です。
面接での伝え方テンプレート
「現在は基礎英語力の強化に取り組んでおり、土台を確実にするためにまず英検3級を取得しました。現在は業務での活用を見据え、年内の準2級・2級取得に向けて毎日継続して学習を進めています。」
このように伝えることで、過去の知識を過信せず謙虚に基礎から積み直せる誠実さや、継続的な計画性をアピールできます。
次のステップへの目安
- 英検準2級:語彙数が約2,600〜3,600語に増え、仮定法や分詞構文など高校レベルの文法が加わります。
- TOEIC L&R:英検3級合格時の実力はおよそ300点〜400点前後の基礎力に相当します。3級で基礎を固めておくことで、その後のスコアの伸びが格段に速くなります。
大人が忘れがちな中学英文法4つの重点攻略
大人が英検3級対策を始める際は、忘れやすい特定の文法項目を優先して復習するのが効率的です。正しい文構造を組み立てるために必須となる中学英文法は次の4点です。
1. 現在完了形(have / has + 過去分詞)
過去のある時点から現在までの「完了」「経験」「継続」を表します。
例文: I have lived in Tokyo for five years.(私は東京に5年間住んでいます。)
例文: Have you ever visited Kyoto?(今までに京都を訪れたことがありますか。)
2. 受動態(be動詞 + 過去分詞)
「〜される」という受け身の意味を表し、客観的な事実を述べる際にも役立ちます。
例文: This book was written in English.(この本は英語で書かれました。)
例文: English is spoken in many countries.(英語は多くの国で話されています。)
3. 関係代名詞(who, which, that)
名詞を後ろから修飾して詳しく説明する構文です。
例文: I have a friend who lives in Canada.(私にはカナダに住んでいる友人がいます。)
例文: This is the train that goes to the airport.(これは空港へ行く電車です。)
4. 不定詞の3用法(to + 動詞の原形)
名詞的用法(〜すること)、副詞的用法(〜するために)、形容詞的用法(〜するための)の使い分けを理解します。
例文: I want to improve my English.(私は英語力を向上させたいです。
)
例文: He studied hard to pass the test.(彼は試験に合格するために一生懸命勉強しました。)
例文: I have a lot of things to do today.(私には今日やるべきたくさんのことがあります。)
履歴書に書く場合の状況別判断基準と自己PR文例
英検3級を履歴書に記載するかどうかは、応募先や本人の状況によって判断が分かれます。以下の基準を参考に記載方法を工夫してください。
| 状況・対象者 | 履歴書への記載可否 | 具体的な対応・記載のアドバイス |
|---|---|---|
| 一般的な中途採用・一般企業 | 原則として記載しない | 業務で英語を使用する場合、3級はアピールになりにくいため省略する |
| 未経験分野への挑戦・自己啓発アピール | 特記事項や自己PR欄に記載 | 「基礎固めとして3級を取得し、現在上位級に向けて学習中」と継続性を書く |
| パート・アルバイト・基礎英語の確認 | 免許・資格欄に記載可能 | 平易な英語の読み書きができる証明として記載しても問題ない |
| シニア採用・生涯学習の実績 | 免許・資格欄に記載可能 | 意欲的な姿勢や知的好奇心の証明として好印象につながる場合がある |
資格欄を空欄にする場合でも、自己PR欄で次のように表現すると前向きな学習意欲をアピールできます。
自己PR記載例:
「実務に役立つ英語力の習得を目指し、基礎の総点検として英検三級を取得いたしました。現在は準2級および2級の取得に向けて、毎日の学習を継続しております。」
理解度チェック
Q1. 英検3級の一次試験ライティングで書く英文の語数の目安は?
- 10〜20語程度
- 25〜35語程度
- 40〜50語程度
- 60語以上
答えを見る
正解: B. 25〜35語程度
本文では、ライティングで自分の考えと理由を2つ含めて25〜35語程度の英文を書くと説明されています。
Q2. 面接で質問を聞き取れなかったときの適切な表現はどれ?
答えを見る
正解: A. Could you say that again, please?
本文において、面接で質問を聞き取れなかったときの聞き返しフレーズとして挙げられています。
Q3. 面接のイラスト描写問題で使う基本鉄則の文法形式はどれ?
- 現在完了形
- 受動態
- 過去形
- 現在進行形
答えを見る
正解: D. 現在進行形
イラスト描写問題では、登場人物の動作を問われるため「主語+is/are+動詞の-ing形」(現在進行形)を使うのが基本鉄則とされています。
よくある質問
- Q. 大人が英検3級を受けるのは恥ずかしいですか?
- 全く恥ずかしくありません。中学英語の基礎を学び直したい社会人やシニア層の受験者は数多くいます。周囲の目を気にしたくない場合は、個別ブースでPC受験できる英検S-CBTがおすすめです。
- Q. 勉強時間はどれくらい必要ですか?
- 中学英語の知識が薄れている大人でも、1日30分〜1時間の学習を1〜2ヶ月継続すれば十分に合格可能です。中学文法の総復習とライティングの型習得に時間を配分するのが効率的です。
- Q. 面接で不合格になることはありますか?
- 英検3級の面接は合格率が比較的高く設定されていますが、完全に沈黙してしまうと不合格になる恐れがあります。聞き返し表現を覚えておき、声を出してコミュニケーションを試みることが大切です。
- Q. 英検3級は履歴書に書いてもいいですか?
- 資格欄に記載することは可能ですが、英語を使う業務のアピールとしては準2級以上が目安です。学び直しを始めた証明や、現在上位級に向けて学習中であることとセットで伝えるのが効果的です。
- Q. 4級や5級から受ける必要はありますか?
- 高校や大学を出ている大人であれば、4級や5級を飛ばして3級から受験して問題ありません。3級のテキストで基礎文法を振り返りながら進めることで、最短で実用的な力を取り戻せます。
- Q. 英検3級はノー勉でも大人は受かりますか?
- 学生時代に英語が得意だった方なら合格できることもありますが、現在完了や関係代名詞などの文法、英作文の記述があるため、大人は数週間程度の復習をして挑むのが確実です。
2026年10月9日更新・モチタン辞典編集部