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英語学習目的アンケートの調査結果と設問設計テンプレート
英語学習の目的は「自主的なスキルアップ」が最多であり、「海外旅行」「仕事での活用」が続いています。幅広い世代の約7割が英語学習への意欲を持つ一方で、IIBCの調査では「かなえたい目標・夢があるため」と答えた人が57.5%に達しており、最大の共通課題は学習時間の確保です。
社会人は昇進や転職、学生は就活や留学と年代ごとに明確な動向の違いが存在します。
英語学習目的アンケートのランキングと比率サマリー
各種調査データから確認できる、英語を学ぶ主な理由と目的の傾向を整理しました。アスマークの調査では学習のきっかけとして「自主的なスキルアップ」が第1位となり、第2位に「海外旅行」、第3位に「仕事」が並んでいます。
オリコンの調査でも10代から50代の幅広い世代で約7割が「英語を学びたい」と回答しており、全年代を通じて学習意欲が高い水準にあります。
| 目的の分類 | 主な具体的内容 | 学習者の主な動機 |
|---|---|---|
| スキルアップ・教養 | 自主的な能力開発、情報収集、知的好奇心 | 将来の選択肢を広げたい、自己投資 |
| 海外旅行・異文化交流 | 旅行先での会話、インバウンド案内、友人作り | 現地での体験を充実させたい、交流 |
| ビジネス・業務対応 | メール対応、海外赴任、会議、商談、転職・昇進 | 実務上の必要性、キャリア形成 |
| 資格取得・試験対策 | TOEICなどのスコアアップ、昇格要件クリア | 客観的な英語力の証明、社内基準の達成 |
| 進学・就職活動 | 大学受験、エントリーシート対策、海外留学 | 希望進路の実現、就職活動でのアピール |
英語学習においては、仕事のためだけに学習している層よりも、教養や旅行、自己投資といった自発的な動機を持つ層が厚いことが特徴です。英語で目的を表現する際は purpose of learning English(英語学習の目的)や self-improvement(自己研鑽)という語句がよく用いられます。
英語学習の理由を尋ねる質問文としては What is your primary goal for studying English?(英語を学ぶ最大の目標は何ですか?)のような表現が一般的です。
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社会人が英語を学ぶ目的と動機の詳細内訳
社会人学習者を対象とした調査では、ビジネスに直結する理由と、個人のキャリア展望に関わる理由が二極化しています。日常業務で英語を使わない場合でも、将来的な選択肢を増やすために学習する層が少なくありません。
昇進・昇格要件と社内評価
多くの企業で一定の語学力基準が設定されており、昇格試験の要件としてスコア提出を求められるケースが見られます。この場合、学習の期限が明確に決まっているため、短期集中で取り組む傾向があります。
- career advancement(キャリアアップ、昇進)
- promotion requirement(昇進要件)
例文: Achieving a high TOEIC score is essential for my career advancement.(高いTOEICスコアを取得することは、私のキャリアアップにとって不可欠です。)
転職活動と市場価値の向上
中途採用市場において、英語力をアピールポイントに据える学習者が増えています。外資系企業への転職だけでなく、日系企業の海外事業部門やグローバル調達部門への応募を目指す動機が目立ちます。
海外赴任・出張・現地法人との折衝
突発的な海外出張や赴任の内定を契機に学習を開始する層です。この層は試験対策よりも、practical communication(実践的なコミュニケーション)や negotiation skills(交渉力)の習得を優先する特徴があります。
日常的な業務効率化
英語の技術マニュアル、海外の一次情報、海外拠点からのメールの読解をスムーズに行うための学習です。「翻訳ツールに頼らず素早く内容を把握したい」という生産性向上の動機が含まれます。
社内評価・キャリア
- 昇進・昇格要件クリア
- 転職・市場価値向上
実務対応・効率化
- 海外赴任・出張・交渉
- 日常業務の効率化
社会人の学習動機は、業務直結型と中長期のキャリア形成型に大別されます。
次の疑問転職やキャリアアップを理由に英語を学ぶ際は、面接で使える志望動機の英語表現を確認しておくと実践的な準備が進みます。
学生と若年層における英語学習の動向と特徴
学生や若年層の英語学習は、明確なマイルストーン(受験、就職、留学)と密接に結びついています。社会人に比べて学習時間を確保しやすい一方、明確な期限が過ぎると学習習慣が途切れやすい側面もあります。
| 対象層 | 最優先される目的 | 具体的な動機・目標 |
|---|---|---|
| 高校生・大学受験生 | 大学入試・検定利用 | 志望校合格、外部民間試験の基準点突破 |
| 大学生(1〜2年生) | 海外留学・ワーキングホリデー | 短期語学留学、交換留学プログラムへの参加選考 |
| 大学生(3〜4年生) | 就職活動(就活)・エントリーシート | 日系大手・外資系企業へのアピール、選考基準クリア |
| 大学院生・研究者 | 学術論文の執筆・学会発表 | 海外文献の読解、国際学会での質疑応答 |
若年層では、SNSや動画配信サイトを通じて海外のコンテンツに日常的に触れていることから、「海外のクリエイターの動画を字幕なしで楽しみたい」といった趣味起点の動機も増加しています。
英語では extracurricular study(課外学習)や study abroad program(留学プログラム)などの語が関連します。
例文: She decided to join a study abroad program to broaden her horizons.(彼女は視野を広げるために留学プログラムへの参加を決めました。)
資格取得と非ビジネス目的の学習者比率と生の声
英語学習の動機は、資格試験を目指す層と、旅行や趣味などの非ビジネス目的を持つ層で大きく二分されます。それぞれの層における具体的な学習者の実態とコメント例をまとめました。
TOEICなどの資格取得・スコアアップを目的とする層
IIBCの調査では、英語を学ぶ理由として「かなえたい目標・夢があるため」が57.5%を占めており、試験はその目標を達成するための通過点として位置づけられています。客観的な指標を持つことで、成長を可視化したいというニーズが根強く存在します。
- 「現在のスコアから100点伸ばすことを目標に設定し、学習習慣を維持している」
- 「目標スコアに届かない時期は精神的にきついが、過去問の正答率が上がると手応えを感じる」
旅行・趣味・インバウンド対応などの非ビジネス目的層
アスマークの調査で「海外旅行」が学習のきっかけ第2位となっているように、実生活を豊かにするための学習も盛んです。訪日外国人観光客への道案内や接客対応をきっかけに、英語学習を再開する学習者も増加傾向にあります。
- 「ツアーに頼らず、現地のレストランやホテルで自分の言葉を使って意思疎通を図りたい」
- 「街中で困っている旅行者にスムーズに声をかけられるようになりたい」
- 「好きな海外俳優のインタビューや洋楽の歌詞を直接理解したい」
趣味や旅行を動機とする学習者は、試験のような明確な期日が存在しないため、モチベーションの維持が課題になりやすい特徴があります。英語では leisure travel(観光旅行)や cross-cultural understanding(異文化理解)と表現します。
資格取得・スコアアップ層
- 試験を目標達成の通過点と位置づけ
- スコア等で成長を可視化しやすい
- スコア停滞期に精神的負荷を感じる
旅行・趣味・交流層
- 旅行会話やインバウンド対応が動機
- 実生活を豊かにするための学習
- 期日がないためモチベーション維持が課題
目標設定の性質や直面しやすい課題の違いを整理した比較です。

年代別に見る英語学習意欲と目的の推移
10代から50代以上の学習者において、年齢の変化に伴い英語学習の目的は以下のように推移していきます。オリコンの調査で示されている通り、10代から50代まで幅広い世代で約7割が学びたいと考えており、関心自体は生涯を通じて衰えません。
| 年代 | 主な学習目的の推移 | 学習上の主なハードル |
|---|---|---|
| 10代 | 学校の定期試験、大学受験、異文化体験 | 文法偏重による会話への苦手意識 |
| 20代 | 就職活動、入社後の基礎業務、海外旅行 | 社会人生活の開始による生活リズムの乱れ |
| 30代 | 転職、社内昇進、海外赴任、専門業務 | 業務量の増加や育児・家庭との両立難 |
| 40代 | 管理職としての海外拠点折衝、学び直し | 記憶力の低下の自覚、多忙による時間不足 |
| 50代以上 | 退職後の旅行、教養、ボランティア活動 | 学習成果を試す実践機会の不足 |
20代〜30代はキャリア関連の目的が中心となりますが、40代以降は「実務上の即応」と「純粋な教養・学び直し」の2つの方向に分かれます。英語では lifelong learning(生涯学習)や recurrent education(リカレント教育)と呼ばれます。
目的別の学習課題と挫折要因の分析
IIBCの調査において英語学習の共通課題として「時間の確保」が挙げられているように、多くの学習者が継続に関する課題に直面しています。目的ごとに挫折に至る典型的なパターンが存在します。
時間の確保が困難なケース
特に社会人学習者に多く見られる課題です。残業や突発的な用事によって日々の学習時間が削られ、一度ペースが乱れると復帰できなくなるパターンです。解決策として、1日の中に「15分のスキマ時間」を複数組み込むタイムマネジメントが求められます。
例文: Time management is the most critical challenge for working professionals.(時間管理は働く社会人にとって最も重大な課題です。)
目標設定の曖昧さによる中だるみ
教養や旅行を目的にしている学習者に多い挫折要因です。「いつまでに、どのレベルになるか」という期限と達成基準が曖昧なため、学習の優先順位が下がってしまいます。
インプット偏重による成長実の欠如
単語帳の暗記や文法書の通読にとどまり、実際に話す・書くといったアウトプットを行わないことで、「学習しているのに話せるようにならない」という不全感が生じ、離脱につながります。
英語学習の挫折は learning burnout(学習燃え尽き症候群)や drop out of English study(英語学習からの脱落)などの表現で説明されます。
残業等で日々の時間が削られ復帰困難に
期限や基準が不明瞭で優先度が低下する
インプット偏重で話せず不全感が生じる
学習継続を妨げる代表的な3つの課題パターンをまとめています。
そのまま使える英語学習目的アンケート設問テンプレート
社内調査、英会話スクールの受講前ヒアリング、新規教育サービスの顧客リサーチにそのままコピー&ペーストして使える設問サンプルです。Googleフォームや各種サーベイツールに配置しやすい形式で構成しています。
調査概要の明示項目(導入文用サンプル)
アンケート冒頭には、以下の調査概要を記載して回答者の信頼を得ることが重要です。
- 調査目的: 英語学習ニーズの把握および研修カリキュラムの改善のため
- 対象者属性: 全従業員(または受講検討者)
- 回答所要時間: 約3〜5分
- 個人情報の取り扱い: 回答内容は統計的に処理され、個人の人事評価等には影響しません
設問設計テンプレート(単一選択・複数選択・自由記述)
Q1. あなたが現在、英語を学んでいる(または学びたい)最も主要な目的は何ですか?【単一選択】
1. 業務での活用(メール、資料作成、会議など)
2. キャリアアップ・昇進要件の達成
3. 転職・就職活動のため
4. 資格試験(TOEIC、英検など)のスコア取得
5. 海外旅行や現地での交流を楽しむため
6. 自主的なスキルアップ・自己投資
7. 趣味(海外ドラマ、映画、洋楽の鑑賞など)
8. その他(自由記述: )
Q2. 英語学習において、目指している具体的な到達レベルはどれですか?【複数選択可・最大2つ】
1. 定型的な英文メールの送受信ができるレベル
2. 海外旅行で困らない程度の日常会話レベル
3. 業務上の会議で自分の意見を主張できるレベル
4. 契約交渉やプレゼンテーションを英語でこなせるレベル
5. TOEICなどの資格で設定した目標スコアの達成
6. ネイティブスピーカーと流暢に雑談ができるレベル
Q3. 英語学習を進める上で、現在最も大きな障害・課題となっているものは何ですか?【複数選択可・最大3つ】
1. 学習時間を確保できない(多忙・残業など)
2. モチベーションを維持できない
3. 自分に合った学習方法や教材が分からない
4. 英語を話す・使う実践機会がない
5. 費用(受講料・教材費)の負担が大きい
6. 成長を実感できない・成果が見えにくい
Q4. 英語学習について、会社や学習環境に対して期待するサポートや自由なご意見があればご記入ください。【自由記述】
[自由記述欄]
- 調査目的ニーズ把握・カリキュラム改善
- 対象者属性全従業員や受講検討者など
- 回答所要時間約3〜5分など目安を明記
- 個人情報の取り扱い統計処理し人事評価に不影響と明記
回答者の信頼を得るために冒頭へ記載すべき基本項目です。
アンケート結果を社内研修や企画書に活かす手順
アンケートの回収後にデータを整理し、社内稟議やサービス企画書へと昇華させるための実践的なステップです。
| ステップ | 実施内容 | アウトプット例 |
|---|---|---|
| 1. 目的のセグメンテーション | 回答者を「業務緊急層」「キャリア志向層」「教養層」に分類 | 受講対象者の優先順位付けリスト |
| 2. 課題のボトルネック抽出 | 時間の不足か、方法の迷いか、環境の不足かを特定 | 課題解決のための施策案(自習支援、コーチング等) |
| 3. KPIと目標設定の連動 | 「かなえたい目標」をSMARTの法則に当てはめて数値化 | 研修カリキュラムの達成基準(スコア・面談評価) |
| 4. 稟議書への落とし込み | 客観的データと社内ニーズを対比させて投資対効果を提示 | 研修導入に関する決裁申請書 |
学習計画を立てる際は、SMARTの法則(Specific:具体的、Measurable:測定可能、Achievable:達成可能、Relevant:目的に直結、Time-bound:期限がある)を導入することで、学習の形骸化を防ぐことができます。
ビジネスシーンでは actionable plan(実行可能な計画)を策定することが推奨されます。
理解度チェック
Q1. アスマークの調査で学習のきっかけ第1位は何ですか?
- 海外旅行
- 仕事
- 自主的なスキルアップ
- 資格取得
答えを見る
正解: C. 自主的なスキルアップ
本文では、アスマークの調査で学習のきっかけとして「自主的なスキルアップ」が第1位と記載されています。
Q2. 「英語を学ぶ最大の目標は何ですか?」を表す英語は?
- What is your primary goal for studying English?
- Why do you like to learn English so much?
- Which English test is the most important for you?
- How do you maintain your English study habit?
答えを見る
正解: A. What is your primary goal for studying English?
本文では、英語学習の理由を尋ねる質問文として「What is your primary goal for studying English?」が挙げられています。
Q3. 教養や旅行を目的とする学習者に多い挫折要因は何ですか?
- 文法偏重による会話への苦手意識
- 目標設定の曖昧さによる中だるみ
- 突発的な海外出張による多忙
- 教材費などの費用負担の大きさ
答えを見る
正解: B. 目標設定の曖昧さによる中だるみ
本文には、教養や旅行を目的にしている学習者に多い挫折要因として「目標設定の曖昧さによる中だるみ」が挙げられています。
よくある質問
- Q. 英語学習目的アンケートの回答率を上げる工夫は?
- 所要時間を「3分以内」と明記し、選択式設問を7割以上に設計します。回答データが不利益に使われない旨の守秘義務を明示し、回答完了画面で学習のヒントを共有するなどのメリットを提供することが有効です。
- Q. アンケートで学習目的を正しく引き出す聞き方は?
- 「現在必要な英語力」と「将来身につけたい英語力」を分けて質問します。漠然と聞くと建前の回答になりやすいため、業務対応、自己投資、旅行など選択肢を具体的に提示し、単一選択と複数選択を使い分けることが重要です。
- Q. 社内アンケートでTOEIC目標スコアを尋ねる際の注意点は?
- 現在のスコアと目標スコアを段階別の選択肢(例: 600点未満、600〜730点、730〜860点、860点以上)にし、受験経験のない社員のために「未受験」の選択肢を必ず設けます。
- Q. アンケート結果から研修カリキュラムを決める基準は?
- 学習目的が業務直結型(会議・メール)に偏っている場合は実践型アウトプット演習を、基礎力向上や資格志向が多い場合は学習習慣化や自習伴走型プログラムを優先して設計します。
2026年10月8日更新・モチタン辞典編集部