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take withの意味と使い方まとめ
take with(または take [物・人] with [人])は、「〜を身につけて持参する」「〜を一緒に連れていく」という意味を表す重要表現です。
take 単体でも「持っていく」という意味になりますが、後ろに with you や with me を添えることで、「話し手や相手の身体・身の回りに携帯して移動する」という同伴・携帯のニュアンスが明確に伝わります。
take withの基本意味と構文ルール
take with は、主に take + [物・人] + with + [人] という形で使われます。日本語では「〜を持っていく」「〜を連れていく」と訳されます。
基本の構文パターン
英語におけるもっとも基本的な配置は以下の通りです。
- take [持っていく対象] with [携帯する人]
この構文で使われる前置詞 with は、「〜と一緒に」「〜を伴って」という同伴・携帯を表します。そのため、with の後ろには「その物を身につけて移動する主体」を指す代名詞が置かれます。
withの後ろに置く代名詞の変化規則
with は前置詞であるため、後ろに続く代名詞は必ず「目的格(me, you, him, her, us, them)」になります。主語や移動する人物に合わせて、適切に変化させる必要があります。
- 主語が I の場合:I took an umbrella with me.(私は傘を持っていきました。)
- 相手(You)に呼びかける場合:Take your jacket with you.(上着を持っていきなさい。)
- 主語が He の場合:He took his laptop with him.(彼はノートパソコンを持参しました。)
- 主語が She の場合:She took her dog with her.(彼女は愛犬を連れていきました。)
- 主語が They の場合:They took some snacks with them.(彼らはお菓子を持っていきました。)
- 主語が We の場合:We should take a map with us.(私たちは地図を持っていくべきです。)
日本語では「傘を持っていきなさい」とだけ言えば十分ですが、英語では「あなた自身のお供として」という意味合いを込めて with you まで添えるのが自然な表現パターンです。
I took an umbrella with me.私は傘を持っていきました。
takeの後に持参する対象、withの後に携帯する人の目的格代名詞を置きます。
英語で使われる代名詞の一覧を復習したいときは、代名詞の英単語を参考にしてください。
なぜwithを添えるのか?単体との違い
英語学習者の方から頻繁に寄せられる疑問が、「take an umbrella だけで意味が通じるのに、なぜわざわざ with you を付けるのか」という点です。
コアイメージの違い
動詞 take のコアイメージは「自分の手元に取り込む」「ある場所から別の場所へ移動させる」です。一方、前置詞 with のコアイメージは「〜と空間や時間を共にする(同伴・携帯)」です。
- Take an umbrella.
単に「傘を手に取る」「傘を運ぶ」という動作に焦点があります。家を出る人に対して言っても間違いではありませんが、単なる移動の指示に近い響きになります。 - Take an umbrella with you.
「あなた自身の身の回りに携帯して(出かけなさい)」というニュアンスが加わります。外出先で雨が降ったときに困らないよう、「携帯しておく」という意図がはっきりと表現されます。
「置き忘れ防止」や「携帯の確認」で多用される理由
日常会話において、出かける相手に対して「〜を持った?」と声をかけるとき、英語圏では with you を添えるのが一般的です。
Do you have your keys with you?(鍵は手元に持っていますか?)
Don't forget to take your passport with you.(パスポートを携帯していくのを忘れないでね。)
単に荷物として運ぶのではなく、「自分の所持品として身につけて移動する」ことを強調したいときに with [人] が添えられます。
Take an umbrella.
- 傘を手に取る・運ぶ動作に焦点
- 単なる移動の指示に近い響き
Take an umbrella with you.
- 自身の身の回りに携帯するニュアンス
- 外出先で困らないよう携帯する意図
- 置き忘れ防止や携帯の確認で多用
withを添えることで単なる移動から「身につけて携帯する」ニュアンスに変わります。
前置詞としての意味や対比表現を整理したい方は、withとwithoutの使い方(英文法)をご覧ください。
次の疑問takeが持つ「自分から手を伸ばして取る」コアイメージをもっと深めたいなら、getとtakeのニュアンスの違いを押さえておくと納得しやすくなります。
take・have・carryの使い分け一覧表
「持ち歩く」「持っている」を表す動詞には、take のほかに have や carry があります。それぞれのニュアンスと使い分けを表で整理しました。
表は横にスクロールできます →
| 表現 | コアイメージ | ニュアンス・状態 | 典型的な例文 |
|---|---|---|---|
| take ... with [人] | 起点から別の場所へ持参する | 移動の開始時、身につけて出発する動作 | I will take my camera with me. (カメラを持参します。) |
| have ... with [人] | 今まさに手元に所持している | 移動中またはその場での静的な所持状態 | Do you have any cash with you? (現金の持ち合わせはありますか?) |
| carry ... with [人] | 重量や負担を伴って身につけ運ぶ | 物理的に手で持つ、カバンに入れて移動する動作 | He always carries a knife with him. (彼は常にナイフを身につけて携帯している。) |
| take [物](単体) | 手にとって持ち去る・運ぶ | 携帯性よりも「持ち去る・移動させる」動作そのもの | Please take this document to the office. (この書類をオフィスへ届けてください。) |
たとえば、外出先で「今、ペン持ってる?」と聞く場合は、移動の動作ではないため take ではなく Do you have a pen with you? を使います。一方、出かける前の家族に「ペンを持っていきなさい」と伝える場合は Take a pen with you. となります。
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語順の重要規則と代名詞・倒置の注意点
take with を使う上で、語順のルールを把握しておくことは大切です。特に目的語が「代名詞」の場合と「長い名詞句」の場合で語順が変わります。
原則1:目的語が短い代名詞(it / them)の場合は挟む
目的語が it や them などの代名詞である場合、語順は必ず take + 代名詞 + with [人] となります。
- ○ Take it with you.(それを持っていきなさい。)
- × Take with you it.(この語順は不自然で非文とみなされます。)
- ○ I forgot my glasses, so I couldn't take them with me.(眼鏡を忘れたので、持参できませんでした。)
原則2:目的語が長い場合は倒置(語順交代)が起きる
TOEICなどの資格試験やニュース記事、学術論文などで頻繁に目にするのが、take with [人] + [長い目的語] という語順交代です。
英語には「長い情報や新しい情報は文末に置く(情報構造・エンドウェイトの法則)」という性質があります。そのため、目的語が関係代名詞節や修飾語を伴って長くなると、前置詞句である with [人] が先に置かれます。
The refugees could take with them only what they could carry in their small bags.
(難民たちは、小さなバッグに入れて運べるものだけしか持参することができなかった。)
この文では、目的語が only what they could carry in their small bags と非常に長いため、本来後ろに来るはずの with them が take の直後に移動しています。構造としては take [A] with [B] の [A] が後ろに回った形です。
短い代名詞(it / them)
- 語順: take + 代名詞 + with [人]
- 必ず間に挟む(Take it with you.)
- × Take with you it. は不可
長い名詞句(修飾語付き)
- 語順: take + with [人] + [長い目的語]
- エンドウェイトの法則で文末へ移動
- 資格試験やニュース等で頻出
目的語が短い代名詞なら挟み、修飾語を伴って長い場合は文末へ倒置します。

次の疑問構文の中で迷わず使うために、過去形tookや過去分詞takenなど動詞takeの活用形と基本ルールもあわせて確認しておきましょう。
takeとbringの視点と移動の方向の違い
take ... with と並んで混乱しやすいのが bring ... with です。この2つの使い分けは、「話し手や聞き手がいる地点を基準にした視点」で決まります。
takeは「ここから別の場所へ(離れる方向)」
take は、話し手がいる場所(起点)から「別の場所へと離れていく」移動を表します。
Are you going to the library? Take this book with you.
(図書館に行くの? この本を持っていって。)
※話し手から離れた「図書館」へ持っていくため take を使用します。
bringは「別の場所からここへ(近づく方向)」
bring は、話し手や聞き手が存在する場所、あるいは話題の中心となっている場所へと「近づいてくる」移動を表します。
When you come to my house, bring your guitar with you.
(私の家に来るときは、ギターを持ってきてね。)
※話し手のもとへ近づく移動であるため bring を使用します。
表は横にスクロールできます →
| 動詞 | 視点の基準 | 移動の方向 | 日本語の感覚 |
|---|---|---|---|
| take ... with [人] | 今いる場所が起点 | 起点から離れる(向こうへ) | 持っていく / 連れていく |
| bring ... with [人] | 目的地(話し手側)が到達点 | 到達点へ近づく(こちらへ) | 持ってくる / 連れてくる |
相手をパーティーに招く側であれば Bring your friend with you!(お友達も連れてきてね!)となり、パーティーに参加する側が同伴者について話すときは Can I take my brother with me?(弟を連れていってもいいですか?)と表現できます。
それぞれの動詞が持つ視点や方向の違いを詳しく知りたい場合は、bring・take の違いを確認しましょう。
旅行や日常で使える会話ダイアログ例文
海外旅行の飲食店やホテル、日常生活でそのまま活用できるダイアログ形式の例文を紹介します。
飲食店で残った料理を持ち帰りたいとき
海外のレストランで、食べきれなかった料理を持ち帰りたいときに重宝するフレーズです。
Customer: Excuse me. We couldn't finish this pizza. Can I take this with me?
(客:すみません。
このピザを食べきれなくて。これを持って帰ってもいいですか?)
Server: Certainly! I will bring a box for you right away.
(店員:かしこまりました! すぐに持ち帰り用の箱をお持ちしますね。)
出勤前の持ち物チェック
家族同士や同僚同士の会話で、忘れ物がないか確認する定番のやり取りです。
A: It looks like it is going to rain this afternoon.
(午後から雨が降りそうだよ。)
B: Really? Then I should take my folding umbrella with me.
(本当に? じゃあ折りたたみ傘を持っていかなきゃ。
)
A: Yes, and make sure you take your employee badge with you too.
(うん、あと社員証も忘れずに持参してね。)
イベントや旅行への同伴
友人や家族をイベントに連れていく場面のやり取りです。
A: Are you going to the networking event tonight?
(今夜の異業種交流会に行くの?)
B: Yes, my manager told me to take two colleagues with me.
(ええ、部長から同僚を2人連れていくように言われたんだ。)
次の疑問料理を持ち帰る表現をさらに広げたいときは、日常会話でもよく使われるtake awayの意味と使い方も役立ちます。
重要イディオムtake with a grain of salt
take with を含む表現の中で、試験や英字新聞で頻出する最重要イディオムが take ... with a grain of salt(または take ... with a pinch of salt)です。
意味と成り立ち
take [something] with a grain of salt は、「(話や情報などを)鵜呑みにせず割り引いて聞く」「話半分に受け止める」という意味の慣用表現です。
- アメリカ英語:a grain of salt(塩ひと粒)
- イギリス英語:a pinch of salt(塩ひとつまみ)
どちらを用いても意味は同じです。古代ローマの解毒薬に「ひとつまみの塩を加えて服用した」という伝承に由来し、「疑わしい話も塩を少し加えて飲み込みやすくする(完全に信じるのではなく加減して受け入れる)」という比喩表現として定着しました。
実用例文
You should take what he says with a grain of salt. He tends to exaggerate.
(彼の言うことは話半分に聞いておいたほうがいいよ。彼は大げさに言う傾向があるから。)
I read the article on the internet, but I took it with a pinch of salt until official data came out.
(ネットの記事を読んだけれど、公式データが出るまでは鵜呑みにしないようにした。)
ビジネスや日常会話において、不確かな噂や未確認の情報に対して慎重な姿勢を示す際に役立ちます。
よくある間違いとtake up withとの判別
take with を使う際に日本人が犯しやすい間違いと、混同しやすい類似句動詞 take up with について解説します。
よくある間違いチェックリスト
- withの後ろを主格にしてしまう誤り
× He took the key with he.
○ He took the key with him.
前置詞の後は目的格(him, her, me 等)にします。 - 主語と代名詞が一致していない誤り
× She took an umbrella with you.(文脈上、彼女自身の傘を持っていく場合)
○ She took an umbrella with her.
「誰が携帯して移動するのか」に応じて代名詞を合わせます。主語が She で本人が持参するなら with her です。 - 短い代名詞を後ろに置いてしまう誤り
× Don't forget it. Please take with you it.
○ Don't forget it. Please take it with you.
代名詞 it や them は take と with の間に置きます。
見間違いに注意!take up withとの違い
形が似ている句動詞に take up with があります。これは take ... with とは全く異なる意味を持ちます。
- take up with [人]:(好ましくない人物などと)付き合い始める、親しくなる
He has taken up with a strange group lately.(彼は最近、妙なグループと付き合い始めた。) - take [問題など] up with [人]:(問題や苦情について)〜に相談する、掛け合う
You should take this issue up with your supervisor.(この問題については上司に掛け合うべきです。)
up が入ることで「取り上げる」「関係を持つ」といった意味合いに変化するため、文脈や前置詞の有無をしっかり確認しましょう。
- withの後は目的格にする× with he → ○ with him
- 携帯する人物と代名詞を合わせるShe took an umbrella with her.
- itやthemはtakeとwithの間に置く× take with you it → ○ take it with you
- take up with(相談・交際)と混同しないupの有無で意味が全く異なる
前置詞の後の格、主語との一致、代名詞の位置を正しく確認しましょう。
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理解度チェック
Q1. take with構文で目的語がitの場合、正しい語順は?
- Take it with you.
- Take with you it.
- Take with it you.
- Take you with it.
答えを見る
正解: A. Take it with you.
目的語がitやthemなどの代名詞の場合、takeとwithの間に挟むのが原則です。
Q2. 「今まさに手元に所持している」状態を表す表現はどれ?
答えを見る
正解: D. have ... with [人]
have ... with [人]は、移動中またはその場での静的な所持状態を表します。
Q3. take ... with a grain of saltの意味は?
- 塩分を控えて食事をとる
- 話を鵜呑みにせず割り引いて聞く
- 料理に調味料を加えて味を整える
- 親しくない人と付き合い始める
答えを見る
正解: B. 話を鵜呑みにせず割り引いて聞く
話や情報を鵜呑みにせず、話半分に受け止めるという意味の慣用表現です。
よくある質問
- Q. take withだけでも通じますか?
- 日常会話では後ろの代名詞を省略せず、take it with youのように目的語と目的格代名詞を伴って使うのが通例です。
- Q. take with youの略語や省略形はありますか?
- 文脈上明らかな場合、日常会話では単にTake it.(持っていって)と言ったり、テイクアウトの文脈でto goと言い換えたりします。
- Q. カフェのテイクアウトでtake withは使えますか?
- 注文時はTo go, please.が最も自然ですが、食べ残しを持ち帰る際はCan I take this with me?と表現できます。
- Q. take along withとは何が違いますか?
- alongが入ることで「道中ずっと一緒に連れていく・携行する」という移動のプロセスが強調されますが、基本的な意味は同じです。
- Q. TOEICでtake withが出たときの着眼点は?
- 目的語が長い節になってtake with them [長い名詞句]と語順交代している構造を見抜くことが素早い読解のカギになります。
2026年9月26日更新・モチタン辞典編集部
関係する文法takeを使う句動詞
take
bring
carry