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IELTS受験料に学割はある?費用補助と安く受ける方法

IELTS受験料に学割はある?費用補助と安く受ける方法

IELTSに一般向けの恒常的な公式学割(学生証提示による割引コードや学割料金枠)は存在しません。ただし、在籍大学の学内補助金制度、JSAFパートナー協定校向けの受験料スカラシップ(キャッシュバック)、自治体の助成金制度を活用することで、実質的な自己負担額を大幅に軽減できます。

再受験を避ける公式無料ツールの活用法や1科目再受験の条件も把握しておくことが大切です。

IELTS受験料の公式学割と費用の決まり方

IELTS(International English Language Testing System)を運営する国際機関や日本の各テストセンターにおいて、学生という属性だけで一律に適用される常設の公式学割は設けられていません。

学生証の画像を提出したり、学生専用の申込画面を経由したりして受講料が差し引かれる一般的な学生割引とは仕組みが異なります。最新の日程・料金は実施団体の公式サイトで確認してください。

IELTSの受験料は、試験のモジュール(アカデミック・ジェネラル)や受験方式(ペーパー版・コンピューター版)、ビザ申請用の区分(通常版・英国ビザ用のUKVI版)によって設定が分かれています。

どの団体で申し込んでも同一区分であれば基本の公認受験料は統一されていますが、学生個人への直接割引枠がないため、定価での決済が原則となります。

したがって、受験費用を抑えるためには「試験元の割引を探す」のではなく、「所属大学や外部機関の助成金・補助金制度を活用する」「再受験に伴う追加支出を防ぐ」という2つのアプローチが重要になります。

次の疑問学割以外の内訳も含めて出費全体を把握したいなら、IELTS受験料と費用の全体像をあわせて確認しておくと安心です。

IELTS受験料補助を受ける3つのルート

公式の学割がない一方で、学生が実質的な費用負担を抑える手段として主に3つの助成ルートが存在します。

1. 大学独自の学内受験料補助・助成金制度

多くの大学では、交換留学の促進や国際通用性の高い語学力育成を目的として、在学生向けの検定料助成制度を設けています。助成の形態には、受験料の半額補助、一定割合の助成、あるいは基準スコア到達を条件とした全額支援などがあります。大学の予算から直接支給されるため、学生にとって最も利用しやすい制度です。

2. JSAFパートナー協定校向け受験料スカラシップ

一般財団法人日本スタディ・アブロード・ファンデーション(JSAF)が実施するテストセンターでは、JSAFパートナー協定を結んでいる大学の在学生を対象に「JSAF-IELTS 受験料スカラシップ」を提供しています。

これは正規受験料を支払って受験した後に申請を行うことで、受験料の一部がキャッシュバックされる仕組みです。協定校の学生であれば広く利用できる点が特徴です。

3. 自治体・教育委員会・民間財団の助成金

都道府県や市区町村、地域の国際交流協会、民間育英財団などが、将来のグローバルリーダー育成を支援するために語学試験の受験料補助事業を行っている場合があります。居住地や出身地、年齢などの要件を満たすことで申請が可能です。大学に補助制度がない場合でも利用できる有力な選択肢となります。

費用負担を抑える3つの助成ルート
🏫大学独自の補助金

半額補助やスコア条件での全額支援など。

🎓JSAFスカラシップ

協定校の学生向けに受験料の一部を返還。

🏛️自治体・財団の助成

地域や民間育英財団による語学受験料補助。

公式学割がないIELTSで費用を抑える3つの助成制度です。

大学の学内補助金制度の探し方と申請手順

学内の補助金制度は、大学側から個別に案内されないケースが多く、自ら担当部署の情報を確認して申請手続きを進める必要があります。

支援窓口と学内ポータルの検索方法

語学試験の助成金を担当する主な部署は、国際交流課、留学支援センター、グローバル教育センター、あるいはキャリア支援課や教務課です。学内ポータルサイトや大学公式サイトの検索窓に以下のキーワードを組み合わせて検索してください。

一般的な申請から受取までの流れ

  1. 事前確認と要件精査:年度ごとの募集要項をダウンロードし、対象学年、申請可能な受験期間、目標スコアの有無を確認します。
  2. 事前登録(必要な場合):一部の大学では受験前に「受験計画書」などの事前エントリーが求められます。
  3. 試験申し込みと受験:通常通り公式サイトから申し込みを行い、領収書(受領証)を必ず保管しておきます。
  4. 成績証明書(TRF)の受領:公式スコアが記載された成績証明書(Test Report Form)を受け取ります。
  5. 申請書類の提出:申請書、領収書のコピー、成績証明書のコピー、振込先口座情報(学生本人名義)を担当窓口へ提出します。
  6. 審査と補助金の振込:大学側の書類審査を経て、指定口座に補助金額が入金されます。

申請時の注意点と落とし穴

学内補助金には年度ごとの予算上限が設けられていることが多く、年度末近くになると受付が終了することがあります。また「在学中に1回のみ」「スコア基準を満たした場合のみ支給」「留学プログラムへの参加誓約が必須」といった制限条件が付記されている場合があるため、受験前に規程を精読することが重要です。

学内補助金の申請から受取手順
1要件精査・事前登録

募集要項を確認し必要な場合は事前登録を行う

2試験申込と受験

通常通り申し込み領収書を必ず保管しておく

3成績証明書受領

公式スコアが記載された証明書を受け取る

4申請書類の提出

申請書、領収書、成績証明書を窓口へ提出

5審査と補助金振込

大学の審査を経て指定口座に入金される

学内補助金を申請して受給するまでの一般的な流れです。

JSAFスカラシップの利用条件と申請ステップ

JSAF-IELTSテストセンターで受験する場合、パートナー協定校の学生を対象としたスカラシップを利用できます。事前に対象校であるかを確認し、正しい順序で手続きを踏む必要があります。

協定校の確認方法

JSAFの公式サイト内にあるパートナー校一覧ページを参照するか、自大学の国際交流課ウェブサイトでJSAF協定校に該当しているかを確認します。協定校リストに掲載されている大学の正規課程に在籍していれば、学部生・大学院生を問わず対象となります。

申請からキャッシュバックまでの具体的ステップ

  1. JSAF経由での試験申込:申込時に協定校コードや所属大学名を入力し、JSAFのテストセンター会場(コンピューター版またはペーパー版)を選択して申し込みます。
  2. 試験の受験:通常通り受験を完了します。
  3. スカラシップ申請フォームの送信:JSAF公式ウェブサイト上の専用申請フォームより、受験番号、学生番号、振込口座などの必要事項を入力して申請します。
  4. 学生証の照合:有効な学生証のコピーまたは画像データを提出し、在籍確認を受けます。
  5. キャッシュバックの受取:申請内容の照合完了後、指定の銀行口座へ一部金額が返還されます。

申し込み後に別団体へ会場変更を行ったり、申請期限を過ぎたりした場合はスカラシップの対象外となるため、受験後の申請手続きは速やかに行ってください。

JSAFスカラシップ申請手順
1JSAF経由で申込

協定校コードを入力し会場を選んで申し込む

2試験の受験

通常通り試験を受験する

3専用フォーム送信

受験番号や口座情報を専用フォームから申請

4学生証の照合

有効な学生証のコピー等で在籍確認を受ける

5キャッシュバック

照合完了後、指定口座へ一部金額が返還される

JSAF協定校の学生がキャッシュバックを受ける手順です。

IELTSの学割や受験料補助のイメージ

実施団体の違いと学習特典の選び方

日本国内でIELTSを運営・共催している主な機関には、日本英語検定協会、IDP Education、JSAF、公認テストセンターを運営する語学スクール、ブリティッシュ・カウンシルなどがあります。基本的な受験料は同額ですが、付属する無料学習特典や会場環境、サポート内容に違いがあります。

表は横にスクロールできます →

実施団体の種類主な特徴・会場形式無料学習特典・サポート学割・独自優待
日本英語検定協会全国主要都市でペーパー版・コンピューター版を実施公式準備教材の閲覧、基礎学習ガイドの提供常設学割なし
IDP Educationコンピューター版の会場網が充実、結果通知が早い公式模試、スキル別対策アプリ、各種ウェビナーOne Skill Retake対応会場多数
JSAF大学キャンパス内会場や専用テストセンターを運営オンライン学習サポート、受験者専用ガイド協定校向け受験料スカラシップ
公認テストセンター運営語学スクール主要都市にコンピューター専用会場を展開試験対策講座の特別優待、会場下見サポート提携機関・受講生向け特典あり
ブリティッシュ・カウンシル共同開発機関としての公式情報・グローバル基準申込者向け公式オンライン対策プログラムなど団体受験契約校向けの支援あり

各団体が提供する申込者向け公式オンライン対策プログラムなどの無料学習ツールには、本番形式の演習問題や解説動画が含まれています。民間の高額な参考書や模試を大量に購入する前に、これらの無料特典を網羅することで対策費用を大幅に圧縮できます。

効率的なスコアアップを目指す際はIELTS単語の覚え方(バンド別の必要語彙)を参考にしてください。

One Skill Retakeで再受験コストを抑える方法

コンピューター版IELTSでは、4技能のうち1技能だけを再受験できるOne Skill Retake(ワンスキルリテイク、略称:OSR)が利用可能です。全体を再受験することなく、目標スコアに届かなかった特定の科目のみをやり直すことができます。

利用条件と制限事項

提出先機関の要件確認(重要な落とし穴)

再受験を行う前に最も注意すべき点は、スコア提出先(留学先の大学や大使館)がOne Skill Retakeによる合算スコアを受け入れているかどうかの確認です。

多くの大学で認定が広がっていますが、一部の教育機関やビザカテゴリーでは「一度の受験で全技能を受験した単一のスコア」のみを有効と規定している場合があります。

提出先ウェブサイトのAdmission Requirements(出願要件)を必ず事前に確認してください。

再受験コストの比較表

項目4技能全体の再受験One Skill Retake(1科目再受験)
受験費用通常受験料全額1科目分の再受験料(全額より割安)
拘束時間約3時間弱(4技能すべて)該当の1科目のみ(例:スピーキング約15分など)
成績証明書新しいスコアレポートを全科目分発行元の3科目と更新された1科目が記載されたレポート発行
精神的負担4技能すべての再対策が必要弱点科目に絞って集中的に対策可能

追加費用とキャンセル手数料の注意点

IELTSでは、本試験の受験料だけでなく、日程変更やキャンセル、再採点などの各種手続きに別途手数料が発生します。予期せぬ出費を防ぐための規則を整理します。

日程変更およびキャンセルの締め切り規則

試験日の変更や申込キャンセルには厳格な期日が設定されています。試験日の一定日数前(通常は試験日の5週間前または各団体の規定日数)までに手続きを行えば、手数料を差し引いた金額が返金されます。

期日を過ぎた直前のキャンセルや無断欠席の場合は、原則として受験料の全額が失効し返金されません。体調不良などの正当な理由がある場合は、指定期間内に医師の診断書を提出することで特例対応が認められる場合があります。

再採点(Enquiry on Results: EOR)の費用と返金ルール

ライティングやスピーキングの採点結果に納得がいかない場合、成績再採点(Enquiry on Results、通称EOR)を申請できます。EORの申請には別途費用がかかりますが、再採点の結果、スコアが1科目でも上昇した場合は、支払ったEOR申請費用が全額返金されます。

スコアに変動がなかった場合は費用は返金されません。目標スコアまであと0.5ポイント足りず、アウトプット科目に自信がある場合には、全面再受験を行うよりも費用リスクを抑えられる手段となります。

TOEFLとの費用比較と自己負担の節約法

留学や進学の要件としてIELTSとTOEFL iBTのどちらも提出可能な場合、決済通貨の違いによる実質的な費用負担の差を理解しておく必要があります。

円建て決済とドル建て決済の為替リスク比較

IELTSの日本国内受験料は「日本円建て」で固定されています。これに対し、TOEFL iBTの受験料は「米ドル建て」で設定されており、決済時の為替レートによって円換算の支払総額が変動します。

円安ドル高の局面では、為替レートの影響によってTOEFL iBTの円換算額が上昇し、IELTSよりも割高になる現象が発生します。

表は横にスクロールできます →

試験名決済通貨費用変動リスク学割・補助金の適用
IELTS日本円(JPY)固定為替影響なし(国内価格改定時を除く)学内助成金、JSAF協定校割引あり
TOEFL iBT米ドル(USD)基準為替相場により円換算額が常に変動学内助成金が利用可能な場合あり
TOEIC L&R日本円(JPY)固定為替影響なしIPテスト(団体受験)等で割引あり
実用英語技能検定日本円(JPY)固定為替影響なし準会場受験等で費用低減あり

初回で目標スコアを突破する受験前セルフチェック

高額な受験料を最も確実に節約する方法は、スコア不足による複数回受験を回避することです。以下の基準を満たすまで本試験の申し込みを控えることで、無駄な受験料の支払いを防げます。

例文:We can minimize the total cost by thoroughly preparing with official practice tests before registering for the exam.(試験に申し込む前に公式の練習テストで入念に対策することで、費用の総額を最小限に抑えられます。)

初回突破に向けた事前チェック

再受験費用を防ぐために出願前に確認すべき項目です。

※ 試験日・申込期限・料金などは年度や回によって変わります。最新の情報は、各試験・サービスの実施団体の公式サイトでご確認ください(この記事の最終確認日: 2026年10月12日)。

次の疑問ドル建て決済となるTOEFL側の費用や割引手段も比べたい場合は、TOEFL iBTの受験料と安く受ける方法が役立ちます。

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理解度チェック

Q1. IELTSの受験料に関する説明として正しいものはどれですか?

  1. 学生証を提出すれば一律に適用される公式学割がある
  2. 学生個人への直接割引はなく定価での決済が原則である
  3. 申し込む実施団体によって基本の公認受験料が異なる
  4. ペーパー版とコンピューター版で受験料は常に同じである
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正解: B. 学生個人への直接割引はなく定価での決済が原則である
IELTSには学生属性で一律に適用される公式学割はなく、学生個人への直接割引枠がないため定価決済が原則とされています。

Q2. One Skill Retake(OSR)の利用条件はどれですか?

  1. ペーパー版の試験を受けた場合のみ利用できる
  2. 1回の本試験につき何科目でも再受験できる
  3. 初回と異なるテストセンターのアカウントから申し込む
  4. コンピューター版IELTSを受験した場合のみ選択できる
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正解: D. コンピューター版IELTSを受験した場合のみ選択できる
本文によると、One Skill Retakeはペーパー版では利用できず、コンピューター版IELTSを受験した場合のみ選択できます。

Q3. 公式練習テストで対策し費用を抑えることを述べた英文は?

  1. We can apply for a scholarship anytime.
  2. We can minimize the total cost by thoroughly preparing.
  3. We should take the test before preparing thoroughly.
  4. We must change the test date to reduce the total fee.
答えを見る

正解: B. We can minimize the total cost by thoroughly preparing.
本文の例文では、公式の練習テストで入念に対策することで総額を最小限に抑えられる旨が「We can minimize the total cost…」と示されています。

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よくある質問

Q. IELTSに学割クーポンコードはありますか?
一般に配布されている公式の学割クーポンコードはありません。割引を謳う非公式コードには注意し、大学の補助金や提携団体の正規スカラシップを利用してください。
Q. 大学院生でも大学の受験料補助金は対象ですか?
多くの大学で大学院生も対象に含まれますが、学部生限定とする大学もあります。在籍大学の国際交流課や研究支援課の募集要項で対象身分を確認してください。
Q. JSAFスカラシップは何度でも利用できますか?
利用回数や対象期間は各大学とJSAFの協定内容によって異なります。年度内1回のみや在学中指定回数までと制限される場合があるため、申請前に規程を確認してください。
Q. One Skill Retakeは何回まで受けられますか?
4技能を受験した1回の本試験に対して利用できるOne Skill Retakeは1回(1科目)のみです。複数科目をやり直したい場合は通常の全科目受験が必要です。
Q. 高校生向けのIELTS受験料助成制度はありますか?
自治体や各都道府県の教育委員会、民間国際交流財団が高校生の海外留学を推進するための受験料助成枠を設けている場合があります。在住地域の支援制度を調べてみましょう。

2026年10月12日更新・モチタン辞典編集部