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eitherの発音はどっち?発音記号や英米カナダの違いを解説

eitherの発音はどっち?発音記号や英米カナダの違いを解説

eitherの発音は「イーザー(/ˈiːðər/)」と「アイザー(/ˈaɪðər/)」のどちらも完全に正しい英語です。地域や個人によって好まれる発音が異なり、アメリカやカナダでは「イーザー」が主流である一方、イギリスでは「アイザー」もよく使われます。

eitherの発音はどっち?結論と2つの読み方

英語を学習していると、「either」を「イーザー」と読む人と「アイザー」と読む人の両方に出会い、どちらが正しいのか迷うことが少なくありません。結論からお伝えすると、either には2つの正当な発音が存在し、どちらを使っても間違いではありません。

英語圏の辞書には、第一母音が /iː/(イー)となるパターンと、/aɪ/(アイ)となるパターンの両方が標準的な発音として掲載されています。意味や文法的な働きには一切違いがなく、単なる発音の地域差や好みの問題です。

まずは2つの発音の基本概要を比較表で確認しましょう。

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発音パターンカタカナの目安主な地域特徴
/ˈiːðər/イーザーアメリカ、カナダなど北米で圧倒的多数派。日本の学校教育でも主流
/ˈaɪðər/アイザーイギリス、オーストラリアなどイギリスで伝統的・好まれる傾向。フォーマルに聞こえることも

どちらも正解であるため、相手がどちらの発音をしていても自然に理解できるリスニング力と、自分自身が一貫して片方を発音できるスピーキング力を身につけることが大切です。

次の疑問発音だけでなく文中での使い方や訳し方も整理したいときは、eitherの意味と使い分けの基本もあわせて確認できます。

eitherの発音記号とカタカナ表記の基本

either の発音を正確に理解するために、国際音声記号(IPA)で表記を確認しましょう。英語の発音は母音だけでなく、語末の r を発音するかどうか(R音性)によっても記号が分かれます。

発音記号(IPA)の一覧

地域イー系の発音記号アイ系の発音記号
アメリカ英語/ˈiːðɚ//ˈaɪðɚ/
イギリス英語/ˈiːðər//ˈaɪðər/

発音記号を見ると、第1音節に第一アクセント(強勢)が置かれていることが分かります。そのため、「イー」または「アイ」の部分をやや強く、長めに発声し、後半の -ther は力を抜いて軽く添えるように発音します。

カタカナ表記とネイティブ発音のギャップ

カタカナでは一般に「イーザー」「アイザー」と書かれますが、日本語の「ザ行」の感覚で発音するとネイティブスピーカーには伝わりにくくなります。理由は、中央の th が日本語の「ザ(/za/)」ではなく、舌先を前歯で軽く挟んで出す有声歯摩擦音の /ð/ だからです。

また、アメリカ英語表記の /ɚ/ は、舌を奥に引いて軽く反らせながら出す「こもったア」の音です。カタカナの「ザー」のように平坦に伸ばすのではなく、中央の濁った th と奥に響く r の響きを意識する必要があります。

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アメリカ・イギリス・カナダでの発音の違い

either の発音は、国や地域によってどちらが優勢かがはっきりと分かれます。旅行先やビジネスの相手、受検する試験の傾向に合わせて地域差を把握しておきましょう。

アメリカ英語:8割以上が「イーザー」

アメリカ英語においては、母音を /iː/ とする /ˈiːðɚ/(イーザー)が主流です。大規模な音声調査や発音辞典の統計データでも、アメリカ人の80%以上が「イーザー」を選択していることが示されています。

アメリカ国内で「アイザー」と発音する人もいますが、やや気取った印象を与えたり、強調を意図して使われたりすることがあります。

イギリス英語:「アイザー」が優勢だが両方使われる

イギリス英語では、母音を /aɪ/ とする /ˈaɪðər/(アイザー)が伝統的かつ標準的な発音として好まれる傾向にあります。ただし、イギリスでも「イーザー」と発音する人は珍しくなく、メディアや日常会話でも双方の発音が混在しています。

イギリスの容認発音(RP)においては語末の r を発音しないため、響きとしては「アイザ」に近くなります。

カナダ英語:アメリカ同様に「イーザー」が主流

カナダ英語は歴史的にイギリス英語の影響を残すスペリング(colour や centre など)が存在しますが、発音体系は基本的に一般北米英語(General American)と共通しています。

そのため、カナダにおける either の発音もアメリカと同様に /ˈiːðɚ/(イーザー)が一般的です。カナダ人を相手に会話をする際も、「イーザー」を使って全く違和感を持たれません。

オーストラリア英語

オーストラリア英語はイギリス英語の系譜を引いているため、/ˈaɪðə/(アイザー)が比較的優勢ですが、近年のアメリカ文化の普及に伴い、若い世代を中心に「イーザー」を発音する人も増加しています。

国・地域別の発音傾向

アメリカ・カナダ

  • 8割以上が「イーザー」を選択
  • 一般北米英語として共通の傾向
  • アイザーは気取った印象を与えることも

イギリス

  • 伝統的に「アイザー」が優勢
  • イーザーを使う人も珍しくなく混在
  • RPでは語末のrを発音しない

オーストラリア

  • イギリス系譜で「アイザー」が優勢
  • 若い世代を中心にイーザーも増加

北米ではイーザーが主流ですが、英豪ではアイザーが優勢な傾向があります。

どちらを使うべき?会話での実践的な判断基準

「結局、自分が英語を話すときはどちらを発音すればいいのか」という疑問に対しては、明確な指針があります。

結論:こだわりがなければ「イーザー」に統一する

日本人の英語学習者には、アメリカ英語寄りの「イーザー(/ˈiːðɚ/)」をおすすめします。理由は以下の3点です。

「アイザー」を選んでも全く問題ないケース

もちろん、イギリス英語の発音(イギリス標準発音)を目標にしている方や、イギリス・オーストラリア・ニュージーランドへの留学・移住を予定している方は「アイザー」を選択して問題ありません。

最も重要なのは、1つの会話や文章の中で発音を混在させず、一貫性を持たせることです。同じ会話の中で either を「イーザー」と言ったり「アイザー」と言ったりすると不自然に聞こえるため、自分の基本スタイルを決めて統一しましょう。

イーザーをおすすめする3つの理由
🏫教材で馴染み深い

日本の学校教育や検定試験の音声教材で最も馴染みがあり発音しやすい

💼北米で圧倒的多数派

ビジネス英語で接触頻度が高いアメリカ・カナダ市場の圧倒的多数派

🌏確実に意味が通じる

イギリス人を含む他の英語圏の話者に対しても確実に意味が通じる

迷ったら学校教育や北米ビジネスで広く使われるイーザーを選ぶのが確実です。

eitherの発音と違いのイメージ

thと語末rを正確に発音する具体的なコツ

either を自然な英語らしく聞かせるポイントは、「イー」か「アイ」かという第1音節の母音よりも、中央の th(/ð/)と語末の r(/ɚ/)にあります。

有声のth(/ð/)の出し方

either の th は、声帯を震わせる有声音です。this や that の語頭と同じ音です。

  1. 上下の前歯の間に舌先を軽く挟む(または上の前歯の先端の裏に舌先を当てる)。
  2. 歯と舌の隙間から息を押し出しながら、同時に喉の奥から声を出して「ズー」と濁らせて振動させる。
  3. その摩擦状態から舌を奥へ引きながら、次の音へ移行する。

日本語の「ザ」のように舌を口蓋(口の天井)につけてしまうと、英語の /z/ になってしまい、ネイティブの耳には easer のように聞こえてしまいます。必ず舌先を前歯に触れさせる意識を持ちましょう。

語末のr(/ɚ/)の処理(アメリカ発音)

アメリカ英語で発音する場合、語末の r で舌先を上あごに付けないよう注意しながら、舌全体を奥に引き、舌の両サイドを上の奥歯の内側に軽く当てます。こもったような響きを作りながら短く添えます。

語源から見る「なぜ2つの発音があるのか」

古英語の時代、この単語は ǣgðer という形をしており、ゲルマン祖語の複合語に由来します。中英語から初期近代英語にかけて母音の歴史的な大推移(大母音推移)が起きた際、ある方言群では /iː/ へと変化し、別の方言群では二重母音の /aɪ/ へと変化しました。

両方の方言形が淘汰されずに標準語彙として現代まで残ったため、現在のような2つの発音が共存しています。

有声のth(/ð/)を出す手順
1前歯に舌を挟む

上下の前歯で軽く舌先を挟むか上の前歯の先端裏に当てる

2喉と息を振動

隙間から息を出し喉から声を出してズーと濁らせて振動させる

3舌を奥へ引く

摩擦した状態から舌を奥へ引きながら次の音へと移行する

舌先を前歯に当て、隙間から声と息を震わせて出すのがポイントです。

neitherの発音もイーザー・アイザーと同じ?

either の否定形である neither(どちらも〜ない)も、全く同じ発音の規則に従います。

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単語第1パターン第2パターンアメリカでの傾向イギリスでの傾向
either/ˈiːðər/(イーザー)/ˈaɪðər/(アイザー)「イー」が約8割以上「アイ」が優勢だが混在
neither/ˈniːðər/(ニーザー)/ˈnaɪðər/(ナイザー)「ニー」が約8割以上「ナイ」が優勢だが混在

使い分けの基準も either と完全に共通しています。普段 either を「イーザー」と読んでいる方は neither も「ニーザー」とし、either を「アイザー」と読んでいる方は「ナイザー」と揃えるのが自然です。

例文で発音の統一を確認してみましょう。

音声変化リンキングとリスニング試験の対策

TOEIC Listening & Reading Testなどの英語資格試験では、アメリカ、イギリス、カナダ、オーストラリアの4カ国のナレーターが登場します。そのため、どちらの発音が流れてきても一瞬で理解できるように準備しておく必要があります。

リスニング試験での出題傾向

前後の単語とつながる「リンキング(連結)」

文中で使われる際、either は単体で発音されるときとは異なり、周囲の単語と滑らかにつながって発音されます。

文中で起こるリンキングの例
eitherのリンキング

語末と前置詞の連結

  • either of(イーザラヴ/アイザラヴ)

接続詞との連結

  • either or(イーザロー/アイザロー)

母音同士の連結

  • me either(ミーイージャー)

eitherが前後の単語と滑らかにつながることで音が変化します。

eitherを含む重要フレーズと発音練習

実戦の英会話で頻出する either の定型フレーズを使って、声に出して発音練習をしてみましょう。ご自身が使いやすい発音(イーザーまたはアイザー)でリズムよく音読してください。

1. either A or B(AかBのどちらか)

You can choose either tea or coffee.
(紅茶かコーヒーのどちらかをお選びいただけます。)

選択肢を提示する定番表現です。either の直後にポーズを置かず、either tea or coffee 全体を一つの意味のまとまりとしてリズミカルに発声します。

2. either will do(どちらでも構いません)

"Which one do you prefer?" "Either will do, thank you."
(「どちらがお好みですか?」「どちらでも結構です、ありがとう。」)

Either will の部分は「イーザー・ウィル」を滑らかにつなげます。

3. 文末の否定同調 either(〜もまた…ない)

I haven't seen that movie either.
(私もその映画をまだ見ていません。)

否定文の末尾に添える either は文末で軽く下がって終わります。肯定文の too(〜も)に対応する表現です。

4. either side(両側・どちらの側も)

There are trees on either side of the street.
(通りの両側に木が植えられています。)

either には「2つのうちどちらか一方」という意味だけでなく、文脈によって「両方」を指す用法もあります。文意を保ったままスムーズに言えるように練習しましょう。

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理解度チェック

Q1. eitherの2つの発音の違いについて正しい説明はどれ?

  1. 意味や文法的な働きには一切違いがない
  2. 発音によって肯定と否定の意味が分かれる
  3. 「アイザー」は誤りで「イーザー」のみ正しい
  4. 第一アクセントを置く位置が異なっている
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正解: A. 意味や文法的な働きには一切違いがない
eitherには2つの正当な発音があり、意味や文法的な働きには一切違いがなく、単なる地域差や好みの問題です。

Q2. 会話でeitherを発音する際、最も重要な注意点は?

  1. 文脈に応じて必ず両方の発音を交互に使うこと
  2. 1つの会話や文章の中で発音を混在させないこと
  3. 相手の発音に合わせてその都度言い換えること
  4. イギリス英語圏では必ず「イーザー」にすること
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正解: B. 1つの会話や文章の中で発音を混在させないこと
最も重要なのは、1つの会話や文章の中で発音を混在させず、自分の基本スタイルを決めて一貫性を持たせることです。

Q3. 否定文の末尾で「〜もまた…ない」と表す正しい文は?

  1. I haven't seen that movie either.
  2. I haven't seen that movie neither.
  3. I haven't seen that movie too.
  4. I haven't seen that movie also.
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正解: A. I haven't seen that movie either.
否定文の末尾に添える「〜もまた…ない」にはeitherを用います。本文例文でも同表現が紹介されています。

よくある質問

Q. eitherの発音は国によって法律や規格で決まっていますか?
決まっていません。英語には公的な統一規格が存在せず、発音は歴史的な方言の変遷と慣習によって成り立っています。「イーザー」も「アイザー」も辞書に標準語として併記されています。
Q. アメリカ人が「アイザー」と発音することはありますか?
あります。アメリカ国内でも約1〜2割の話者は「アイザー」を使用します。特に改まった演説や舞台演劇、あるいは言葉を強調したい場面で意図的に「アイザー」が選ばれることがあります。
Q. TOEICのリスニング対策はどちらで覚えるべきですか?
リスニングでは「どちらが流れても即座に意味が浮かぶ」状態にしておく必要があります。アメリカ・カナダ音声の「イーザー」、イギリス・豪州音声の「アイザー」の両方を耳に馴染ませてください。
Q. eitherの語末のrは必ず巻き舌で発音すべきですか?
巻き舌にする必要はありません。アメリカ英語では舌を奥に引いて響かせるR音性母音を用いますが、イギリス英語では舌を引かず、単に曖昧母音の「ア」で発音します。
Q. 「neither」も同じように2通りの発音がありますか?
はい。まったく同様に「ニーザー(/ˈniːðər/)」と「ナイザー(/ˈnaɪðər/)」の2通りが存在し、アメリカでは「ニーザー」、イギリスでは「ナイザー」が好まれる傾向にあります。

2026年9月30日更新・モチタン辞典編集部

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