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野球のレフトは英語で?守備位置と選手名の使い分け・略称を解説
野球の「レフト」は英語で、守備位置(場所)を left field、守備をする選手を left fielder と表現します。単に left とだけ言うと「左」という方向の形容詞や副詞になり、名詞としてのポジション名や選手名にはならないため注意が必要です。
スコアブックやテレビ中継の画面では LF と略され、守備位置番号(守備番号)は「7」が割り当てられています。
野球のレフトを表す正しい英語表現と略称LF
日本語では守備位置も選手自身も同じ「レフト」というカタカナ語で呼びますが、英語では「場所(フィールドの区画)」と「人(守備をしている選手)」を明確に区別します。
場所(左翼)は left field
外野の左側エリアそのものを指すときは left field(レフト・フィールド)と言います。野球場全体のグラウンドの中で、本塁から見て左奥に広がる芝生エリア全域を指す名詞です。
人(左翼手)は left fielder
その位置を守る選手を指すときは、末尾に「〜する人」を意味する接尾辞 -er を付けて left fielder(レフト・フィールダー)と呼びます。新聞記事、実況中継、公式記録などで守備に就いている人物を指す場合は、この単語が使われます。
スコアボードの略称は LF
メジャーリーグ(MLB)の中継画面やスコアブック、スタメン発表のボードでは、頭文字を取って LF と表記されます。外野手全体を表す総称は outfielder(略称は OF)であり、そのうちの1枠が LF です。
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| 区分 | 英語名称 | 略称 | 守備位置番号 |
|---|---|---|---|
| 守備位置(場所) | left field | — | 7 |
| 守備選手(人) | left fielder | LF | 7 |
| 外野手(総称) | outfielder | OF | 7, 8, 9 |
単に left だけでは通じない理由
英語の left は本来「左の」「左へ」という形容詞・副詞・一般名詞です。そのため、日常会話で I play left. と言うと、文法的に意味が曖昧になり、英語圏のネイティブスピーカーには「私は左側を演じる」「左利きでプレーする」といった不自然なニュアンスに聞こえてしまいます。
野球の文脈で守備位置を表す場合は、後ろに field または fielder を添えるのが原則です。
次の疑問野球以外の文脈でも使われる left の多面的な用法は、英語leftの意味と使い方で整理して理解を深められます。
レフトは左右どっち?位置関係と守備番号7の覚え方
野球を始めたばかりの方や観戦初心者の方が迷いがちなのが、「レフトはグラウンドの左右どちら側なのか」という点です。テレビ画面で見ていると、スタンド側から見下ろすアングルによって混乱することがあります。
打者・捕手(本塁)から外野を見て「左側」
野球のポジションにおける左右の基準は、すべて「ホームベース(本塁)に立つ打者・捕手の視線」で決まります。バッターボックスからマウンド方向、そして外野方向をまっすぐ見つめたとき、左手側に見える外野エリアが left field(レフト)、右手側に見える外野エリアが right field(ライト)です。
- left field(レフト / 左翼):本塁から見てグラウンドの左奥(サードの後方)
- center field(センター / 中堅):本塁から見てグラウンドの中央奥(セカンド・ショートの後方)
- right field(ライト / 右翼):本塁から見てグラウンドの右奥(ファーストの後方)
テレビ画面ではバックネット裏からのカメラ映像が多く使われます。この視点は打者や捕手と同じ向きになるため、「画面の左上がレフト、右上がライト」と覚えると見失いません。
守備位置番号(守備番号)はなぜ「7」なのか
野球の公式記録やスコアブックでは、各守備位置に1から9までの数字が割り当てられています。これを守備位置番号(ポジションコード)と呼びます。外野手は内野手の番号に続いて、レフトからライトへ時計回りに番号が振られています。
- 1番:pitcher(投手)
- 2番:catcher(捕手)
- 3番:first baseman(一塁手)
- 4番:second baseman(二塁手)
- 5番:third baseman(三塁手)
- 6番:shortstop(遊撃手)
- 7番:left fielder(左翼手)
- 8番:center fielder(中堅手)
- 9番:right fielder(右翼手)
このように、外野手の中で最もサードに近いレフトが「7」、真ん中のセンターが「8」、ファーストに近いライトが「9」という順番になっています。スコアの「7-4」という表記は「レフトからセカンドへの送球」を意味します。
左奥(サード後方)
- left field(7番)
中央奥(二遊間後方)
- center field(8番)
右奥(ファースト後方)
- right field(9番)
本塁の視点から見た外野3ポジションの位置と守備番号の割り当てです。
試合全体の記録の読み方は、野球のラインスコアの見方と英語で詳しく解説しています。
自己紹介や守備の指示で使える実戦英語フレーズ
自分の守備位置を英語で説明したいときや、実際の練習・試合で声掛けをするときに役立つ英語表現を紹介します。
守備位置を伝える自己紹介フレーズ
「私はレフトを守っています」と相手に伝える表現には、いくつかの言い回しがあります。
- I play left field.
(私はレフトを守っています。/レフトのポジションをやっています。)
※最も自然で頻繁に使われる定番表現です。動詞 play の目的語として場所名 left field を置きます。 - I am a left fielder.
(私はレフトの選手です。/左翼手を務めています。)
※自分の役割や肩書として選手名 left fielder を使う形です。 - I usually start in left field.
(私は普段、レフトで先発出場しています。) - Can you play left field today?
(今日はレフトを守れる?)
グラウンドで使える掛け声・指示出しフレーズ
草野球や海外のチームでプレーする際、外野手同士の連携やベンチからの指示で使える短く実践的なフレーズです。
- Take a few steps back!
(レフト、少し後ろに下がって!)
※長打を警戒して後方へポジショニングさせたいときに使います。 - Move in! または Play shallow!
(レフト、前進守備で!/浅めに守って!)
※浅いフライや単打を防ぎたいときの指示です。 - Shift to the line!
(レフト線寄りに寄って!)
※引っ張る打者に対してライン際を詰める指示です。 - I got it!
(俺が捕る!/オーライ!)
※フライ捕球時の声掛けです。日本語の「オーライ」は和製英語であり、英語圏では I got it! や Mine! と叫びます。 - Take it!
(任せた!/捕って!)
※隣のセンターやショートに捕球を譲る際の声掛けです。 - Switch in left field!
(レフト交代して!)
※守備位置の交代を告げるときに使います。
Take a few steps back!(長打警戒の指示)
Move in! / Play shallow!(単打防止の指示)
Shift to the line!(引っ張り警戒の指示)
I got it! / Mine!(和製英語オーライの代替)
守備位置の指示やフライ捕球時の連携で頻出する英語表現です。
MLB実況で頻出!レフト関連の英語フレーズと聞き取りのコツ
メジャーリーグの英語実況を聴いていると、レフト方向への打球や好プレーに関して決まった表現が繰り返し登場します。
打球の行方を表す頻出パターン
実況ではスピード感を重視するため、場所の field を省略して left 単独を副詞(左方向へ)として使うケースがよく見られます。これは会話で「私はレフトを守る」と言う時とは異なり、方向を表す前置詞句としての用法です。
- hit a single to left field(または hit to left)
(レフト前ヒットを打つ)
例:He lined a single to left.(彼は鋭い当たりのレフト前ヒットを放ちました。) - fly out to left field(または fly out to left)
(レフトフライでアウトになる)
例:The batter flew out to deep left field.(打者はレフト深めのフライに倒れました。) - line drive down the left-field line
(レフト線へのライナー)
※ファウルライン際は down the line と表現します。 - a double off the left-field wall
(レフトフェンス直撃のツーベースヒット)
※フェンスや壁に当たって跳ね返る打球は前置詞 off を用います。 - home run into the left-field seats
(レフトスタンドへのホームラン)
例:That ball is crushed into the left-field bleachers!(打球はレフトスタンドの外野席へ叩き込まれました!)
実況でよく聞く守備の好プレー表現
レフトの守備選手が見せるファインプレーや送球の実況フレーズです。
- What a diving catch by the left fielder!
(レフトの見事なダイビングキャッチです!) - He made a running catch in foul territory down the left-field line.
(彼はレフト線際のファウル地域でランニングキャッチを見せました。) - A laser beam from left field to throw out the runner at home!
(本塁で走者を刺す、レフトからの鋭いレーザービーム送球です!)

次の疑問フェンス直撃の打球を表す言い回しが気になったら、off the wallの意味と由来を確かめてみると実況の理解が深まります。
野球の全ポジション英語名・略称・日本語名一覧表
レフト以外のポジションも含めて、英語名・略称・守備番号を整理しました。日本のカタカナ表記と本場英語の呼び名で大きく異なるものがあるため、注意深く確認しましょう。
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| 守備番号 | 英語名称 | 英語略称 | 日本語名(カタカナ通称) |
|---|---|---|---|
| 1 | pitcher | P | 投手(ピッチャー) |
| 2 | catcher | C | 捕手(キャッチャー) |
| 3 | first baseman | 1B | 一塁手(ファースト) |
| 4 | second baseman | 2B | 二塁手(セカンド) |
| 5 | third baseman | 3B | 三塁手(サード) |
| 6 | shortstop | SS | 遊撃手(ショート) |
| 7 | left fielder | LF | 左翼手(レフト) |
| 8 | center fielder | CF | 中堅手(センター) |
| 9 | right fielder | RF | 右翼手(ライト) |
| — | designated hitter | DH | 指名打者(ディーエイチ) |
和製英語と異なるポジションの注意点
日本の野球中継では略して呼ばれるポジションも、英語では省略せずに呼ぶのが標準的です。
- ショートは英語で shortstop
日本語では「ショート」と略しますが、英語で単に short と言うと「短い」「背が低い」という意味の形容詞になってしまいます。必ず shortstop(略称は SS)と言います。 - 内野手は -man、外野手は -er がつく
一塁手・二塁手・三塁手はベース(塁)を守るため first baseman、second baseman、third baseman と -man がつきます。一方、広大な芝生エリア(フィールド)を走り回る外野手は left fielder、center fielder、right fielder と -er で終わる規則性があります。
内野手(塁を守る)
- 語尾に -man がつく
- first / second / third baseman
- 遊撃手は short ではなく shortstop
外野手(広場を守る)
- 語尾に -er がつく
- left / center / right fielder
- 総称も outfielder と -er がつく
守備エリアの性質に応じた語尾の規則性と、ショートの注意点です。
次の疑問一塁手を表す「ファースト」の綴りや派生表現は、「ファースト」の英語表記と意味で詳しく解説しています。
レフトの発音記号と日本人が間違えやすいポイント
英語で left field や left fielder を発音する際、カタカナ通りの「レフト」では相手に通じにくいことがあります。特に注意すべき音声上のポイントをまとめました。
発音記号と読み方の目安
- left field:/lɛft fiːld/(レフト・フィールド)
- left fielder:/lɛft ˈfiːldər/(レフト・フィールダー)
注意点1:語頭の L と F の摩擦音
日本語のラ行音は舌先を上あごに弾く音(Rに近い音)になりがちですが、left の l は舌先を上の前歯の裏(歯茎)にしっかり押し当てて発音します。
また、続く field の f は上の前歯を下唇の裏側に軽く当てて息を摩擦させます。日本語のように「フ」と口をすぼめて息を吐くだけにならないよう気をつけましょう。
注意点2:語尾の t の脱落(リダクション)
実際のネイティブの発音では、left の語末の t と field の語頭の子音 f がぶつかるため、t の破裂音が飲み込まれるように弱くなり、「レフ・フィールド」のように聞こえることがあります。無理に「レフト・フィールド」と「ト」を強く発音しないほうが、自然な英語のリズムになります。
注意点3:left fielder の L と R の混同
left fielder には l(舌をつける音)が2回、そして語尾に r(舌を奥に引いて丸める音)が含まれます。特に最後の -er 部分でしっかり舌先を後ろに引いて r の響きを出すことで、明瞭な英語として伝わります。
- 語頭 L は舌先を上の前歯裏に押し当てる日本語のラ行(R寄り)にしない
- field の F は上の前歯を下唇に当てる口をすぼめて「フ」と言わない
- left の末尾 t は弱く飲み込むように発音「ト」を無理に強く発音しない
- fielder の語尾 -er で舌を引いて丸める2回の L と最後の R を明確に区別
カタカナ発音を抜け出し、自然に通じる英語にするための確認リストです。
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理解度チェック
Q1. 「私はレフトを守っています」と自己紹介する英語はどれ?
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正解: B. I play left field.
動詞playの目的語に場所名のleft fieldを置くのが定番表現です。単にleftだけでは不自然に聞こえます。
Q2. 英語で守備選手(人)の「左翼手」を指す表現はどれですか?
- left field
- left baseman
- left fielder
- shortstop
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正解: C. left fielder
場所はleft fieldですが、選手(人)を指すときは「〜する人」を意味する接尾辞-erを付けてleft fielderと呼びます。
Q3. 野球の守備位置番号で、レフト(左翼手)は何番ですか?
- 5番
- 6番
- 7番
- 8番
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正解: C. 7番
外野手は内野手に続いて時計回りに番号が振られており、サードに近いレフト(左翼手)は7番が割り当てられています。
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よくある質問
- Q. 野球のレフトは英語で単にleftで通じますか?
- 単にleftだけでは方向の「左」という意味になり、野球の守備位置としては通じにくいです。場所ならleft field、選手ならleft fielderと言います。ただし実況でhit to left(レフト方向へ打った)のように方向を表す場合はleft単独で使われます。
- Q. スコアボードのLFはどういう意味ですか?
- LFはleft fielder(左翼手)またはleft field(左翼)の英語略称です。スタメン表や中継画面のポジション欄で外野手の配置を示すために国際的・一般的に使われています。
- Q. レフトフライは英語で何と言いますか?
- 一般的にはfly out to left field、または短くfly to leftと言います。実況ではThe batter popped out to left(浅いフライ)やflew out to deep left(深めのフライ)などの表現もよく使われます。
- Q. 「レフト前ヒット」は英語でどう表現しますか?
- a single to left field、または短くa single to leftと表現します。「鋭い当たり」を強調する場合はa sharp single to left、ライナー性ならa line drive single to leftと言います。
- Q. 外野手の総称は英語で何ですか?
- 外野手全体の総称は英語でoutfielder(アウトフィールダー)と言い、略称はOFです。レフト(LF)、センター(CF)、ライト(RF)の3ポジションをまとめて指す際に用いられます。
2026年9月26日更新・モチタン辞典編集部