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第三文型の例文と見分け方・頻出動詞のまとめ
英語の第三文型(SVO)は、「S(主語)+ V(動詞)+ O(目的語)」の順序で並び、「誰が・何を・どうする」を伝える最も基本的な文構造です。
主語と目的語がイコールにならない関係(S ≠ O)を持ち、動詞には直後に目的語を必要とする「他動詞」が入ります。基本は「SはOを〜する」と訳しますが、日本語の助詞に惑わされず骨格を見極めることが正確な理解につながります。
第三文型の基本構造と「S≠O」の法則
英語の文型の中で最も使用頻度が高いのが第三文型です。構成要素はS(Subject:主語)、V(Verb:述語動詞)、O(Object:目的語)の3つです。
目的語(O)とは、動詞の動作が直接向けられる対象を指します。第三文型を正しく理解するための最重要ルールは、主語と目的語が絶対に同一人物・同一物にならないという「S ≠ O」の関係です。
たとえば、I like cats.(私は猫が好きです)という文では、主語である「私(I)」と動作の対象である「猫(cats)」は別の存在です。このように、主語とは異なる対象を後ろに置く構造が第三文型です。
第三文型で使われる動詞は、すべて「他動詞」と呼ばれます。他動詞は、前置詞(at、in、toなど)を挟まずに、直後に名詞や代名詞を目的語として直接置く性質を持ちます。
I like cats.私は猫が好きです(I ≠ cats)
主語と異なる対象を目的語に置き、動詞には他動詞を使います。
次の疑問SやV、Oといった記号の意味を基礎から整理したいときは、英語の文型SVOの解説を確かめてみてください。
第三文型の基本例文10選
日常生活で頻繁に使われる短く明快な第三文型の例文です。文の骨格である「主語(S)」「動詞(V)」「目的語(O)」を意識しながら確認してください。
- I play tennis.(私はテニスをします。)
主語は I、動詞は play、目的語は tennis です。 - She speaks English.(彼女は英語を話します。)
主語は She、動詞は speaks、目的語は English です。 - Ken bought a new car.(ケンは新しい車を買いました。)
形容詞 new や冠詞 a を含めた a new car 全体が1つの目的語(名詞句)です。 - They watch TV every evening.(彼らは毎晩テレビを見ます。)
every evening は時を表す修飾語(M)であり、骨格は They watch TV の第三文型です。 - My father drinks coffee.(私の父はコーヒーを飲みます。)
主語は My father、動詞は drinks、目的語は coffee です。 - We cleaned the classroom.(私たちは教室を掃除しました。)
主語は We、動詞は cleaned、目的語は the classroom です。 - He plays the guitar well.(彼はギターを上手に弾きます。)
副詞の well は修飾語(M)で、文型の骨格には含まれません。 - I need some water.(私は水が必要です。)
主語は I、動詞は need、目的語は some water です。 - The teacher opened the door.(先生はそのドアを開けました。)
主語は The teacher、動詞は opened、目的語は the door です。 - You know the answer.(あなたは答えを知っています。)
主語は You、動詞は know、目的語は the answer です。
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第三文型で頻出する動詞一覧表
第三文型を作る代表的な他動詞を、日常会話や基本学習で押さえておきたいカテゴリー別に整理しました。
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| 動詞 | 意味 | 目的語の典型例 | 例文 |
|---|---|---|---|
| have | 〜を持っている、食べる | モノ、飲食物 | I have a pen.(私はペンを持っています。) |
| like | 〜が好きである | 人、動物、趣味 | She likes music.(彼女は音楽が好きです。) |
| make | 〜を作る | 料理、道具 | He made lunch.(彼が昼食を作りました。) |
| want | 〜が欲しい | モノ、機会 | I want a smartphone.(私はスマートフォンが欲しいです。) |
| know | 〜を知っている | 事実、人物、答え | Do you know him?(彼を知っていますか?) |
| use | 〜を使う | 道具、言葉 | We use computers.(私たちはパソコンを使います。) |
| find | 〜を見つける | 失くし物、情報 | I found my key.(鍵を見つけました。) |
| help | 〜を手伝う、助ける | 人 | She helped me.(彼女は私を手伝ってくれました。) |
| read | 〜を読む | 本、手紙 | He reads books.(彼は本を読みます。) |
| eat | 〜を食べる | 食事、果物 | They ate breakfast.(彼らは朝食を食べました。) |
第三文型の自然な訳し方と前置詞不要の動詞
第三文型(SVO)の基本の訳し方は「SはOを〜する」です。しかし、日本語訳の助詞だけに頼って「『〜を』が付くものが目的語だ」と機械的に覚えていると、誤解が生じる動詞が存在します。
日本語で「〜に」「〜と」と訳す頻出他動詞
以下の動詞は、日本語に訳すと「〜に」「〜と」「〜について」という助詞が付くため、前置詞(with、to、aboutなど)を補いたくなりますが、英語ではすべて他動詞であり、直後に直接目的語を置く第三文型を作ります。
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| 動詞 | よくある誤り | 正しい英語(第三文型) | 日本語訳 |
|---|---|---|---|
| marry | marry with her | marry her | 彼女と結婚する |
| visit | visit to Kyoto | visit Kyoto | 京都を訪れる / 京都に行く |
| discuss | discuss about the plan | discuss the plan | 計画について話し合う |
| reach | reach to the station | reach the station | 駅に到着する / 駅に着く |
| enter | enter into the room | enter the room | 部屋に入る |
| attend | attend to the meeting | attend the meeting | 会議に出席する |
例文で構造を確認してみましょう。
- He married Jane last year.(彼は昨年ジェーンと結婚しました。)
Jane が目的語(O)であり、with は不要です。 - We reached Tokyo at noon.(私たちは正午に東京に到着しました。)
Tokyo が目的語(O)です。 - Let's discuss the problem.(その問題について話し合いましょう。)
the problem が目的語(O)です。
「〜を」と訳せない場合でも、動作が向かう対象を直接受け止めている名詞は目的語(O)であり、文の型としては第三文型に分類されます。

第二文型(SVC)と第三文型(SVO)の見分け方
文型学習で最も混同しやすいのが第二文型(SVC)と第三文型(SVO)の違いです。どちらも「主語 + 動詞 + 名詞」の語順を取ることがあるため、形だけでは判断しにくい場合があります。
見分けるための決定的な基準は、主語(S)と動詞の後ろの単語の間にある論理関係です。
- 第二文型(SVC):主語 = 補語(S = C)の関係が成立する
- 第三文型(SVO):主語 ≠ 目的語(S ≠ O)の関係になる
表は横にスクロールできます →
| 文型 | 例文 | 関係式 | 判別のポイント |
|---|---|---|---|
| 第二文型(SVC) | He became a doctor.(彼は医師になった。) | He = a doctor | 彼自身が医師そのものであるため、補語(C) |
| 第三文型(SVO) | He met a doctor.(彼は医師に会った。) | He ≠ a doctor | 彼と医師は別人であるため、目的語(O) |
| 第二文型(SVC) | This looks a problem.(これは問題に見える。) | This = a problem | これの状態が問題であるため、補語(C) |
| 第三文型(SVO) | We solved the problem.(私たちはその問題を解決した。) | We ≠ the problem | 私たちと問題は別物であるため、目的語(O) |
このように、「主語と後ろの名詞が同じ対象を指しているか」を確認するだけで、迷わずに両者を選別できます。
文型判断で迷いやすい目的語(O)と補語(C)の見分け方も合わせて確認しておきましょう。
目的語(O)が長くなる応用例文:不定詞・動名詞・that節
目的語(O)の位置には、単語1語の名詞だけでなく、「名詞の役割を果たすかたまり(名詞相当語句)」を丸ごと置くことができます。文が長くなっても、骨格はすべて第三文型(SVO)です。
1. to不定詞の名詞的用法(〜すること)
- I want to study abroad.(私は留学したいです。)
主語は I、動詞は want、目的語は to study abroad 全体です。 - She decided to buy the laptop.(彼女はそのノートパソコンを買うことに決めました。)
to buy the laptop という動作全体を1つの名詞として受け止めています。
2. 動名詞(〜すること)
- My brother enjoys playing soccer.(私の兄はサッカーをすることを楽しんでいます。)
主語は My brother、動詞は enjoys、目的語は playing soccer です。 - They finished cleaning the park.(彼らは公園の掃除を終えました。)
cleaning the park が目的語です。
3. that節(〜ということ)
動詞の後ろに接続詞 that に導かれる節(主語+動詞)が丸ごと入るパターンです。日常会話では that が省略されることが多くあります。
- I think that he is honest.(私は彼が正直だと思います。)
主語は I、動詞は think、目的語は that he is honest という節全体です。「私」と「彼が正直であること」は別個の内容(S ≠ O)です。 - We know (that) she passed the exam.(私たちは彼女が試験に合格したことを知っています。)
that she passed the exam 全体が名詞節として know の目的語になっています。
to不定詞
- to study abroad
- to buy the laptop
動名詞
- playing soccer
- cleaning the park
that節
- that he is honest
- she passed the exam
目的語には単語だけでなく、句や節のかたまりを置くことができます。
後ろに続く語句のパターンを整理したい方は、動名詞・不定詞をとる動詞の英単語の一覧も参考にしてください。
第四文型(SVOO)から第三文型への書き換え
「S + V + 人 + モノ」の順で並ぶ第四文型(SVOO)は、前置詞(to または for)を用いることで「S + V + モノ + 前置詞 + 人」という第三文型に書き換えることができます。
前置詞のついた名詞句(to 人、for 人)は文法上「修飾語(M)」として扱われるため、文の骨格としては「S + V + O」の第三文型になります。
相手に直接届く動作は「to」を使う動詞
give、teach、send、show、tell など、相手が存在しないと動作が成り立たない動詞は to を用いて書き換えます。
- 第四文型:She gave me a present.(彼女は私にプレゼントをくれました。)
- 第三文型:She gave a present to me.(彼女は私にプレゼントをくれました。)
相手のために準備する動作は「for」を使う動詞
buy、make、cook、find など、相手がいなくても単独で行える動作(相手のためにしてあげる動作)は for を用いて書き換えます。
- 第四文型:He bought his sister a doll.(彼は妹に人形を買ってあげました。)
- 第三文型:He bought a doll for his sister.(彼は妹のために人形を買いました。)
| 第四文型(S + V + 人 + モノ) | 書き換え後の第三文型(S + V + モノ + M) | 使用する前置詞 |
|---|---|---|
| My mother made me a cake. | My mother made a cake for me. | for |
| I sent him an email. | I sent an email to him. | to |
| Could you show me the way? | Could you show the way to me? | to |
| My father cooked us dinner. | My father cooked dinner for us. | for |
修飾語(M)がついた長い第三文型の見抜き方
英文が長くなると第三文型だと気付きにくくなります。しかし、文が長くなる主な原因は、骨格の前後に「修飾語(M:Modifier)」がいくつも付加されているためです。
修飾語(M)の代表例には以下のものがあります。
長い文に出会ったときは、前置詞句を括弧でくくって取り除くと、シンプルな第三文型が浮かび上がってきます。
実例で確認する骨格の取り出し
Yesterday, my brother found an old coin under the sofa in the living room.
(昨日、私の兄は居間のソファの下で古い硬貨を見つけました。)
この文を要素ごとに分解します。
- Yesterday = 時を表す副詞(M)
- my brother = 主語(S)
- found = 動詞(V)
- an old coin = 目的語(O)
- under the sofa = 場所を表す前置詞句(M)
- in the living room = 場所を表す前置詞句(M)
修飾語(M)をすべて取り除くと、骨格は My brother found an old coin.(兄は古い硬貨を見つけた)という純粋な第三文型(SVO)であることが分かります。文の長さに惑わされず、まずは「誰が(S)」「どうした(V)」「何を(O)」の3点を取り出す姿勢が重要です。
副詞や前置詞句などの修飾語(M)を見つける
時や場所を表す句を括弧でくくって取り除く
「誰が・どうした・何を」の基本骨格を把握する
修飾語(M)を取り除くことで、文の骨格であるSVOが浮かび上がります。
続けて読む
理解度チェック
Q1. 第三文型(SVO)を正しく理解するための最重要ルールは何ですか?
- 主語と目的語が同一人物・同一物になる
- 主語と目的語が絶対に同一にならない(S≠O)
- 動詞の直後に前置詞を必ず置く
- 動詞の後ろには必ず形容詞が置かれる
答えを見る
正解: B. 主語と目的語が絶対に同一にならない(S≠O)
第三文型では、主語と目的語が絶対に同一人物・同一物にならないという「S≠O」の関係が最重要ルールです。
Q2. 「その問題について話し合いましょう」を表す正しい英文はどれですか?
- Let's discuss about the problem.
- Let's discuss the problem.
- Let's discuss to the problem.
- Let's discuss with the problem.
答えを見る
正解: B. Let's discuss the problem.
discussは他動詞であり、aboutなどの前置詞を挟まずに直後に直接目的語を置く第三文型を作ります。
Q3. 第四文型から第三文型へ書き換える際、「for」を使う動詞はどれですか?
答えを見る
正解: D. make
相手のために準備する動作を表すmakeやbuyなどは、第四文型から書き換える際に前置詞forを用います。
よくある質問
- Q. 第三文型で目的語になれる品詞は何ですか?
- 名詞および代名詞です。加えて、名詞の働きをする動名詞(doing)、to不定詞の名詞的用法(to do)、that節や疑問詞節などの名詞節もすべて目的語になります。
- Q. 自動詞と他動詞はどう見分ければよいですか?
- 直後に前置詞なしで名詞を直接置ける動詞が他動詞(第三文型を作る動詞)です。前置詞(at, to, inなど)を挟まないと名詞を置けない動詞は自動詞(第一文型など)です。
- Q. marry with someone はなぜ間違いなのですか?
- marry は直接目的語を取る他動詞だからです。日本語の「〜と結婚する」という訳に引っ張られて with を付けがちですが、英語では marry someone だけで成立します。
- Q. that節が目的語の文も第三文型と呼べますか?
- はい。たとえば I know that she is kind. の that節全体が1つの名詞節(O)として機能しているため、文構造は第三文型(SVO)に分類されます。
- Q. 第三文型と第一文型の見分け方は何ですか?
- 第一文型(SV)は動詞の直後に目的語を取りません。動詞の後ろに前置詞句(at the parkなど)が続いている場合、それは修飾語(M)であり第一文型です。
2026年10月12日更新・モチタン辞典編集部