モチタン辞典 › 読みもの › 英文法 › 中学生向け英文法対策ができる英語塾

英語塾中学生文法の選び方と克服法

英語塾中学生文法の選び方と克服法

中学生が英語塾で英文法を克服するには、現在の学年に関係なく理解があやふやになった単元までさかのぼって指導を受けられる個別指導や無学年制の英語教室を選ぶ必要があります。

文法規則を感覚ではなく品詞の働きと文型から整理し直すことで、学校の定期テスト対策だけでなく高校入試や検定試験に対応できる土台が整います。

文法対策に強い英語塾の比較と特徴

中学生向けに英文法を指導する塾には、主に四つの指導形態があります。つまずいている原因や学校の進度によって選ぶべき教室の形式が異なります。

表は横にスクロールできます →

指導形態特徴主な対象層期待できる成果
無学年制・個別指導学年を問わず中1の基礎から理解度100%まで積み直す定期テストで平均点を下回る生徒・基礎に抜けがある生徒be動詞や一般動詞の混同解消、文法の根本理解
品詞・文型特化型少人数塾品詞の役割と文の骨組み(5文型)を論理的に解説する感覚で英文を読んで点数が伸び悩んでいる生徒長文読解の精度向上、正確な構文把握力の定着
学校準拠型個別指導学校の教科書や定期テスト範囲に合わせて演習する公立中の定期テスト対策や高校入試の内申点を上げたい生徒教科書単元の文法定着、定期テストの得点アップ
難関一貫校対応専門塾検定外教科書の速い進度や大学入試の先取りに対応する私立中高一貫校で独自教材の進度についていけない生徒難関教科書の消化不良解消、先取り文法の定着

小学生のころに英会話教室へ通っていた場合でも、中学の定期テストでは語順の規則や文構造の知識が問われるため、点数が伸び悩むケースが少なくありません。文法学習に注力したい場合は、会話主体の教室ではなく、英文の組み立て規則を一つずつ解説・演習する塾を選ぶことが解決への近道となります。

小学生のうちから基礎を整えたい場合は、小学生向け英語塾の選び方とおすすめも参考にしてください。

中学生が文法でつまずく理由と塾の基準

中学校の英語でつまずく最大の要因は、小学校の「音声中心・表現慣れ」から中学校の「分析的・文法規則中心」への急激な変化にあります。小学校ではフレーズをまるごと覚えて発話する学習が中心ですが、中学校では主語と動詞の一致や時制の変化といった厳密な規則に従って文を組み立てる技能が求められます。

中学生がつまずきやすい代表的な単元には、次のようなものがあります。

文法塾を選ぶ際は、以下の三つの基準を確かめることが重要です。

1. さかのぼり指導(無学年制)に対応しているか

英語は積み上げ教科であるため、中2や中3でつまずいている場合でも、原因は中1の be 動詞と一般動詞の区別にあることが珍しくありません。現在の学校進度を追うだけでなく、理解が曖昧になった最初の単元まで戻って教えてくれるカリキュラムがあるかを確認します。

2. 感覚ではなく「品詞」と「文型」で説明してくれるか

「なんとなく意味が通じるから」という感覚頼みの指導では、学年が上がるにつれて英文が長くなった際に対処できなくなります。名詞、動詞、形容詞、副詞などの品詞の働きと、主語や動詞などの文の要素を明確に整理して教える指導法を採用している塾が適しています。

3. 教科書のタイプに合わせられるか

公立中の検定教科書と、私立中高一貫校で採用される検定外教科書では、進度も扱われる語彙・文法事項の深さも大きく異なります。通っている学校の教科書に合わせた指導が可能かどうかを事前に確かめる必要があります。

文法塾を選ぶ3つの基準
↩️さかのぼり指導

中1のbe動詞や一般動詞など、曖昧になった単元まで戻って教えるか。

📐品詞と文型重視

感覚ではなく品詞の働きや文の要素を論理的に整理して指導するか。

📖教科書タイプ対応

公立中の検定教科書か私立の検定外教科書か、学校の進度に合わせられるか。

子どものつまずきを解消するために確認したい指導方針の3つの基準です。

この記事に出てくる英単語(イラスト・音声つきの辞典ページへ)

次の疑問基礎のつまずきから立て直したいときは、中学生向け英語塾の選び方と月謝でやり直しに強い教室の特徴も確認できます。

子どものつまずきタイプ別の塾選び

子どもの現状と課題に合わせて最適な塾のタイプを整理した逆引きの基準をまとめました。

表は横にスクロールできます →

つまずきタイプ現状の主な状態原因おすすめの塾タイプ
中1基礎崩壊型定期テストで30〜50点台、単語の語順が分からないbe動詞と一般動詞の区別、三人称単数現在形の未定着無学年制の完全個別指導塾
中2中だるみ型中1内容は理解しているが、中2後半から急に点数が下降不定詞・助動詞・比較など複合的な文法項目の混同学校準拠型の個別指導塾(1対2〜3)
感覚頼み読解型リスニングや単語力はあるが文法問題や英作文で失点英文の構造や品詞の役割を論理的に整理できていない品詞・文型特化型の少人数英語専門塾
一貫校進度オーバー型検定外教科書の進度が速く、文法演習が不足して未消化学校の進度と宿題量に対して理解と定着の時間が不足難関一貫校対応の英語専門塾・完全1対1個別

中1基礎崩壊型のお子さんの場合、学校の集団授業を聞き続けても穴は埋まりません。中1の最初の単元まで立ち戻り、I am a student.(私は学生です)と I play soccer.(私はサッカーをします)の文構造の違いからやり直してくれる個別指導が向いています。

一方、私立中高一貫校で検定外教科書を使用している場合は、公立中準拠の集団塾では進度や難度が一致しません。難度の高い例文や発展的な文法事項に対応できる専門コースを持つ塾の選択が不可欠です。

次の疑問一人ひとりの理解度に合わせて戻り学習を進めたいなら、中学生向け個別指導英語塾の選び方ガイドで指導スタイルを比べられます。

個別指導と集団指導の比較と費用相場

指導形態によって授業の進め方や費用は大きく異なります。それぞれの特徴を理解し、家庭の予算や子どもの性格に合わせて選択してください。なお、最新の日程・料金は実施団体の公式サイトで確認してください。

表は横にスクロールできます →

指導形態メリットデメリット費用の傾向
完全1対1(マンツーマン)疑問点をその場で解消でき、自分専用の遡り計画で進められる1回あたりの授業料が高めに設定される傾向がある個別指導の中でも高額帯
1対2〜1対3(個別指導)解説と問題演習を交互に行い、自立演習の時間を確保できる講師が別の生徒を指導している間の待ち時間が発生する標準的な個別指導水準
少人数制(4〜10名)講師の目が届きやすく、他の生徒の質問からも学べる個別の進度調整や遡り学習には限界がある個別指導より抑えめの水準
集団指導(10名以上)体系的なカリキュラムでライバルと切磋琢磨できる個々のつまずきに対応しにくく、疑問が未解決になりやすい比較的リーズナブルな水準

文法が苦手な中学生の場合、集団指導では自分の分からない箇所で授業を止めることができず、消化不良を起こしやすくなります。基礎に不安がある時期は個別指導や少人数制で疑問を解消し、基礎が定着した段階で集団指導へ移行する方法も合理的です。

中学生向け英文法対策ができる英語塾のイメージ

次の疑問英語以外の教科も含めて授業形式を検討したい場合は、中学生向け塾の選び方と個別・集団の比較ポイントが参考になります。

定期テストから高校入試と英検への接続

中学で習得する英文法は、学校の定期テストだけでなく、高校入試の内申点確保や検定試験の合否に直結します。文法力を軸にした学習ロードマップを把握しておくと、学年ごとの目標が明確になります。

中1〜中2前半:定期テスト対策と基礎文法の定着

定期テストでは教科書の基本例文に沿った問題が出題されます。ここでは文型の基本や時制のルールを頭に入れ、単語を入れ替えた英作文が書けるレベルを目指します。教科書の基本文を正しく書けるようにすることが、内申点向上への直結ルートです。

中2後半〜中3前半:高校入試の長文読解と英検対策

入試の長文読解では、関係代名詞や分詞の後置修飾など、文が長くなる文法構造の正確な把握が求められます。また、英検のリニューアルにより準2級と2級の間に「準2級プラス」が新設されるなど、段階的な資格取得の機会が増えています。

文法構造が理解できていると、読解スピードが上がり、ライティング(英作文)でも文法減点を防ぐことができます。

中3後半:高校入試実践演習

公立高校や私立高校の入試問題演習に入ります。文法単体の大問だけでなく、長文中の下線部和訳や内容一致問題において、品詞の識別や構文の把握が正確な正答へとつながります。

学年ごとの文法学習ロードマップ
中1〜中2前半定期テスト対策と基礎文法定着。基本文の英作文で内申点向上を目指す。
中2後半〜中3前半高校入試長文と英検対策。関係代名詞などの文構造把握とライティング。
中3後半高校入試実践演習。長文読解や英作文で品詞識別と構文把握力を発揮。

基礎固めの定期テスト対策から高校入試演習までの時期別ステップです。

高校受験に向けた語彙対策には、高校入試 よく出る英単語200の確認が役立ちます。

長文や英作文の対策を進める際は、高校入試の例文集を活用すると効果的です。

塾と家庭学習で文法を定着させる実践手順

週1〜2回の通塾だけでは、英文法を身につけることは困難です。塾で理解した知識を家庭での演習によって自動化するプロセスが必要です。家庭学習では以下の3段階の手順を実践します。

ステップ1:構造の理解(インプット)

塾の授業や解説書で「なぜその語順になるのか」を納得します。例えば、動詞の目的語になる名詞的用法の不定詞について学びます。

例文:I want to study English.(私は英語を勉強したいです)

この文では、want(〜が欲しい)という動詞の目的語として to study English(英語を勉強すること)が置かれているという構造を把握します。

ステップ2:パターンドリル演習(アウトプット)

理解した構文を使って、主語や動詞を変えながら繰り返し書く演習を行います。文法問題集のパターンドリルを解き、頭で考えなくても手が動く状態を目指します。

ステップ3:音読筆記(定着)

正しく組み立てた英文を、意味と文構造を意識しながら声に出して読み、同時にノートへ書き写します。目・口・耳・手のすべてを使うことで、英文の語順感覚が身体に定着し、定期テストや入試本番での書き間違いを防げます。

文法定着の3ステップ家庭学習法
1構造の理解

塾や解説書で語順の理由を納得し、文の構造を把握する。

2パターンドリル

主語や動詞を変えながら繰り返し書き、自動化を目指す。

3音読筆記

構造を意識して声に出しながら書き写し、語順感覚を定着。

塾で学んだ英文法を家庭学習で定着させるための3段階の手順です。

続けて読む

英文法の疑問をすべて見る

理解度チェック

Q1. 本文で「中学生がつまずきやすい代表例」とされた誤文は?

  1. I want to study English.
  2. I am play tennis.
  3. He wants to play soccer.
  4. I play soccer.
答えを見る

正解: B. I am play tennis.
本文では、be動詞と一般動詞を同時に並べてしまう誤りの例として「I am play tennis.」が挙げられています。

Q2. 感覚頼み読解型の中学生におすすめの塾のタイプはどれ?

  1. 無学年制の完全個別指導塾
  2. 品詞・文型特化型の少人数英語専門塾
  3. 学校準拠型の個別指導塾(1対2〜3)
  4. 10名以上の集団指導塾
答えを見る

正解: B. 品詞・文型特化型の少人数英語専門塾
英文の構造や品詞の役割を論理的に整理できていない感覚頼み読解型には、品詞・文型特化型の少人数英語専門塾が推奨されています。

Q3. 家庭学習で文法を定着させる実践手順のステップ3は何?

  1. 構造の理解(インプット)
  2. パターンドリル演習(アウトプット)
  3. 英検の過去問演習
  4. 音読筆記(定着)
答えを見る

正解: D. 音読筆記(定着)
家庭学習の手順として、ステップ1が構造の理解、ステップ2がパターンドリル演習、ステップ3が音読筆記と説明されています。

Nathan英語の文法は、話して身につけよう。会話アプリ「モチスピ」英語を話して練習できる会話アプリ。話すたびに、発音・文法・自然さをその場で直してもらえます。無料で試す

よくある質問

Q. 中1の内容までさかのぼって教えてもらえますか?
無学年制の個別指導塾や英語専門塾では、学年に関係なく中1の最初から単元をさかのぼって学習できます。現在の学年の授業と並行して遡り指導を行う塾もあります。
Q. 英会話教室と文法特化塾のどちらが良いですか?
定期テストの点数向上や高校入試の内申点対策を重視する場合は、文法特化塾や個別指導塾が適しています。会話表現の慣れだけではテストの文法問題に対応しにくいためです。
Q. 難関私立一貫校の教科書にも対応できますか?
検定外教科書に対応している個別指導塾や一貫校専門塾であれば対応可能です。一般的な集団塾では進度や難度が合わないことがあるため、事前の確認が必要です。
Q. 家庭学習ではどんな問題集を使うべきですか?
解説が簡潔で、語順の並べ替えや短文英作文が反復できるパターンドリル形式の問題集が適しています。1冊を何周も繰り返し解いて定着を図るのが効果的です。

2026年10月9日更新・モチタン辞典編集部