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canを中学英語で完全攻略する基礎ルールと使い方
中学英語の助動詞canは、主語に関わらず形が変わらず、直後には必ず「動詞の原形」を置くのが基本原則です。意味は「〜できる(能力・可能)」のほか、相手への依頼(Can you 〜?)や許可(Can I 〜?)があり、主語がheやsheでもsはつきません。
否定文は1語のcannotまたは短縮形can'tを用います。
助動詞canの基本ルールと中学英語での役割
助動詞とは、動詞の前に置いて「話し手の気持ちや能力、判断」といった意味を付け足す品詞です。中学英語の初期に登場するcanには、文を作る上で絶対に覚えておくべき2つの鉄則があります。
鉄則1:後ろは必ず「動詞の原形」を置く
助動詞canの後ろに置く一般動詞やbe動詞は、どのような文であっても必ず元の形(原形)にします。過去の出来事であっても、助動詞の後ろの動詞に過去形(playedなど)を使うことはできません。
鉄則2:主語が三人称単数でも形は変わらない
一般動詞の現在形では、主語がheやshe、人の名前などの三人称単数である場合に動詞の語尾へ「三単現のs」をつけます。しかし、助動詞canを使うときはこのルールが無効化されます。助動詞自体にsがついてcansになることはなく、後ろに続く動詞にもsはつけません。
- He speaks English.(彼は英語を話します。)※一般動詞のみの文ではsがつく
- He can speak English.(彼は英語を話すことができます。)※canが入ると動詞は原形になり、canにもsはつかない
どのような文でも後ろの動詞は元の形(原形)にします。
主語が三人称単数でもcansにならず動詞にもsはつけません。
助動詞canを使うときに必ず守るべき2つの基本ルールです。
次の疑問基本を押さえたうえでより詳しい文法規則を確認したいときは、助動詞canの意味と文法用法を整理した解説が役立ちます。
中学英語canの文構造|肯定文・否定文・疑問文
助動詞canを用いた文の語順は、肯定文・否定文・疑問文のそれぞれで規則が決まっています。
肯定文の作り方
語順は「主語 + can + 動詞の原形 〜 .」です。
否定文の作り方と表記の注意点
「〜することができない」という否定文は、canの後ろに否定を表すnotを置きます。語順は「主語 + cannot + 動詞の原形 〜 .」です。
テストで注意すべき点は表記です。否定のcannotは原則として「スペースを空けずに1語」で書きます。can notのように2語に離して書くのは、特別な強調表現を除いて標準的な英語表記ではありません。また、短縮形のcan'tもよく使われます。
- Ken cannot use chopsticks.(ケンは箸を使うことができません。)
- We can't go to the park today.(私たちは今日その公園に行くことができません。)
疑問文の作り方と応答
「〜することができますか」と尋ねる疑問文は、canを文頭に出して「Can + 主語 + 動詞の原形 〜 ?」の語順にします。答えるときはcanを使って返答します。
- Can you play tennis?(あなたはテニスができますか。)
- Yes, I can.(はい、できます。)
- No, I cannot. / No, I can't.(いいえ、できません。)
中学英語におけるcanの主な意味3つの比較表
中学英語で学習するcanの用法は、大きく分けて3種類あります。教科書や定期テストでは、文脈に応じてどの意味で使われているかを判別する問題が出題されます。
表は横にスクロールできます →
| 用法の種類 | 意味 | 典型的な形・例文 | 日本語訳 |
|---|---|---|---|
| ① 能力・可能 | 〜できる | I can run fast. | 私は速く走ることができます。 |
| ② 許可 | 〜してもよい | Can I use your pen? | あなたのペンを使ってもいいですか。 |
| ③ 依頼 | 〜してくれますか | Can you help me? | 私を手伝ってくれますか。 |
①の「能力・可能」は学年の初期に習う最も基本的な意味です。②の「許可」や③の「依頼」は日常会話表現として中2前後に詳しく学習します。
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Can youとCan Iの違いと見分け方
疑問文のcanで中学生が最も混同しやすいのが、Can you 〜?とCan I 〜?の使い分けです。どちらも文頭がCanで始まるため、訳し間違えるミスが頻発します。
見分け方の基準は「誰が行動するのか」
混同を防ぐ方法はシンプルです。Canの直後にある主語に注目し、「その動作を実際に行うのが誰なのか」を確認します。
- Can you 〜?(主語がyou=相手):相手に対して「あなたが動作をしてくれるか」を頼む表現(依頼「〜してくれますか」)
- Can I 〜?(主語がI=自分):相手に対して「私が動作をしてもよいか」の許しを求める表現(許可「〜してもいいですか」)
応答表現のセット
依頼と許可では、尋ねられた側の返答の仕方も異なります。
- Can you open the window?(窓を開けてくれますか。)
応答:Sure.(いいですよ。)/ I'm sorry, but I can't.(ごめんなさい、できません。) - Can I open the window?(窓を開けてもいいですか。)
応答:Sure, go ahead.(もちろん、どうぞ。)/ No, you can't.(いいえ、いけません。)
Can you 〜?
- 主語がyou(相手が動作)
- 意味:依頼「〜してくれますか」
- 例:Can you open the window?
- 返答:Sure.など
Can I 〜?
- 主語がI(自分が動作)
- 意味:許可「〜してもいいですか」
- 例:Can I open the window?
- 返答:Sure, go ahead.など
動作を行う主語に注目して依頼と許可を見分けます。

中学英語canとbe able toの書き換え手順
中学英語の定期テストや高校入試で頻出なのが、能力・可能を表すcanをbe able toで書き換える問題です。ableは「能力がある」という意味の形容詞で、be able toの後ろにも動詞の原形が続きます。
書き換えの基本公式
「主語 + can + 動詞の原形」=「主語 + be動詞 + able to + 動詞の原形」
be動詞の変化に注意する
書き換え問題で最も失点が多い原因は、beをそのまま書いてしまうミスや、主語・時制に合わないbe動詞を選んでしまうミスです。主語と文の時制に合わせてbe動詞を正しく変化させる必要があります。
| 主語 | 現在形のcanの書き換え | 過去形couldの書き換え |
|---|---|---|
| I | I am able to 〜 | I was able to 〜 |
| He / She | He is able to 〜 | He was able to 〜 |
| You / We / They | They are able to 〜 | They were able to 〜 |
例文で書き換えの手順を確認しましょう。
- She can play the guitar.
= She is able to play the guitar.(彼女はギターを弾くことができます。) - They can swim across the river.
= They are able to swim across the river.(彼らはその川を泳いで渡ることができます。)
次の疑問テスト対策だけでなくニュアンスの違いまで深掘りしたいなら、be able toの意味とcanとの違いも確認しておくと安心です。
過去形couldの基本と中学英語の出題範囲
canの過去形はcouldです。中学英語では主に「〜することができた」という過去の能力を表す用法として登場します。
過去形couldの基本文
助動詞の過去形であっても、「後ろには動詞の原形を置く」というルールは変わりません。
- I could swim well when I was a child.(私は子どものころ、上手に泳ぐことができました。)
- He couldn't sleep last night.(彼は昨晩、眠ることができませんでした。)
否定形はcould notで、短縮形はcouldn'tを用います。
中学英語でのbe able to(過去)との対応
過去の文における書き換えでは、be動詞をwasまたはwereにします。
- He could solve the problem.
= He was able to solve the problem.(彼はその問題を解くことができました。) - We could catch the train.
= We were able to catch the train.(私たちはその列車に間に合うことができました。)
丁寧な表現も含めた詳しい違いは、canとcouldの使い方(能力・許可・依頼)で解説しています。
次の疑問過去の能力だけでなく丁寧な依頼などの用法も知りたいときは、canの過去形couldの使い方を続けて読むと理解が深まります。
定期テストで減点されるcanの間違い例と添削
定期テストや高校入試で中学生が落としがちな誤答パターンを把握し、失点を防ぎましょう。
誤答例1:三人称単数のsをつけてしまう
解説:助動詞canにsはつきません。また、canの後ろの動詞は原形にするため、動詞側のsも不要です。
誤答例2:否定形の綴り間違い
解説:否定文を書く際、canとnotを離して書くと減点対象になる場合があります。1語でcannotとつなげるか、can'tと短縮形で書きます。
誤答例3:be able to書き換え時のbe動詞忘れ・原形ミス
- 誤:He be able to speak French.
- 誤:He is able to speaks French.
- 正:He is able to speak French.(彼はフランス語を話すことができます。)
解説:主語がHeなので原形のbeではなくisに変えます。また、toの直後は不定詞のルールにより動詞の原形を置きます。
- canや動詞にsをつけていないかHe can playのようにどちらもsは不要
- 否定形をcannotかcan'tで書いたかcan notと離して書かない
- be able toのbe動詞を合わせたか主語に合わせてis/am/are等に変える
定期テストで減点されやすい3大ミスパターンを確認しましょう。
中学英語canの理解度チェック問題5問
理解度を確認するための小テストです。空欄補充・並び替え・書き換え問題に挑戦してください。
第1問(空欄補充)
「私の母は上手に料理ができます。」という意味になるように、( )に適する語を1語入れなさい。
My mother can ( ) well.
正解:cook
解説:主語がMy mother(三人称単数)であっても、助動詞canの後ろなのでcooksではなく原形のcookが入ります。
第2問(並び替え問題)
「あなたは今夜、私に電話をしてくれますか。」という意味になるように、[ ]内の語を並び替えなさい。
[ tonight / call / can / me / you ] ?
正解:Can you call me tonight?
解説:「〜してくれますか」と相手に頼む依頼の文なので、主語はyouです。Can you + 動詞の原形の語順にします。
第3問(書き換え問題)
次の文をableを用いてほぼ同じ意味の文に書き換えなさい。
Kenta can run very fast.
→ Kenta is ( ) ( ) run very fast.
正解:able to
解説:can = be able toの書き換えです。主語Kentaに合わせてbe動詞はisが使われています。
第4問(疑問文への書き換え)
次の文を「〜してもよいですか」と許可を求める疑問文に書き換えなさい。
I sit here.
正解:Can I sit here?
解説:自分がその動作をしてよいかを尋ねる文なので、主語はIのまま文頭にCanを出します。
第5問(過去形の文)
「私たちは昨日、富士山を見ることができました。」という意味になるように、( )に適する語を入れなさい。
We ( ) see Mt. Fuji yesterday.
正解:could(または were able to)
解説:過去を表すyesterdayがあるため、canを過去形のcouldにします。1語指定ならcouldが入ります。
続けて読む
理解度チェック
Q1. 助動詞canを使った文のルールとして正しいものはどれ?
- 主語が三人称単数のときはcansにする
- 後ろに置く動詞は必ず原形にする
- 過去の文ではcanの後ろの動詞を過去形にする
- 主語が三人称単数のときは後ろの動詞にsをつける
答えを見る
正解: B. 後ろに置く動詞は必ず原形にする
canの後ろに置く動詞は主語や時制に関係なく必ず原形にします。canや後ろの動詞に三単現のsはつきません。
Q2. 相手に「〜してくれますか」と頼む依頼の文はどれ?
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正解: B. Can you help me?
相手に動作を頼む「依頼」では、主語をyouにして「Can you 〜?」の形を使います。「Can I 〜?」は許可を求める表現です。
Q3. canの否定文を短縮形を使わずに書く際の注意点はどれ?
- スペースを空けずにcannotと1語で書く
- can notと必ず2語に離して書く
- canの後ろにnoを置いてcan noと書く
- 動詞の後ろにnotを置いて書く
答えを見る
正解: A. スペースを空けずにcannotと1語で書く
canの否定形は、特別な強調を除いて原則としてスペースを空けずに1語で「cannot」と書きます。
よくある質問
- Q. cannotとcan'tの使い分けは?
- 意味に違いはありません。日常会話や親しい間柄の文章では短縮形のcan'tがよく使われ、改まった文章やテストで短縮指示がない場合は1語のcannotが好まれます。
- Q. can notと離して書くのは間違い?
- 学校のテストでは基本的に誤りまたは減点対象となります。英語ではnotを特に強調する場合などを除き、1語のcannotまたは短縮形can'tで書くのが標準的な規則です。
- Q. willとcanを一緒に使えますか?
- 助動詞を2つ続けて並べることはできないため、will canという形は使えません。「〜できるようになるだろう」と未来の能力を表すときはwill be able toと表します。
- Q. Could you 〜?とCan you 〜?の違いは?
- Could you 〜?は過去の意味ではなく、より丁寧な依頼(「〜していただけますか」)を表します。中学英語では高校入試の会話文や丁寧な表現として頻出です。
2026年10月9日更新・モチタン辞典編集部
can
cannot
could
be able to