モチタン辞典 › 読みもの › 英検 › でる順パス単と英検単語帳の比較

英検単語はパス単?出る順ランク順比較と合格法
英検の語彙対策は、過去問データに基づく頻出順で学べる『でる順パス単』を軸に進めることで、最短で合格水準に到達できます。短文空所補充で合格点を確保するには、準1級・2級・準2級ともに高頻度で出題される「でる度A・B」の重要語彙を即答できる状態に仕上げることが最も効率的です。
英検単語帳の選び方と教材タイプ別の特徴
英検対策の単語帳選びでは、現在の英語力と受験級の難易度の差を正確に把握することが重要です。頻出順に効率よく網羅したい場合は旺文社の『でる順パス単』が有力な選択肢ですが、基礎知識に不安がある方や手を動かして定着させたい方には、別の構成を持つ教材が適している場合もあります。
まずはご自身の学習スタイルと現在の習熟度に合わせて、最適な学習教材のタイプを確認してください。
| 学習者のタイプ・現状 | 適した単語集・ワーク教材 | 特徴と学習の優先目標 |
|---|---|---|
| 短期間で効率的に語彙を増やしたい方 | 『でる順パス単』シリーズ | 過去問分析に基づく頻出順。でる度A・Bを最優先で周回 |
| 入試対策も兼ねて要点を押さえたい方 | 『英検ランク順』シリーズ | 学研の頻出ランク順構成。用例や関連語が簡潔 |
| 中学レベルの文法や語彙に不安がある方 | 『ひとつひとつわかりやすく』シリーズ | イラストや丁寧な解説で基礎固め。英語の苦手意識を解消 |
| 自力で読むだけでは単語が定着しない方 | 『パス単書き覚えノート』などのワーク | 書いて発音する作業を通じ、綴りと語義をセットで記憶 |
| 解説を読んでも単語の使い方が掴めない方 | 『わからないをわかるにかえる英検単語』 | 文理の入門書。基礎から段階的に定着させるステップ構成 |
語彙力に自信がない状態で上位級の単語帳を開くと、途中で学習が止まる原因になります。現在の実力より少し易しいと感じる教材から開始するか、パス単の基本単語群から着実に押さえることが継続の鍵となります。
英検の単語は、アプリの級別コースで単語アプリ「モチタン」なら、ゲームで覚えられます。まちがえた単語は苦手単語帳にまとまります。無料で試す
でる順パス単の特徴と改訂版の違い
旺文社の『でる順パス単』は、各階級に対応した定番の語彙集です。過去の英検問題をコーパス(言語データベース)で詳細に分析し、実際に出題された頻度の高い順に「でる度A」「でる度B」「でる度C」などのランク別に分類されています。
改訂による傾向変化と最新事情
パス単シリーズは定期的に改訂が行われており、近年でも上位級などを中心に構成のリニューアルが実施されています。改訂による主な変化の傾向は以下の通りです。
- 旧版の傾向:大学入試や一般的な学術英語と親和性の高い単語が多く収録され、長文読解や総合的な英語力の底上げに適した構成が見られました。一方で、大問1の短文空所補充問題に特有の語彙に対する即効性という面では課題も挙げられていました。
- 新版の傾向:近年の出題実績を改めて精査し、英検本番で狙われやすい語彙が再精選されています。実際の試験における大問1のカバー率が意識され、試験直結の実戦的な見出し語配列になっています。
これから購入する場合は、最新の出題傾向が反映されている最新の版を選択するのが標準的です。ただし、旧版をすでに所持している場合でも、掲載されている基礎・標準語彙自体の重要性は変わらないため、まずは手元の本を仕上げてから過去問で不足分を補う進め方でも十分に対応できます。
旧版の傾向
- 大学入試や一般的な学術英語と親和性が高い
- 長文読解や総合的な英語力の底上げに適する
- 大問1の短文空所補充への即効性に課題
新版の傾向
- 近年の出題実績から英検本番の頻出語を再精選
- 試験本番の大問1のカバー率を強く意識
- 試験直結の実戦的な見出し語配列
新旧版で重視されている出題傾向や対策範囲の違いを整理しました。
次の疑問頻出度別の構成を活かした実践的な進め方を知りたいときは、頻出順英検単語・熟語帳の特徴と効果的な使い方を参考にしてみてください。
英検ランク順・単熟語EXとパス単の比較検証
旺文社の『でる順パス単』と並んで検討されることが多い教材が、学研の『英検ランク順』や、ジャパンタイムズの『英検単熟語EX』です。それぞれの構成や特徴を理解し、自分の目的に合った一冊を選びましょう。
表は横にスクロールできます →
| 教材タイプ | 構成の特徴 | 主なメリット | 注意点・適した使い方 |
|---|---|---|---|
| 『でる順パス単』(旺文社) | 過去問分析に基づくランク分け | 出題頻度順で効率的、音声や演習ノートなど周辺環境が充実 | 上位ランクの語彙は抽象度が高く暗記負荷が大きい |
| 『英検ランク順』(学研) | 重要度別のコンパクトな紙面 | 見やすいレイアウトで短期間で周回しやすい | 網羅性よりもスピード重視の学習向け |
| 『英検単熟語EX』(ジャパンタイムズ) | 語彙セクション重視の豊富な収録数 | 大問1のカバー率が高く、高得点を狙いやすい | 収録語数が多いため初学者には消化不良のリスクあり |
学研『英検ランク順』の選び方
学研の『英検ランク順』は紙面が見やすく要点を絞り込んでおり、1冊あたりの分量が適度に抑えられています。試験日までの期間が短く、短期間で1冊を完走して達成感を得たい方に適しています。
一方の『でる順パス単』は、書き覚えノートや対応音声などの学習環境が整っていることが多く、音声を聞きながら反復する学習体制を整えやすい強みがあります。腰を据えて対策したい方に向いています。
ジャパンタイムズ『英検単熟語EX』の選び方
準1級や1級の語彙セクションで満点近い高得点を目指す受験者の間では、より収録語数の多い『英検単熟語EX』も選択肢に入ります。網羅性を高めている反面、1語1語を覚える負担は大きくなります。まずはパス単の重要ランクを完璧にし、過去問演習で語彙不足を痛感した場合に追加する形が安全です。
準1級の対策を一通り揃えたい方は、英検準1級おすすめ参考書・問題集も参考にしてみてください。
英検準1級・2級・準2級の出る順到達ライン
英検の一次試験を突破するために、単語帳の全単語を100%覚える必要はありません。大問1の短文空所補充問題で合格ライン(約7割)を確保するための、級別の目標到達範囲を明確にしておきましょう。
英検準1級 でる順の目標ライン
準1級の語彙セクションは全18問中、純粋な語彙・熟語の知識が合否を大きく分けます。
- でる度A(最優先):完全に暗記する必須レベル。この範囲が見出し語・例文ともに即答できなければ通過は難しくなります。
- でる度B(重要):合否の分かれ目となる単語群。でる度Bの8割以上を正答できるようにすることが一次合格の目安です。
- でる度C(余力):専門的・抽象的な難単語が含まれます。でる度A・Bの定着率が9割を超えてから着手してください。時間が足りない場合は熟語パートを優先した方が得点に結びつきます。
例文で使われる頻出表現の例:
The government took swift action to stabilize the economy.
(政府は経済を安定させるために迅速な行動をとった。)
She is widely acknowledged as an expert in cognitive psychology.
(彼女は認知心理学の専門家として広く認められている。)
英検2級 でる順の目標ライン
高校卒業程度の英語力とされる2級では、日常会話から社会的な話題まで幅広く出題されます。
- でる度A:基礎的な社会単語や動詞・形容詞。必須習得範囲です。
- でる度B:長文読解やライティングの要となる語彙。ここまで仕上げれば一次試験の語彙力としては十分です。
- でる度C:大問1の難問対策。無理に全てを覚えなくても、でる度A・Bが完璧であれば合格ラインを十分に超えられます。
2級の重要語彙を用いた例文:
The new regulation will significantly reduce industrial waste.
(新しい規制により、産業廃棄物が大幅に削減される見通しだ。)
Many citizens participated in the campaign to preserve the environment.
(環境を保護するための運動に多くの市民が参加した。)
英検準2級 でる順の目標ライン
高校中級程度の準2級は、中学英語の定着度と高校基礎単語の習得が問われます。
- でる度A:基本動詞・生活関連単語。確実に満点を狙うべき範囲です。
- でる度B:少し抽象的な名詞や接続表現。ここを押さえると読解速度が上がります。
- でる度C:出題率は低めです。でる度A・Bの単語を使って英作文が書ける練習に時間を割く方が効果的です。
準2級の必須フレーズ例:
We need to find an effective solution to this issue.
(私たちはこの問題に対する効果的な解決策を見つける必要がある。)
He made an excuse for being late for the meeting.
(彼は会議に遅刻したことへの言い訳をした。)
合否を分ける語彙セクションで優先すべき達成基準を段階順に示しています。

準1級対策に特化した進め方は、英検準1級頻出順単語帳の使い方でも解説しています。
準2級向けの教材比較は、英検準2級頻出度順単語帳の選び方と学習法を参考にしてください。
でる順パス単 書き覚えノートと見るだけの暗記比較
単語帳を「眺めて覚える」学習と、『パス単書き覚えノート』などの「書き込み式ドリルやワークに書いて覚える」学習のどちらを選ぶべきかは、現在の学力と残り時間によって決まります。
表は横にスクロールできます →
| 学習手法 | メリット | デメリット | 向いている人 |
|---|---|---|---|
| 単語帳を見るだけの周回法 | 短時間で大量の単語に接触でき、周回数を増やせる | 綴りの正確な記憶や能動的な定着が甘くなりやすい | 試験まで2か月以内の方、準1級・2級のリーディング対策 |
| 書き覚えドリル・ワーク併用 | 手を動かすことでスペルと意味が強固に記憶される | 書く作業に時間がかかり、1冊を終える負担が大きい | 中学生・高校生、英作文対策も兼ねたい方、英語初学者 |
初学者向け教材の役割
基礎力に不安がある場合、最初から『でる順パス単』に進むと挫折しやすくなります。学研の『ひとつひとつわかりやすく』や文理の『わからないをわかるにかえる英検単語』などの入門書は、わかりやすい解説とイラストで語彙の基礎的なイメージを構築できます。
基礎ドリルで全体の土台を作った後、頻出語を網羅するためにパス単の「でる度A」へ移行すると、スムーズに実戦力を養うことができます。
でる順パス単 書き覚えノートの効果的な活用法
『でる順パス単 書き覚えノート』を取り入れる場合は、全ての単語を書いて覚えるのではなく、赤シートで隠して「意味がパッと出なかった単語」のみをドリルに書き出す使い方が推奨されます。作業時間を抑えながら弱点単語を確実に定着させることができます。
基礎からの立て直しを図りたいときは、英検準2級の基礎対策本の効果的な使い方が役立ちます。
音声学習と物書堂アプリを活用した効率的暗記術
単語学習のスピードを最大化するには、書籍単体ではなくスマートフォンの音声アプリを組み合わせることが不可欠です。目だけで覚えるよりも、耳と口を連動させた方が定着率は格段に高まります。
無料音声再生アプリの長所と活用法
多くの単語帳では、見出し語や例文の音声をスマートフォンで再生できる無料アプリや音源データが用意されています。
- 倍速再生機能:1.2倍や1.5倍に再生速度を上げることで、通学・通勤中のスキマ時間に素早く耳から復習できます。
- シャッフル再生・バックグラウンド再生:画面を見ずに音声だけで「英語→日本語」を頭に思い浮かべる耳トレが可能です。
物書堂版パス単の長所
物書堂の辞書アプリ形式で配信されている『でる順パス単』を活用するのも効果的です。
- 強力な検索とマーカー機能:覚えた単語と覚えていない単語の仕分けが一瞬で完了し、未習得の単語のみを抽出して反復できます。
- 操作の軽快さ:紙の本をめくる手間を省き、1分間に10〜20単語のペースで高速フラッシュテストを行うのに適しています。
おすすめの組み合わせパターン
費用をかけずに進めたい方は「紙の書籍 + 公式無料音声」の組み合わせが標準的です。机に向かう時間は紙の書籍でチェックを行い、移動時間は音声プレーヤーで音声を流して復習します。
移動中や外出先での学習がメインになる社会人や忙しい高校生であれば、「物書堂アプリ単体」で完結させる学習スタイルも高い学習効率を発揮します。
1.2倍や1.5倍に速度を上げ、移動などのスキマ時間で素早く復習する。
画面を見ずに音声だけで英語から日本語を思い浮かべる耳トレを行う。
覚えた単語と未習得の単語を一瞬で仕分け、苦手な語のみ抽出して反復する。
紙をめくる手間を省き、1分間に10〜20単語の高速テストを行う。
書籍と組み合わせることで暗記効率を高める主要な機能と活用法です。
スマートフォンでの学習を継続させるコツは、英単語アプリの選び方と使い方で詳しく解説しています。
次の疑問スマートフォンで手軽に語彙力を強化したい方は、英検対策の単語帳アプリの選び方で自分に合うツールを探せます。
合格へ導く英検単語4ステップ学習法と周回術
単語学習で最も避けるべきは「1ページに何分もかけてじっくり覚えようとすること」です。人間の脳は触れた回数が多い情報を重要と判断するため、短時間での反復周回を基本とします。
ステップ1:知っている単語と知らない単語の仕分け(1周目)
赤シートで日本語の意味を隠し、1単語につき1秒で確認します。1秒以内に意味が出なかった単語のチェックボックスに鉛筆で印を付けます。1周目は覚える必要はなく、弱点を浮き彫りにする作業に集中してください。
ステップ2:音声に合わせた音読と意味の確認(2〜3周目)
印がついた単語だけを対象に、音声を聞きながら声に出して発音します。正しい発音とアクセントを知ることで、リスニング問題でも聞き取れる語彙に育てます。
She was appointed as the director of the new research institute.
(彼女は新しい研究所の所長に任命された。)
ステップ3:赤シートを使った高速テスト(4〜6周目)
再び赤シートを使い、印のついた単語の意味が瞬時に言えるかをテストします。正解できた単語のチェックは消し、まだ覚えられていない単語だけに絞り込んでいきます。
ステップ4:残った苦手単語の集中演習(7周目以降)
何度周回しても覚えられない単語だけをノートや単語カードに抜き出すか、『書き覚えノート』に書き写して手を動かします。例文ごと覚えることで、文脈に沿った意味の引き出し方を脳に定着させます。
この4ステップを「でる度A(1週間)→でる度B(1週間)→でる度A・B復習(1週間)」というサイクルで回すことで、約1か月で試験に必要な主要語彙を固めることが可能です。
赤シートで隠し1語1秒で確認。出ない単語に印をつける。
印の単語のみ音声を聞きながら発音し、意味と音を結びつける。
赤シートで即答テスト。言えた単語のチェックを消し絞り込む。
残った単語を書き写し、例文ごと覚えて文脈の中で定着させる。
短時間での反復周回によって語彙を確実に定着させる手順です。
次の疑問挫折せずに何周も繰り返すペース配分は、単語帳の回し方・効果的な使い方で詳しく整理されています。
続けて読む
理解度チェック
Q1. 本文で示された、書き覚えワークの効果的な活用法はどれ?
- 掲載されているすべての単語を順番に書き写す
- 意味がパッと出なかった単語のみを書き出す
- 例文だけをノートに何度も書き写す
- 最初から赤シートを使わずにスペルだけを書く
答えを見る
正解: B. 意味がパッと出なかった単語のみを書き出す
すべての単語を書くのではなく、赤シートで隠して意味がパッと出なかった単語のみをドリルに書き出す使い方が推奨されています。
Q2. 英検準1級の頻出度Cに着手する目安はどれ?
- 頻出度AとBの定着率が9割を超えてから
- 過去問演習で合格点を取った後すぐ
- 頻出度Aの単語を完全に暗記した直後
- 試験直前の1週間前になってから
答えを見る
正解: A. 頻出度AとBの定着率が9割を超えてから
本文では、準1級の頻出度Cは頻出度A・Bの定着率が9割を超えてから着手するよう説明されています。
Q3. 「迅速な行動をとった」を意味する本文中の英文はどれ?
- The new regulation will significantly reduce waste.
- She was appointed as the director of the institute.
- The government took swift action to stabilize the economy.
- Many citizens participated in the campaign.
答えを見る
正解: C. The government took swift action to stabilize the economy.
本文の準1級の例文に「The government took swift action to stabilize the economy.」が挙げられています。
よくある質問
- Q. パス単の旧版の中古本でも合格できますか?
- 合格は十分可能です。重要単語の大部分は共通しています。ただし準1級など直近で出題傾向に合わせた見直しが行われている級については、費用が許せば最新版の活用を推奨します。
- Q. 大学受験用単語帳との併用は必要ですか?
- 2級や準2級であれば大学受験用の基礎単語帳で多くをカバーできます。しかし英検特有の熟語や会話表現、社会・環境問題の専門語彙は大問1で頻出するため、試験前の総仕上げとしてパス単等の頻出単語帳で穴を埋めるのが確実です。
- Q. パス単のでる度Cまで全部覚えないと落ちますか?
- 落ちる心配はありません。一次試験突破に必要な語彙の得点率は約7割です。でる度A・Bを完璧に仕上げ、熟語セクションを確実に得点源にできれば、でる度Cが未完成でも合格基準に十分到達できます。
- Q. 英検単語は書いて覚えるべきですか?
- 基本は「見て聞いて発音する」高速周回が時間効率の面で優れています。ただし、英作文(ライティング)で使う重要語や、何度見ても覚えられない苦手単語に限っては、手を動かして書く作業が非常に有効です。
- Q. 単語学習は1日に何個進めるのが理想?
- 1日10個をじっくり覚えるよりも、1日100個に素早く目を通し、それを数日連続で反復する方が記憶に定着します。まずは1日50〜100語を目安にテンポよく進めてください。
2026年9月25日更新・モチタン辞典編集部
stabilize
acknowledge
cognitive
regulation
preserve
effective