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英検問題用紙の持ち帰り・書き込みルールと解答用紙の活用法
英検の一次試験(紙試験)では、試験終了後に問題用紙を持ち帰ることができ、試験中の問題用紙への書き込みやメモも公式に認められています。一方、練習用の「解答用紙(マークシートやライティング用紙)」を探している場合は、公益財団法人日本英語検定協会の公式サイトから見本PDFをダウンロードしてA4サイズ等で印刷利用できます。
英検問題用紙の持ち帰り・書き込みルール
英検(従来型・一次試験)を受験する際、配布された問題冊子の取り扱いには明確な公式ルールが定められています。試験中の行動や試験後の自己採点に関わるため、試験開始前に把握しておきましょう。
一次試験終了後は問題用紙を持ち帰ることができる
英検の一次試験終了後、問題用紙(問題冊子)はそのまま自宅へ持ち帰ることができます。試験監督者によって回収されるのは「解答用紙(マークシートおよびライティング解答用紙)」のみです。ただし、体調不良や自己都合などで試験途中に退室した場合、試験問題の漏洩を防ぐため、問題用紙を持ち帰ることはできません。
試験中のメモや印づけは公式に認められている
試験時間中、問題用紙に筆記用具で計算メモを書いたり、英文にスラッシュを入れたり、選んだ選択肢の番号に丸をつけたりする行為は認められています。
問題用紙に自分が選んだ選択肢の記録を残しておかなければ、後日公式解答が公表された際に自己採点を行うことができません。後述する採点用チェック手順に従って、見直しやすい印をつけておくことが重要です。
従来型(紙試験)とS-CBT(PC受験)の違い
英検には本会場・準会場で実施される従来の紙試験のほかに、コンピュータを使って1日で4技能を受験する「英検S-CBT」があります。両者では問題用紙の扱いが大きく異なります。
| 項目 | 従来型(紙試験) | 英検S-CBT(PC受験) |
|---|---|---|
| 問題の提示形式 | 紙の問題冊子 | パソコン画面上に表示 |
| 問題用紙の持ち帰り | 可能(一次試験終了後) | 不可(問題冊子は存在しない) |
| 試験中のメモ | 問題用紙の余白に自由に記入可能 | 配布される専用メモ用紙(A4・1枚)に記入 |
| メモ用紙の持ち帰り | 問題用紙自体を持ち帰る | 不可(試験終了後に回収) |
| 自己採点の可否 | 問題用紙の印で正確に自己採点可能 | メモ持ち帰り不可のため再現が困難 |
S-CBTでは画面上で問題文を読みながら操作するため、紙の問題冊子は配られません。会場でA4サイズのメモ用紙と筆記具が1セット貸与されますが、このメモ用紙は試験終了時に回収される規定です。そのため、試験直後に精緻な自己採点を行いたい場合は、問題用紙を持ち帰ることができる従来型試験が適しています。
コンピュータ形式の規定を詳しく知りたい方は、英検SCBTで問題用紙は持ち帰れる?の記事もご覧ください。
次の疑問英検とは異なり書き込みが一切禁じられている試験もあるため、TOEIC問題用紙の書き込みルールも確認しておくと試験ごとの違いに迷いません。
自己採点を成功させる問題用紙メモ術
試験翌日に日本英語検定協会の公式サイトで一次試験の模範解答が公開されます。合否通知を待たずに二次試験(面接)の対策を始めるためには、問題用紙への正確な記録が不可欠です。時間配分を圧迫せずに素早く記録する手法を分野別に整理します。
リーディング:消去法と決定の印を分ける
リーディングセクションでは、長文や短文の選択肢を検討する際、選択肢の記号(1〜4)の横に記号を書き分けます。
- 明らかに誤りと判断した選択肢:番号に斜線(/)を引く
- 迷っている保留の選択肢:番号の横に三角(△)をつける
- マークシートに塗った最終解答:番号を大きく丸(◯)で囲む
見直しの際、最後に解答を変更した場合は、元の丸を二重線で消して新しい選択肢を丸で囲み直します。マークシートに塗ったものと問題用紙の最終的な丸が一致していれば、採点ミスを防ぐことができます。
リスニング:マークした瞬間に番号を囲む
リスニングテストでは音声が次々と流れるため、問題用紙に悠長に書き込んでいると次の問題の先読み(previewing)が間に合わなくなります。リスニングの選択肢メモは次の2点に絞ります。
- 音声を聞きながら消去法を使い、正解と確信した選択肢の番号を迷わず丸で囲む。
- 即座に解答用紙のマークシートを塗りつぶし、すぐに次の問題の図や英文の先読みに意識を移す。
途中で迷って勘でマークした場合でも、マークシートに塗った番号と同じ番号を必ず丸で囲んでおきます。問題用紙に印が残っていないと、自己採点時に何番を選んだか思い出せなくなります。
ライティング:語数カウントと要点をメモに残す
ライティング問題では、解答用紙に清書する前に問題用紙の余白部分へ構成案(outline)を書き出します。新形式の要約問題(summary)や意見論述(essay)、Eメール返信(reply)では、以下のメモを残しておくと復習や自己採点時に役立ちます。
誤りは斜線、保留は三角、最終解答は大きく丸で囲み見直し時は二重線で修正。
正解と確信した番号を丸で囲んですぐマークし、次の問題の先読みに意識を移す。
余白に主張や理由の要点キーワード、数えた語数などの構成案を書き残す。
自己採点を正確に行うための問題用紙へのメモの残し方です。
英検解答用紙サンプルの入手と印刷仕様
「英検の問題用紙」をWebで検索する方の多くは、本番形式の演習を行うために「解答用紙(マークシートやライティング解答用紙)」のPDFを探しています。問題用紙(問題冊子そのもの)と解答用紙(答案を記入するシート)の違いと、公式サンプルの入手方法をまとめます。
「問題用紙」と「解答用紙」の違い
英検の一次試験当日に配られる用紙は2種類あります。
| 名称 | 用紙の役割 | 試験後の回収 |
|---|---|---|
| 問題用紙(問題冊子) | 試験問題が印刷された冊子。余白へのメモは自由。 | 持ち帰り可能 |
| 解答用紙(答案用紙) | マークシート、個人情報記入欄、ライティング解答欄。 | 試験後に回収 |
公式過去問題冊子(PDF)の入手方法と閲覧期限
日本英語検定協会の公式サイトでは、直近3回分の過去問題(問題冊子PDF、リスニング音源、解答)が公開されています。過去問PDFは誰でも無料で閲覧・ダウンロードできますが、掲載対象は直近3回分に限られ、新しい回の公開に合わせて過去のデータから順次削除されます。必要な級の過去問は早めに手元へ保存しておく必要があります。
公式解答用紙(マークシート見本)のダウンロード方法
日本英語検定協会の公式サイト内にある「解答用紙の記入方法」ページでは、1級から5級までの一次試験解答用紙および二次試験面接カードの見本(PDF)が常時公開されています。過去問を解く際は、ノートに番号を書くのではなく、この公式見本PDFを印刷して使用することで本番特有のマーク感覚を養えます。
印刷時の推奨用紙サイズ(A4とB4)
英検の一次試験で実際に配布される解答用紙のサイズは、級によって異なりますが概ねB4またはA3サイズ(二つ折り)の大型用紙です。家庭用プリンターで練習用に印刷する場合は、以下の仕様を推奨します。
- 家庭用プリンター(A4対応):公式PDFを「用紙に合わせて縮小」または「100%等倍」でA4用紙に印刷。マーク部分の寸法はやや小さくなりますが、演習には十分活用できます。
- コンビニエンスストア等の複合機:PDFをUSBメモリやネットプリントに登録し、B4用紙またはA3用紙に原寸大で印刷すると、本番とほぼ同一の視覚的間隔で演習できます。
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新形式ライティング解答用紙の仕様と練習法
英検ではライティング問題の出題形式が改定され、級に応じて新形式の問題が導入されています。ライティング用紙のレイアウトを事前に把握し、行数から語数を直感的に把握できるようにしておくことが時間短縮につながります。
級ごとのライティング出題内容と目標語数
級ごとのライティング設問構成と、目安となる語数(target word count)は以下の通りです。
表は横にスクロールできます →
| 級 | 設問形式 | 目標語数 | 解答欄の構成 |
|---|---|---|---|
| 1級 | 要約問題 / 意見論述問題 | 90〜110語 / 200〜240語 | 要約用罫線 / 意見論述用罫線(各独立) |
| 準1級 | 要約問題 / 意見論述問題 | 60〜70語 / 120〜150語 | 要約用罫線 / 意見論述用罫線(各独立) |
| 2級 | 要約問題 / 意見論述問題 | 45〜55語 / 80〜100語 | 要約用罫線 / 意見論述用罫線(各独立) |
| 準2級 | Eメール返信問題 / 意見論述問題 | 40〜50語 / 50〜60語 | Eメール用罫線 / 意見論述用罫線(各独立) |
| 3級 | Eメール返信問題 / 意見論述問題 | 15〜25語 / 25〜35語 | Eメール用罫線 / 意見論述用罫線(各独立) |
行数から語数を逆算するライティング解答用紙活用術
本番のライティング解答用紙には、マス目ではなく横方向の罫線が引かれています。本番中に1語ずつ単語数を数えていると貴重な時間を数分失うことになります。練習用解答用紙を使って、自分の1行あたりの平均単語数を把握しておきましょう。
一般的な英語の手書き文字では、1行あたりにおおよそ7〜9語(words)が入ります。例えば準1級の意見論述(120〜150語)を書く場合、1行8語とすると約15〜18行を埋めれば目標語数に到達することがわかります。
練習用紙に繰り返し書くことで、「解答欄の何行目まで書けば指定語数に収まるか」の視覚的感覚を身につけることができます。

解答用紙マークシートの記入規則と筆記用具
マークシートの読み取り機(光学式マーク読取装置)に正しく認識されないと、正解を選んでいても無得点になるリスクがあります。筆記用具の指定とマークの作法を確認してください。
使用できる筆記用具と禁止されている用具
英検の解答用紙記入に認められている筆記具は限られています。
- 使用可能な用具:HBの黒鉛筆、またはシャープペンシル
- 使用不可の用具:ボールペン、万年筆、サインペン、蛍光ペン
ボールペンでマークシートを塗りつぶしたり、名前や受験番号を記入したりした場合、機械が読み取れず無効となることがあります。必ず濃い黒鉛筆(HBまたはB)と、よく消えるプラスチック消しゴムを用意してください。消し残しがあると二重マークと誤認される原因になります。
マークシートの正しい塗り方(良い例・悪い例)
解答用紙の楕円マークは、枠からはみ出さず、かつ内側の白い部分が残らないように濃く塗りつぶします。
| 状態 | 判定 | 注意点 |
|---|---|---|
| 枠内を濃く均一に塗りつぶす | 正常(得点) | 枠の端まで丁寧に隙間なく埋める |
| 中央に細いチェック(レ点)のみ | エラー(無得点リスク) | 機械がマークとして認識しない可能性が高い |
| 細い線で真ん中を1本引いただけ | エラー(無得点リスク) | 鉛筆の濃度と面積が不足して読み取れない |
| 枠を大きくはみ出して丸を書く | エラー(誤認識リスク) | 隣のマークと重なり二重マークと判定される危険がある |
| 訂正箇所の消しゴムが不十分 | エラー(二重マーク判定) | 薄く黒鉛が残っていると2つマークしたとみなされる |
素早く確実にマークするためには、芯先が尖りすぎていない鉛筆を使うか、1.3ミリなどの太芯マークシート用シャープペンシルを使うのが実用的です。
他の英語試験における記入時の注意点は、TOEICマークシート塗り方と問題書き込みでも確認できます。
次の疑問本番で焦らず丁寧に塗り進める感覚を掴みたい方は、英検マークシートの塗り方と練習用紙で事前に演習しておくのが安心です。
子供・小学生受験時の問題用紙と保護者サポート
4級や5級、3級などを小学生以下の子供が受験する場合、問題用紙やマークシートの扱いに慣れておらずトラブルが起きやすくなります。保護者がどこまで手伝えるかの規定を解説します。
試験室への保護者入室と代筆可能範囲
小学生以下の受験者が一次試験を受ける場合、試験開始前(問題用紙や解答用紙が配布され、志願票の個人情報欄を記入する時間)までは、保護者1名が試験室内に同伴して記入を補助することが認められています。
- 保護者が補助・代筆できる範囲:解答用紙の氏名・生年月日・電話番号・受験番号などの個人情報記入欄(マーク部分を含む)の記入支援。
- 保護者の退室タイミング:試験の説明が終わり、試験問題が配布される前、または試験監督者から退室の指示があった時点で保護者は試験室から退室しなければなりません。
- 試験中の補助:試験時間中は保護者が試験室内にとどまることは一切できません。問題文の読み上げやマークシートの代筆は不正行為となります。
子供が本番で戸惑わないための家庭演習
子供が受ける場合、「問題用紙に答えを書いて満足し、解答用紙(マークシート)に転記するのを忘れる」「1行ずれてマークしてしまう」というミスが頻発します。以下の手順で家庭練習を重ねておくことが有効です。
- 問題用紙の問題文の横に数字を書く練習だけでなく、視線を解答用紙に移して楕円を塗る一連の動作を体験させる。
- 大問が変わるごとに、問題番号とマークシートの番号が一致しているか指差し確認する習慣をつける。
- 試験終了の合図があったら、問題用紙はカバンにしまい、解答用紙だけを机の上に残して提出する流れを事前に説明しておく。
試験開始前、保護者1名が試験室内に入室する。
氏名・生年月日・受験番号などの記入を補助する。
問題配布前や監督者の指示があった時点で退室する。
試験時間中は入室不可。読み上げや代筆はできない。
試験前の個人情報記入補助から試験終了までの保護者の関わり方の流れです。
次の疑問低学年のお子さまが初めて挑戦する場合は、英検5級マークシート書き方で名前や受験番号の記入手順を予習しておくと安心です。
試験翌日の自己採点から二次試験対策への移行
持ち帰った問題用紙を活用し、合否通知の到着を待たずに最速で次のアクションへ進むためのロードマップです。
自己採点の手順と合否目安の把握
一次試験の翌日(原則として月曜日13時以降)、日本英語検定協会の公式サイト上に模範解答が公開されます。持ち帰った問題用紙に印をつけた解答と突き合わせ、リーディング・リスニングの正答数を数えます。
英検の合否は素点(正答数)ではなく統計的に算出される英検CSEスコア(CSE score)で決まります。各技能(リーディング・リスニング・ライティング)でバランスよく正答することが求められますが、一般的にリーディングとリスニングの各大問で6割から7割前後の正答率を確保できていれば、ライティングで平均的な得点を取れている限り一次試験通過の可能性が高くなります。
自己採点直後の学習計画
自己採点の結果、一次試験を通過している可能性が高い場合は、ウェブでの合否結果発表(試験の約2〜3週間後)を待たずに二次試験(面接・スピーキングテスト)の準備に着手します。
3級以上では面接試験が課されるため、問題用紙を持ち帰って翌日に自己採点できるかどうかが、面接対策に充てられる日数を大きく左右します。
一次試験終了後から模範解答を使った自己採点、二次対策までの推移です。
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理解度チェック
Q1. 英検(従来型)一次試験の問題用紙の持ち帰り規則は?
- 試験終了後は自宅へ持ち帰ることができる
- 解答用紙と一緒に必ず回収される
- 試験途中で退室した場合のみ持ち帰れる
- 合否結果が届くまで会場に預ける
答えを見る
正解: A. 試験終了後は自宅へ持ち帰ることができる
従来型一次試験終了後、問題用紙は持ち帰ることができます。ただし試験途中で退室した場合は持ち帰れません。
Q2. 解答用紙の記入に認められている筆記用具はどれ?
答えを見る
正解: B. Dark black lead pencil (HB/B)
英検のマークシート記入には、HBまたはBの黒鉛筆、またはシャープペンシルの使用が認められています。
Q3. 小学生受験時の保護者の付き添いに関する規定は?
- 試験中も隣の席でマークシートの代筆が可能
- 問題用紙が配られた後も終了まで同伴できる
- 開始前の個人情報欄の記入補助まで認められる
- いかなる場合も試験室への入室は認められない
答えを見る
正解: C. 開始前の個人情報欄の記入補助まで認められる
小学生以下の場合、試験開始前の個人情報記入欄の補助まで同伴可能ですが、問題配布前や指示があった時点で退室します。
よくある質問
- Q. 英検の問題用紙は一次試験後に持ち帰れますか?
- はい、従来型の一次試験終了後、問題用紙(問題冊子)はそのまま持ち帰ることができます。ただし体調不良等で試験途中に退室した場合は持ち帰れません。回収されるのは解答用紙のみです。
- Q. 問題用紙に計算メモや答えを書き込んでもいいですか?
- はい、試験時間中に問題用紙へメモを書いたり、選んだ番号に丸をつけたりする行為は公式に認められています。翌日以降の自己採点のために、マークした選択肢を丸で囲んでおくことが推奨されます。
- Q. 解答用紙(マークシート)のサイズは何サイズですか?
- 本番の実物は級によりB4またはA3サイズ(二つ折り)が主に使用されます。自宅で練習用に日本英語検定協会の公式見本PDFを印刷する場合は、A4サイズ用紙で印刷しても問題なくマーク練習が可能です。
- Q. 英検S-CBTでも問題用紙を持ち帰ることはできますか?
- いいえ、英検S-CBTはパソコン上で問題を見て解答する形式のため紙の問題冊子はありません。配布されるA4サイズのメモ用紙も試験終了時に回収されるため持ち帰ることはできません。
- Q. マークシートにボールペンを使って記入してもよいですか?
- いいえ、ボールペンの使用は不可です。HBの黒鉛筆またはシャープペンシルを使用してください。ボールペンでマークすると機械で読み取れず無効になる恐れがあります。
2026年10月12日更新・モチタン辞典編集部