モチタン辞典 › 読みもの › 英検 › 英検レベル完全解説ガイド

英検のレベル一覧と難易度目安・他資格換算
実用英語技能検定(英検)は、5級の中学初級レベルから1級の大学上級レベルまで段階的に英語力を測定できる国内最大規模の英語試験です。合否は各技能均等に配分された英検CSEスコアで判定され、3級以上では4技能すべての総合力が問われます。
ご自身の現在地や目的に合わせて最適な受検級を選ぶことが、最短合格への最も確実な近道です。
英検全級のレベル一覧表(学年目安・語彙数・技能構成)
英検の各級が対象とする学校学年の目安、合格に求められる語彙数、試験技能の構成を一覧表に整理しました。新設された準2級プラスを含む全8段階の全体像を把握しましょう。
表は横にスクロールできます →
| 級 | 学校学年の目安 | 必要語彙数 | 測定技能 | CEFR目安 |
|---|---|---|---|---|
| 5級 | 中学初級(中1修了程度) | 約600語 | 一次(R・L)※スピーキング任意 | A1未満 |
| 4級 | 中学中級(中2修了程度) | 約1,300語 | 一次(R・L)※スピーキング任意 | A1 |
| 3級 | 中学卒業程度 | 約2,100語 | 一次(R・L・W)、二次(S) | A1 |
| 準2級 | 高校中級(高1〜高2程度) | 約3,600語 | 一次(R・L・W)、二次(S) | A1〜A2 |
| 準2級プラス | 高校上級(高2〜高3程度) | 約4,500語 | 一次(R・L・W)、二次(S) | A2 |
| 2級 | 高校卒業程度 | 約5,100語 | 一次(R・L・W)、二次(S) | A2〜B1 |
| 準1級 | 大学中級程度 | 約7,500〜9,000語 | 一次(R・L・W)、二次(S) | B1〜B2 |
| 1級 | 大学上級程度 | 約10,000〜15,000語 | 一次(R・L・W)、二次(S) | B2〜C1 |
5級と4級はリーディングとリスニングのみで合否が決まりますが、3級からは記述式ライティングと対面式面接スピーキングが加わり、4技能すべての得点が必須となります。各級の詳細な出題形式や配点比率については、英検各級の詳しい難易度と学年別の基準で詳しく解説しています。
単語と例文をアプリで定着させるなら、単語アプリ「モチタン」単語アプリ「モチタン」なら、ゲームで覚えられます。まちがえた単語は苦手単語帳にまとまります。無料で試す
自分に合う級がすぐわかる自己診断チェックテスト
「どの級から受けるべきか迷っている」という方は、現在の学習状況や日常的な英語の運用力から適正級を判定してみましょう。以下の質問に当てはまる項目を確認してください。
- 日常の自己紹介や簡単な単語が読める・聞ける → 5級または4級からスタート
- 中3までの基本英文法を理解し、簡単な短文を書ける(例:I like playing soccer because it is fun.「楽しいので私はサッカーをするのが好きです」) → 3級
- 高校基礎レベルの長文が読め、身近な社会的話題に意見を持てる → 準2級
- 共通テストレベルの英文を読め、環境や教育などのテーマで80〜100語のエッセイが書ける → 2級
- 社会問題や時事ニュースの論説文を読め、自分の論理を展開できる → 準1級以上
過去問を解いた際、正答率が60%前後であれば十分に対策して合格を狙える適正レベルです。より細かな問題演習を通して現在の実力を測りたい方は、英検の受検級を診断するチェックテストをお試しください。
中学生の英検レベル:中1・中2・中3の推奨受験スケジュール
中学校で英語を学び始めた生徒にとって、学期ごとの習得進度に合わせて無理のない級を選択することが自信につながります。
学年別のおすすめ受験級
- 中学1年生:秋(第2回)に5級、冬(第3回)〜中2春(第1回)に4級
- 中学2年生:中2の冬(第3回)までに4級を確実に取得し、3級の準備に入る
- 中学3年生:高校入試の調査書に間に合わせるため、中3の夏(第1回)または秋(第2回)までに3級(上位校狙いは準2級)を取得
中学1年生の秋であれば、一般動詞の過去形や疑問詞など基礎文法が一通り身についているため、5級に合格できる実力が十分あります。公立・私立高校入試では3級以上から内申点加点や判定優遇を設けている学校が多いため、中3秋までに3級以上を押さえておくのが定石です。
学年ごとの詳しい学習計画は、中学生向けの英検レベル判定と対策の手引きを参考にしてください。
基礎固めに不安がある方は、中学生で習う英単語一覧で語彙を確認しておきましょう。
高校生の英検レベルと大学入試優遇:準2級・準2級プラス・2級の壁
高校生が目指すべき水準は、高校中級の「準2級」から高校卒業水準の「2級」、そして難関大学で大きな武器となる「準1級」です。準2級と2級の間には語彙数や英文の抽象度において大きな段差が存在するため、その橋渡しとして「準2級プラス」が位置づけられています。
大学受験での英検活用基準
| 級 | 大学受験における主な優遇措置 |
|---|---|
| 準2級 | 公募推薦・総合型選抜での出願要件(一部の中堅大学) |
| 準2級プラス | 中堅〜準難関私立大学の出願要件や加点の新基準として活用拡大中 |
| 2級 | 多くの私立大学・国公立大学で「出願資格」「英語試験免除」「得点換算(70〜80点相当)」として利用可能 |
| 準1級 | 難関大学(早慶上智・MARCH・関関同立など)での「満点みなし換算」「大幅加点」 |
2級のライティングでは、Some people say that more people will work from home in the future. What do you think about this?(将来、より多くの人々が在宅勤務をするようになると言う人もいます。
あなたはどう考えますか?)のような社会性の高い問いに対して、論理的な構成で意見を展開する記述力が問われます。学年別の目標設定や入試活用の仕組みは、高校生の英検目標と入試活用の詳細で詳しく解説しています。

TOEIC・TOEFLと英検のスコア・レベル換算表
英検の級と、ビジネス英語を測るTOEIC L&R、海外大学留学などで用いられるTOEFL iBTの難易度比較をまとめました。
表は横にスクロールできます →
| 英検 | CEFR | TOEIC L&R(目安) | TOEFL iBT(目安) | 試験の主な特徴 |
|---|---|---|---|---|
| 3級 | A1 | 〜350点 | 〜30点 | 中学レベルの基礎英語力 |
| 準2級 | A1〜A2 | 350〜500点 | 30〜41点 | 高校基礎・身近な日常会話 |
| 2級 | A2〜B1 | 500〜650点 | 42〜61点 | 高校卒業・基礎的な社会的話題 |
| 準1級 | B1〜B2 | 700〜850点 | 72〜94点 | 大学中級・学術的論説・社会問題 |
| 1級 | B2〜C1 | 900点〜 | 95〜120点 | 大学上級・高度な学術・時事議論 |
英検は身近な話題から社会問題までを扱う「4技能総合型」、TOEIC L&Rはオフィスや業務連絡に特化した「2技能ビジネス型」、TOEFL iBTは大学講義や学術論文を扱う「4技能アカデミック型」という出題領域の違いがあります。
TOEICスコアとの詳しい照合はTOEICと英検の詳しいレベル換算およびTOEICと英検の点数換算早見表を、留学基準との比較はTOEFLと英検のスコア換算をご覧ください。
専門資格(JET・医英検・幼保英検)と英検の難易度比較
子ども向け検定や専門職業別の英語検定と英検各級のレベル対照表です。目的に応じてどの検定に挑戦すべきか判断する目安になります。
表は横にスクロールできます →
| 英検 | JET(ジュニアイングリッシュテスト) | 幼保英検(幼児教育・保育) | 医英検(日本医学英語検定) |
|---|---|---|---|
| 5級 | JET 6級〜5級 | 幼保英検 4級 | ― |
| 4級 | JET 4級〜3級 | 幼保英検 3級 | ― |
| 3級 | JET 2級〜1級 | 幼保英検 2級 | ― |
| 準2級 | ― | 幼保英検 準1級 | 医英検 4級(基礎) |
| 2級 | ― | 幼保英検 1級 | 医英検 3級(応用) |
| 準1級 | ― | ― | 医英検 2級(専門) |
| 1級 | ― | ― | 医英検 1級(指導・実践) |
小中学生の英語導入期におけるJETの級対照はJETと英検の級対応、医療従事者・医学生向けの専門検定は日本医学英語検定のレベル基準、保育園・幼稚園での実践的な英語表現を評価する資格は幼保英検・保育英検の級と対策でそれぞれの対策法を解説しています。
英検の合否判定基準:合格ラインと英検CSEスコアの仕組み
英検の合否は、単純な正答数ではなく「英検CSEスコア」に基づいて判定されます。従来の「全体で6割正解すれば合格」という仕組みとは異なり、各技能均等にスコアが配分される点が最大の特徴です。
CSEスコアの特徴と注意点
- 各技能に均等な満点スコアが割り振られる:例えば2級の一次試験(満点1950点)では、リーディング・リスニング・ライティングの3技能に各650点ずつ配分されます。
- 特定技能の極端な不得意は不合格に直結する:リーディングが満点に近くても、ライティングが無得点に近い状態では合格基準スコア(2級一次は1520点)に到達できません。
- 全体の正答率目安はおおむね6割〜7割:問題の難易度に応じた統計的スコアリングが行われるため回ごとに若干変動しますが、素点で65%以上を全技能バランスよく得点することが安全圏となります。
特に3級以上を受験する場合は、リーディングの単語暗記だけに偏らず、ライティングの定型表現やリスニングの反復演習を日頃から均等に取り入れる学習設計が欠かせません。
目的別・次に読むべきおすすめ記事案内
現在の学習段階や目的に応じて、さらに詳しい個別ガイドを確認して学習を進めましょう。
- 受検級の判定を今すぐ行いたい方:問題形式別の診断ができる英検の受検級を診断するチェックテスト
- 各級の語彙・文法・配点の全詳細を知りたい方:学年ごとの到達目標を整理した英検各級の詳しい難易度と学年別の基準
- 中学生のお子さま・保護者の方:入試での活用法と時期別戦略がわかる中学生向けの英検レベル判定と対策の手引き
- 高校生・大学受験生の方:入試優遇の基準ラインと推薦対策を網羅した高校生の英検目標と入試活用の詳細
- 就活や転職でTOEICと迷っている方:スコア換算と学習効率を比較できるTOEICと英検の詳しいレベル換算
- 幼児教育や保育分野での英語活用を目指す方:業務に直結する資格内容をまとめた幼保英検・保育英検の級と対策
続けて読む
理解度チェック
Q1. 2025年度に新設される英検の級はどれですか?
- 準1級プラス
- 準2級プラス
- 3級プラス
- 1級プラス
Q2. 準2級以上の論述で求められる論理的な表現はどれ?
- I agree with this opinion for two reasons.
- She goes to school by bus.
- I like reading books because it is exciting.
- Biodiversity is very legislation.
答えを見る
正解: A. I agree with this opinion for two reasons.
準2級以上では抽象的なテーマに対し「I agree with this opinion for two reasons.」と論述・発話する力が求められます。
Q3. 就職活動の履歴書で評価される原則的な境界線は何級?
- 4級以上
- 3級以上
- 2級以上
- 1級のみ
答えを見る
正解: C. 2級以上
本文の「就職活動の履歴書に書ける境界線」において「履歴書に記載して評価されるのは原則として英検2級以上です」と明記されています。
よくある質問
- Q. 履歴書に書けるのは英検何級からですか?
- 一般企業の就職活動や転職の履歴書に記載して評価されるのは「2級以上」が目安です。英語力を強みとしてアピールしたい場合は「準1級以上」の取得が推奨されます。高校入試の内申書では3級以上、中堅大学の推薦入試では準2級以上から記載可能な場合があります。
- Q. 新設された「準2級プラス」とはどのような級ですか?
- 準2級(高校中級程度)と2級(高校卒業程度)の間にある難易度ギャップを埋めるために新設された級です。高校上級(高2〜高3程度)の英語力を対象とし、大学入試対策へのスムーズな移行を支援する役割を持っています。
- Q. 英検5級や4級でもスピーキングテストは受ける必要がありますか?
- 5級・4級のスピーキングテストは任意受験であり、コンピュータ端末を用いた録音形式で行われます。このスピーキングテストの結果は一次試験の合否(合格証書の発行)には影響せず、独立した資格として判定されます。
- Q. 合格するためには過去問で何割正解すれば良いですか?
- 素点の正答率として各技能おおむね60〜65%以上が合格ラインの目安です。ただし、英検CSEスコアの仕組み上、1技能でも極端に得点が低いと合計点が届かなくなるため、全技能で6割以上を均等に確保することが重要です。
2026年10月10日更新・モチタン辞典編集部