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英検面接カードの書き方と当日の流れ
英検の面接カードとは、二次試験当日に控室で配られる「本人確認と採点を兼ねたマークシート用紙」です。問題が載っている「問題カード」とは別物で、氏名や個人番号などの基本情報を控室で記入し、面接室に入室した直後に面接官へ手渡します。
渡した面接カードは試験終了後も返却されず、裏面は面接官専用の採点欄となるため受験者は記入できません。
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面接カードと問題カードの違い
英検の二次試験会場では、「カード」と呼ばれる用紙が2種類登場します。多くの受験者が混同しやすい「面接カード」と「問題カード」は、役割も受け渡しの手順もまったく異なります。取り違えて慌てることがないよう、まずは全体像を整理しておきましょう。
| 項目 | 面接カード | 問題カード |
|---|---|---|
| 主な役割 | 本人確認および面接官による採点用紙 | 読解用パッセージやイラストが載った問題用紙 |
| 受け取る場所・時期 | 当日の集合後、試験前の「控室」 | 面接室内で、着席・簡単な挨拶を終えた後 |
| 記入の有無 | 氏名・個人番号・生年月日などを記入・マーク | 記入不可(メモ書き等も禁止) |
| 面接官への受け渡し | 入室直後に受験者から面接官へ手渡す | 面接官から受け取り、質問終了後に返す |
| 試験終了後の返却 | 手元に戻らない(面接官が回収・保管) | 退室直前に受験者が面接官へ返却する |
面接カードは、あなたが部屋に入って一番最初に面接官へ手渡す書類です。一方、問題カードは、面接の途中でパッセージ(英文)の音読やイラスト問題に取り組むために、面接官側から一時的に手渡される課題用紙です。この2つの違いを把握しておくだけで、当日の進行手順に迷う心配がなくなります。
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面接カードの書き方とマーク手順
面接カードはマークシート形式です。記入には必ずHBなどの鉛筆、またはシャープペンシルを使用してください。ボールペンやサインペンは読み取りエラーの原因となるため使用できません。
控室で配られたら、一次試験の合格通知書や二次受験票(一次・二次免除の場合は受験票)を手元に置き、印字内容と照らし合わせながら正確に記入します。
表面の記入項目一覧
- 氏名・フリガナ:漢字およびカタカナで枠内に記入します。
- 個人番号(受験番号):受験票に記載されている個人番号を数字で記入し、下のマーク欄を黒く塗りつぶします。数字の書き間違いやマークの段落ズレに注意してください。
- 生年月日:西暦または和暦の指定に従い、生年月日を記入してマークします。
- 会場番号:控室の黒板や案内板に掲示されている「二次試験会場番号」を書き写し、マークします。
- アンケート欄・その他:指示がある場合はアンケート項目等をマークします。
数字を記入しただけで下のマーク欄を塗りつぶし忘れるミスが頻発します。必ず「数字の記入」と「マーク」の双方が完了しているか確認してください。
裏面に関する厳重な注意点
面接カードの裏面は、面接官があなたの応答内容や発音、attitude(アティチュード/態度・意欲)を評価・採点するための専用スペースです。受験者は裏面には一切文字を書き込んではいけません。
メモ用紙代わりに使うことや、氏名を裏面に書くことも禁止されています。表面の記入が終わったら、何も書かずに机の上に置いて待機しましょう。
保護者による代筆と確認ルール
小学生以下の受験者が受験する場合、保護者の方が控室まで付き添い、面接カードの代筆やマークの補助を行うことが認められています。低学年のお子様の場合、会場番号の転記やマークのズレが起きやすいため、保護者の方が受験票を確認しながら代筆して差し支えありません。
ただし、付き添いができるのは控室を出る直前までです。面接室のあるフロアや廊下の待機列へ進む段階で保護者は退出し、保護者控室等へ移動することになります。
お子様一人で入室する前に、「カードは入ったらすぐ先生に両手で渡すんだよ」と伝えておくと安心です。
- 氏名・フリガナの枠内記入漢字およびカタカナで記入
- 個人番号(受験番号)の記入とマーク数字の記入とマーク欄の塗りつぶし
- 生年月日の記入とマーク西暦または和暦の指定に従う
- 二次試験会場番号の記入とマーク控室の黒板や案内板から書き写す
- アンケート欄・その他指示がある場合にマーク
- 裏面には何も書かない面接官専用の採点スペース
数字の記入だけでなくマーク欄の塗りつぶしまで確実に完了させましょう。
二次試験当日の全体の流れ
会場に到着してから面接を終えて退出するまでのタイムラインを把握しておくと、緊張を大幅に和らげることができます。特にスマートフォンの取り扱いには厳格なルールが定められています。
1. 受付から控室での待機
会場に到着したら受付を通り、指定された控室に入ります。着席後、係員から「面接カード」と「携帯電話・スマートフォンを入れる首掛け用ホルダー(不透明な専用袋)」が配られます。
英検の二次試験では、控室に入った段階でスマートフォンの電源を完全に切る必要があります。マナーモードや機内モードではなく、必ず主電源を落とし、配布された専用ホルダーに入れて首から下げます。
試験終了後に会場の外へ出るまで、スマートフォンの取り出しや操作は一切認められません。通話はもちろん、時間確認や画面の点灯だけでも不正行為とみなされる恐れがあるため厳重に注意してください。
2. 待機列から面接室の前へ
控室で係員から番号順に呼び出しを受けたら、荷物をすべて持ち、首にスマートフォンホルダーを下げた状態で面接室前の廊下へ移動します。廊下の椅子に座って待機し、係員または前の受験者の退出に合わせて自分の番を待ちます。このとき、手元には記入済みの面接カードを持っておきます。
3. 入室から退室までのステップ
- ドアをノックして入室:ノックを2〜3回行い、May I come in? または面接官の Come in. の合図で入室します。
- 面接カードの手渡し:入室直後、荷物を持って面接官のデスク前へ進み、面接カードを提出します。
- 着席と氏名・級の確認:面接官に着席を促されたら着席し、簡単な挨拶と氏名・受験級の確認を行います。
- 問題カードの受け取り:面接官からパッセージとイラストが印刷された「問題カード」を受け取ります。
- 音読と質疑応答:パッセージの黙読(20秒)、音読、そしてパッセージやイラストに関する質問、受験者自身の意見を問う質問へと進みます。
- 問題カードの返却と退室:面接終了後、問題カードのみを面接官に返却し、お礼を述べて退室します。
面接カード記入、スマホの電源を切り専用袋へ
荷物とカードを持ち面接室前の廊下で待機
合図で入室し荷物を持ってデスク前へ進む
着席前に面接官へ面接カードを手渡す
問題カードを受け取り音読と質疑応答を行う
問題カードのみを返却しお礼を述べて退出
受付後の控室待機から面接室での退室までの一連の流れです。
次の疑問会場到着後のタイムラインをつかんだら、ドアのノックから退室までの細かな所作を英検二次試験の流れ・入退室マナーで確認しておくと安心です。
面接室でのカード手渡しと英語の会話例
面接室に入って最初に行う英語のやり取りが、面接カードの提出です。ここでの所作や挨拶は、面接全体の第一印象を左右し、積極的なコミュニケーション姿勢を測るattitudeの評価にも直結します。
手渡しの動作手順と好印象を与えるマナー
面接官の前に進み出たら、ただ無言でカードを突き出すのではなく、次の手順を意識して所作を行いましょう。
実戦会話例1:標準的な受け渡しのやり取り
最も基本的で頻出する対話の流れです。
Examiner: Good morning. May I have your score card, please?
(面接官:おはようございます。面接カードをいただけますか?)
Examinee: Good morning. Here you are.
(受験者:おはようございます。どうぞこちらです。)
Examiner: Thank you. Please have a seat.
(面接官:ありがとうございます。どうぞお座りください。)
Examinee: Thank you.
(受験者:ありがとうございます。)
実戦会話例2:入室の挨拶から自然につなげるやり取り
午後の時間帯や、入室時の挨拶からスムーズにカードを渡す流れです。
Examinee: Hello. May I come in?
(受験者:こんにちは。入室してもよろしいですか?)
Examiner: Hello! Yes, come in, please. Can I have your card?
(面接官:こんにちは!はい、どうぞお入りください。カードをもらえますか?)
Examinee: Here is my card.
(受験者:私のカードはこちらです。)
Examiner: Thank you very much. Please sit down here.
(面接官:どうもありがとうございます。こちらにお掛けください。)
Examinee: Thank you. Excuse me.
(受験者:ありがとうございます。失礼します。)
| 状況 | 使える英語表現 | 日本語訳 |
|---|---|---|
| カードを差し出すとき | Here you are. | どうぞ(こちらです)。 |
| カードを差し出すとき(丁寧) | Here it is. | はい、こちらになります。 |
| 着席を促されたとき | Thank you. | ありがとうございます。 |
| 座る直前の礼儀として | Excuse me. | 失礼いたします。 |
面接官の目を見て軽く微笑みます。
文字が相手から読める向きで両手を添えます。
明るくはっきりしたトーンで英語を話します。
入室直後の第一印象と態度(attitude)の評価を高める3つの所作です。

次の疑問手渡しの挨拶に加えて、質問を聞き返す表現や回答に困ったときの言葉も知りたい方は英検面接で使えるフレーズ集が役立ちます。
カード受け渡しで通じる発音のコツ
入室直後の第一声は緊張しやすく、声が小さくなったり早口になったりしがちです。カタカナ英語から一歩抜け出し、試験官に心地よく響く発音のポイントを身につけましょう。
1. Here you are.(ヒア・ユー・アー)のリンキング
Here you are. は「ヒア・ユー・アー」と単語ごとに区切るのではなく、Here の語尾の「r」の余韻と you を滑らかにつなげます。
カタカナ表記の目安としては「ヒァユァー」に近い感覚です。最後の are は口を軽く開けて落ち着いたトーンで発音すると、落ち着いた自信のある印象を与えられます。
2. Thank you.(センキュー/サンキュー)の「th」の発音
Thank you. の語頭にある th 音([θ])は、日本語の「サ」行や「セ」行とは異なります。上の前歯と下の前歯の間に舌先を軽く挟み、息をすき間から摩擦させて「スー」と抜くようにしてから「アンク・ユー」と続けます。
日本語の平坦な「サンキュー」ではなく、歯と舌の隙間から息を出す意識を持つだけで、英語特有の明瞭な音になります。さらに Thank の末尾の「k」と you がつながり、「スァンキュー」のように発音される点(リンキング)を意識してください。
3. Please have a seat.(プリーズ・ハヴァ・シート)の音の連結
面接官から「お掛けください」と言われる際の have a seat は、「ハブ・ア・シート」ではなく「ハヴァシート」とひと塊で聞こえてきます。
have の「v」と a が結合(リンキング)します。これを聞き取った瞬間に笑顔で Thank you. と返答できると、会話のキャッチボールが非常に滑らかになります。
よくある間違いと減点を防ぐ対策
カードのやり取りや入室動作において、多くの受験者が無意識のうちにやってしまうミスがあります。事前に失敗例を知り、適切な立ち振る舞いを確認しておきましょう。
間違い例1:面接カードを机の上に置いたまま着席してしまう
緊張のあまり、荷物と一緒に面接カードを荷物置き場や自分の膝の上に置いたまま座ろうとするケースがあります。面接カードは「着席前」に手渡すのが標準的な手順です。
手渡しを忘れて着席しようとすると、面接官から催促されることになります。部屋に入ったら「まずカードを面接官へ差し出す」という順序を身体に染み込ませておきましょう。
間違い例2:片手で乱雑に渡してしまう
片手でカードの端をつまむようにして突き出すと、ぞんざいな態度に見えてしまい、attitudeの評価に悪影響を及ぼす可能性があります。日本のお辞儀文化と同様に、両手を添えて、文字が面接官から読める向きに整えて差し出す姿勢が好印象につながります。
間違い例3:退室時に面接カードを返してもらおうとする
面接終了時、「面接カードが返却されていない」と勘違いしてその場にとどまってしまう人がいます。前述の通り、面接カードは採点用紙であるため返却されません。
試験終了時に返すのは、途中で渡された「問題カード」のみです。質問がすべて終わったら、手元の問題カードを面接官に返し、Thank you very much. Have a nice day.(ありがとうございました。良い一日を)と伝えて速やかに退出しましょう。
座る前にまず面接官へ手渡すのが正しい手順です。
相手から読める向きに整え、必ず両手を添えます。
面接カードは返却不要。返すのは問題カードのみ。
無意識にやってしまいがちな3つの失敗と正しい対応を確認しておきましょう。
二次試験本番に向けた実戦練習法
二次試験で実力を発揮するためには、頭で理解するだけでなく、実際に身体を動かして声に出すシミュレーション練習が不可欠です。本番で緊張しないための効果的な練習手順を提案します。
1. 立ち上がりからカード提出までの動作トレーニング
自宅の部屋を面接室に見立てて、ドアのノックから椅子の前でカードを渡すまでの一連の流れを通しで行います。
- ドアを「トントン」と2回ノックする。
- 「May I come in?」と声に出してドアを開ける動作をする。
- 面接官役の机の前まで歩き、笑顔を作る。
- A4用紙やハガキを面接カードに見立て、両手で差し出しながら「Here you are.」とハッキリ発音する。
- 「Thank you. Please have a seat.」という相手の声を想定し、「Thank you.」と言って礼をして座る。
この一連の動作を3〜5回繰り返すだけで、入室時の身体の強張りが驚くほど解消されます。
2. 家族や友人に面接官役を頼む
可能であれば、保護者や友人に面接官役になってもらいましょう。あえて少し無表情な状態で座ってもらい、その正面に立ってアイコンタクトを維持しながら挨拶する練習をします。他人の視線を受けながら英語を口にするプレッシャーに慣れておくことが、本番での動揺を防ぐ一番の近道です。
3. スマホの録音・動画機能でセルフチェックする
スマートフォンを机に立てかけ、入室からカード提出の様子を動画で撮影してみてください。「目線が下を向いていないか」「声が小さくてぼそぼそしていないか」「カードを渡す手元が乱暴になっていないか」を客観的に見直すことで、自分では気づきにくい改善点が一目で分かります。
次の疑問動作のシミュレーションだけでなく模擬面接も体験したい場合は、英検面接のオンライン対策と学習手順を参考に練習を深めましょう。
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理解度チェック
Q1. 面接室で面接カードを渡すときの適切な英語表現はどれですか?
- Here you are.
- Please have a seat.
- Come in, please.
- May I come in?
答えを見る
正解: A. Here you are.
面接委員からカードを求められた際は、無言ではなく「Here you are.」とはっきり発音して手渡すと本文に記載されています。
Q2. パッセージの音読をする際の重要な注意点として正しいものは?
- できるだけ早口で読み切る
- タイトルの部分から読み始める
- 知らない単語は読み飛ばす
- 本文の最初の文から読み始める
答えを見る
正解: B. タイトルの部分から読み始める
音読時はタイトルから読み始めることが重要で、タイトルを飛ばして本文から読み始めると減点対象になる場合があると解説されています。
Q3. 試験会場でのスマートフォンの扱いとして正しいものはどれ?
- マナーモードにしてカバンにしまう
- 面接室内に入る直前に電源を切る
- 電源を切り専用の袋に入れて首から下げる
- アラーム設定はそのままで電源を切る
答えを見る
正解: C. 電源を切り専用の袋に入れて首から下げる
到着時に電源を完全に切り、配布される収納ケースに入れて会場を出るまで常に首に掛けておく必要があります。
よくある質問
- Q. 面接カードを書き間違えた時は?
- 控室で書き損じた場合、文字の訂正は二重線や消しゴムで修正可能です。マークミスは消しゴムで跡が残らないよう完全に消してください。汚損がひどい場合は控室の係員に申し出れば新しいカードに交換してもらえます。
- Q. 面接カードを忘れたら受験不可?
- 面接カードは当日会場の控室で配布される用紙のため、家から持参する必要はありません。ただし、カードに記入するための「二次受験票」「筆記用具(HBの鉛筆・消しゴム)」は必ず持参する必要があります。
- Q. 二次試験中のスマホの扱いは?
- 控室に入った時点で電源を完全に切り、配布される専用ホルダーに入れて首から下げます。試験終了後に会場敷地を出るまで取り出しや操作は一切禁止です。違反すると失格になる場合があります。
- Q. パッセージの音読カードとは別?
- はい、全く別のカードです。音読するパッセージやイラストが印刷されたものは「問題カード」と呼び、面接中に面接官から一時的に手渡されます。面接カードは入室時に提出する個人情報・採点用紙です。
- Q. 小学生の面接カードは親が代筆可?
- 可能です。小学生以下の受験者の場合、控室において保護者が付き添い、面接カードの氏名や個人番号の記入・マークの代筆を行うことが認められています。ただし、面接室前の待機列へ進む前に保護者は退出します。
2026年10月16日更新・モチタン辞典編集部