モチタン辞典 › 読みもの › 英検 › 英検2級ライティング参考書の選び方

英検二級ライティング参考書の選び方と新形式対策
英検二級のライティング対策で選ぶべき参考書は、新形式である「英文要約問題」と「意見論述問題」の2題に対応した最新の教材です。一次試験におけるライティングは配点比率が高いため、正しい型を掲載した問題集を1冊やり切るだけで合格ラインへ届きます。
まずは目的に合った専用教材でテンプレートを覚え、短期間で安定したスコアを獲得しましょう。
英検二級ライティング教材の選び方とチェックポイント
英検二級の一次試験は、リーディング、リスニング、ライティングの3技能で構成されています。その中でもライティングは問題数が2題と少ないにもかかわらず、CSEスコアでリーディングやリスニングと同等の配点が割り当てられています。
1問ごとの得点価値が極めて高いため、ライティング対策に特化した参考書を導入することが合格への近道です。
現在の試験形式では、従来の「意見論述問題」に加えて「英文要約問題」が出題されます。旧形式の参考書では要約問題の演習ができないため、必ず新形式に対応した最新の改訂版を選ぶ必要があります。
表は横にスクロールできます →
| 教材タイプ | 対象レベル | 特徴・強み | おすすめな人 |
|---|---|---|---|
| 要約・意見論述両対応の総合対策本 | 初級〜上級 | 要約と意見論述の両方を網羅。解説が平易で基礎から学べる定番形式。 | 迷ったらまず選びたい人、1冊で対策を完結させたい人 |
| 構文・文法重視の英作文指南書 | 中級〜上級 | 論理的な構成力と減点されない英文法が身につく。 | 大学入試も視野に入れて正確な文法力を鍛えたい人 |
| トピック・アイデア特化型問題集 | 初級〜中級 | 頻出トピック別の語彙やアイデア出しが豊富。 | 理由やアイデアが思い浮かばず手が止まりがちな人 |
まずは要約と意見論述の両方を網羅した総合対策本を軸に進め、文法力に不安がある場合や大学入試の英作文対策も兼ねたい場合は、自由英作文向けの構文・文法指南書を併用すると効果的です。
英検の単語は、アプリの級別コースで単語アプリ「モチタン」なら、ゲームで覚えられます。まちがえた単語は苦手単語帳にまとまります。無料で試す
目的や実力で選ぶ英検二級ライティング参考書
自分の現在の実力や目標とする学習期間に合わせて、適切な参考書を選ぶことが大切です。レベルや目的に応じた特徴を整理します。
基礎から学びたい人向けの定番総合書
英語を書くことに慣れていない場合や、英検二級のライティングを初めて学習する場合は、要約と意見論述の両方を基礎から丁寧に解説している総合対策本が適しています。
本番に即した出題形式で、英文要約の手順や意見論述の段落構成が段階的に説明されています。パラフレーズ(言い換え)の技術や、つなぎ言葉(ディスコースマーカー)の使い方が丁寧に示されているため、独学でもつまずかずに進められます。
アイデア出しや語彙力を強化したい人向けの参考書
「トピックを見ても理由が日本語で思いつかない」「使える表現の幅が狭い」という悩みには、トピック別の表現集や論点整理が豊富な参考書が役立ちます。
教育、環境、テクノロジー、ビジネスといった頻出テーマごとに、賛成意見と反対意見の双方が整理されている教材を使うことで、本番で論理的な理由を素早く組み立てられるようになります。
大学入試と併行して文法精度を高めたい人向けの参考書
大学入試の総合型選抜や一般選抜でCSEスコアを利用する場合、高校英語の文法を論理的に使いこなす練習が必要です。大学受験向けの自由英作文対策書などは、段落の書き方や接続詞の選び方、よくある文法ミス(時制の一致、単複の不一致、冠詞の誤りなど)を体系的に学ぶことができます。
英検に特化しているわけではありませんが、減点を防ぐ基礎力を盤石にする上で効果的です。
意見論述で使える表現を増やしたいときは、英検2級の例文集を参考にしてください。
次の疑問本を選んだあとの具体的な学習の進め方は、英検2級ライティング勉強法で手順を確認できます。
新形式対応参考書の選び方と見分け方
英検二級のライティング参考書を選ぶ際、最も注意すべき点は「新形式に対応しているかどうか」です。新形式では英文要約問題が追加されており、旧形式の参考書では要約の対策が一切掲載されていません。
改訂版と旧版の見分け方
書店やオンラインショップで購入する際は、以下の点を確認してください。
- 書籍の表紙や帯に「新形式対応」「要約問題収録」「改訂版」などの表記があるか
- 目次に「英文要約問題」「Summary」といった章が存在するか
- 発行年月が新形式導入以降(2024年以降)になっているか
古書店やフリマアプリなどで安価に購入する場合、旧版(意見論述問題のみ掲載されている版)が混ざっているケースが多いため注意が必要です。ISBNコードを確認するか、目次の構成を必ず確認してから購入してください。
英文要約問題の解き方を学べるか
英文要約問題は、長文を短くまとめる技術が求められます。単に文章を抜き出すだけでは得点になりにくく、適切なパラフレーズ(別の語句への言い換え)や、重要情報の取捨選択が必須です。
参考書の中に「要約の3ステップ(段落ごとの主旨把握、言い換えのテクニック、語数調整)」が詳しく解説されている教材を選ぶことが重要です。
- 表紙や帯の対応表記「新形式対応」「改訂版」などの表記があるか
- 目次の掲載項目「英文要約問題」「Summary」の章があるか
- 発行年月の確認新形式導入以降(2024年以降)になっているか
- 要約の解き方解説の有無主旨把握・言い換え・語数調整の解説があるか
購入前に表紙・目次・発行年月などの記載事項を確認しましょう。
参考書に載っている基本のテンプレート構造
英検二級のライティングで合格点を取るためには、参考書に掲載されている標準的なテンプレートを暗記し、その枠組みに沿って英文を当てはめる練習が基本となります。意見論述と英文要約のそれぞれについて、基本構造を押さえましょう。
意見論述問題のテンプレート(80〜100語程度)
意見論述は、導入・理由1・理由2・結論の4段落(または1段落内での4パート構成)で組み立てます。
導入(自分の意見):
I agree that...(私は…に賛成です)または I do not think that...(私は…とは思いません)を用いて、トピックに対する立場を明確にします。
例: I agree that more people will use electric cars in the future.(将来より多くの人々が電気自動車を利用するようになるという意見に賛成です。)
理由1(第1の論点):
First, ...(第一に、…です)で始め、理由を1文で述べた後、それを補足・具体化する文を1〜2文加えます。
例: First, electric cars are better for the environment because they do not produce harmful gases.(第一に、電気自動車は有害なガスを排出しないため、環境により良いです。)
理由2(第2の論点):
Second, ...(第二に、…です)や Also, ...(また、…です)で始め、別の視点(コスト、利便性、健康など)から理由を展開します。
例: Second, the cost of running electric cars is lower than that of traditional gasoline cars.(第二に、電気自動車の維持費は従来のガソリン車よりも低いです。)
結論(再主張):
For these reasons, I believe that...(これらの理由から、私は…だと考えます)として、導入の意見を別の表現でまとめます。
例: For these reasons, I believe that electric cars will become more popular.(これらの理由から、電気自動車はより普及すると考えます。)
英文要約問題の基本構成(45〜55語程度)
要約問題では、与えられたパッセージ(通常3段落構成)の各段落から要点を1文ずつ抽出し、接続詞でつないで1つのまとまった文章にします。
- 第1文:パッセージ全体のトピックと背景の要約
- 第2文:問題点や第1の視点
- 第3文:解決策や第2の視点
However(しかしながら)や Therefore(それゆえに)、In addition(さらに)といった論理の展開を示す接続詞を適切に配置することが高得点の条件です。
試験本番の推奨時間配分
英検二級の一次試験筆記はリーディングとライティングを合わせて行われます。ライティング2題にかける推奨時間は合計25〜30分です。
- 英文要約問題:10〜12分(読解と要点整理に4分、執筆に6分、見直しに2分)
- 意見論述問題:13〜15分(アイデア出しに3分、執筆に8分、見直しに3分)
時間をかけすぎるとリーディング問題を解く時間が不足するため、参考書を使った演習時から時間を測って解く習慣をつけましょう。
立場を明確にする(I agree that...など)
First, で始め理由と補足文を1〜2文加える
Second, などで始め別の視点から展開する
For these reasons, で意見を再提示する
導入から結論まで4つのパート順に英文を組み立てていきます。

次の疑問型の枠組みに当てはめる表現を増やしたいときは、英検2級英作文の頻出フレーズ集が役立ちます。
独学で合格する参考書学習ルートと日程計画
参考書をただ眺めるだけではライティングの力は身につきません。独学で進める場合の具体的な学習手順と、本番までの日割りスケジュールを紹介します。
3ステップ学習ルート
- 型のインプット:最初の数日で参考書の解説を読み込み、意見論述のテンプレートと要約の手順を頭に入れます。例文を声に出して書き写し、よく使う表現(It is convenient for... to...「…にとって〜することは便利である」など)を覚えます。
- 模範解答の分析とパラフレーズ演習:問題を自力で解こうとする前に、模範解答を精読します。使われている論理展開や言い換えの技術を確認し、どのような構成で書かれているかを分析します。
- 時間制限付きの実戦演習:時間を計りながら白紙のノートに自力で書き出します。目標語数(要約45〜55語、意見論述80〜100語)に収まっているかを確認します。
2週間集中学習プラン
| 期間 | 学習内容 | 達成目標 |
|---|---|---|
| 第1週(1〜3日目) | 参考書の要約解説を読み、例題を3題解く | 要約の型を理解し、段落ごとの重要文を特定できるようになる |
| 第1週(4〜7日目) | 意見論述のテンプレート暗記と頻出テーマの演習(5題) | 賛成・反対の理由を素早く2つ出せる状態にする |
| 第2週(8〜11日目) | 要約と意見論述をセットで毎日1回分演習する | 25分以内で2題を書き上げる時間感覚を掴む |
| 第2週(12〜14日目) | 過去に書いた答案の復習とスペル・文法ミスの総点検 | セルフチェックリストを使い、減点要因をゼロにする |
1ヶ月の時間がある場合は、上記の演習量を2倍にし、過去問演習を取り入れることでより確実な実力を養えます。
解説を読みテンプレート暗記と例文書き写し
模範解答を精読し論理展開や言い換えを分析
時間を計り目標語数内で自力で白紙に書く
型を頭に入れてから分析と実戦演習へ段階的に進める手順です。
独学での自己採点法と減点防止チェック
独学でライティングを学ぶ際の最大の課題は、「書いた英文が正しいかどうか自分で判断しにくい」という点です。参考書の模範解答と自分の答案を見比べる際は、以下のセルフチェックリストを活用して減点を防ぎましょう。
減点防止セルフチェックリスト
- 語数は指定範囲内に収まっているか(意見論述80〜100語、要約45〜55語)
- トピックに対する明確な答えになっているか(論点のズレがないか)
- 理由が2点挙げられ、それぞれ重複していないか(意見論述)
- 元の英文をそのまま丸写しせず、言い換え表現を使えているか(要約)
- 主語と動詞の単複は一致しているか(三単現の -s の脱落など)
- 動詞の時制は適切か(現在形と過去形の混同がないか)
- 名詞の可算・不可算、複数形の -s、冠詞(a / an / the)の付け忘れはないか
- スペルミスやピリオド、カンマの打ち忘れはないか
文章作成ツールやチャットツールを活用したセルフ添削
身近に英語の先生や添削者がいない場合は、文章作成支援ツールや対話型チャットツールに自分の書いた英文を入力して添削を受ける方法が便利です。その際は、以下のような指示文(プロンプト)を用いると的確なフィードバックが得られます。
プロンプト例:
「私は英検2級のライティング対策をしています。以下の【問題】に対して作成した【私の答案】を添削してください。文法やスペルの誤りを指摘し、より自然で英検2級に適した語彙や表現への修正案を提示してください。また、指定語数(80〜100語)を満たしているかも確認してください。」
指摘された文法ミスを参考書の該当項目で復習し、自分の弱点ノートにまとめておくことで、同じミスを本番で繰り返さなくなります。
- 語数は指定範囲内か意見論述80〜100語、要約45〜55語
- トピックに対する明確な答えか論点のズレがないか確認
- 理由が重複せず2点あるか意見論述問題で確認
- 言い換え表現を使えているか要約で元の文を丸写ししない
- 主語と動詞の単複・時制は適切か三単現の-sや現在・過去の混同を確認
- 名詞の可算・冠詞・スペルは正確かa/an/theや句読点の打ち忘れ防止
答案作成後は指定語数や文法ミスがないか必ず確認しましょう。
ライティングで使う語彙を強化したいときは、英検2級 頻出単語200で確認しましょう。
続けて読む
理解度チェック
Q1. 新形式のライティング参考書を選ぶ際の見分け方はどれ?
- 意見論述問題のみが掲載されている
- 目次に「英文要約問題」などの章がある
- 発行年月が2023年以前になっている
- 表紙にリスニング重視の表記がある
答えを見る
正解: B. 目次に「英文要約問題」などの章がある
新形式では英文要約問題が追加されたため、目次に「英文要約問題」「Summary」などの章が存在するか確認することが見分け方として挙げられています。
Q2. 意見論述テンプレートで結論を述べる適切な英語表現はどれ?
- First, I think that...
- Also, I believe that...
- For these reasons, I believe that...
- I do not think that...
答えを見る
正解: C. For these reasons, I believe that...
本文では、結論(再主張)を述べる表現として「For these reasons, I believe that...」が示されています。
Q3. 独学学習ルートで「型のインプット」の次に行う手順はどれ?
- 最初から時間を計って自力で白紙に書く
- 過去問演習のみを繰り返して解く
- 模範解答を精読し構成や言い換えを分析する
- 文章作成ツールに頼らず暗記だけで進める
答えを見る
正解: C. 模範解答を精読し構成や言い換えを分析する
3ステップ学習ルートでは、型のインプットの次に「模範解答の分析とパラフレーズ演習」として、模範解答を精読し論理展開や言い換えを分析するとされています。
よくある質問
- Q. 新形式の要約問題だけの参考書はありますか?
- 要約問題のみを切り離した単体本は少ないですが、新形式に対応した最新の総合対策本に要約対策の章が十分な量で収録されています。
- Q. 旧形式の参考書は使えませんか?
- 意見論述問題の対策としては活用可能ですが、英文要約問題の解き方や演習問題が含まれていないため、合否に影響します。最新の改訂版を用意することを推奨します。
- Q. テンプレートの丸暗記だけで合格できますか?
- 枠組みの暗記は必須ですが、それだけでは足りません。トピックに応じた理由を英語で肉付けする語彙力と文法力が必要なため、参考書でテーマ別の演習を重ねることが不可欠です。
- Q. ライティングは独学でも高得点を狙えますか?
- 狙えます。ライティングは出題形式が決まっているため、正しい参考書で型を身につけ、文法ミスを潰すセルフチェックを徹底すれば、独学でも高スコアが十分に期待できます。
2026年10月9日更新・モチタン辞典編集部
summary
opinion
agree
disagree