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英検3級リスニング対策:形式・先読みのコツ・勉強法
英検3級のリスニングで確実に合格点を取る鍵は、全問2回放送される利点を生かした事前の「選択肢の先読み」と「疑問詞の聞き取り」です。3級は中学卒業レベルの内容で構成されており、基礎的な語彙力と音の変化(連結や脱落)の知識を身につければ十分に満点を狙えます。
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英検3級リスニングの形式と問題構成
英検3級のリスニングテストは、第1部から第3部まで合計30問で構成されます。放送時間は約25分間です。すべての問題の音声が「2回」繰り返して放送される点が、上位級との大きな違いです。
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| パート | 問題形式 | 問題数 | 問題用紙の記載 |
|---|---|---|---|
| 第1部 | 会話の応答文選択(イラストあり) | 10問 | イラストと選択肢(3択) |
| 第2部 | 会話の内容一致選択 | 10問 | 選択肢(4択) |
| 第3部 | 文の内容一致選択 | 10問 | 選択肢(4択) |
第1部は日常会話の一コマを描いたイラストを見ながら、最後の発言に対する適切な応答を3つの選択肢から選びます。第2部は2人の対話を聞いた後、その内容に関する質問に4つの選択肢から答えます。
第3部は1人の人物による短いスピーチや案内放送などを聞き、質問に4択で答える形式です。合格にはリスニング全体で6割から7割以上の正答率が目安となります。
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得点を安定させる先読みのコツ
リスニングの正答率を飛躍的に高める技術が「先読み」です。音声が流れる前に問題用紙のイラストや選択肢に目を通しておくと、どのようなトピックについて話されるかをあらかじめ予測できます。
先読みを行う3つのタイミング
- 筆記試験が早く終わった残りの時間
- リスニング冒頭の指示音声(ディレクション)が流れている時間
- 各問題の間に設けられている解答時間(次の問題の選択肢を読む)
先読みの際は、選択肢の中にある「名詞」「動詞」「場所を表す語」に注目します。例えば、選択肢に station /stéɪʃən/(駅)、library /láɪbrèri/(図書館)、park /pɑ́ːrk/(公園)と並んでいれば、「どこへ行くか」という場所が問われると予測できます。
あらかじめ話題を絞り込んでおくことで、音声の聞き取りに集中できるようになります。
筆記試験が早く解き終わった余り時間を使う
ディレクションが放送されている時間を使う
各問の解答時間を使い次の選択肢に目を通す
試験中のすきま時間を活用して、選択肢からトピックを事前に予測しましょう。
パート別の特徴と具体的な解き方
英検3級リスニングはパートごとに出題の狙いが異なります。それぞれの特徴に合わせた着眼点を持つことが重要です。
第1部:イラストの状況把握と1語目の聞き取り
第1部では、イラストの登場人物の関係や場所を素早く確認します。最初の発言の冒頭にある May I /meɪ aɪ/(〜してもいいですか)や Why /waɪ/(なぜ)といった疑問詞や助動詞を聞き逃さないように集中してください。1回目の放送で答えの目星をつけ、2回目で確実に確定させます。
第2部:会話の最後の発言と質問文に注目
第2部の対話は通常2往復(計4発言)で構成されます。多くの場合、問題の核心や提案、約束などは後半の発言に含まれます。質問の冒頭に使われる When /wen/(いつ)や Who /huː/(だれ)を正確に聞き取ることが正解への直結ルートです。
第3部:メモ取りよりも全体の流れを追う
第3部では、週末の予定、留守番電話、学校や店でのアナウンスなどが流れます。メモを取ることに集中しすぎると全体の文脈を見失いやすいため、頭の中で場面を思い浮かべながら聞くことが大切です。特に、曜日、時間、日付などの数字表現に注意を払いましょう。
第1部(応答文)
- イラストで関係や場所を把握
- 冒頭の疑問詞・助動詞に集中
- 1回目で目星をつけ2回目で確定
第2部(対話文)
- 対話は2往復(計4発言)
- 後半の発言に核心や提案がある
- 質問冒頭の疑問詞を聞き取る
第3部(文の内容)
- メモより場面の流れを追う
- スピーチや案内放送が流れる
- 曜日・時間・日付に注意する
各パートの構成に合わせ、集中して聞き取るべきポイントを押さえましょう。
聞き取れない原因:語彙不足と音の変化
英語の音声が聞き取れない理由は、主に「知っている単語の不足」と「英語特有の音の変化を知らないこと」の2点に集約されます。
英検3級では中学校で習う基礎語彙が確実に定着している必要があります。文字で見れば意味がわかる単語でも、耳から入った瞬間に意味を結びつけられない場合は、音としての記憶が不足しています。
| 音の変化の種類 | 現象の仕組み | 英語表現と発音の例 |
|---|---|---|
| 連結(リンキング) | 前の子音と次の母音がつながる | get on /ɡet ɑn/ → 「ゲットン」(乗る) |
| 脱落(リダクション) | 語尾の破裂音などが発音されない | last night /læst naɪt/ → 「ラスナイト」(昨夜) |
| 同化 | 隣り合う音が混ざり合って別の音になる | nice to meet you → 「ナイストゥミーチュー」(はじめまして) |
pick up /pɪk ʌp/(拾う、迎えに行く)が「ピックアップ」ではなく「ピッカッ(プ)」のように1語のように聞こえる現象に慣れることが、リスニング力向上の近道です。
確実に耳を鍛えるディクテーションとシャドーイング
リスニング力を根本から引き上げるためには、「ディクテーション」と「シャドーイング」の2つのトレーニングが極めて効果的です。
- ディクテーションの手順
短めの公式問題集の音声を用意し、1文ずつ音声を止めて聞こえた音をそのまま紙に書き取ります。3〜4回繰り返しても書けない部分は空欄にしておき、スクリプトを見て赤ペンで修正します。自分が聞き落とした前置詞や接続詞、音の変化を視覚的に把握できます。 - シャドーイングの手順
スクリプトを見ずに、流れてくる音声のすぐ後ろを影(シャドー)のようについて発音します。最初はスクリプトを見ながら音読し、次に音声と同時に読むオーバーラッピングを経てから、見ないで発音するシャドーイングへと移行します。
自分で正しく発音できる音は、必ず耳でも聞き取れるようになります。短い英文から始め、徐々にスムーズに復唱できるように練習を重ねましょう。
最初はスクリプトを見ながら音読する
流れる音声と同時に声を重ねて読む
スクリプトを見ず音声の後を追って発音
スクリプト確認から始めて段階を踏むことで、見ずに影のように発音できるようになります。
1日15分の練習メニューとモチタン単語帳の活用
長時間の学習をたまに行うよりも、毎日短時間でも英語の音に触れ続けるほうがリスニングには効果的です。日々の学習には以下の15分ルーティンを推奨します。
- 最初の5分:語彙の音声確認
当サイト「モチタン英語辞典」の単語帳機能を使い、英検3級の頻出単語の発音を再生して声に出します。綴りだけでなく正しいアクセントと音を覚えます。 - 次の7分:過去問のシャドーイング
公式問題集のリスニング音声を使い、第2部や第3部の英文を2〜3題シャドーイングします。 - 最後の3分:例文のリスニング確認
モチタンの例文検索で、聞き取りにくかった単語(例:arrive /ərάɪv/「到着する」や borrow /bɑ́ːroʊ/「借りる」)のネイティブ音声を聴き、音の定着を確認します。
スキマ時間にも単語の音声再生を活用し、耳を英語のスピードに慣らしていきましょう。
毎日のスキマ時間を有効活用したい方は、英検3級リスニング対策アプリの活用法も参考にしてみてください。
単語帳機能で頻出語の発音確認と発声
過去問の第2・3部の英文をシャドーイング
聞き取りにくかった単語の例文音声を確認
毎日の短時間学習で、語彙の音確認からシャドーイングまで効率よく進めます。
リスニング英検3級第1部を攻略するイラストの視線誘導と応答表現
英検3級のリスニング第1部は、第2部や第3部と異なり「音声が1回しか流れない」点が最大の特徴です。また、問題用紙にはイラストのみが印刷されており、3つの選択肢はすべて音声で放送されます。そのため、放送が始まる前のわずかな時間でイラストの情報を的確に捉える技術が求められます。
イラストの視線誘導:見るべき3つのポイント
問題冊子を開いたら、イラストのどこに視線を向けるべきかを瞬時に判断します。見るべき順序は決まっています。
- 話者と聞き手の位置関係:吹き出しが出ている人物が誰に向かって話しているかを確認します。
- 矢印や動作の対象:人物の手元、指差し、動いている方向(矢印)から「何をしようとしているのか」を推測します。
- 周囲の状況や看板:店内のレジ、駅のホーム、教室など、場面を特定できる背景要素に素早く視線を走らせます。
第1部では、相手からの呼びかけや提案に対して自然に応じる表現が数多く出題されます。よく使われる定型フレーズとニュアンスを整理しておきましょう。
| 表現 | 読み | ニュアンス | 使う場面 |
|---|---|---|---|
| Sure, I'd love to. | シュア、アイドゥラヴトゥ | 喜んで引き受ける前向きな返答 | 遊びや食事に誘われたとき |
| I'm afraid I can't. | アイムアフレイドアイキャント | 申し訳なさを込めつつ丁寧に断る | 予定が合わず誘いを断るとき |
| How about you? | ハウアバウチュー | 相手の意見や都合を同じように尋ねる | 自分の意見を述べた後の聞き返し |
| That sounds like fun. | ザットサウンズライクファン | 相手の提案を魅力的に感じて同意する | 週末の計画などを提案されたとき |
実際の試験で出題される会話の流れを確認しておきましょう。
A: Would you like to go to the park this afternoon?(今日の午後、公園に行きませんか?)
B: I'd love to, but I have to finish my homework.(ぜひ行きたいのですが、宿題を終わらせなければなりません。)
A: OK. Let's go tomorrow instead.(分かりました。代わりに明日行きましょう。)
B: Sounds good!(いいですね!)
第1部は1回しか放送されないため、最初の発言を聞き逃すと正解を選ぶのが極めて難しくなります。イラストから会話の場面を先読みし、1人目の発話冒頭に集中する練習を重ねましょう。
英検3級のリスニング本番で崩れない3秒見切りルールとリカバリー術
リスニング英検3級を受験する際、多くの受験者が点数を落とす最大の原因は「聞き取れなかった1問に気を取られ、次の問題の音声を聞き逃す連鎖」にあります。どれほど対策を積んでも、本番では雑音や一瞬の集中力の途切れで音声を聞き落とすことがあります。そこで不可欠になるのが、事前に決めておく「見切りルール」です。
聞き取れなかったときの「3秒見切りルール」
問題の放送が終わってから解答時間が始まりますが、もし正解が分からなかった場合は、3秒以上悩まないという鉄則を設けてください。英検3級はすべて記号選択式ですので、空欄を残すメリットは一切ありません。迷った瞬間にあらかじめ決めておいた番号をマークし、意識を完全に切り離します。
- 3秒で直感マーク:消去法で残った選択肢、あるいは直感で即座にマークシートを塗りつぶします。
- 視線を次の問題へ移動:マークが終わったら過去の問題は完全に忘れ、次の問題の選択肢やイラストへ即座に視線を移します。
- 呼吸を整えて待ち構える:次の音声が流れ始める前にトピックを予想し、気持ちをリセットして待ちます。
パニックを防ぐマークシートリカバリー術
放送スピードに追いつけなくなると、マークシートの段落を1段ずらして塗ってしまう事故が起こりやすくなります。これを防ぐため、各問題の解答中は左手の指を常に問題用紙の設問番号の上に置き、右手でマークシートの同じ番号を確認しながら塗る動作を習慣づけましょう。1問見切ったとしても、次の問題の先読みに成功すれば確実に得点を拾い直せます。
リスニング英検3級第2部・第3部の2回放送を活かす解き方と会話例
英検3級リスニングの第2部(対話文)と第3部(文の内容一致)は、問題冊子に4つの選択肢が印刷されており、音声が2回放送されます。2回放送されるという利点を最大限に生かすには、1回目と2回目で聞き取る目的を明確に分けることが極めて重要です。
1回目と2回目の役割分担
漫然と2回とも同じように聞くのではなく、以下のように頭の使い方を切り替えます。
- 1回目の放送:全体の文脈と質問の把握
対話やスピーチの大枠(誰が・どこで・何について話しているか)を大まかにつかみ、最後に読まれる質問文(疑問詞)を正確に聞き取ります。 - 2回目の放送:質問に対する答えのピンポイント照合
質問で問われた要素(時間・場所・理由・行動など)に絞り込んで音声を聞き、選択肢の中から一致するものを確定させます。
第2部や第3部では、日時や場所、提案に関する定型表現が頻出します。聞き取りのポイントとなる表現を押さえましょう。
| 表現 | 読み | ニュアンス | 使う場面 |
|---|---|---|---|
| Why don't we meet at...? | ワイドントウィーミートアット | 集合場所や時間を具体的に提案する | 友達と待ち合わせの約束をするとき |
| Could you tell me the way to...? | クッジューテルミーザウェイトゥ | 目的地への道順を丁寧に尋ねる | 道や駅の場所を聞く対話 |
| Don't forget to bring... | ドントフォアゲットトゥブリング | 持ち物や提出物を強く念押しする | 学校や旅行前の連絡事項・スピーチ |
| It takes about fifteen minutes. | イットテイクスアバウトフィフティーンミニッツ | 所要時間の目安を相手に伝える | 移動時間や作業時間を説明するとき |
頻出する対話例と聞き取りの着眼点を確認します。
A: Hi, Ken. Are you free this Saturday?(やあ、ケン。今週の土曜日は空いていますか?)
B: Yes, I don't have any plans. What's up?(ええ、特に予定はありませんよ。どうしたの?)
A: We're going to clean the music room at ten. Can you help us?(10時に音楽室を掃除する予定です。手伝ってくれませんか?)
B: Of course! I'll be there on time.(もちろんです!時間通りに行きます。)
発音の注意点として、clean the は「クリーン・ザ」と途切れず「クリーンザ」とつながって発音されます。また、at ten は「アット・テン」ではなく「アッテン」のように破裂音が短縮されます。こうした音のつながりを意識しながら、質問文が When will they clean the room?(彼らはいつ部屋を掃除しますか?)なのか、あるいは Where are they going to meet?(彼らはどこで会う予定ですか?)なのかを正確に聞き分けましょう。
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よくある質問
- Q. リスニングの配点はどのくらいですか?
- 英検3級はリーディング、リスニング、ライティングの3技能それぞれに各550点(CSEスコア)が均等に割り振られています。リスニングのスコアが合否に大きく影響するため、バランスのよい対策が不可欠です。
- Q. 音声が2回流れる間はどう使うべきですか?
- 1回目の放送を聞きながら答えを判断し、選択肢を決めます。2回目の放送は答えの確認(検算)として使い、放送が終わる前にマークを完了させ、残りの時間で次の問題の先読みに進むのが理想的です。
- Q. 第1部と第2部で質問文が聞き取れません。
- 疑問詞(Who, What, When, Where, Why, How)の聞き逃しが主な原因です。文頭の1〜2語に全神経を集中させて聞く習慣をつけてください。また、Yes/Noで答える一般疑問文との違いを明確に意識しましょう。
- Q. リスニング英検3級の第1部は本当に1回しか放送されないのですか?
- はい。英検3級のリスニングテストにおいて、第1部(会話の応答文選択)の音声は1回しか放送されません。問題用紙にもイラストのみが掲載され選択肢は印刷されていないため、最初の発言を集中して聞き取る必要があります。第2部と第3部は2回放送されます。
- Q. 英検3級のリスニング本番で音声を聞き逃したときはどうすればよいですか?
- 聞き逃した設問に長く悩まず、3秒以内に直感でいずれかの番号をマークして即座に次の問題へ切り替えてください。英検3級はマークシート方式のため空欄を作らないことが鉄則です。引きずってしまうと次の問題の先読み時間が失われ、連続して失点する原因になります。
- Q. 試験直前の先読みでは選択肢のどこを最初に見るべきですか?
- 選択肢同士の「違い」が表れている名詞、動詞、場所や時間の表現を最初に見ます。選択肢が「人名」「曜日」「地名」などで揃っている場合、問われる内容(Who, When, Where)を放送前に特定できるため、聞き取るべき情報に集中できます。
2026年10月15日更新・モチタン辞典編集部