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野球の「表・裏」は英語で?イニングの言い方と略称

野球の「表・裏」は英語で?イニングの言い方と略称

野球の「表」は英語で top、「裏」は bottom と言います。1回表なら top of the first、9回裏なら bottom of the ninth のように、序数詞と組み合わせて表現するのが定型です。

日本語の「表・裏」を直訳した front や back ではなく、スコアボードの上段(先攻)と下段(後攻)の位置関係に由来する top と bottom を使います。

1回表〜9回裏の英語一覧と読み方

野球の各イニングを表す際は、top of the [序数] (inning) で「〜回の表」、bottom of the [序数] (inning) で「〜回の裏」と言います。日常会話や実況では、末尾の inning を省略して言うことが一般的です。

イニング英語表記読み方(発音の目安)
1回の表top of the firstトップ・オブ・ザ・ファースト
1回の裏bottom of the firstボトム・オブ・ザ・ファースト
2回の表top of the secondトップ・オブ・ザ・セカンド
2回の裏bottom of the secondボトム・オブ・ザ・セカンド
3回の表top of the thirdトップ・オブ・ザ・サード
3回の裏bottom of the thirdボトム・オブ・ザ・サード
4回の表top of the fourthトップ・オブ・ザ・フォース
4回の裏bottom of the fourthボトム・オブ・ザ・フォース
5回の表top of the fifthトップ・オブ・ザ・フィフス
5回の裏bottom of the fifthボトム・オブ・ザ・フィフス
6回の表top of the sixthトップ・オブ・ザ・シックスス
6回の裏bottom of the sixthボトム・オブ・ザ・シックスス
7回の表top of the seventhトップ・オブ・ザ・セブンス
7回の裏bottom of the seventhボトム・オブ・ザ・セブンス
8回の表top of the eighthトップ・オブ・ザ・エイス
8回の裏bottom of the eighthボトム・オブ・ザ・エイス
9回の表top of the ninthトップ・オブ・ザ・ナインス
9回の裏bottom of the ninthボトム・オブ・ザ・ナインス
延長10回表top of the tenthトップ・オブ・ザ・テンス
延長10回裏bottom of the tenthボトム・オブ・ザ・テンス

延長戦に入っても規則は同じで、tenth、eleventh、twelfth と序数を進めて表現します。

英語でスムーズにやり取りするコツは、英会話の総合ガイドで詳しく学べます。

なぜ表がtopで裏がbottomなのか

日本語では「表・裏」とコインの裏表のような表現を使いますが、英語圏ではスコアボードの物理的な配置が語源となっています。

野球の試合では、伝統的に先攻チーム(visitor team)がスコアボードの上段(top)に配置され、後攻チーム(home team)が下段(bottom)に配置されます。

そのため、イニングの前半に行われる先攻チームの攻撃が top of the inning、イニングの後半に行われる後攻チームの攻撃が bottom of the inning と呼ばれるようになりました。

なお、1つのイニング(inning)の前半または後半の片側だけを指す学術的・規則上の用語として half-inning という表現も存在します。

表は前半(first half of the inning)、裏は後半(second half of the inning)という概念ですが、口頭や日常の会話では top と bottom を用いるのが圧倒的に自然です。

表と裏の語源とスコアボード配置

表(top)

  • スコアボードの上段に配置
  • 先攻チーム(visitor team)
  • イニングの前半の攻撃

裏(bottom)

  • スコアボードの下段に配置
  • 後攻チーム(home team)
  • イニングの後半の攻撃

スコアボードの上下配置がtopとbottomの語源です。

次の疑問野球以外でコインや紙などの日常的な「表と裏」を表したいときは、表と裏の英語表現の使い分けも確認してみてください。

文中で使うときの前置詞の使い分け

「〜回の表に」「〜回の裏に」と文脈の中で使う場合、前置詞の選択が重要です。出来事が起きた時点を表すときは主に in を使います。

出来事の発生を表す in

特定のイニングの中で得点が入った、ヒットが出た、交代したという出来事を述べる場合は in を用います。

局面や場面を表す at

「〜回裏の時点で」「〜回裏を迎えて」といった特定の局面・スコア状況を指すときは、at を使うことがあります。特に勝敗が決まるサヨナラの場面などで見られます。

進行や移行を表す into / to

試合が次の回へと進む実況描写では、移動を表す前置詞 into や to が使われます。

文脈で使い分ける前置詞
⚾in(出来事)

回の中で得点や交代が起きた時点を表す

🎯at(局面・場面)

〜回裏の時点などサヨナラ等の局面を表す

➡️into / to(移行)

試合が次の回へと進む実況描写で用いる

出来事の発生、局面、次の回への移行で前置詞を使い分けます。

スコアボードや中継画面の略表記の見方

テレビ中継のテロップや球場の電光掲示板、インターネットの速報画面では、限られたスペースに表示するために様々な略称が用いられます。

画面表示・記号正式な英語意味
Top 1st / Top 1top of the first inning1回表
Bot 9th / Bot 9bottom of the ninth inning9回裏
T3top of the third inning3回表
B7bottom of the seventh inning7回裏
▲ 4(上向き三角)top of the fourth inning4回表
▼ 6(下向き三角)bottom of the sixth inning6回裏

中継画面で数字の横に「▲」が付いている場合は top(表)、「▼」が付いている場合は bottom(裏)を表しています。文字数が削られたテキスト速報などでは T1(1回表)や B9(9回裏)のように頭文字だけで示されることもあります。

野球の「表・裏」は英語で?のイメージ

スコア表示以外にも様々な場面で役立つ英語の略語の書き方・読み方も確認しておきましょう。

次の疑問中継画面に並ぶイニングごとの得点やアルファベットの意味は、野球のラインスコアの見方と英語でまとめて整理できます。

イニング交代や攻撃の実況フレーズ

MLBの中継実況では、イニングの開始や攻守交代(チェンジ)に際して決まったフレーズが繰り返し使われます。

攻撃の開始を告げるフレーズ

回の先頭打者が打席に入るときには lead off(先頭を務める)という動詞がよく使われます。

攻守交代(チェンジ)を表すフレーズ

日本語では「チェンジ」と一言で言いますが、英語実況では表と裏の間、あるいはイニング終了時で異なる表現が使われます。

実況では、That will do it for the top of the seventh. We'll be right back with the bottom half.(7回表の攻撃はここまでです。CMのあと裏の攻撃に移ります)といった表現が定番です。

イニング進行・交代の実況表現
実況フレーズ

攻撃の開始

  • lead off(先頭打者)

表と裏の間

  • middle of the inning

イニング終了時

  • end of the inning

守備位置の入替

  • change over

攻撃の開始時や攻守交代のタイミングに応じた実況表現の整理です。

次の疑問実況の言い回しをもっと聞き取りたい方には、MLB中継を活用した英語勉強法で耳を慣らす練習も役立ちます。

間違いやすいNG表現と直訳の注意点

日本語の「表」「裏」という文字に引きずられると、英語話者に伝わらない不自然な表現になってしまいます。代表的な誤用例を確認しておきましょう。

誤った直訳誤用の理由正しい英語
front of the 1stfront は「前方・正面」を意味し、野球の回には使わないtop of the 1st
back of the 9thback は「後方・背中」を意味し、イニングには使わないbottom of the 9th
face / reverseコインなどの表裏を指す単語であり、スポーツの進行には使わないtop / bottom
first half / second halfサッカーなどの「前半・後半」を連想させ、野球の回としては不自然top / bottom (of the inning)

英語圏で野球の話をする際は、「表=top」「裏=bottom」というペアが定着しているため、他の言葉で言い換える必要はありません。そのまま top と bottom を使いましょう。

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英語の言い方の疑問をすべて見る

理解度チェック

Q1. 野球の「3回の表」を表す最も適切な英語表現はどれ?

  1. front of the third
  2. top of the third
  3. face of the third
  4. first half of the third
答えを見る

正解: B. top of the third
「〜回の表」は top of the [序数] と表現します。front や face などは誤用です。

Q2. 英語で表をtop、裏をbottomと呼ぶ語源は何?

  1. スコアボードの先攻・後攻の上下配置
  2. コインの表と裏の呼び分け
  3. 打順の1番と9番の位置関係
  4. グラウンドのマウンドとホームベースの位置
答えを見る

正解: A. スコアボードの先攻・後攻の上下配置
スコアボードで先攻が上段(top)、後攻が下段(bottom)に配置されることが語源です。

Q3. 実況で表が終わり裏に入る間の攻守交代を表す表現はどれ?

  1. end of the inning
  2. middle of the inning
  3. change over the inning
  4. break of the inning
答えを見る

正解: B. middle of the inning
表が終わり裏に入る間の攻守交代は middle of the inning と表現されます。

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よくある質問

Q. 「9回裏サヨナラ」は英語で何と言いますか?
サヨナラ勝ちは walk-off win、サヨナラ安打は walk-off hit と言います。「9回裏のサヨナラ本塁打」であれば a walk-off home run in the bottom of the ninth と表現します。
Q. 「表の攻撃」「裏の攻撃」と攻撃を強調したいときは?
表の攻撃は the top half of the inning、裏の攻撃は the bottom half of the inning と表現できます。単に top of the third と言うだけでも「3回表の攻撃」を意味します。
Q. 先攻・後攻チームを英語で表すには?
先攻は遠征側になるため visitor team(または visiting team, away team)、後攻は本拠地側になるため home team と呼びます。
Q. 中継でよく聞く「half-inning」とは何ですか?
1つのイニング(表と裏の両方)のうち、表または裏のどちらか片方の攻撃時間を指す言葉です。表が top half、裏が bottom half と呼ばれます。

2026年10月12日更新・モチタン辞典編集部