モチタン辞典 › 読みもの › 英文法 › 「彼女の名前は〜」の英語表現

彼女の名前はを英語で言うと?基本文から紹介表現まで解説
「彼女の名前は〜です」は英語で Her name is [名前]. と表します。疑問文の「彼女の名前は何ですか?」は What is her name?(短縮形は What's her name?)です。
ただし、目の前にいる女性を誰かに紹介する場面では、直訳の Her name is よりも This is [名前]. を使うほうが自然な英語表現になります。
基本の「彼女の名前は」と疑問文の言い方
英語で「彼女の名前は〜です」と伝える基本のフレーズは Her name is [名前]. です。主語が三人称単数であるため、be動詞には is を用います。
肯定文の基本例文
- Her name is Emma.
(彼女の名前はエマです。) - Her name is Yuka.
(彼女の名前はユカです。)
日常会話では、Her name's Emma. のように name is を短縮して発音されることもよくあります。
「彼女の名前は何ですか?」と質問する場合
相手に対して「彼女の名前は何ですか?」と尋ねるときは、疑問詞 What を文頭に置いて次のように表現します。
- What is her name?
(彼女の名前は何ですか?) - What's her name?
(彼女の名前は何?)
日常の英会話では短縮形の What's her name? が圧倒的によく使われます。発音する際は「ワッツ・ハー・ネイム」のように単語同士が滑らかにつながり、her の「h」の音が弱まって「ワッツァ・ネイム」のように聞こえることがあります。
Her name is Emma.彼女の名前はエマです。
肯定文と質問文における語順の型を確認しましょう。
自分と話している相手に対して名前を尋ねたいときは、相手の名前を尋ねる英語表現を参考にしてください。
なぜShe nameではなくHer nameなのか
英語を学び始めた方から「なぜ She name is... ではなく Her name is... なのか」という疑問がよく寄せられます。この理由は、英語の人称代名詞が持つ「格(文の中での役割)」のルールにあります。
代名詞の she は「彼女は・彼女が」という意味を表す「主格」です。一方、her は「彼女の」という意味を表す「所有格」です。後ろに name(名前)という名詞が続く場合、「彼女の名前」と名詞を修飾してつなぐ必要があるため、所有格の her を置かなければ文法的に成り立ちません。
表は横にスクロールできます →
| 代名詞の形 | 文法上の名称 | 日本語の意味 | 使い方と例文 |
|---|---|---|---|
| she | 主格 | 彼女は/彼女が | 文の主語になる(例:She is kind.) |
| her | 所有格 | 彼女の | 後ろの名詞を修飾する(例:Her name is Anna.) |
| her | 目的格 | 彼女を/彼女に | 動詞や前置詞の後ろに来る(例:I know her.) |
| hers | 所有代名詞 | 彼女のもの | 単独で名詞の代わりをする(例:This bag is hers.) |
もし She name is Nancy. と言ってしまうと、「彼女は 名前は ナンシーです」という不自然な構造になってしまいます。また、Hers name とすると「彼女のもの 名前」となってしまい誤りです。名詞 name の前には必ず所有格の her を使いましょう。
次の疑問代名詞の使い分けをもっと整理したいときは、sheとherの違いや使い分けの基本を確認するとすっきり理解できます。
他己紹介でネイティブが使う自然な英語表現
友人や同僚をその場にいる誰かに引き合わせる「他己紹介」の場面では、直訳である Her name is... はあまり使われません。目の前に本人がいる状態で Her name is... と言うと、まるで本人がその場にいないかのような客観的で距離感のある響きを与えてしまうためです。
その場にいる人を紹介する際は、シチュエーションに応じて以下の表現を使い分けます。
日常会話やカジュアルな場(最も一般的)
最も自然で頻繁に使われるのが This is [名前]. です。日本語の「こちらは〜さんです」に相当します。
ビジネスや改まった場(フォーマル)
ビジネスミーティングやフォーマルなパーティーでは、紹介する動作を明示した丁寧なフレーズが適しています。
- I'd like to introduce Elena.
(エレナをご紹介させていただきます。) - Please meet Ms. Davis, our new project manager.
(私たちの新しいプロジェクトマネージャーのデイビスさんをご紹介します。) - Let me introduce my colleague, Karen.
(同僚のカレンを紹介させてください。)
ニックネームや呼び名を伝えるフレーズ
本名を紹介した後に「普段は〜と呼ばれています」と補足したいときは、次の言い回しが便利です。
- Her name is Elizabeth, but she goes by Liz.
(本名はエリザベスですが、普段はリズと呼ばれています。) - This is Katherine. Everyone calls her Kate.
(こちらはキャサリンです。みんな彼女をケイトと呼んでいます。)
カジュアルな場
- This is [名前]. が最も一般的
- 目の前の人を紹介する自然な響き
- 例:This is Sarah.
ビジネス・フォーマル
- 紹介する動作を明示して丁寧に表現
- 改まったパーティーなどに適する
- 例:I'd like to introduce Elena.
その場にいる相手を紹介する際は場面に応じて表現を使い分けます。
他人の紹介だけでなく自分のことを話す表現も知りたい方は、自己紹介の英会話フレーズを確認してみましょう。
名前を度忘れした時の丁寧な聞き直しフレーズ
一度聞いたはずの女性の名前を度忘れしてしまった時、ぶしつけに What's her name? と聞くのは気が引けることがあります。ネイティブスピーカーが名前を思い出せない際によく使う定番表現をご紹介します。
「名前は何だったっけ?」と親しい間柄で尋ねる表現
文末に「もう一度・改めて」を意味する again を添え、過去形の was を使うことで、「以前聞いたけれど失念してしまった」というニュアンスを柔らかく伝えられます。
- What was her name again?
(彼女の名前は何だったっけ?) - What did you say her name was?
(彼女の名前は何て言っていたっけ?)
失礼にならないためのクッション言葉
少し改まった相手や、失礼のないように尋ねたい時は、前置き(クッション言葉)を添えると丁寧な印象になります。
- I'm sorry, what was her name again?
(すみません、彼女のお名前は何とおっしゃいましたっけ?) - Remind me, what is her name?
(思い出させてほしいのだけど、彼女の名前は何だったかな?) - I'm terrible with names. Could you tell me her name one more time?
(名前を覚えるのが苦手でして。もう一度彼女のお名前を教えていただけますか?)
What was her name again? で「何だったっけ」と表現。
I'm sorry を添えて失礼のない丁寧な印象にする。
Remind me や I'm terrible with names を前置きする。
度忘れした際は過去形やクッション言葉を使って柔らかく尋ねます。

Her name wasと過去形を使う場面の注意点
Her name is... を過去形にして Her name was... と言うと、文脈によって意味合いが大きく変わるため注意が必要です。
過去形が自然になるケース
- 昔の出来事や物語を回想して語っている時
過去の思い出話をするときは、周囲の文脈に合わせて時制の一致が起こり、過去形が使われます。
例:I met a kind woman on the train. Her name was Mary.
(電車で親切な女性に会いました。彼女の名前はメアリーといいました。) - すでに改名した人の過去の名前を指す時
結婚や法的手続きなどで名前が変わった場合、以前の名前を指して過去形を用います。
例:Her name was Smith before she got married.
(彼女は結婚前、スミスという名前でした。) - 故人(すでに亡くなった方)について述べる時
過去に生きていた人物の名前を述べる際に使われます。
注意が必要なケース
現在も生きている人について単独で Her name was... と言うと、聞き手によっては「その方は亡くなったのですか?」あるいは「今は違う名前なのですか?」と誤解されるおそれがあります。現在もその名前である人物について話す場合は、基本的に現在形の Her name is... を使います。
自然に使える場面
- 過去の出来事・回想
- 改名する前の旧姓・過去名
- 故人について述べる時
注意が必要な点
- 存命の人に単独で使うと故人や改名と誤解される恐れ
過去形が自然になる3つのケースと誤解への注意点を整理しました。
名前の英語表記やスペルを尋ねる・説明する表現
書類作成や連絡先交換の際、「彼女の名前は英語のアルファベットでどう書くの?」とスペルを確認したい場面が多々あります。
スペルを尋ねる定番フレーズ
- How do you spell her name?
(彼女の名前のスペルはどう書きますか?) - How is her name spelled?
(彼女の名前はどう綴りますか?) - Could you spell her name for me, please?
(彼女のお名前の綴りを教えていただけますか?)
スペルや漢字の書き方を説明するフレーズ
海外の方に日本人の名前の表記を説明する際は、次のようなフレーズが役立ちます。
- Her name is spelled H-A-N-A-K-O.
(彼女の名前のスペルはH-A-N-A-K-Oです。) - Her name in English is Yuka.
(彼女の名前の英語表記はYukaです。) - Her name is written with the kanji for "flower".
(彼女の名前は「花」という漢字で書きます。)
次の疑問第三者ではなく目の前の相手に直接確認したい場合は、名前のスペルを丁寧に尋ねる表現もあわせて覚えておくと便利です。
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理解度チェック
Q1. 「彼女の名前は」でSheではなくHerを使う理由は?
- 名詞nameを修飾する所有格が必要だから
- 文全体の主語として主格を置く必要があるから
- 動詞の直後に置く目的格の形にする必要があるから
- 単独で名詞の代わりをする所有代名詞だから
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正解: A. 名詞nameを修飾する所有格が必要だから
sheは主格で、名詞nameを修飾するには「彼女の」を意味する所有格のherを使う必要があります。
Q2. その場にいる女性をカジュアルに紹介する表現はどれ?
- This is Lisa.
- Her name is Lisa.
- Hers name is Lisa.
- She name is Lisa.
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正解: A. This is Lisa.
目の前に本人がいる他己紹介では、Her name isではなくThis is [名前].を使うのが最も自然です。
Q3. 現在生きている人に対しHer name wasを使うとどうなる?
- より改まった丁寧な響きになる
- 亡くなった人や改名した人だと誤解される恐れがある
- 未来の予定を表す表現として解釈される
- 文法的に完全に間違いとなり意味が通じなくなる
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正解: B. 亡くなった人や改名した人だと誤解される恐れがある
過去形を使うと、故人やすでに改名した人物であるかのように誤解される可能性があります。
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よくある質問
- Q. She is [名前]とHer name isはどう違いますか?
- 意味は同じですが、She is [名前]. は会話でよく使われる自然で直接的な言い方です。Her name is [名前]. はやや説明的で、「彼女の名前というものは〜です」という客観的な事実を述べるニュアンスを持ちます。
- Q. その場で紹介する時にHer name isを使うと不自然ですか?
- 文法的な間違いではありませんが、本人が目の前にいるときは This is [名前]. を使うのが一般的です。Her name is だとその場に本人がいない印象を与えやすいためです。
- Q. 「彼女の名前は何だっけ?」は英語で何と言いますか?
- 最も一般的な表現は What was her name again? です。過去形の was と「改めて」を意味する again を組み合わせることで、ド忘れしたニュアンスを自然に伝えられます。
- Q. 「彼女の苗字・下の名前」を英語で尋ねるには?
- 下の名前は first name、苗字は last name(または family name)と言います。「彼女の苗字は何ですか?」は What is her last name? と尋ねます。
- Q. 「彼女の名前を忘れました」は英語でどう言いますか?
- I forgot her name. または Her name slipped my mind.(彼女の名前が頭から抜けてしまいました)と表現します。後者はやや口語的で柔らかい言い回しです。
2026年10月7日更新・モチタン辞典編集部