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英文法並び替え問題集の選び方と論理的な解き方
英文法並び替え問題集(整序問題集)で得点を伸ばす近道は、解法手順を体系化した講義型の本で基本手順を押さえた後、志望校の出題形式に合った演習書で反復することです。
文法問題集で文法項目を一通り終えており、志望校で語句整序が毎年出題される場合や、選択肢を適当に並べて失点している人には専用の問題集が不可欠です。
英文法並び替え問題集が必要な人と不要な人の違い
大学入試や各種英語試験において、単語を正しい順番に並べる問題は一般に「整序問題」「語句整序」「整序英作文」と呼ばれます。書店では「並び替え」「並べ替え」と表記されることも多いですが、学習参考書を探す際は「整序」という言葉もあわせて確認すると目的に合う本を探しやすくなります。
整序問題特化の問題集に取り組むべき人
- 志望校の個別試験や学部別入試で、大問として独立した語句整序問題が毎年課される人
- 文法・語法の四択問題はある程度解けるのに、並び替えになると正答率が大きく落ちる人
- 選択肢の単語をパズルのように適当に組み合わせてしまい、文法的な根拠を持って並べられない人
- 「不要な1語を取り除いて並べ替える問題」など、特殊な指示への対応に不安がある人
四択問題は消去法や文脈の断片から正解を推測できることがありますが、並び替え問題は英文構造(文型・修飾関係・熟語)を正確に把握していないと正解にたどり着けません。配点が高い大学を受験する場合は、専用の対策本を1冊仕上げる価値が十分にあります。
一般的な文法問題集だけで十分な人
- 志望校の出題形式が長文読解と自由英作文のみで、整序問題が過去問で一度も出題されていない人
- 共通テストのみを受験する予定で、私立大学や国公立大学の個別試験で整序問題を解く予定がない人
- 中学・高校の基礎英文法(品詞の役割、5文型、関係詞、準動詞など)の理解がまだ終わっていない人
基礎的な英文法が定着していない段階で整序問題集に取り組むと、勘で並べる癖がついてしまい、学習効率が下がります。まずは総合的な英文法書や単元別問題集で基本事項を整理した上で、整序対策に進むのが安全です。
特化問題集が必要な人
- 志望校で独立した語句整序が出る
- 四択は解けるが並び替えで落とす
- 文法的根拠なく感覚で解いている
- 不要語削除など特殊指示に不安がある
一般問題集で十分な人
- 長文と英作文のみで整序が出ない
- 共通テストのみを受験する予定
- 中学・高校の基礎文法が未定着
志望校の出題形式や現在の文法力に応じて対策の要否を判断できます。
次の疑問問題集を解き始める前に全体の学習方針を確認したい方は、英語整序・並び替え問題の解き方とコツも参考にしてみてください。
英文法並べ替え問題集のタイプ別特徴と選び方
大学入試対策用の整序問題集にはいくつか明確なタイプがあります。それぞれの特徴、収録問題数の傾向、適した学習レベルを把握し、自分の現状と志望校の難易度に合わせて選ぶことが大切です。
表は横にスクロールできます →
| 本のタイプ | 主な構成・特徴 | 問題数の目安 | 向いている人・レベル |
|---|---|---|---|
| 講義・思考プロセス解説型 | 解き方の思考手順を言語化して解説 | 講義+厳選題 | 基礎〜MARCH・国公立基礎 |
| 短期集中・薄型演習書 | 頻出の基本パターンを厳選して凝縮 | 約200題 | 共通テスト対策〜中堅私大 |
| マーク式特化型問題集 | 記号選択やマークシート形式に特化 | 厳選問題 | 基礎〜中堅私大マーク式 |
| 単元別+総合演習型 | 文法単元別の整理と実戦総合演習の2部構成 | 約600題 | 中堅私大〜難関私大 |
| ハイレベル・網羅演習型 | 難関大頻出の構文・イディオムを大量収録 | 800題以上 | 中堅私大〜最難関私大 |
1. 講義・思考プロセス解説型
「なぜその順番になるのか」という思考の順序を言語化して解説している講義形式の参考書です。並び替え問題の解き方が分からず、感覚で解いてしまう人に適しています。文型や品詞の役割から着実に組み立てる手順が身につくため、本格的な演習に入る前の1冊目として使いやすい構成です。
2. 短期集中・薄型演習書
入試頻出の重要パターンを200題前後に絞り込んだ薄型の演習書です。入試直前期で時間がない受験生や、短期間で整序問題の全体像を確認したい人に適しています。解説がコンパクトにまとまっており、短期間で何周も反復しやすい点が特徴です。
3. マーク式特化型問題集
「○番目と△番目に入る記号の組み合わせを選べ」といったマークシート形式の出題に焦点を当てた問題集です。私立大学の一般入試やマーク模試で整序問題が出題される受験生に適しており、マーク式特有の選択肢の絞り込み方や時間短縮の技術を磨くことができます。
4. 単元別+総合演習型
基本レベルから難関私大・国公立二次試験レベルまで幅広く600題程度を収録した網羅性の高い問題集です。文法項目別に整理された章と総合演習の章に分かれているものが多く、実力診断から弱点補強まで1冊で完結させたい人に向いています。
5. ハイレベル・網羅演習型
800題以上の豊富な問題量を誇る大容量の問題集です。難関私立大学で頻出のイディオムや特殊構文が多数網羅されており、入試本番でどのような並び替え問題が出題されても動じないだけの演習量を確保したい人に適しています。
中学基礎から難関大まで|並び替え問題集の選び方チャート
現在の実力と志望校のレベルに応じて、最短距離で力を伸ばすための学習ルートを選択してください。
ルートA:中学英語・基礎からやり直したい場合
- 中学教科書レベルの基本文型(SVO、SVC、助動詞、不定詞、動名詞)を復習する
- 思考プロセスを丁寧に解説した講義型の参考書で解法の基本手順を学ぶ
- 200題程度がコンパクトにまとまった基礎演習書で基本的な並び替えを反復する
中学レベルの語順規則が曖昧な状態で難関向け問題集を解いても、解説の意図が理解できません。まずは主語と動詞を決定する基本動作を身につけることが重要です。
ルートB:中堅私大・共通テスト・地方国公立レベルを目指す場合
- 200題程度を収録した薄型演習書、またはマーク式特化型の問題集に取り組む
- 間違えた問題の文法・構文事項を総合文法書で確認する
- 志望校の過去問で実戦演習を行う
標準的な大学では、特殊な構文よりも基本文型と頻出イディオムの組み合わせが出題の中心となります。200題程度の良問を完全に説明できる状態に仕上げることで合格点に到達します。
ルートC:MARCH・関関同立・早慶・難関国公立を目指す場合
- 講義型の解法本で文型に基づいた論理的アプローチを確認する
- 600〜800題以上を収録した網羅型のハイレベル問題集で網羅的に演習する
- 「不要語指定」「語句追加」「日本文なし」など、志望校特有の出題形式を過去問で重点演習する
難関大の整序問題では、修飾語句が長く主語と動詞が離れている文や、一見すると複数の並べ方が可能に見える紛らわしい選択肢が含まれます。多くの問題パターンに触れておくことが失点を防ぐ鍵です。
現在の実力と志望校に合わせて3つのルートから選択します。
次の疑問中学レベルの土台から着実に固め直したい場合は、中学英語の整序・並び替え問題対策と学習手順で具体的な手順を確認できます。
勘頼みを脱出する!英文法並び替え問題の4ステップ解法
並び替え問題を「なんとなく意味が通りそうな順番」で解いていると、難関大のトラップに必ず引っかかります。どのような問題でも以下の4ステップに従って論理的に解き進める習慣をつけてください。
ステップ1:与えられた条件と日本語訳の構造分析
日本文がある場合は、文全体の主語(S)と述語動詞(V)を日本語上で確認します。「誰が」「どうするのか」を明確にし、修飾関係(どこで、いつ、どのように)を括弧でくくります。日本文がない問題の場合は、文末のピリオドや疑問符を確認して平叙文か疑問文かを判断します。
ステップ2:中心となる動詞(V)の確定と文型の予測
選択肢の中から述語動詞になれる語を探します。助動詞や時制・三単現のsを手がかりに動詞を特定し、その動詞が取る文型(第1〜第5文型)を思い出します。
例えば動詞が remind であれば、remind A of B(AにBを思い出させる)や remind A to do(Aに〜することを思い出させる)という語法を想定します。動詞の語法が決まれば、後ろに続く名詞や準動詞の配置が自動的に絞り込まれます。
ステップ3:小さな「カタマリ」(句・節・イディオム)を作る
すべての単語を一気に並べようとせず、確実に結びつく2〜3語のカタマリを先に作ります。
- 前置詞+名詞のカタマリ(例: in the morning「朝に」)
- 群前置詞・イディオムのカタマリ(例: take care of「〜の世話をする」)
- 助動詞+動詞の原形のカタマリ(例: should have done「〜すべきだった」)
- 接続詞・関係詞+節のカタマリ(例: what he said「彼が言ったこと」)
ステップ4:カタマリ同士を主語・動詞・修飾語として連結する
作ったカタマリを大きな要素として扱い、英語の基本語順(S + V + O / C + 修飾語)に従って並べます。最後に残った単語が正しく文中に収まっているか、品詞の働き(名詞・形容詞・副詞)に矛盾がないかを検証して完成させます。
例として次の問題を考えます。
「彼女は彼が嘘をついているのではないかと疑った。」
選択肢:[ suspected / that / telling / he / was / she / a lie ]
- 日本文より、主語は「彼女は」、動詞は「疑った」です。選択肢から主語 she、述語動詞 suspected を選びます。
- 動詞 suspect は suspect that ...(…ではないかと疑う)の形をとるため、後ろに接続詞 that が続くと予測します。
- 残りの語句から「彼は嘘をついていた」というカタマリを作ります。主語 he、過去進行形 was telling、目的語 a lie で he was telling a lie を構成します。
- 全体を結合して She suspected that he was telling a lie. となります。
日本語の主語・述語や平叙・疑問を確認
述語動詞を特定し後ろに続く語法を想定
前置詞句やイディオム等2〜3語を結合
基本語順に従って配置し矛盾がないか検証
感覚に頼らず4つのステップを踏むことで確実に正解を導けます。

次の疑問語順を理屈だけでなく感覚としても定着させたいなら、英語語順トレーニングのやり方を取り入れてみるのがおすすめです。
「余計な1語」「マーク式」など出題形式別の解き方と対策
整序問題には単純な並び替え以外にもいくつかの出題バリエーションがあります。それぞれの形式に応じた対策を押さえておくと本番で慌てずに対応できます。
1. 不要語選択を含む問題(余分な1語を除く形式)
「与えられた語句のうち、1語を使わずに並べ替えなさい」という形式です。この形式でやってはいけないのは、最初から「どれが不要か」を探そうとすることです。
- 正しい解法:まず必要な語だけで英文を組み立て、自然に残った1語を不要語として確認する
- よくあるダミー語:似た意味の異なる品詞(例: almost と most)、時制違いの動詞、不要な前置詞
例えば、他動詞 discuss の後ろに不要な about を混ぜておくような出題が典型です。文法・語法の知識が正確であれば、ダミーに惑わされずに文を完成させることができます。
2. 記号選択式(マーク式)問題
「2番目と5番目に入る語の記号を選べ」という形式です。マーク式であっても、頭から全単語を書き出して並べるのが原則です。マーク箇所だけを推測して埋めようとすると、文全体の構造の歪みに気づけません。
下書き用紙や問題用紙の余白に完全な英文を書き並べ、完成した英文の指定位置に対応する番号をマークするようにしてください。
3. 日本語訳がついていない問題
文脈や会話の流れから意味を推測して並べる形式です。まず文頭の大文字や文末の符号(ピリオド・クエスチョンマーク)を手がかりにし、疑問文であれば助動詞や疑問詞を文頭に置きます。また、対話文の場合は直前の発言に対する応答として自然な表現(Yes/No、同意、反論など)を意識して構成します。
不要語を先に探さず文を作って自然に残す
余白に全文を書き出して該当箇所をマーク
大文字や記号を手がかりに対話の文脈を読む
形式ごとの解法のコツを押さえることで失点を防ぎます。
不要な語を見抜く対策として、前置詞が不要な他動詞の知識を整理しておくと役立ちます。
制限時間内に解くための並び替え問題集の復習法
並び替え問題集は、答え合わせをして正解を確認するだけでは実戦力がつきません。入試本番では1問あたり1分〜1分30秒程度で解く必要があるため、以下の手順で復習を行ってください。
ステップ1:解答の根拠を声に出して説明する
正解した問題も含め、「なぜこの動詞の後ろにこの前置詞が来るのか」「なぜこの語順になるのか」を文法用語を使って説明します。
「spend があるから spend [時間] doing の形になる」「関係代名詞 which の後ろが不完全文になっている」など、構造の根拠を説明できない問題は、本番で類題が出た際に失点する可能性があります。
ステップ2:時間を測って解き直す(1問45秒以内)
2周目以降の演習では、タイマーを使って1問あたり45秒〜1分以内で解き切る練習をします。並び替え問題で時間がかかる原因は、語句の組み合わせに迷うことです。瞬時にカタマリを見抜く処理速度を意識して負荷をかけます。
ステップ3:完成した正しい英文を3回以上音読する
英文の正しい語順感覚を体に染み込ませるために、完成文の音読を繰り返します。英語の語順を耳と口で覚えることで、本番で不自然な語順を直感的に違和感として察知できるようになります。
| 周回数 | 目標 | 具体的な取り組み |
|---|---|---|
| 1周目 | 構造の理解 | 時間を気にせず論理的ステップで解き、全問の根拠を確認 |
| 2周目 | 処理速度の向上 | 1問45秒で解き、間違えた問題にチェックをつける |
| 3周目 | 完全定着 | チェックのついた問題のみを解き、全問音読して仕上げる |
無料演習リソースと過去問の賢い活用法
市販の問題集を購入する前や、問題集を一通り終えた後の演習には、インターネット上の無料教材や大学の過去問を活用できます。
無料学習サイトやプリントの活用法
中学英語の基本文型をやり直したい場合、中学英語の学習プリントを公開している教育系Webサイトや基礎英文法の演習サイトが役立ちます。「一般動詞の語順」「助動詞の疑問文」「関係代名詞の基礎」など、単元別に並び替え問題を無料で解くことができます。市販の大学受験用整序問題集に入る前の準備運動として最適です。
志望校の過去問を活用した実戦演習
整序問題は大学・学部によって出題傾向の癖が強く出ます。
- 配点と設問数の確認:大問いくつで何問出題されるか、マーク式か記述式かを把握する
- 問題形式の傾向把握:不要語選択があるか、語形変化が求められるか、日本語訳が付いているかを確認する
- 時間配分の計算:試験時間全体の中で、整序問題の大問に何分使えるかを逆算する
問題集を1冊仕上げた後は、志望校の過去問を5〜10年分遡って解き、その大学特有の語彙レベルや引っ掛けの傾向に慣れておくことが大切です。
スマホを活用して演習を重ねたい人には、英作文・並び替え練習アプリの選び方ガイドも参考になります。
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理解度チェック
Q1. 整序問題特化の問題集に取り組むべき人として適切なのは?
- 文法四択問題に比べ並び替えの正答率が落ちる人
- 共通テストのみを受験する予定の人
- 基礎英文法の理解がまだ終わっていない人
- 出題形式が長文読解と自由英作文のみの人
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正解: A. 文法四択問題に比べ並び替えの正答率が落ちる人
四択問題は解けるのに並び替えで正答率が大きく落ちる人は、特化型の問題集に取り組むべきとされています。
Q2. 不要な1語を除く形式の整序問題を解く際の注意点は?
- 最初からどれが不要な語かを探そうとする
- 不要な語を特定してから残りの語を並べ替える
- 最初から不要語を探さず必要な語で文を作る
- 似た意味の語を最優先で文から除外する
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正解: C. 最初から不要語を探さず必要な語で文を作る
最初から不要語を探そうとせず、まず必要な語だけで英文を組み立て、自然に残った1語を不要語として確認します。
Q3. 本文の例「彼女は彼が嘘をついているのではと疑った」の文は?
- She suspected that he was telling a lie.
- She suspected he that was telling a lie.
- She was telling that he suspected a lie.
- She telling a lie that he was suspected.
答えを見る
正解: A. She suspected that he was telling a lie.
主語She、動詞suspectedに接続詞thatが続き、「She suspected that he was telling a lie.」となります。
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よくある質問
- Q. 並び替え問題集は何周解くべきですか?
- 最低2〜3周が目安です。1周目で文法的な根拠を確認し、2周目は時間を測って解き直し、3周目で間違えた問題だけを確実に解けるようにします。全問の完成文を詰まらずに音読できるようになるまで仕上げることが重要です。
- Q. 共通テストに語句整序問題は出題されますか?
- 共通テストの英語リーディングでは、センター試験時代のような単独の文法語句整序問題は出題されていません。ただし、長文読解の内容一致や状況整理の中で語順の正確な理解は求められます。個別試験で整序問題が課されない場合は、優先度は下がります。
- Q. 高校入試の中学英語並び替えと大学入試の違いは?
- 高校入試は基本5文型や助動詞・疑問詞など基本文法の正しい配置が中心です。一方、大学入試では修飾語句が長く複雑になり、動詞の語法・群動詞・分詞構文・仮定法など複数の文法項目が組み合わさって出題される点が大きく異なります。
- Q. 日本文のない並べ替え問題が苦手です。コツは?
- 文末の記号(ピリオドか疑問符か)の確認から始めます。次に述語動詞を特定し、その動詞が必要とする文型から主語と目的語・補語を配置します。会話文の場合は、相手の直前の発言に対する応答表現を手がかりに意味を絞り込みます。
2026年10月9日更新・モチタン辞典編集部
suspect
remind
take care of
spend
clause
phrase