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英文法語呂合わせ一覧と得点に直結する活用法
英文法の語呂合わせは、メガフェプスに代表される動名詞をとる動詞の整理や、使役動詞・助動詞構文などの定着に有用な手段です。語頭のアルファベットを唱えるだけでなく、背後にある基本イメージと単語のスペルを即座に引き出せる状態まで反復することで、試験本番の正答率が安定します。
動名詞のみを目的語にとる動詞の語呂合わせ
英文法で最も広く知られている語呂合わせが、目的語に動名詞(-ing)のみをとり、不定詞(to do)をとらない動詞をまとめたMEGAFEPS(メガフェプス)です。私立大学や共通テストの文法・語法問題において、空所の直後に-ingがあるかto doがあるかを見極める設問で頻出します。
基本のMEGAFEPSに加え、入試や資格試験で問われやすい動詞を追加した拡張パターンで整理すると漏れがなくなります。頭文字と対応する動詞、語義は次の通りです。
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| 頭文字 | 動詞 | 意味 | 文法上の注意点 |
|---|---|---|---|
| M | mind | 気にする、嫌がる | 否定文・疑問文で多用 |
| E | enjoy | 楽しむ | enjoy to doは不可 |
| G | give up | 諦める | 群動詞でも同様に動名詞 |
| A | avoid | 避ける | 回避の意味合いが明確 |
| F | finish | 終える | 行為の中断・完了を表す |
| E | escape | 逃れる、免れる | 危険や義務の回避 |
| P | postpone / put off | 延期する | 同義表現として頻出 |
| S | stop | やめる | stop to doは「〜するために立ち止まる」 |
| D | deny | 否定する | 過去の事実の否定 |
| A | admit | 認める | 過去の行為を事実と認める |
| C | consider | 検討する、考慮する | 熟考する動作の継続 |
| S | suggest | 提案する | suggest doingの形 |
実際の試験問題では、文脈の意味だけでなく後ろに続く語形が問われます。次の短文で語順と使い方を確認しましょう。
例文1:Would you mind opening the window?(窓を開けていただけませんか)
動詞mindの目的語としてopeningが置かれています。to openを選ぶ誤文訂正問題が多く見られます。
例文2:They postponed holding the annual conference.(彼らは年次会議の開催を延期した)
postponeの後ろにholdingが続いています。put offに置き換えても同様にholdingとなります。
動名詞をとる動詞には「過去の経験」「中断・終了」「回避・消極性」といった共通のニュアンスがあります。語呂合わせで頭文字を想起しつつ、このイメージと結びつけておくと、万一頭文字を忘れた場合でも正解を導き出せます。
それぞれの動詞を用いた具体的な文例は、不定詞と動名詞の使い分けの例文集で確認できます。
次の疑問語呂合わせに含まれる動詞の詳しい意味や使い分けは、動名詞だけを目的語にとる動詞の解説で整理できます。
不定詞のみを目的語にとる動詞の整理法
動名詞のみをとる動詞と対照的に、目的語に不定詞(to do)のみをとる動詞群も頻出します。これらは数が多いため、無理に頭文字の語呂合わせを作るよりも、「未来志向・意志・願望」という共通イメージで束ねて覚える手法が合理的です。
これから先の行動に向かう動詞は、前置詞toの「到達点に向かう矢印」の感覚を持つため、不定詞と強く結びつきます。代表的な動詞は次の通りです。
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| 分類 | 代表的な動詞 | 意味 | 典型的なコロケーション |
|---|---|---|---|
| 願望・希望 | want, hope, wish | 〜したい、望む | hope to see you |
| 決意・計画 | decide, plan, promise | 決める、計画する、約束する | decide to study |
| 拒絶・受動 | refuse, hesitate | 拒否する、ためらう | refuse to accept |
| 意図・企て | attempt, manage | 試みる、何とかやり遂げる | manage to finish |
語呂合わせとして覚える場合は「未来の希望を決意・約束して(hope / wish / decide / promise)、断られてもやり遂げる(refuse / manage)」という短いストーリーで保持すると記憶に残りやすくなります。
例文1:She decided to study abroad next year.(彼女は来年留学することを決意した)
decided studyingとは言えず、未来の行動への決断を示すためto studyを用います。
例文2:He refused to answer the sensitive question.(彼はその繊細な質問に答えることを拒否した)
拒絶を表す動詞refuseも不定詞のみを従えます。
目的語に応じた動詞の分類をまとめて確認したいときは、動名詞・不定詞をとる動詞の英単語の一覧が役立ちます。
使役動詞と知覚動詞の構文の覚え方
使役動詞(make, have, let)および知覚動詞(see, hear, feelなど)は、第5文型(SVOC)において補語(C)の位置に「原形不定詞(toのない動詞の原形)」をとる点が共通しています。これを整理するための定番のフレーズが「メイク・ハブ・レットは原形、知覚も原形」です。
ただし、使役動詞の3語は強制力や主体の意図の強さに明確な違いがあります。試験では単に原形を選ぶだけでなく、適切な動詞の使い分けも問われます。
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| 動詞 | 強制力・ニュアンス | 基本構文(能動関係) | 受動関係の場合 |
|---|---|---|---|
| make | 強制(無理やり〜させる) | make + O + 原形動詞 | be made to do(toが復活) |
| have | 依頼・当然(〜してもらう) | have + O + 原形動詞 | have + O + 過去分詞 |
| let | 許可(〜することを許す) | let + O + 原形動詞 | 受動態ではbe allowed toを使用 |
| 知覚動詞 | 直接知覚(見る・聞く) | see + O + 原形動詞 / -ing | be seen to do(toが復活) |
例文1:My mother made me clean my room.(母は私に部屋の掃除をさせた)
母の強制により、meの後に原形cleanが続いています。
例文2:I heard someone call my name in the crowd.(群衆の中で誰かが私の名前を呼ぶのが聞こえた)
知覚動詞heardの目的語someoneに対して、動作の一連の完了を示す原形callが置かれています。
受動態の変換時に「消えていたtoが復活する」という規則(He was seen to enter the building.)は、誤答を誘う頻出論点です。「能動で原形、受動でto戻る」とリズムで頭に刻んでおくことで失点を回避できます。
能動関係(SVOC)
- 補語(C)に原形不定詞をとる
- 「メイク・ハブ・レットは原形」
- 知覚動詞の後ろも原形をとる
- 例:made me clean my room
受動関係(受動態)
- 消えていたtoが復活する規則
- be made to do の形をとる
- 知覚動詞も be seen to do となる
- 「受動でto戻る」と覚える
受動態に変換すると省略されていたtoが復活する規則を整理
次の疑問目的語や補語の取り方に迷いやすい動詞は、5文型をとる動詞一覧で文型ごとのパターンをまとめて確認できます。
助動詞+完了形と仮定法構文の語呂合わせ
助動詞の後ろにhave + 過去分詞が続く形式は、「過去の事実に対する推量」または「過去の行為に対する後悔・非難」を表します。意味の混同が起きやすい分野のため、意味の対比を語呂や対比表で整頓することが有効です。
頻出の3大パターンは「シュッドハブ=すべきだった(後悔)」「キャンノットハブ=はずがない(否定推量)」「マストハブ=に違いない(確信)」です。頭文字と意味を結びつけるフレーズとして「後悔すべきシュッド、はずないキャンノット、違いないマスト」と連呼して覚えます。
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| 助動詞表現 | 意味区分 | 日本語の意味 | 事実との関係 |
|---|---|---|---|
| should have + p.p. | 過去の後悔・非難 | 〜すべきだったのに(実際はしなかった) | 事実は「不実行」 |
| need not have + p.p. | 過去の不要 | 〜する必要はなかったのに(実際はした) | 事実は「実行済み」 |
| cannot have + p.p. | 過去の否定的確信 | 〜したはずがない | 高い確信での否定 |
| must have + p.p. | 過去の肯定的確信 | 〜したに違いない | 高い確信での肯定 |
| may have + p.p. | 過去の不確実な推量 | 〜したかもしれない | 半信半疑の推量 |
例文1:You should have checked the train schedule beforehand.(あなたは前もって電車の時刻表を確認しておくべきだったのに)
確認しなかった事実に対する非難・後悔を表しています。
例文2:He cannot have told such an obvious lie.(彼がそんな見え透いた嘘をついたはずがない)
過去の行為について強い疑いと否定の確信を示しています。
仮定法過去完了(If S had p.p., S would have p.p.)でも主節に同様の助動詞が登場します。「過去の推量・反実仮想にはhave + p.p.を添える」という大原則を軸に据えることで、個別の助動詞表現も整然と整理できます。

推量や後悔以外の基本的な用法も含めて確認したい方は、助動詞の一覧と使い方(英文法)を参照してください。
接続詞と前置詞を混同しないための暗記法
空所補充問題において、「意味は同じなのに品詞が異なる」ために選択肢で迷わせる問題が頻出します。典型例が「〜にもかかわらず」を意味するalthough(接続詞)とdespite(前置詞)の識別です。
識別の大原則は「接続詞の後ろは文(S + V)、前置詞の後ろは名詞(N)」です。これを短縮した標語「せつぶん・ぜんめい(接続詞+文/前置詞+名詞)」を合言葉にすると、構造分析で迷いません。
| 意味 | 接続詞(後ろに S + V ) | 前置詞(後ろに名詞・名詞句) |
|---|---|---|
| 〜にもかかわらず(譲歩) | although / even though | despite / in spite of |
| 〜の間(期間) | while | during |
| 〜だから(理由・原因) | because / since | because of / due to |
例文1:Although it rained heavily, we enjoyed the game.(大雨が降ったにもかかわらず、私たちは試合を楽しんだ)
it(主語)とrained(動詞)が続くため、接続詞Althoughが正解となります。ここにDespiteを入れると文法エラーになります。
例文2:Despite the heavy rain, we enjoyed the game.(大雨にもかかわらず、私たちは試合を楽しんだ)
後ろがthe heavy rain(名詞句)のみで動詞が含まれないため、前置詞Despiteを用います。
試験本番では、空所の直後からピリオドまたはカンマまでを括弧で囲み、動詞(V)の有無を即座に確認する習慣を徹底してください。
語呂合わせの落とし穴を防ぐ復元トレーニング
英文法の語呂合わせにおける最大の失敗は、「語呂合わせのフレーズ自体は暗唱できるのに、試験本番で対応する英単語やスペル、構文規則が頭から出てこない」という現象です。頭文字の暗記にとどまり、英単語への復元作業(デコード)を怠った場合に発生します。
この弱点を克服し、語呂合わせを確実に得点へ結びつけるための学習手順を3段階に整理します。
- ステップ1:語頭トリガーの書き出し訓練
白紙を用意し、例えば「MEGAFEPS」と縦に書き、各文字に対応する動詞(mind, enjoy, give up...)を制限時間30秒以内にすべて書き出します。頭文字から単語本体を呼び出す神経回路を強化します。 - ステップ2:目的語セットでの声出し確認
単語単体ではなく、mind doing、avoid doingのように動名詞を後続させた2語のフレーズとして音読します。耳と口の感覚を通じて、不自然な語形(avoid to doなど)に対する違和感を育てます。 - ステップ3:短文ランダム演習による長期記憶化
語呂合わせの単元別問題集だけでなく、文法項目がランダムに出題される総合問題を解きます。ランダムな刺激の中で「あ、これはメガフェプスのパターンだ」と自発的に引き出す訓練を行うことで、短期記憶が確固たる長期記憶へ昇華します。
復元にかかる時間を1問あたり2秒以内まで短縮できれば、共通テストや民間試験の長文読解においても文法判定に時間を奪われなくなります。
白紙に頭文字を書き30秒以内に動詞を書き出す
mind doingのように2語フレーズで音読確認する
総合問題を解き自発的にパターンを引き出す
頭文字の暗記から単語を即座に引き出すための練習手順
語呂合わせを使うべき分野と理屈で解く分野
英文法のすべての単元を語呂合わせで乗り切ろうとすることは非効率です。文法項目には「語呂合わせなどの機械的暗記が適した分野」と、「英語の根本的な論理構造で理解すべき分野」の2種類が存在します。両者の境界線を正しく把握することが学習効率を左右します。
| 分類 | 対象となる文法テーマ | 推奨されるアプローチ |
|---|---|---|
| 語呂合わせ向きの分野 | 動名詞・不定詞をとる動詞、助動詞の慣用表現、前置詞の定型コロケーション | 頭文字語呂や短文フレーズによる反復暗記 |
| 論理・理屈向きの分野 | 関係詞の格変化(主格・目的格・所有格)、時制の基準点、仮定法の時制の一致 | 文構造の分解(SVO分析)と時系列図の理解 |
例えば、関係代名詞のwhichと関係副詞のwhereの選択を語呂合わせで覚えようとすると、先行詞が場所の単語であっても後ろが不完全文ならwhichになるという規則に対応できません。構造理解が必須の分野では語呂合わせを排し、「後ろの節が完全文か不完全文か」という文法ルールに従って解く必要があります。
一方で、動名詞をとる動詞のような語法規則は、一定のニュアンスはあるものの最終的には個別単語の慣用的なルールに帰着するため、語呂合わせによる網羅が非常に高い費用対効果を発揮します。
自作の語呂合わせを考案する3つの原則
既存の語呂合わせに載っていない表現や、自分が過去問演習で何度も間違える苦手項目に出会った際は、自分自身で覚えやすい語呂合わせを作成することが有効です。記憶に残りやすい語呂合わせを考案するための要点は3つあります。
- 感情や情景が浮かぶ言葉にする:無機質なアルファベットの羅列ではなく、クスッと笑える内容や、具体的な情景が目に浮かぶ日本語フレーズに変換します。感情が動く情報は脳の海馬に強く定着します。
- 英単語の「発音」または「意味」を直接含める:頭文字だけでなく、単語の冒頭の音を取り入れる工夫が有効です。例えばpostponeを覚える際に「ポストへ延期」のように、単語の読みと意味の両方を語呂の中に同居させると復元ミスが防げます。
- 短く簡潔にまとめる:語呂自体のフレーズが長すぎると、そのフレーズを思い出すことに認知資源を消費してしまいます。7文字から10文字程度のリズミカルな言い回しにとどめるのが理想的です。
自作した語呂合わせは単語帳の余白にメモし、模試の直前などに確認することで、自分専用の弱点克服ツールとして機能します。
クスッと笑える内容や情景が浮かぶ日本語フレーズにする
「ポストへ延期」のように読みと意味の両方を取り入れる
7〜10文字程度のリズミカルな言い回しにとどめる
記憶に残りやすく復元ミスを防ぐ語呂合わせ作成のポイント
続けて読む
理解度チェック
Q1. 本文に基づき、空所に当てはまる正しい語を選びなさい。They postponed ( ) the annual conference.
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正解: C. holding
動詞postponeは目的語に動名詞のみをとるため、holdingが適切です。
Q2. 使役動詞makeを受動態にする際の文法規則は何ですか?
- 原形動詞のままにする
- 消えていたtoが復活する
- 後ろに必ず過去分詞を置く
- 動名詞(-ing)に変化する
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正解: B. 消えていたtoが復活する
使役動詞makeは受動関係ではbe made to doのようにtoが復活します。
Q3. 接続詞と前置詞を見分ける識別ルールは何ですか?
- 接続詞の後ろは文、前置詞の後ろは名詞
- 接続詞の後ろは名詞、前置詞の後ろは文
- 接続詞は過去形、前置詞は現在形が続く
- 接続詞の後ろはto不定詞、前置詞は原形
答えを見る
正解: A. 接続詞の後ろは文、前置詞の後ろは名詞
「せつぶん・ぜんめい」の通り、接続詞の後ろは文、前置詞の後ろは名詞が続きます。
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よくある質問
- Q. 語呂合わせだけで入試問題は解けますか?
- 語呂合わせ単体では不十分です。語呂合わせは単語を思い出すきっかけ(インデックス)に過ぎないため、文構造の把握力や前後の文脈判断、そして実際の短文演習と組み合わせることで初めて得点につながります。
- Q. メガフェプスで足りない動詞はどう覚えますか?
- 基本の動詞(mind, enjoy等)を押さえた後は、「過去の行為」「中断」「回避」といった動名詞特有の意味合いで束ねて整理するのが効果的です。過去問で出合った未見の動詞はその都度メモして追加しましょう。
- Q. 頭文字を覚えたのに単語が出ない時の対策は?
- 白紙に頭文字だけを書き、対応する英単語を20〜30秒で書き出す復元テストを繰り返してください。見るだけの暗記を止め、手を使って書き出す負荷をかけることで瞬時に引き出せるようになります。
- Q. 自作の語呂合わせを作るコツはありますか?
- 単語の頭文字だけでなく、読み方の音や日本語の意味をフレーズ内に組み込むことがコツです。情景が具体的にイメージできる短いリズムのフレーズにすると長期記憶に残りやすくなります。
2026年10月9日更新・モチタン辞典編集部