厚かましさ
「厚かましさ」の英語
「厚かましさ」は英語で audacity と言います。audacity は文脈によって「大胆さ」の意味にもなります。否定的な厚かましさを強調するなら gall、恥知らずで遠慮のない態度なら brazenness が使えます。
「厚かましさ」の英語の使い分け
大胆さにも厚かましさにも使える、汎用性のある表現です。
have the gall to
相手の権利や常識を無視した行動を強く非難します。
恥や遠慮を欠いた、否定的な厚かましさを表します。
Everyone noticed her brazenness immediately.
誰もがすぐに彼女の厚かましさに気づきました。
批判を恐れず行動する、肯定的な大胆さを表すことが多いです。
例文
コアイメージ
反対や不安を気にせず境界を越えて進む、ためらいの少ない心のあり方。
関連語
使い方
-
have the audacity to
ずうずうしく〜する
類義語との違い
audacity:
ためらわずに図々しく行動する批判的な厚かましさ
boldness:
勇気や大胆さが中心で、肯定的に使われやすい
nerve:
勇気や図々しさを指し、口語で肯定・否定両方ある
impudence:
他人への無礼さを強調する、強く否定的な厚かましさ
英英
The quality of being bold enough to take risks or speak in a rude or disrespectful way.
語源
audacityは、ラテン語の動詞audēre(敢えてする)に由来する名詞audaciaが古フランス語audaceを経て英語に入った語で、大胆さを意味する。
コラム
- have the audacity to〜はあえて行動することを示し、文脈次第で称賛的にも批判的にも響く表現である。
例文
コアイメージ
他人の遠慮や決まりを気にせず、自分の都合を押し通す心の状態
関連語
使い方
-
have the gall to
あえて〜する厚かましさ
類義語との違い
gall:
他人の気持ちを無視する非常な厚かましさ
nerve:
図々しさや度胸のある大胆な態度
英英
An impudent boldness that affronts others by disregarding normal respect or social boundaries.
語源
gallは、もとは胆汁(にがい液)を意味する古い英語の語で、苦々しさや恨みを表す比喩が広がり、そこから人への図々しさ=厚かましさの意味になった
コラム
- have the gall to+動詞は相手の権利や常識を無視してあえて行動する場面で使われ、会話や批評で非難の力度を強める表現としてよく現れる
例文
コアイメージ
危険や批判を恐れず行動する大胆さ
英英
Willingness to take risks or act confidently despite danger, criticism, or potential negative consequences.
語源
boldnessは、形容詞bold(古英語 beald「大胆な」)に名詞化接尾辞‑nessが付いて生じ、行動や態度の大胆さを表す語になった。
コラム
- 会議などで意見を主張する場面では肯定的に使われることが多いが、状況によっては無謀や厚かましさと受け取られることがある。
例文
コアイメージ
場の空気や他人の遠慮を無視して強引に自己主張する性質を指す厚かましさ
英英
The quality of being brash: impudent, aggressively bold or showy behavior that disregards social restraint and surprises others.
語源
brashnessは、形容詞brash(厚かましい・けばけばしい)に名詞化の接尾辞 -ness が付いた語で、brashは中英語の brash(破片)などから比喩的に派生して派手さや無遠慮の意になった
コラム
- brashnessは礼儀や場の配慮を欠く態度を指すことが多く、フォーマルな場面では特に否定的に受け取られることが多い
例文
コアイメージ
厚かましさは恥や遠慮を気にせず大胆に振る舞う性質を指す
英英
The quality of being impudently bold or shameless; readiness to act without regard for others' feelings or social conventions.
語源
brazennessは、形容詞brazen(本来は「真鍮の」を意味し、そこから「厚かましい・無遠慮な」の比喩的用法を得た)に名詞化接尾辞‑nessが付いて「厚かましさ」を表す語として成立した
コラム
- brazennessは否定的な評価で用いられることが多く、礼儀や他者への配慮を欠く振る舞いを指して使われる場面が多い
例文
コアイメージ
他人の前で遠慮なく批判や要求を行うような、恥を顧みない厚かましさ
英英
Bold, disrespectful audacity to say or do something offensive or presumptuous in front of others.
語源
effronteryは、古フランス語のeffronterie(額を突き出す意の表現)から来ており、『顔が厚い』という身体表現が転じて恥知らずの行動を指す語になった。
コラム
- She had the effrontery to ~ のように表現されることが多く、『厚かましくも〜した』と否定的に評する際の定型句として使われる。
例文
She had the impertinence to question the committee's decision.
彼女は委員会の決定に異議を唱えるという無礼をした。
コアイメージ
無礼、礼儀や他者への敬意を欠く行為や態度を指す
英英
The quality or act of being rude or disrespectful toward others, often expressed by bold or presumptuous behavior.
語源
impertinenceは、ラテン語のpertinere(関係する)に否定の接頭辞in-が付いた語が古フランス語を経て英語化し、もともとの「関係しない」から転じて人に対して礼を欠く行為を指すようになった。
コラム
- impertinenceはやや書き言葉的で、公的・批判的な文脈で誰かの失礼な態度を指して用いられる
例文
She had the impudence to interrupt the meeting without apologizing.
彼女は謝ることなく会議を遮る厚かましさを見せた。
コアイメージ
年下や目下が目上に対して礼を失う態度、若さや無遠慮さが混じった厚かましさをさす
英英
Impertinent or cheeky behavior that implies disrespect, often associated with someone younger or of lower status.
語源
impudenceは、形容詞impudent(恥知らずな)に名詞化接尾辞-enceが付いて名詞化した語で、他者への配慮を欠く態度を意味する。
コラム
- 日常ではimpudenceは批判的な語として用いられ、若者の生意気さや無遠慮な言動を記述する際に使われることが多い
例文
コアイメージ
厚かましさを、根拠や許可なしに自分の判断や行為を当然とみなして行動する傾向をさす
英英
Behavior or attitude characterized by taking liberties or making unwarranted assumptions about one’s entitlement, often implying disrespect or impertinence.
語源
presumptuousnessは、動詞presume(仮定する/思い込む)の派生であるpresumptuous(出しゃばった)に名詞化接尾辞-nessがついて生じた語である。
コラム
- 'It would be presumptuous to...' のような定型表現で使われることがあり,自分の行為が相手に図々しいと受け取られる可能性を示す表現に結び付くことが多い