ならず者
「ならず者」の英語
「ならず者」は英語で rogue と言います。公共の場で騒ぎや暴力を起こす人には hooligan、粗暴な男には lout が使えます。ne'er-do-well は信用できないろくでなしを指す、やや古風な表現です。
「ならず者」の英語の使い分け
悪事を働く人物を広く指す、一般的で少し文学的な語です。
公共の場で騒ぎや暴力を起こす人物に使う語です。
粗暴で無礼な男を軽蔑して呼ぶ、ややくだけた語です。
信用できず何もしない人を指す、やや古風で侮蔑的な語です。
The family was tired of their ne'er-do-well cousin.
その家族は、ろくでなしのいとこにうんざりしていました。

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rogue をゲームで覚えよう
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例文
コアイメージ
ならず者や規範を無視して独自に振る舞う存在を指す
英英
a person or thing that acts independently of rules or control, often dangerously; also used adjectivally for unpredictable or defective entities
語源
rogueは、もともと放浪者やはぐれ者を指す語として用いられ、そこから「規範を逸脱する」「制御不能の」といった意味へと広がった。
コラム
- rogueはrogue stateやrogue agent、rogue waveのように人物以外にも使われ、規範や制御を外れた異常な状態を表すことが多い
例文
コアイメージ
公共の場で暴力や騒ぎを起こす人物を指す、ならず者。
英英
a person who behaves violently or causes trouble in public; a rowdy, disorderly individual.
語源
hooliganは、19世紀末の英国で記録され始め、アイルランド系の姓Houlihanに由来するとされ、乱暴者を指す俗語として定着した。
コラム
- 集団での喧嘩や器物損壊など、公的秩序を乱す行為に結び付けられることが多く、文脈で個人行為と集団行為が区別される。
例文
コアイメージ
人を欺いたり害したりする行為をする人を指す、ならず者
英英
A dishonest or unprincipled person; a rogue.
語源
knaveは、古英語のcnafa「少年・召使」を語源とし、当初は召使を指したが次第に品行の悪い者や悪党を意味するようになり、カード用語としてはジャックを指すようになった。
コラム
- knaveはやや古風で文学作品や歴史的文脈で見かける語で、カードの文脈ではjackと同義で使われることがある。
例文
コアイメージ
乱暴者をさす語で、粗暴で他人に暴力や迷惑を及ぼすことがある男をいう
英英
a man who is rough, aggressive, and likely to act violently or intimidate others
語源
loutは、中英語のlout(不器用で無作法な人)に由来し、語源的には北欧語派や古英語の「かがむ・不器用」を示す語根と関連すると考えられている
コラム
- 公共の場で他人に乱暴を働くような男性を指す語で、新聞や報道では暴行や迷惑行為の加害者描写に用いられる
例文
コアイメージ
何も成さず周囲に迷惑や損害を与える、信用できない人を指す
英英
an idle or worthless person who is irresponsible, unreliable, or causes trouble
語源
ne'er-do-wellは、never do wellの短縮形で、never(決して〜ない)+do well(うまくやる)が合わさり「決してうまくやらない人」という字義から「ろくでなし」の意味に定着した
コラム
- 口語で侮蔑的な語であり、人の性格や立場を非難する意味で使われる点に注意
例文
コアイメージ
19世紀米国の街頭で暴力を振るうならず者を指す俗語
英英
a violent or brutal thug, especially a member of a street gang or a rough, disorderly person.
語源
plug-uglyは、19世紀の米国で生まれた俗語で、動詞plug(撃つ)と形容詞ugly(醜い)が結びつき暴力的ならず者を表す語になった
コラム
- 古い米国俗語で侮蔑的な響きが強く現代の日常会話ではほとんど用いられず歴史小説や古新聞で見かけることが多い
例文
コアイメージ
ならず者を指し規則や他人を平気で破る小悪党を表す
英英
A mischievous or unprincipled person who behaves badly or causes trouble; a rascal or scoundrel.
語源
rapscallionは、語形は古いrascalの派生と考えられ、『ならず者』を意味する俗語として16世紀ごろの英語で使われ始めたとされる
コラム
- 古風でやや戯画的な響きがあり児童文学やユーモラスな非難表現で登場することが多い
例文
コアイメージ
軽蔑的な目で見られる多数の人々を一括りに表す語で、個人というより群れを指す
英英
An informal noun for a crowd or class of people regarded as worthless or disreputable, especially when rowdy or troublesome.
語源
riffraffは、古い英語でriffやraffといった「くず」を意味する語の組み合わせから生まれ、集団への侮蔑を表す語として定着した。
コラム
- 通常は集合名詞的に扱われ単数扱いはまれで、仲間外れや侮蔑のニュアンスを含む表現である
例文
The ruffian threatened the shopkeeper with a broken bottle.
そのならず者は壊れた瓶で店主を脅した。
コアイメージ
暴力や脅しを伴うならず者的な行為をする人物を表す
英英
a person who habitually behaves in a violent, threatening, or criminal way; a ruffian or thug.
語源
ruffianは、イタリア語やフランス語を経由して英語に入り、時代とともに乱暴でならず者の意味を帯びるようになった。
コラム
- やや文語的で古風な響きがあり、具体的な脅迫や暴力の場面を描写する際によく見られる語
例文
コアイメージ
人を困らせたり規則を破ったりして周囲から非難される人物
英英
A person who behaves badly or dishonorably, often a mischievous rascal or petty criminal.
語源
scapegraceは、16世紀ごろに用いられ始めた語で、古い語根の組み合わせから『恩恵や秩序から外れた人物』を表す語として発展したとされる。
コラム
- 現代ではやや古風で、会話や文学でやんちゃなならず者をやわらかく表す際に使われることがある
例文
コアイメージ
作物や家屋に被害を与える動物や、迷惑をかける存在をまとめて指す
英英
An animal considered a pest because it harms crops, gardens, or buildings; in informal speech, also applied to a troublesome person.
語源
varmintは、古くはverminに由来する方言変形varmentから発展し、主に19世紀以降の米語で害をなす動物を指す口語として定着した。
コラム
- 新聞語や学術語ではなく田舎の口語表現として多用され、文脈によっては人を軽く非難する意味で使われる。
「ならず者」のレベル別の例文
- 中学
The rogue stole my bike and ran away.
そのならず者は私の自転車を盗んで逃げました。
- 高校・英検2級
The town feared the hooligan who threatened local shopkeepers after dark.
- TOEIC・ビジネス
The company dismissed a rogue employee for misusing confidential data.
- 日常会話
What a ne'er-do-well!
なんてろくでなしなんでしょう。
「ならず者」を英語にするときのよくある間違い
ならず者の英語rogueのコアイメージと映画の用法
「ならず者」を表す代表的な英語である rogue は、単なる悪党を指すだけでなく、「群れや組織から離れて勝手に行動する者」というコアイメージを持ちます。
rogue は可算名詞として使われるほか、形容詞的にも「はぐれた」「制御不能な」といった意味で用いられます。例えば、映画『ミッション:インポッシブル』シリーズ第5作の原題は Mission: Impossible – Rogue Nation ですが、この rogue nation や rogue state は国際社会の規範や枠組みを無視する「ならず者国家」を指す外交・報道表現です。また、既存のルールに縛られず単独行動するキャラクター像としても定着しており、作品によって危険人物にも魅力的な無頼漢にもなります。
例文:He was treated as a rogue agent by the intelligence agency.(彼は情報機関からならず者のスパイとして扱われた。)
ならず者の英語表現の悪質度と使用場面の使い分け
「ならず者」の英語は、悪意の度合い(愛嬌のある悪戯から凶悪犯罪まで)や使われる文脈(日常会話・文学・時事報道)によって適した表現が異なります。
| 英単語 | 悪質度 | ニュアンスと使われる場面 | 例文 |
|---|---|---|---|
| rascal | 軽度 | いたずらっ子や憎めない小悪党。日常会話で親しみを込めて使われます。 | That little rascal hid my car keys again.(あの小さならず者がまた私の車の鍵を隠した。) |
| rogue | 中〜重度 | 組織や規範から外れた無頼漢。文学や映画、国際政治などで幅広く用いられます。 | The allied forces confronted the rogue state.(連合軍はそのならず者国家に立ち向かった。) |
| scoundrel | 重度(卑劣) | 道徳心が欠如した卑劣な悪党。やや古風で文学的な響きを持ちます。 | No one trusted the deceitful scoundrel.(そのペテン師のならず者を誰も信用しなかった。) |
| outlaw | 重度(無法) | 法の外に置かれた無法者・お尋ね者。西部劇や歴史・犯罪の描写に適しています。 | The sheriff captured the notorious outlaw.(保安官はその悪名高いならず者を捕らえた。) |
| thug | 極悪(暴力) | 暴力や威圧で他人を脅すチンピラや凶悪犯。現代の日常口語や報道で頻出します。 | The victim was robbed by street thugs.(被害者は街路のならず者たちに強盗された。) |