ためらい

「ためらい」の英語

「ためらい」は英語で hesitation と言います。行動に踏み切れない一般的な迷いには hesitation、気が進まない態度には reluctance を使います。道徳上の良心のとがめは scruple と言います。

「ためらい」の英語の使い分け

  • hesitation

    行動や発言をすぐに始められない一般的なためらいに使います。

    I felt a moment's hesitation before answering.

    私は答える前に一瞬ためらいを感じました。

  • reluctance

    気が進まず、行動や同意を避けようとする態度に使います。

    His reluctance to speak openly slowed the discussion.

    彼が率直に話すことをためらったため、話し合いは進みませんでした。

  • qualms

    行動してよいかという不安や良心の迷いを表す会話的な語です。

    She had no qualms about asking for help.

    彼女は助けを求めることに何のためらいもありませんでした。

英単語
コアイメージ
使い方 / 例文
reluctance
気が進まず、行動や同意を避けようとする態度に使います。
His reluctance to speak openly slowed the discussion.
彼が率直に話すことをためらったため、話し合いは進みませんでした。
hesitation
行動や発言をすぐに始められない一般的なためらいに使います。
I felt a moment's hesitation before answering.
私は答える前に一瞬ためらいを感じました。
scruple
行動の前に心の中で正しさをはかる小さな天秤が揺れる感じ
have no scruples about
〜に何の良心のとがめも感じない
balkiness
行動や同意を先に進めることをためらう傾向や態度
Her balkiness about signing the contract made the company reconsider the offer.
契約に署名することへの彼女のためらいが、会社に提案を再考させた。
baulk
行動をためらってすぐに進めない心の状態
Her sudden baulk surprised everyone and delayed the signing.
彼女の突然のためらいは皆を驚かせ、署名を遅らせた。
dawdling
ためらいや決断を先延ばしにして動作や判断が遅くなること(ぐずぐずすること)
His dawdling made us late for the meeting.
彼のぐずぐずすることが私たちを会議に遅刻させた。
diffidence
自信のなさを基に控えめに振る舞ったり言動をためらったりすることをさす
She spoke with diffidence during the interview.
彼女は面接で自信のなさを示して話した。
demurral
合意にすぐ踏み切れない一瞬の心の迷いを示す
She expressed demurral about the plan and paused before agreeing.
彼女はその計画に対してためらいを示し、同意する前に一瞬止まった。
dithering
ためらいで決められず、すぐに動けない状態を指す
Her dithering cost the team the contract.
彼女のためらいでチームは契約を逃した。
dither
ためらいを含み、決断を先延ばしにして心が落ち着かない状態を指す
She was in a dither about whether to accept the offer.
彼女はその申し出を受けるかどうかでためらいを感じていた。
hesitance
行動を始める前に一瞬迷って踏みとどまる気持ちをさす
Her hesitance to speak was obvious.
彼女が話すことへのためらいは明らかだった。
hesitancy
「ためらい」を指し、話すときの言い淀みや行動における消極的な態度を含む幅広いためらいを表す
He showed no hesitancy in accepting the job offer.
彼は仕事の申し出を受けることにためらいはなかった。
hm
応答前に一瞬止まる行為としての短い声でためらいを示す
There was a hm before she answered.
彼女が答える前にためらいがあった。
inhibition
ためらいは行動を控えさせる心理的な歯止めをさす
She overcame her inhibition and asked the question.
彼女はためらいを克服して質問した。
indecisiveness
選択の場面で決められず迷ったりためらったりする性質を指す語、優柔不断
Her indecisiveness cost her the promotion.
彼女の優柔不断のせいで昇進を逃した。
mental reservation
外面は受け入れているが、心の中では同意や信頼を保留していることを指す
I thanked him, though I held a mental reservation about his sincerity.
私は彼に感謝したが、誠実さについて内心の留保を抱いていた。
shillyshally
行動に踏み切れずためらいが続く心理状態を指す
Her shillyshally over signing the contract cost her the promotion.
彼女の契約への署名のためらいが、昇進を逃す原因になった。
swither
決断できず心が揺れてためらっている状態を指す
She was in a swither about whether to accept the job.
彼女は仕事を受けるかどうかでためらいがあった。

reluctance

rilʌ́ktəns

意味

reluctanceのイラスト

例文

She showed reluctance to sign the contract.

彼女は契約に署名することにためらいを示した。

コアイメージ

行動を始めようとする心が内側から引き戻され、進みたがらない状態

関連語

使い方

  • show reluctance to

    〜することにためらいを示す

  • reluctance to

    〜することへのためらい

  • with reluctance

    ためらいを持って

類義語との違い

reluctance: 内側から進みたがらない気持ち
hesitation: ためらい、すぐに決められない状態
unwillingness: 不本意さ、やりたくないという気持ち
resistance: 抵抗・反対、外的に拒む意思

英英

A feeling of not wanting to do something, often shown by being slow or hesitant in taking action.

語源

reluctanceは、ラテン語の接頭辞re-(後ろへ)と動詞luctari(もがく)が合わさった語に由来し、もがいて抵抗する意味から『ためらい』の語義が生まれた。

コラム

  • 契約や交渉で 'reluctance to ~' の形は、強い拒否でなく気が進まないことをやわらかく伝える表現として実務文書や会話でよく使われる。

hesitation

hèzitéiʃən

意味

hesitationのイラスト

例文

There was some hesitation among employees about the new policy.

新しい方針について従業員の間で若干のためらいがあった。

コアイメージ

行動や言葉がすぐに出ず、一拍置いて止まる心の状態

関連語

使い方

  • a moment's hesitation

    一瞬のためらい

  • no hesitation

    ためらいがない

  • without hesitation

    ためらわずに

類義語との違い

hesitation: 行動をすぐに決められないためらい
doubt: 確信が持てないことによる疑い
reluctance: 行動に消極的でなかなか踏み出せない気持ち
pause: 話や動作を一時的に止める短い中断

英英

A pause or delay in making a decision or taking action, often due to uncertainty or doubt.

語源

hesitationは、ラテン語haesitāre(もとはhaerēre「引っかかる、止まる」)が元になり、体が引っかかるような感覚から「ためらい」を意味する語になった

コラム

  • 会議や交渉では言いよどみや短い沈黙を聞き分けることで、相手が確信を欠いている点や追加説明が必要な箇所を見つけやすくなる

scruple

skrúːpl

意味

scrupleのイラスト

例文

The thief had no scruples about stealing from the elderly.

その泥棒は高齢者から盗むことに良心のとがめがなかった。

コアイメージ

行動の前に心の中で正しさをはかる小さな天秤が揺れる感じ

関連語

使い方

  • have no scruples about

    〜に何の良心のとがめも感じない

  • have scruples about

    〜について良心のとがめがある

類義語との違い

scruple: 行為が道徳に反するかで迷う罪の意識
conscience: 善悪を判断する内なる良心や道徳感
guilt: 悪いことをしたときに感じる重い罪悪感

英英

A feeling of doubt or hesitation about whether something is right or wrong, which stops you from doing something you think is wrong.

語源

scrupleは、ラテン語 scrupulus「小さなとげ・石」から来て、心に刺さる小さな不安が比喩となり「罪の意識」を表す語になった

コラム

  • have no scruplesの形で「良心がない」を表す定型表現があり、否定で人の行動を強く批判する場面で使われやすい。

例文

Her balkiness about signing the contract made the company reconsider the offer.

契約に署名することへの彼女のためらいが、会社に提案を再考させた。

コアイメージ

行動や同意を先に進めることをためらう傾向や態度

英英

Reluctance or hesitation to proceed or agree; the tendency to hesitate, resist, or refuse to act or comply.

語源

balkinessは、動詞balk(立ち止まる・拒む)に名詞化接尾辞 -ness が付いてできた語で、ためらいや抵抗の状態を表す。

コラム

  • balkinessはためらいや抵抗を表し、一時的な迷いから性格的な頑固さまで幅があるため、文脈でどの意味か判断されることが多い。

例文

Her sudden baulk surprised everyone and delayed the signing.

彼女の突然のためらいは皆を驚かせ、署名を遅らせた。

コアイメージ

行動をためらってすぐに進めない心の状態

英英

A hesitation or reluctance to act or proceed; a pause or refusal that delays an intended action.

語源

baulkは、古英語balca「畝(うね)・土の盛り」に由来し、その物理的な妨げの意が動詞化して「立ち止まる・邪魔する」となり、さらに心の「ためらい」へ拡張した。

コラム

  • baulkは英国で使われる綴りで、物理的に進行を妨げる意味から転じて「ためらい」を表すことが多く、米英ではbalkの綴りが一般的。

例文

His dawdling made us late for the meeting.

彼のぐずぐずすることが私たちを会議に遅刻させた。

コアイメージ

ためらいや決断を先延ばしにして動作や判断が遅くなること(ぐずぐずすること)

英英

Being slow to act or decide because of hesitation or procrastination; delaying unnecessarily.

語源

dawdlingは、名詞化したdawdleに由来し、dawdleは中英語期に怠けや鈍さを示す語から派生して『ためらいながら遅れる』意味を帯びた。

コラム

  • dawdlingは行動の遅さやためらいを表す語で、進行中の作業や会議への到着が遅れる原因を説明する際に使われる表現である。

例文

She spoke with diffidence during the interview.

彼女は面接で自信のなさを示して話した。

コアイメージ

自信のなさを基に控えめに振る舞ったり言動をためらったりすることをさす

英英

A hesitation or lack of self-confidence that causes reserved or reluctant behavior or speech.

語源

diffidenceは、ラテン語 diffidere(dis-=離れて+fidere=信頼する)に由来し、『信頼しない』の意から転じて『自信のなさ』を表す語になった。

コラム

  • diffidenceは書き言葉で用いられることが多く、人の話し方や態度の控えめさを説明する語

例文

She expressed demurral about the plan and paused before agreeing.

彼女はその計画に対してためらいを示し、同意する前に一瞬止まった。

コアイメージ

合意にすぐ踏み切れない一瞬の心の迷いを示す

英英

A brief pause or reluctance before accepting or agreeing; hesitation in proceeding.

語源

demurralは、動詞demur(古フランス語demorer「遅らせる」から)に接尾辞-alが付いて名詞化し、「ためらい」を表す語として成立した。

コラム

  • 動詞demurは「ためらう・異議を唱える」を意味し、名詞demurralはその行為や状態を指して特に慎重な表現に使われる。

例文

Her dithering cost the team the contract.

彼女のためらいでチームは契約を逃した。

コアイメージ

ためらいで決められず、すぐに動けない状態を指す

英英

Hesitation; the state of being slow to act or decide, often delaying action or causing missed opportunities.

語源

ditheringは、もともと小刻みに震えることを表す語に由来し、そこから心が揺れて決められない=ためらいの意味に転じた

コラム

  • ビジネスや交渉の文脈ではditheringはためらいによる判断の遅れや機会損失を強調する表現として使われることが多い

例文

She was in a dither about whether to accept the offer.

彼女はその申し出を受けるかどうかでためらいを感じていた。

コアイメージ

ためらいを含み、決断を先延ばしにして心が落ち着かない状態を指す

英英

A state of hesitation or nervous agitation in which someone delays making a decision or behaves in a confused, unsettled way.

語源

ditherは、擬音的な語源をもち、元は「震える」を表し、のちにためらいや心が落ち着かない状態を意味するようになった。

コラム

  • 名詞・動詞両用で、in a ditherは「慌てている・取り乱している」を表し、判断を迷っている状態に使われる

例文

Her hesitance to speak was obvious.

彼女が話すことへのためらいは明らかだった。

コアイメージ

行動を始める前に一瞬迷って踏みとどまる気持ちをさす

英英

A pause or reluctance to act or speak because of uncertainty or doubt.

語源

hesitanceは、ラテン語hesitare(ためらう)を経て英語の動詞hesitateから派生した名詞で、語尾-anceで「状態」を表して名詞化したもの。

コラム

  • hesitanceは日常会話ではhesitationの方が一般的で、書き言葉や堅い文脈で見かけることが多いという違いがある

例文

He showed no hesitancy in accepting the job offer.

彼は仕事の申し出を受けることにためらいはなかった。

コアイメージ

「ためらい」を指し、話すときの言い淀みや行動における消極的な態度を含む幅広いためらいを表す

英英

The feeling or condition of being hesitant, encompassing momentary speech hesitation or a reluctance to act.

語源

hesitancyは、動詞hesitate(ためらう)に名詞化接尾辞-ancyが付いた語で、hesitateはラテン語haesitareから派生し英語で「ためらう」を意味するようになった。

コラム

  • 言い淀みと行動の消極性はいずれもhesitancyで表せるが、言い淀みは口頭表現の短いためらい、消極性は持続的な態度という用法上の違いがある。

例文

There was a hm before she answered.

彼女が答える前にためらいがあった。

コアイメージ

応答前に一瞬止まる行為としての短い声でためらいを示す

英英

A brief audible pause or utterance indicating reluctance or hesitation before answering.

語源

hmは、会話の一瞬の中断を示す擬声語で、口の中で出す短い声を文字化した表現から英語に定着した。

コラム

  • 名詞的に用いられることがあり、There was a hmのように『ためらいがあった』と表現できる

例文

She overcame her inhibition and asked the question.

彼女はためらいを克服して質問した。

コアイメージ

ためらいは行動を控えさせる心理的な歯止めをさす

英英

a feeling that prevents someone from acting freely because of doubt, shyness, or self-restraint

語源

inhibitionは、ラテン語inhibēre(in+habēre「持つ」)に由来し本来は「抑えておく」を意味し、心理的な抑制を指す語として発展した

コラム

  • 心理学や生物学の文脈ではinhibitionは衝動や神経活動を抑える「抑制」を意味することが多く、文脈に応じてためらいと抑制を使い分ける必要がある

例文

Her indecisiveness cost her the promotion.

彼女の優柔不断のせいで昇進を逃した。

コアイメージ

選択の場面で決められず迷ったりためらったりする性質を指す語、優柔不断

英英

The quality of being unable to make a firm decision, characterized by hesitation and wavering between alternatives.

語源

indecisivenessは、接頭辞in-(否定)とdecisiveに名詞化接尾辞-nessが付いてできた語で、決められない性質を表す。

コラム

  • 決断の遅れや躊躇が続く状態を表し、昇進や機会の喪失など具体的な結果に結びつくことがある。

例文

I thanked him, though I held a mental reservation about his sincerity.

私は彼に感謝したが、誠実さについて内心の留保を抱いていた。

コアイメージ

外面は受け入れているが、心の中では同意や信頼を保留していることを指す

英英

A privately held doubt or reservation kept despite outward expressions of agreement or gratitude.

語源

mental reservationは、mental(心の)+reservation(保留)から成り、外面の承諾と心の中の保留を対比して表す表現として英語で用いられる。

コラム

  • 書き言葉やフォーマルな場面で用いられることが多く、日常会話では I have reservations や I doubt it といった表現が使われることが多い

例文

Her shillyshally over signing the contract cost her the promotion.

彼女の契約への署名のためらいが、昇進を逃す原因になった。

コアイメージ

行動に踏み切れずためらいが続く心理状態を指す

英英

A feeling of hesitation or reluctance that prevents prompt action.

語源

shillyshallyは、発声の反復による俗語として生まれ、長く優柔不断やためらいを表す語として定着した

コラム

  • 名詞的に用いる際はshilly‑shallyingの形が使われることがあり、話し言葉で頻出する

例文

She was in a swither about whether to accept the job.

彼女は仕事を受けるかどうかでためらいがあった。

コアイメージ

決断できず心が揺れてためらっている状態を指す

英英

A noun meaning a state of hesitation or indecision, expressing doubt about what action to take.

語源

switherは、スコットランドや北英語の方言に由来し、16〜17世紀頃から「ためらい、迷い」を表す語として記録されるが詳しい語源は不明である。

コラム

  • 現代では方言・古風な表現として扱われ、in a swither の形で「ためらっている」という状態を表すことが多い。

「ためらい」のレベル別の例文

「ためらい」を英語にするときのよくある間違い

「ためらい」の英語についてよくある質問

Q. 「ためらい」を英語で一言で言うと?
一般的には hesitation が使えます。行動や発言をすぐに始められないという意味です。
Q. hesitation と reluctance の違いは?
hesitation は一瞬の迷いや言いよどみ、reluctance は気が進まず行動や同意を避ける態度を表します。
Q. 「ためらい」のビジネスメールでの言い方は?
reluctance が使いやすく、show reluctance to do や express reluctance about の形が一般的です。強い拒否ではなく、気が進まないことをやわらかく伝えられます。
Q. 「ためらいなく」は英語で何と言いますか?
最も一般的なのは without hesitation です。前置詞 without の後ろには名詞が続くため、動詞の hesitate ではなく名詞形を置きます。また、少しも迷わず即座に行動したことを強調したいときは without a second thought もよく使われます。例文: He answered without hesitation.(彼はためらいなく答えました。)
Q. 動詞「ためらう」の英語の使い方は?
動詞は hesitate を使い、hesitate to 不定詞の形で「〜するのをためらう」と表すのが基本です。物事についてあれこれ迷う場面では hesitate about も用いられます。例文: She hesitated to ask for help.(彼女は助けを求めるのをためらいました。)日常会話からフォーマルな文脈まで幅広く使える構文です。
Q. 「ためらいを見せる」の英語表現は?
英語では show hesitation と表現します。態度や表情に迷いが表れている場面でよく使われる定型表現です。否定語を伴って「少しのためらいも見せない」と言いたい場合は show no hesitation が自然です。例文: He showed no hesitation during the interview.(彼は面接中に少しのためらいも見せませんでした。)
Q. 遠慮や気後れからくる「ためらい」の英語は?
自信のなさや遠慮からくる気後れには inhibition や diffidence が適しています。また、決心した後に二の足を踏むような日常会話のニュアンスなら have second thoughts や get cold feet もよく使われます。例文: I started to have second thoughts about the plan.(私はその計画にためらいを感じ始めました。)

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