策略

「策略」の英語

「策略」は英語で ploy と言います。相手をだます計略なら ruse や trick、政治・交渉で相手を動かす策略なら maneuver が使えます。finesse は、だますよりも巧みな手腕を表す語です。

「策略」の英語の使い分け

英単語
コアイメージ
使い方 / 例文
trick
いたずらから人をだます策略まで、幅広く使える一般的な語です。
It was a clever trick to distract the guard.
それは警備員の注意をそらす巧妙な策略でした。
maneuver
政治や交渉で、相手の反応を読んで巧みに進める策略を表します。
She maneuvered the team into accepting the proposal.
彼女は巧みに働きかけ、チームにその提案を受け入れさせました。
artifice
人を欺くための巧妙な計略やごまかし
The politician's artifice was exposed during the debate.
討論中にその政治家の策略が暴露された。
craftiness
狡猾さは、目的達成のために他人を巧みに出し抜く性質を示す
The politician's craftiness became clear during the debate.
討論でその政治家の狡猾さが明らかになった。
finesse
だます策略よりも、配慮や機転を生かした巧みな手腕を表します。
He handled the delicate negotiation with finesse.
彼は難しい交渉を巧みな手腕で処理しました。
guile
狡猾さ、他人をだまして目的を達するための巧妙さ
She used guile to win the contract.
彼女は契約を取るために狡猾さを用いた。
ploy
目的を達成するための計算された策略を表す、基本的な名詞です。
The discount was a clever ploy to attract new customers.
その割引は新規顧客を引きつける巧妙な策略でした。
ruse
相手をだますための計略を表し、策略を見破る場面にも使います。
They used a ruse to enter the building.
彼らはその建物に入るために策略を使いました。
shenanigan
いたずらとして人を困らせたりだましたりする行為
The kids' shenanigans left paint on the porch.
子供たちのいたずらでポーチにペンキが残っていた。
skulduggery
秘密裏に行われる相手を騙すための不正行為
The investigation exposed the company's skulduggery.
捜査はその会社の不正行為を暴いた。
stratagem
敵や相手を出し抜くために練られた一時的で巧妙な計画や手段
The general devised a stratagem to outflank the enemy.
将軍は敵を側面攻撃するための策略を考案した。
subterfuge
相手をだまして本当の意図や事実を隠し目的を達するための巧妙な行為、策略
The committee exposed the subterfuge behind the merger.
委員会は合併の背後にある策略を暴いた。
tactical manoeuvre
戦局や対立の場で、有利にするために部隊や手段を移動・調整して仕掛ける行動
The commander executed a bold tactical manoeuvre to seize the hill.
司令官は丘を奪うため大胆な戦術的作戦を実行した。
trickery
ごまかし:他人を欺いて利益や都合を得る行為
The company's success was built on trickery, not innovation.
その会社の成功は革新ではなくごまかしによるものだった。
wile
巧妙な言葉や仕掛けで相手をだまして有利に導く
She used her wiles to secure a better deal.
彼女はより良い取引を確保するために策略を使った。

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例文

The child played a trick on his mother.

子供が母親にいたずらを仕掛けた。

コアイメージ

見せていることと本当のことをずらして、相手を一時的にだます行為。

関連語

使い方

類義語との違い

trick: 人をだます・驚かせる行為。いたずら
joke: 人を笑わせる言葉や行為。冗談

英英

An action or method intended to deceive or surprise, ranging from playful mischief to a practiced skill or strategy.

語源

trickは、古フランス語や中世英語を通じて英語に入ったと言われ、元は『だます』や『こつ』の意味で、のちに『いたずら』の意味に広がった

コラム

  • 日本語の外来語「トリック」はマジックやどんでん返しの意味で使われることが多く、英語のtrick(いたずら)とは使われ方が異なる場合がある

maneuver

mənúːvər

意味

maneuverのイラスト

例文

She maneuvered the car into the small parking space.

彼女は車を巧みに操作して小さな駐車スペースに入れた。

コアイメージ

障害や相手の反応を予測して計画的に動き、狙いを達成する方法

関連語

使い方

  • maneuver through

    巧みに切り抜ける

  • maneuver around

    巧みに回避する

  • maneuver into

    巧みに〜に入れる

類義語との違い

maneuver: 巧妙で時に人を出し抜くための策略や操作
scheme: 秘密に計画して有利に動く点で似るが計画性を強調
manipulate: 操作して有利に動かす点は似るが、悪用の含みが強い

英英

To skillfully and carefully move, guide, or control something so as to achieve a goal or avoid obstacles.

語源

maneuverは、フランス語manoeuvreが英語に入った借用語で、元は手作業や工夫を意味し、やがて軍事行動や巧妙なやり方=「策略」を表す語になった。

コラム

  • maneuverは英語で政治や交渉で相手を出し抜く「策略」を意味することが多く、日本語の「マニューバ/操縦操作」とは使い方が異なる

artifice

意味

例文

The politician's artifice was exposed during the debate.

討論中にその政治家の策略が暴露された。

コアイメージ

人を欺くための巧妙な計略やごまかし

英英

A clever trick or stratagem intended to deceive someone or gain an advantage by cunning.

語源

artificeは、ラテン語artificium(技術・職人の術)に由来し、art(技術)+facere(作る)という要素から「作り出す技術」が転じて欺くための巧妙な手段を指すようになった

コラム

  • 書き言葉で用いられることが多く、相手を欺く意図のある巧妙な手段を指す語

例文

The politician's craftiness became clear during the debate.

討論でその政治家の狡猾さが明らかになった。

コアイメージ

狡猾さは、目的達成のために他人を巧みに出し抜く性質を示す

英英

Skill or quality of achieving aims by deceitful or sly methods; cleverness applied to manipulate or outwit others.

語源

craftinessは、英語のcraft(古英語cræftで「技能・力・策略」を意味)に抽出の接尾辞-inessが付いて生まれ、「技能や策略を用いる性質」を表し、特に人を出し抜く意味で用いられる

コラム

  • 狡猾さは否定的に評価されることが多く、公的な文章や職場では別の表現が好まれることがある

例文

The negotiator handled the conflict with great finesse.

交渉者は卓越した巧妙さでその対立を処理した。

コアイメージ

細やかな技術と配慮で状況をうまく処理することを指す

英英

Skill and subtlety in handling situations or problems, often involving tactful or delicate techniques.

語源

finesseは、フランス語finesseから17世紀に借用され、fineに由来する「細かさ・洗練」が転じて巧妙さの意味になった

コラム

  • 交渉や外交で使う際は単なる技術だけでなく相手への配慮や機転を含む語で、相手の反発を避けつつ目的を達成する場面で用いられる

例文

She used guile to win the contract.

彼女は契約を取るために狡猾さを用いた。

コアイメージ

狡猾さ、他人をだまして目的を達するための巧妙さ

英英

skillful but dishonest behavior used to achieve one's ends, often involving deception or trickery.

語源

guileは、古フランス語guille/guile(欺き)から英語に入り、英語のwile(策略)と語感が結びついて現在の狡猾さの意味になった。

コラム

  • guileは狡猾さを表す語で、否定的な意味で報道や文学において人物の欺きや計略を指す語として用いられる

ploy

意味

例文

He admitted it was just a publicity ploy.

彼はそれが単なる宣伝の策略だと認めた。

コアイメージ

巧妙に計算された働きかけで相手を誘導する意図のある策略

英英

a calculated move intended to influence others or change a situation, often by deception or diversion

語源

ployは、古フランス語plierおよびさらに遡ればラテン語plicare(折りたたむ)に由来し、『折り曲げる』の比喩で『仕掛ける』の意味に発展した

コラム

  • 英語では名詞として使われるのが一般的で、動詞的に使う用法は稀である

例文

They exposed his ruse during the meeting.

彼らは会議で彼の策略を暴いた。

コアイメージ

相手をだますための巧妙な計略やごまかし

英英

A clever plan or action intended to deceive someone, often to gain an advantage.

語源

ruseは、中世フランス語のruseに由来し、英語では巧妙なごまかしを指す語となった。

コラム

  • ruseは会話や文章でだます意図を含む計略を指し、expose a ruseのように策略を暴く表現で用いられる。

例文

The kids' shenanigans left paint on the porch.

子供たちのいたずらでポーチにペンキが残っていた。

コアイメージ

いたずらとして人を困らせたりだましたりする行為

英英

a mischievous or deceitful act; often used to refer to playful pranks or trickery, frequently appearing in the plural form to describe such actions

語源

shenaniganは、語源不明の語で19世紀の米語で記録され、アイルランド語やスペイン語起源の語との関連が推測されるが定説はない

コラム

  • 口語で使われ、複数形shenanigansで表すことが多く、遊びのいたずらから人をだます策略まで幅広く指す

例文

The investigation exposed the company's skulduggery.

捜査はその会社の不正行為を暴いた。

コアイメージ

秘密裏に行われる相手を騙すための不正行為

英英

Dishonest or underhanded actions, especially secret schemes or deceptions intended to gain an advantage.

語源

skulduggeryは、語源ははっきりしないが18世紀末から19世紀にかけて俗語として現れ、秘密の悪事や策略を指す語として定着した。

コラム

  • 政治や企業の隠れた不正を報じる文脈で用いられることが多く、問題が表面化した場面で使われる語

例文

The general devised a stratagem to outflank the enemy.

将軍は敵を側面攻撃するための策略を考案した。

コアイメージ

敵や相手を出し抜くために練られた一時的で巧妙な計画や手段

英英

A carefully planned action or maneuver intended to achieve a particular end, especially one designed to outwit an opponent.

語源

stratagemは、ギリシャ語のstratēgéma(軍の計略)を経てラテン語を通り英語に入った語で、軍事的な策略を指す語から一般的な巧妙な手段を意味するようになった。

コラム

  • stratagemは相手を出し抜くための一時的で巧妙な手段を指し、より広義で継続的な方策はstrategyで表す

例文

The committee exposed the subterfuge behind the merger.

委員会は合併の背後にある策略を暴いた。

コアイメージ

相手をだまして本当の意図や事実を隠し目的を達するための巧妙な行為、策略

英英

a clever plan or action intended to deceive others or conceal the true purpose in order to gain an advantage

語源

subterfugeは、ラテン語のsubter(下に)+fugere(逃げる)が語源となり『下に隠れて逃れる』という意味合いの語が古フランス語を経て英語に入った語で、策略やごまかしを指す

コラム

  • フォーマルな文脈で用いられることが多く、政治や企業の不正を指す報道や文書で見かける語義を持つ

例文

The commander executed a bold tactical manoeuvre to seize the hill.

司令官は丘を奪うため大胆な戦術的作戦を実行した。

コアイメージ

戦局や対立の場で、有利にするために部隊や手段を移動・調整して仕掛ける行動

英英

a planned movement or action carried out to gain an advantage in a battle or conflict, especially by repositioning forces or using surprise

語源

tactical manoeuvreは、tactical(戦術の)とmanoeuvre(中世フランス語manoeuvre〈手仕事〉由来で「動き・操作」の意)が結びついて、兵力の移動や動作を指す語となった

コラム

  • 英国式の綴りmanoeuvreと米国式maneuverの違いがあり、軍事用語としての意味に加えてスポーツやビジネスで一手を指す比喩としても使われる

例文

The company's success was built on trickery, not innovation.

その会社の成功は革新ではなくごまかしによるものだった。

コアイメージ

ごまかし:他人を欺いて利益や都合を得る行為

英英

Deceptive behavior or actions intended to mislead others, typically to gain advantage, hide faults, or secure benefits.

語源

trickeryは、動詞・名詞trick(だます、策略)に名詞化接尾辞-eryが付いて「ごまかし、欺く行為」を表すようになった語である。

コラム

  • trickeryは不正や詐欺を示す語として用いられることが多く、ニュースや報告ではfraudやdeceptionと同様の批判的な文脈で使われることがある。

wile

意味

例文

She used her wiles to secure a better deal.

彼女はより良い取引を確保するために策略を使った。

コアイメージ

巧妙な言葉や仕掛けで相手をだまして有利に導く

英英

a trick or stratagem used to deceive or persuade someone, often to gain an advantage.

語源

wileは、古英語の wile(策略、だますこと)に遡り、中英語を経て「人を騙すための術策」という意味で現代英語に定着した

コラム

  • wilesは複数形で使われることが多く、言葉や仕掛けを組み合わせて相手を丸め込む行為を指す

「策略」のレベル別の例文

「策略」を英語にするときのよくある間違い

  • × I did a ploy to persuade him.

    ○ I used a ploy to persuade him.

    ployは名詞なので、通常は use と組み合わせます。

  • × He made a strategy to fool her.

    ○ He used a ruse to fool her.

    make a strategy は不自然です。だますための策略なら use a ruse のように表現できます。

「策略」の英語についてよくある質問

Q. 「策略」を英語で一言で言うと?
策略を一言で表すなら ploy が一般的です。目的達成のために計算された働きかけを指します。
Q. ploy と ruse の違いは?
ploy は目的達成のための策略全般、ruse は特に相手をだますための計略を表します。
Q. 「策略」のビジネスでの言い方は?
政治や交渉の策略なら maneuver が使えます。だます意味を避けて巧みな手腕を表すなら finesse が適切です。
Q. 「策略」とは何ですか?戦略との違いは?
策略とは、相手を出し抜いたり目的を達成したりするために巡らす巧妙な計略のことです。大局的な長期方針を指す戦略(strategy)とは異なり、策略は個別の具体的な駆け引きや欺きの手口を指します。悪意や狡猾さを伴う場合が多く、英語でも単なる strategy ではなく、目的に応じて scheme や stratagem などの単語を使い分けます。
Q. 悪巧みや陰謀を表す「策略」の英語は?
scheme や plot が適しています。scheme は私利私欲のための不正な企みや悪巧みを指します。plot はクーデターや犯罪など、複数人で秘密裏に進められる重大な陰謀を表すことが多い表現です。例文:He devised a scheme to deceive investors.(彼は投資家を欺く策略を巡らした。)
Q. 敵を欺く知略・作戦を指す「策略」の英語は?
stratagem が適しています。古代ギリシャ語の将軍に由来する単語で、戦いや勝負事で相手の裏をかいて勝利を収めるための巧妙な知略を指します。例文:The team won by using a brilliant stratagem.(そのチームは見事な策略を用いて勝利を収めた。)単なる小細工よりも、高度で知的な計略というニュアンスを持ちます。
Q. 「策略を巡らす」は英語でどう言いますか?
devise a scheme や hatch a plot と表現します。悪巧みなどを知恵を絞って考案するときは devise a scheme が自然です。秘密裏に企てを練るニュアンスを強調したいときは hatch(孵化させる)を使って hatch a plot と言います。例文:They hatched a secret plot against the king.(彼らは王に対する策略を巡らせた。)
Q. 「策略にはまる」「策略を見破る」の英語は?
「策略にはまる」は fall into a trap や fall for a ploy、「策略を見破る」は see through a scheme や uncover a plot と表現します。例文:She easily saw through his dishonest ploy.(彼女は彼の不誠実な策略をあっさり見破った。)相手の嘘や企みに騙されたときは be taken in も使えます。
Q. scheme は常に悪い意味の「策略」ですか?
アメリカ英語では不正な悪巧みを指すことが一般的ですが、イギリス英語では公的な計画や制度を表す中立的な意味でも使われます。例えばイギリスでは a pension scheme(年金制度)のように公的施策の名称にも広く用いられます。会話相手の国や文脈によって、悪意のある策略なのか正当な計画なのかを見極めることが大切です。

「策略」と関連する日本語の英語

「策略」と語尾違いの言い方

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