命令

「命令」の英語

「命令」は英語で order と言います。command も使えますが、軍隊や強い権限を伴う命令に向いています。日常的な命令には order が幅広く使われ、behest は硬い書き言葉です。

「命令」の英語の使い分け

英単語
コアイメージ
使い方 / 例文

order

[US] ɔ́rdər [UK] ɔ́ːdə

意味

orderのイラスト

例文

I'd like to place an order.

注文をしたいのですが。

コアイメージ

欲しい品やサービスを頼んで用意してもらうことと、物事の並びや命令を表す意味をあわせ持つ

関連語

使い方

類義語との違い

order: 欲しい品やサービスを頼んで用意してもらう意味を表す
request: お願い・要望の意味で、必ず注文を指すわけではない

英英

A customer's request for goods or services (e.g. in a restaurant), the items ordered, the order or sequence of things, or an authoritative command.

語源

orderは、ラテン語ordo(順や整え)→古フランス語ordreを通って英語に入り、命令の意味から店や人に物を用意させる『注文』の意味になった

コラム

  • ネット通販やアプリでは 'order' が注文手続きや注文確認の表示に使われるので、ボタンやメールの表示が注文に関するものだと判断できる

command

kəmǽnd

意味

commandのイラスト

例文

Dogs follow their masters' commands.

犬は飼い主の命令に従う。

コアイメージ

ある人が他の人に何をするかをはっきり指示して行動を決めるイメージ。

関連語

使い方

  • follow commands

    命令に従う

  • take command

    指揮をとる

  • give a command

    命令を下す

  • under somebody's command

    人の指揮下にある

  • issue a command

    命令を出す

類義語との違い

command: 人に従わせるための命令や指示
order: 強制力が強く、上下関係や規則に基づく命令
instruction: やり方や手順を具体的に示す指示
direction: 進むべき方向や方針を示す指示

英英

A direction or instruction that must be followed, often given by someone in authority, such as a military leader or a king, to manage a group of people or a situation.

語源

commandは、ラテン語commandare(com-+mandare)から入り、古フランス語を経て英語になった語で、元は「任せる・委ねる」という意味から「命令」の意味に発展した。

コラム

  • 軍隊や映画では上官が短く指示を出す場面で使われ、コンピュータ分野ではキーボード操作で実行する命令として日常的に登場するため記憶の手がかりになる。

beck

意味

例文

The assistant followed his boss's every beck.

その秘書は上司のあらゆる命令に従った。

コアイメージ

相手の一言や合図で従わせる短い命令

英英

a short command or directive, often conveyed by a gesture or nod, indicating that someone should do as requested; commonly appears in the idiom "at one's beck and call".

語源

beckは、動詞beckonの短縮形から派生し手招きや合図を意味し、そこから命令や指示を表す名詞になった

コラム

  • at one's beck and callという慣用句で何でも言いなりの状態を表すため上司の命令に従うという意味で使われることが多い

behest

意味

例文

They launched the investigation at his behest.

彼の命令で彼らは調査を開始した。

コアイメージ

特定の人の命令や依頼によって行動が行われることを示す

英英

A command or request given by someone, often used in the phrase “at someone's behest” to indicate that something was done because someone ordered or requested it.

語源

behestは、接頭辞be-と古英語のhǣst(命令)を起源とし、中英語を経て「命令・依頼」を表す語として定着した

コラム

  • behestは書き言葉で使われることが多く、at someone's behestで「〜の命令で/依頼で」という意味になり、日常会話ではon someone's requestがより自然

例文

The judge's enjoining required the company to pay the fines immediately.

裁判官の命令によりその会社はただちに罰金を支払う必要があった。

コアイメージ

命令として相手にある行為をする・しないよう公式に定める行為

英英

A command or court order that requires or forbids an action, especially as an official or legal directive.

語源

enjoiningは、古フランス語 enjoindre を経てラテン語 injungere(in-+jungere「結びつける」)から発達し、公式に何かを課す・禁じるという意味になった

コラム

  • 裁判所が差し止めや義務づけを課す場面で enjoining が用いられることが多く法律文書や判決文で見かける堅い表現である

fiat

意味

例文

The manager changed the schedule by fiat without consulting the team.

マネージャーはチームに相談せず命令でスケジュールを変更した。

コアイメージ

公式の命令としての意味を基本とし、合成語では認可や法的効力を示す用途もある

英英

A formal command or decree sometimes used in compounds to mean official authorization

語源

fiatは、ラテン語のfiat(行われよ)から英語に入り、命令や承認を表す語として発展し、fiat money の用例も生まれた

コラム

  • fiatは単独で公式な命令を意味するが、fiat money のように政府の認可を示す表現でも使われる

例文

The monarch issued a pragmatic sanction to secure the succession.

君主は継承を確保するために勅令を発した。

コアイメージ

国家元首が継承など重要事項を公式に定める勅令

英英

An official decree issued by a sovereign or state that formally determines matters such as succession or constitutional arrangements.

語源

pragmatic sanctionは、フランス語sanction pragmatiqueから用いられた表現で、pragmaticは古フランス語・ラテン語を経て「実務に関する」、sanctionはラテン語sanctio「法的な定め・制裁」から来て、君主の勅令を指す。

コラム

  • ハプスブルク家の継承を定めた1713年のPragmatic Sanctionが代表例で、英語では歴史的な勅令を指す用法が中心。

「命令」のレベル別の例文

「命令」を英語にするときのよくある間違い

「命令」の英語についてよくある質問

Q. 「命令」を英語で一言で言うと?
order が最も一般的ですが、軍隊や強い権限を伴う命令には command も使います。command は order より強く、公式な響きがあります。
Q. command と order の違いは?
command は軍隊や権限のある人、機器操作などに使われ、order は上司や警察などが出す命令に幅広く使われます。
Q. 「命令する」のビジネスでの言い方は?
強い命令なら order someone to do something、公式に命令を出すなら issue an order が使えます。通常の依頼や指示には ask や instruct のほうが適切な場合があります。
Q. 英語の「命令文」はどう作ればいいですか?
主語を置かずに動詞の原形から文を始めます。例えば「Come here.(ここに来て)」や、be動詞を使う「Be quiet.(静かにして)」です。否定の「〜するな」は「Don't + 動詞の原形」で作り、「Don't worry.(心配しないで)」となります。強く禁止したいときは「Never touch this.(絶対にこれに触るな)」のように Never を文頭に置きます。
Q. 「人に〜するよう命令する」はどう表現しますか?
「動詞 + 人 + to 不定詞」の構文を使います。動詞には order、tell、instruct などが当てはまります。強い命令なら「He ordered me to wait.(彼は私に待つよう命令した)」、日常的な指示なら「She told him to leave.(彼女は彼に出ていくよう言った)」、業務や手順の指示なら「The manual instructs users to restart.(説明書は再起動を指示している)」のように使い分けます。
Q. 命令文に Please をつければ目上の人にも使えますか?
目上の人や取引先には避けるのが無難です。Please を補っても基本構造は命令文のままであり、「〜しなさい」という指示のニュアンスが残ります。特にビジネスで目上の相手に使うと、上から指示を出しているような印象を与える恐れがあります。敬意を払って依頼したいときは、命令文ではなく「Could you please...?」や「Would you be able to...?」などの疑問文を使いましょう。
Q. ビジネスで角を立てずに指示を出す英語表現は?
命令文を避け、依頼の疑問文や希望の形を使うのが自然です。同僚や社外への依頼には「Could you please review this?(これをご確認いただけますか?)」が適しています。部下に明確なタスク指示を出す場合は「I would like you to finish this by Friday.(金曜までにこれを終わらせてほしいです)」や「I need you to call him.(彼に電話をお願いします)」を使うと、高圧的にならず明確に伝わります。
Q. ITや公的な場面で使われる「命令」の英語は?
コンピュータへの指示には command や instruction、公的な指令には directive や mandate が使われます。PCのターミナルで実行する命令やCPUへの命令は command や instruction と呼びます。一方、政府や組織が発令する公式な指示・指令は directive、法律や規則に基づく強制力のある権限・命令は mandate と表現するのが正確です。

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